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サイバーパンク2077(アップデート 2.0)のベンチマークスコアとおすすめPC

目次
『サイバーパンク2077』とは
動作環境・グラフィック設定
グラボ毎のベンチマークスコア
おすすめのゲーミングPC
『サイバーパンク2077』とは
大型アップデート「ver 2.0」リリース
2023年9月21日に大型アップデート 2.0がリリースされました。
このアップデートには、パークとパークツリーのリワーク、サイバーウェアのリワーク&上限システム、車上戦闘とカーチェイス、戦闘AIの改善、UIとUXの改善などの大幅な刷新と追加要素が含まれ、ゲーム本編を所持している方は無料でアクセスが可能です。
9月26日にリリースされた大型拡張パック「仮初めの自由」を購入すると、新ストーリー、新エリア、レベル上限開放など、さらなる新要素がプレイ可能となります。
なお、アップデート適用後は、多くの変更点を体験するには新たなセーブデータでプレイすることが公式より推奨されています。拡張パック「仮初めの自由」発売日である9月26日以降は、ニューゲームで開始することで、拡張パックのストーリーまで本編をスキップすることが可能となっています。
また、このアップデートに伴い、PC版の必要動作環境にも変更が加えられています。動作環境に関しては本記事の「動作環境と推奨スペック」の項目をご覧ください。
『サイバーパンク2077』アップデート2.0
『サイバーパンク2077』のグラフィック関連
動作環境と推奨スペック
アップデート2.0に伴い、必要動作環境も変更されています。この動作環境はゲーム本編と拡張パックである「仮初めの自由」両方に適用となります。
アップデート2.0以前の動作環境と比較すると、より高いプリセッサ及び、グラフィックスが要求され、最小動作環境ではついにHDDがサポートから除外され、SSDが必須になりました。さらに、ウルトラ設定やレイトレーシング : ウルトラ設定では、NVMe接続による高速なSSDが推奨とされています。
グラフィックスは、Intel Arcシリーズでもプレイ可能となりますが、パストレーシング描画を行うレイトレーシング : オーバードライブ設定では、GeForce RTX 4080が要求されます。
ゲームバージョン 2.0
- レイトレーシング OFF
- レイトレーシング ON
最小 | 推奨 | ウルトラ | |
解像度 | 1080p /30 fps | 1080p / 60 fps | 2160p / 60 fps |
CPU |
Core i7-6700 Ryzen 5 1600 |
Core i7-12700 Ryzen 7 7800X3D |
Core i9-12900 Ryzen 9 7900X |
RAM |
12 GB | 16 GB | 20 GB |
GPU |
GTX 1060 6GB Radeon RX 580 8GB Arc A380 |
RTX 2060 SUPER Radeon RX 5700XT Arc A770 |
RTX 3070 Radeon RX 6800XT |
VRAM |
6 GB | 8 GB | 12 GB |
ストレージ | 70 GB SSD | 70 GB SSD NVME | |
OS | Windows 10 64-bit |
レイトレーシング 低 |
レイトレーシング ウルトラ |
レイトレーシング オーバードライブ |
|
解像度 | 1080p /30 fps | 1080p / 60 fps | 2160p / 60 fps |
CPU |
Core i7-9700 Ryzen 5 5600 |
Core i9-12900 Ryzen 9 7900X |
|
RAM |
16 GB | 20 GB | 24 GB |
GPU |
RTX 2060 Radeon RX 6800XT Arc A750 |
RTX 3080 Ti Radeon RX 7900XTX |
RTX 4080 |
VRAM |
8 GB | 12 GB | 16 GB |
ストレージ | 70 GB SSD | 70 GB SSD NVME | |
OS | Windows 10 64-bit |
ゲームバージョン 1.63
- レイトレーシング OFF
- レイトレーシング ON
最小 | 推奨 | 高 | ウルトラ | |
解像度 | 1080p | 1080p | 1440p | 2160p |
プリセット | 低 | 高 | ウルトラ | ウルトラ |
CPU |
Intel Core i5-3570K AMD FX-8310 |
Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 3 3200G |
Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 5 3600 |
|
RAM |
8 GB | 12 GB | 16 GB | |
GPU |
GTX 970 Radeon RX 470 |
GTX 1060 6GB GTX 1660 SUPER Radeon RX 590 |
RTX 2060 Radeon RX 5700XT |
RTX 3070 RTX 2080 SUPER Radeon RX 6800XT |
VRAM |
3 GB | 6 GB | 8 GB | |
ストレージ | 70 GB HDD (SSD推奨) |
70 GB SSD | ||
OS | Windows 10 64-bit | Windows 10 64-bit |
レイトレーシング 低 |
レイトレーシング 高 |
レイトレーシング ウルトラ |
|
解像度 | 1080p | 1440p | 2160p |
プリセット | レイトレーシング:中 | レイトレーシング:ウルトラ | |
CPU |
Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 3 3200G |
Intel Core i7-6700 AMD Ryzen 5 3600 |
|
RAM |
16 GB | ||
GPU |
RTX 2060 | RