※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
HP Pavilion x360 14の実機レビュー
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
CPU | Core i3-8145U Core i5-8265U |
---|---|
メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | SSD / SSD+HDD |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | FHD IPS 光沢 タッチ |
質量 | 約1.68kg |
バッテリー | 最大9時間 |
価格(税別) | 7万円台~ |
HP Pavilion x360 14は、アクティブペンにも対応した2 in 1 PCです。
形状を変えられて、ペンで手書き入力したりイラストを描いたりできるので、老若男女が様々なシーンで使える1台です。
14型とメインでも使える大きさの液晶を搭載しつつ、室内移動なら気軽にできる軽さでもあります。
価格も、飛びぬけて安いわけではありませんが、比較的安くなっています。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-8265U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD
目次
お忙しい方は、「Pavilion x360 14の特徴」のみお読みください。
ENVY x360 13の特徴
据え置き 時々 モバイル
メーカーサイトに「据え置き 時々 モバイル」とありましたが、まさにその通りで、普段は室内でメインPCとしてつかいつつ、たまに持ち運ぶような用途に適した製品です。
14型と普段から使える液晶サイズでありつつ、質量は約1.68kgと室内移動なら苦にならない軽さです。
14型クラスのノートPCには、ThinkPad X1 Yogaなど、もっと軽い製品も存在しますが、本製品は7万円台から購入できる安さも魅力です。
2 in 1 PCかつアクティブペンに対応
HP Pavilion x360 14は、液晶が360度回転する 2 in 1 PCとなっており、色々な形状でPCを使うことが可能です。
さらに、別売りですが、アクティブペンも使うことができます。Microsoft Penプロトコル(MPP)を採用しており、筆者が試した限りでは、Surfaceペンや、ワコムのBamBoo Ink Plusも使うことができました。
PCの形状を変えることができて、ペンにも対応していることから、様々な利用シーンで使うことができるでしょう。
ライバル機種との比較
ライバル機種と言える14型の2 in 1 PC、Ideapad C340 (14)と比較します。
スペックは非常に似ている機種です。価格はHP Pavilion x360 14も十分安いのですが、Ideapad C340 (14)はさらに安くなっています。
ただ、レノボは中国メーカーということで拒絶感を持つ方もいると思うので、そういった方はアメリカメーカーのHPのパソコンはおすすめです。
HP Pavilion x360 14 | Ideapad C340 (14) | |
画像 | ||
CPU | 第10、第8世代Core (U) | |
液晶 | 14型 FHD IPS タッチ 光沢 | |
質量 | 約1.68kg | 約1.65kg |
バッテリー | 40Wh ※ | 45Wh |
ペン | 別売 | 付属 |
価格[税別] | 7万円台~ | 5万円台~ |
液晶ディスプレイのチェック
HP Pavilion x360 14の液晶は、視野角が良く一般ユーザーには十分な品質だと思います。ただし、クリエイターには色域が物足りないと思います。最大輝度は、当サイトの計測では218cd/m2と普通です。液晶の詳細な特性については、下のタブをクリックして下さい。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP Pavilion x360 14のキーボードは普通の打ち心地かと思います。
「enter」キーが端にありませんが、「enter」キーは十分な横幅がありますし、横にテンキーがあると思えばそれほど気にはなりません。キーピッチは約19x19mmと十分で、キーストロークは約1.5mmとモバイルノートとしては標準的です。普通に打てるキーボードだと思います。
ただし、タッチパッドのクリックボタンが、1回押しただけなのに、2回クリックしたような感触があり、押しやすいとは言えません。
キーボードバックライトも搭載しています。明るさは2段階に調節できます。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
一般ユーザーなら十分な処理性能です。標準的なCPUはCore i5-8265Uで、長く使うならこのCPUがいいでしょう。Core i3-8145UでもWeb閲覧、メールチェック、資料作成などの軽作業なら快適に動きます。
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
ストレージ
ストレージはPCIe SSDで高速です。
~ CrystalDiskMark ~
(TOSHIBA KBG30ZMV256G)
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です
実際のソフトで計測した処理時間
エンコード時間 | |
x265でエンコード (※1) | 32分48秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 3分41秒 |
VCEでエンコード(※4) | ― |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 Intel CPU内蔵のハードウェアエンコーダー(Intel Media SDK)
※4 AMD APU内蔵のハードウェアエンコーダー(AMD Media SDK)
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
カード挿入後の出っ張りはそれほどありません。
SDカードリーダー/ライターの速度は普通です。
USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト
本製品のUSB Type-Cポートは、Thunderbolt 3、USB PowerDelivery3.0、映像出力には対応していません。
質量のチェック
メーカー仕様表を確認すると、質量は約1.68kgとなっています。
14型のコンバーチブル型2-in-1 PCとしては、それほど軽い部類ではありませんが、極端に重いわけでもありません。室内での移動なら気軽に持ち運べる軽さです。ただし、外出先へ持って行くには(人にもよりますが)やや重く感じるかなと思います。
当サイトによる計測値は下の通りです。PC本体はメーカー仕様値とほぼ同じです。ACアダプターは電源ケーブルがやや太いので、重さもややありました。
質量 | |
PC本体 | 1.638kg |
ACアダプター(電源ケーブル含む) | 283g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は約40Whです(ソフトウェアで確認したので誤差がある可能性があります)。
バッテリー駆動時間は次の通りで普通です。
バッテリー駆動時間 | |
(1) MobileMark 2014測定方法 | 最大 約 9時間 |
(2) 動画再生時 | 6時間15分 |
(3) PCMark 8 Work テスト | 4時間20分 |
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
普通の騒音値です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
問題ありません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
一般的なノートPCよりも、やや低めの消費電力です。
外観のチェック
HP Pavilion x360 14の外観です。
アルミニウムを採用したボディで、カラーは薄いゴールドとなっています。安いPCですが高級感のある見た目です。
天板です。
スピーカーは、ジオメトリックデザイン(幾何学模様)が施されておりユニークなデザインです。
音質は一般的なノートPCよりもやや良いと思います。勝手に点数をつけると、10点満点で6点といったところです(音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。
側面のポート類です。2 in 1 PCの割には主要なポートは揃っていますが、前述した通り、USB Type-Cはデータ転送のみ対応しており、Power Deliveryなどには対応していません。
底面の画像です。
ACアダプターは小型ですが、電源ケーブルがやや太いのが残念です。
まとめ
以上が、HP Pavilion x360 14のレビューです。
変形できる2 in 1 PCで、アクティブペンにも対応していることから様々なシーンで活用できるノートパソコンです。
液晶画面も14型と、モバイルノートPCにしては大きくメインPCとしても使えます。質量はそこまで軽くないですが、室内移動なら気軽に持ち運べる軽さです。
ボディにはアルミを採用し、高級感もあります。
価格はスペックの割には安いほうだとは思いますが、HPならもう少し値下げできる気がします。少し待てば、もう少し安くなるかもしれません。
当サイト向け特別クーポンで安く購入可能
当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
モバイルノートパソコンの比較ページ。ThinkPadやレッツノートなどの人気の製品や、液晶サイズ別に製品を掲載しています。
HPのパソコンの一覧ページ。各シリーズの違いや、おすすめ製品の紹介。各製品のレビュー記事もあり。
パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。