GIGABYTE AERO 15 OLED(2020年4月モデル)の実機レビュー

更新日:2020年4月15日
CPU Core i9-10980HK
Core i7-10875H
GPU RTX2080 Super Max-Q
RTX2070 Super Max-Q
RTX2060
GTX 1660Ti
メモリ 16GB~64GB
Storage PCIe SSD
Display 15.6型
4K-UHD AMOLED
質量 ~2kg
Battery 94Wh
価格 21万円台~[税別]
最新の高性能パーツを搭載した薄型・軽量クリエイター向けノート

AERO 15 OLEDは、最新の第10世代インテルCore Hシリーズの最上位版を搭載したクリエイター/ゲーム向けノートPCです。

グラフィックスには最新のGeForce RTX 20 SUPERシリーズ、ディスプレイにはDCI-P3 100%カバーの有機ELディスプレイを搭載しています。

しかも、ボディは薄型・軽量です。

高性能なパーツを搭載し、薄型のボディながら、高度な冷却技術により安定したクリエイティブ環境/ゲーミング環境を実現する、ハイエンドノートPCです。

公式サイトはこちら
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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10875HGeForce RTX 2070 SUPER  Max-Q、16GBメモリ

 

目次

お忙しい方は、「AERO 15 OLEDの特徴」のみお読みください。

AERO 15 OLEDの特徴

ノートPC最上位の「Core i9-10980HK」を搭載

AERO 15 OLEDは、ノート用プロセッサー最上位である8コア/16スレッドの「Core i9-10980HK」もしくは「Core i7-10875H」を搭載しています。8コアを搭載したかなり高い性能のCPUで、負荷の高いクリエイティブ作業も快適にできるスペックです。

従来のCPUとの比較
  Core i9-10980HK Core i7-10875H Core i7-10750H
開発コード名 Comet Lake
製造プロセス 14nm
コア / スレッド数 8 / 16 8 / 16 6 / 12
ベース動作周波数 2.4 GHz 2.3 GHz 2.6 GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 5.3 GHz 5.1 GHz 5.0 GHz
インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 の動作周波数 5.10 GHz 4.90 GHz 4.8 GHz
キャッシュ 16MB 16MB 12MB
TDP 45W 45W 45W
メモリ DDR4-2933
内蔵GPU UHD Graphics

 

これらのCPUのベンチマークスコアは下表のようになっており、デスクトップ向けのCore i7-9900Kよりはさすがに劣るものの、デスクトップ向けの多くのゲーミングPCに搭載されているCore i7-9700Kよりは高いスコアです。

6コアのCore i7-10750Hと比較するとかなりの差があります。1つ前の第9世代のCore i9-9980HKと比較すると、スコアは微増といった感じです。

CPU性能の目安 ~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-9900K
[デスクトップPC向け]
4323
Core i9-10980HK 3643
Core i7-10875H 3557
Core i9-9980HK 3552
Core i9-9980H 3462
Core i7-9700K
[デスクトップPC向け]
3337
Core i7-10750H 2777
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです

 

新グラフィックス「GeForce 20 SUPER シリーズ」を搭載

AERO 15 OLEDは、新しく登場した「SUPER」付きのGeForce RTX 2080 SUPER Max-QとRTX 2070 SUPER Max-Qなどを搭載しています(他にRTX 2060とGTX 1660Tiモデルもあり)。

今回、RTX 2070 SUPER Max-Qのベンチマークスコアを計測したところ、次のようなスコアになりました。RTX 2070 Max-QとRTX 2070の間くらいのスコアです。

RTX 2080 SUPER Max-Qのほうは使ったことがないので性能は不明ですが、RTX 2080 Max-QとRTX 2080の間くらいのスコアになると思われます。

負荷の高いクリエイティブ作業やゲームなど、多くの作業が快適になる性能です。

グラフィックス性能の比較
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~
RTX 2080 9456
RTX 2080 SUPER
Max-Q
不明
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070 7778
RTX 2070 SUPER
Max-Q
7425
RTX 2070
Max-Q
7216

 

4K有機ELディスプレイを搭載

AERO 15 OLEDは、製品名の通り、OLED(有機EL)をディスプレイに採用しています。HDR400規格に準拠し、DCI-P3を100%カバーし、多くのクリエイティブ作業でも使えるディスプレイです。

高い品質のディスプレイ

 

また、X-Rite Pantoneと協力し、出荷前にパネルを1台ずつ色校正しています。GIGABYTE Control Centerの付属アプリから、「Pantone」を選ぶことでこのプロファイルが適用されるようです。

また、色温度が5800K、6000K、6500K、6800Kのプロファイルも用意されており、同アプリから切り替えが可能です。ただし、色域は変化しないようです。

色温度などが変更可能

 

非常に高いスペックでも薄型・軽量

以上のように非常に高いスペックのノートPCですが、「約21.4mm」と薄く、「~2kg」と軽いです。

PCを色々なところへ持ち運んで、クリエイティブワークやゲームをしたい方に最適です。

薄型・軽量ボディ

 

WINDFORCEテクノロジーによる高い冷却性能

高性能で薄型のボディだと、放熱性能が気になりますが、本製品は2つの巨大ファンと5本のヒートパイプを協働させるWINDFORCE冷却テクノロジーを採用し冷却性能も高いです。底面はメッシュになっており吸気しやすく、排気も4方向から行っています。従来モデルよりも冷却効率が30%向上しているそうです。

実際にテストしてみても、100%のCPU使用率になるエンコード中でも、GPU負荷の高いゲーム中でも、問題ない温度に保たれており、優れた冷却性能だと思います(温度の詳細はこちらをご覧ください)。

2基のファンと5本のヒートパイプで内部を効率よく冷却
4方向から排気

 

AI によりCPU、GPU、ファンなどを最適化

AERO 15 OLEDは、「Microsoft Azure AI」を活用し、アプリケーション毎に最適なCPUクロック、GPUクロック、ファン速度などを自動的に設定する機能を持っています。利用中のCPUやGPUの動作クロックなどの動作状況を定期的にAIサーバーへ送り、AIで情報が解析・学習され、各アプリケーション毎に最適なセッティングが自動で行われることで、ゲームのフレームレートなどが向上することがあります。いくつかテストしてみましたが、下表のようにフレームレートが増加するゲームもありました。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
  AI オン AI オフ
1920x1080 高品質 80 fps 78 fps
3840x2160 高品質 34 fps 33 fps
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
  AI オン AI オフ
1920x1080 最高 84 fps 80 fps
3840x2160 最高 34 fps 33 fps
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
  AI オン AI オフ
1920x1080 ウルトラ 145 fps 133 fps
3840x2160 ウルトラ 48 fps 44 fps

 

長いバッテリー駆動時間

94.24Whの大容量バッテリーを搭載し、またバッテリー駆動中も、AIによって、CPUおよびGPUのワット設定が管理されるため、高性能ノートPCとしては非常に長いバッテリー駆動時間を実現しています。長いバッテリー駆動時間は、グラフィックスがMax-Qデザインであるということもあると思います。

 

各用途の快適度

AERO 15 OLEDの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックでサクサク動くでしょう。
動画鑑賞 HDR400、DCI-P3 100%のディスプレイを搭載し、綺麗な映像で動画を視聴できます。音質もまずまずです。
RAW現像
画像編集
キャリブレーションされたディスプレイを搭載し、色域も広く、RAW現像などにも適しています。ただし、色域を変換する機能は無いようです。
動画編集 高性能CPUおよびグラフィックスを搭載し、ディスプレイも綺麗で、動画編集向きのノートPCです。
ゲーム 高性能なグラフィックスを搭載し、ゲームも快適です。ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzです。兄弟機の「AERO 15(OLED無し)」なら144Hzの液晶を搭載しています。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

サムスンのAMOLEDを搭載し、100,000:1という非常に高いコントラスト比でHDR400規格に準拠しています。色域は広く、応答速度も1msと高速です。

なお、本製品のリフレッシュレートは60Hzです。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

非常に広い色域です。当サイトによる計測では、色域は次のようになりました。なお、カラーマネージメントモニターにあるようなディスプレイの色域を変換する機能は無さそうでした。

sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 99.9%
Adobe RGBカバー率 97.3%
各色域のカバー率
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

前述しましたが、パネルを1台ずつ色校正し出荷されています。また、色温度が5800K、6000K、6500K、6800Kのプロファイルも用意されており、切り替えが可能です。

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきは特に感じません。

画面拡大

光沢パネルですが、低反射になっているようで、映り込みはやや低減されています。

画面への映り込み

輝度を低めにするとフリッカーが確認できました。ただそれほど酷くないので気にはならないと思います。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

表示遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約55msでした。なおこれは、ディスプレイの遅延だけでなく、PC全体の遅延となります。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、ノートPCにしては、遅延は少ないと思います。

 

残像

本製品の残像は少ないと思います。普通のノートPCは2フレームほど残像が映っていますが、本製品は1フレームしかありませんでした。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

Sunrex製のキーボードで、Nキーロールオーバーに対応しています。実測でキーピッチは18.5mm x 18.5mm、キーストロークは約1.5mmです。底付きの衝撃は軽減されており、キーを押すとストンと落ちる感覚があります。矢印キーは一段下がっていないものの、キー配列は標準的です。比較的タイピングしやすいキーボードだと思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

1670色のRGB各キー独立のフルカラーバックライトを搭載しています。


AERO 15 OLEDのLEDバックライト

 

「GIGABYTE Control Center」の「Fusion」からライティングの設定を行うこともできます。また、マクロキーの設定もここから可能です。

FusionではRGBライティングやマクロキーの設定が可能

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUには、ノート用最上位の「Core i9-10980HK」または「Core i7-10875H」を搭載しています。今回はCore i7-10875Hでベンチマークを計測しています。AIはオンでもオフでも、スコアはそれほど変わりませんでした。

CPU性能
~ CINEBENCH R20 ~
Core i7-10875H(AIオン)
Core i7-10875H(AIオフ)
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-10980HK 3643
Core i7-10875H 3557 [AIオフ]
3546 [AIオン]
Core i9-9980HK 3552
Core i9-9980H 3462
Core i7-10750H 2777
Core i7-9750H 2640
Core i7-10510U 1387
Core i5-10210U 1272
Core i3-10110U 922
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[AIオン]、[AIオフ]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスは最新のGeForce RTX 20 SUPERシリーズを搭載しており、ノートPCの中では高性能です。AIを「オン」にすることで、少しスコアが向上しました。

グラフィックス性能
~ 3DMark Time Spy ~
RTX 2070 SUPER Max-Q(AIオン)
RTX 2070 SUPER Max-Q(AIオフ)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用 RTX 2080Ti 12388
デスクトップ用 RTX 2080 SUPER 10674
デスクトップ用 RTX 2070 SUPER 9583
RTX 2080 9456
RTX 2080
SUPER Max-Q
不明
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070 7778
RTX 2070
SUPER Max-Q
7425 [AIオン]
7096 [AIオフ]
RTX 2070
Max-Q
7216
RTX 2060 5686
GTX 1660Ti 5667
GTX 1650 3494
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[AIオン]、[AIオフ]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 2070 SUPER Max-Qの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

M.2 スロットが2つあり、2台のストレージを搭載可能です。デフォルトではPCIe SSDを搭載しており高速です。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
477GB PCIe SSD(Intel Optane+477GB)
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 2436 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しており、読み込み、書き込みとも高速です。

SDカードスロット性能
~ CrystalDiskMark ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • その他 3D Mark
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 2070 SUPER Max-Q
3DMark
~ グラフィック(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 2070 SUPER Max-Q

 

クリエイター向けソフトの使用感

以下、クリエイターソフトの使用感を記載します。

Adobe Lightroom Classic CC(写真編集ソフト)

Lightroom

Core i7-10875Hの高性能CPUを搭載しているので、Lightroomの操作は快適です。スライダーを動かして色などを調整してもプレビュー画面にすぐ反映されますし、下表のように現像時間も短いです。当サイトによる計測では、Adobe RGBカバー率は97.3%もあり、印刷用のコンテンツの現像を行う方にも適しています。欲を言えば、Web用コンテンツを編集している方のために、ディスプレイの色域をsRGBへ変換するモードがあれば嬉しかったです。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-9700
16GBメモリ
69秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒 [レビュー機で計測]
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
85秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。

 

Adobe Photoshop CC(画像編集ソフト)

Photoshop

Photoshopも、Lightroomと同様に快適に操作できます。各種フィルター処理はすぐ終わりますし、AIを使った処理も高速です。ディスプレイについてのコメントは、Lightroomと一緒です。

 

Adobe Premiere Pro CC(動画編集ソフト)

Premiere Pro

Premiere Proも快適に動作します。

4K動画について、色補正、プレビューなどをしてみてもスムーズで、ストレスなく作業できました。

ワープスタビライザー(手振れ補正)は他のPCと同様に時間はかかりますが、CPU使用率は30%程度なので、待っている間、他の作業が出来ます。

書き出し時間も下表のように高速です。ノートパソコンは、外部グラフィックスと同時に、CPU内蔵グラフィックスでも処理できるので、中途半端な性能のデスクトップPCよりも書き出しが高速なケースがあります。

DCI-P3 100%カバーのディスプレイも搭載し、動画編集に適したノートPCだと思います。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-10875H/16GB
RTX 2070 Super Max-Q
42秒 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i7-10710U/16GB
GTX 1650 Max-Q
84秒
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-10510U/16GB
GeForce MX330
146秒
Core i7-10510U/16GB
GeForce MX250
161秒
Core i7-1065G7/16GB
Intel Iris Plus
265秒
Core i7-10510U/16GB
Intel UHD
416秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7(動画変換/編集ソフト)

TMPGEnc Video Mastering Works

動画変換もかなり高速です。実行時のCPU温度も70℃台と問題ない範囲の温度で推移していたので、安心して使えます。NVENCも使え、こちらも高速です。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 11分54秒
NVENCでエンコード (※2) 59秒
QSVでエンコード (※3) 2分59秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-10875H 11分54秒
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i9-9880H 13分53秒
Core i7-10750H 14分37秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i5-9300H 20分46秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

高性能の「GeForce RTX 2070 SUPER Max-Q」を搭載しているので、かなり高いスコアです。1920x1080の解像度設定なら、ほとんどのゲームが、最高設定でも60 fpsの平均フレームレートを超えるでしょう。

本製品は4Kパネルを搭載していますが、3840x2160(4K)の解像度設定の場合は、グラフィック設定を「中」以下に落とさないと、60fpsを超えるのは難しいかなと思います。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
  AI オン AI オフ
1920x1080 軽量品質 127 fps
標準品質 103 fps
高品質 80 fps 78 fps
3840x2160 軽量品質 54 fps
標準品質 39 fps
高品質 34 fps 33 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080 Max-Q 83 fps
RTX 2070 81 fps
RTX 2070 SUPER Max-Q 80 fps [レビュー機で計測]
RTX 2070 Max-Q 70 fps
RTX 2060 65 fps
GTX1660Ti 63 fps
GTX1060 41 fps
GTX 1650 40 fps
GTX1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
  AI オン AI オフ
1920x1080 最低 98 fps
90 fps
最高 84 fps 80 fps
3840x2160 最低 65 fps
43 fps
最高 34 fps 33 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080 Max-Q 90 fps
RTX 2070 88 fps
RTX 2070 SUPER Max-Q 84 fps [レビュー機で計測]
RTX 2070 Max-Q 79 fps
RTX 2060 72 fps
GTX 1660Ti 69 fps
GTX 1060 46 fps
GTX 1650 46 fps
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
  AI オン AI オフ
1920x1080 116 fps
75 fps
ウルトラ 62 fps 64 fps
3840x2160 53 fps
27 fps
ウルトラ 24 fps 24 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
  AI オン AI オフ
1920x1080 標準(ノート) 162 fps
高(ノート) 142 fps
最高品質 115 fps 112 fps
3840x2160 標準(ノート) 87 fps
高(ノート) 63 fps
最高品質 43 fps 40 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 SUPER Max-Q 115 fps [レビュー機で計測]
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 98 fps
RTX 2060 98 fps
GTX 1660Ti 95 fps
GTX1650 64 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
  AI オン AI オフ
1920x1080 低品質 114 fps
高品質 102 fps
最高品質 94 fps 89 fps
3840x2160 低品質 53 fps
高品質 46 fps
最高品質 44 fps 41 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2070 SUPER Max-Q 94 fps [レビュー機で計測]
RTX 2080 Max-Q 91 fps
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps
RTX 2060 79 fps
GTX 1660Ti 73 fps
GTX 1650 56 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
  AI オン AI オフ
1920x1080 低い 178 fps
高い 176 fps
ウルトラ 145 fps 133 fps
3840x2160 低い 76 fps
高い 63 fps
ウルトラ 48 fps 44 fps
※トレーニングモードで計測
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、ウルトラ)
RTX 2080 160 fps
RTX 2080 Max-Q 145 fps
RTX 2070 SUPER Max-Q 145 fps [レビュー機で計測]
RTX 2070 134 fps
RTX 2060 116 fps
GTX 1660Ti 110 fps
RTX 2070 Max-Q 107 fps
GTX 1650 69 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
軽い部類のゲーム
Apex Legends
  AI オン AI オフ
1920x1080 高設定 136 fps 138 fps
3840x2160 高設定 52 fps 52 fps
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、高設定)
RTX 2080 190 fps
RTX 2080 Max-Q 148 fps
RTX 2070 138 fps
RTX 2070 SUPER Max-Q 136 fps [レビュー機で計測]
RTX 2070 Max-Q 120 fps
RTX 2060 116 fps
GTX 1660Ti 113 fps
GTX 1650 70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 21483(すごく快適)
※約5500で60fps

 

下のページには、モンスターハンターワールド:アイスボーン、レッド・デッド・リデンプション2、バトルフィールドVをプレイしているときのフレームレートを掲載しています。合わせてご覧ください。

ゲーム時のフレームレート

 

また、他のグラフィックスのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「~約2kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、メーカー公表値よりもやや重かったです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.202kg
ACアダプター 843g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は94Whです。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。高性能パーツを搭載しているにしては、駆動時間は長い方です。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
(1) メーカー仕様値(ビデオ再生時) 8.5時間
(2) 動画再生時 5時間45分
(3) PCMark 8 Work テスト 4時間21分
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) 1時間35分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

なお、AERO 15 OLEDは「GIGABYTE Control Center」からファン速度を切り替えることができますが、今回はデフォルトの「Normal」で計測しています。また、AIはオンにしています。

GIGABYTE Control Center

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時でもファンが稼働しているため、動作音がやや高めです。その他の状態も全体的に動作音は高めです。動作音が気になるなら、パフォーマンスは犠牲になりますが、ファンのモードを変更するか、AIをオフにするかするといいと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。ここでは、エンコード時と、FF14をfps制限なしで動作させたときの温度のみ掲載します。

エンコード時の温度

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。70℃台で推移しており、問題ない温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。こちらも70℃前半で推移しており、問題ない温度です。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲーム時によく使うWASDキーや、左手のひら部分がそれほど熱くならないため、ゲーム中でもそれほど気になりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

外観のチェック

AERO 15 OLEDの外観のチェックです。

CNC加工されたアルミ合金のボディで、3辺狭額ベゼルを採用し、スマートな見た目です。


 

天板です。AEROのロゴは電源を入れると白く光ります。

 

スピーカーは底面に配置されています。音質は普通で、勝手に点数をつけると、10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

背面側の画像です。背面にもAEROのロゴがあります。

 

ディスプレイ下部にカメラを内蔵しており、シャッターで物理的に隠すこともできます。

 

インターフェイスは一通り揃っています。USB Type-CポートはThunderbolt 3、映像出力にも対応しています。

 

ディスプレイが開く最大の角度です。

 

底面の画像です。メッシュ部分が羽のように広がっており、底面のデザインも素敵です。

 

ACアダプターは薄型です。

 

ACアダプターは230Wとなっています。

 

まとめ

以上が、AERO 15 OLEDのレビューです。

最新世代のCPUを搭載し、しかも最上位の「Core i9-10980HK」を搭載することも可能です。グラフィックスも最新の「SUPER」付きのモデルで、ノートPCとしては非常に高い性能です。

ディスプレイには4KのOLEDを搭載しており、コントラスト比が高く、色域も高く、映像や画像を見るのに最適です。欲を言えば、色温度だけでなく、色域を変換できるモードがあれば嬉しかったですが、他のノートPCよりもワンランク上のディスプレイ品質です。

薄型・軽量のボディであるにも関わらず、冷却性能にも優れ、ゲームに、クリエイティブ作業に多くの用途で安心して使えると思います。

 

最新の高性能パーツを搭載し、薄型・軽量のゲーミングPC

GIGABYTE AERO 15 OLED

特徴

  • ノート用CPU最上位「Core i9-10980HK」を搭載
  • 最新のSUPER付きグラフィックスを搭載
  • 4K OLEDディスプレイを搭載
  • 薄型・軽量ボディ

こんなあなたに

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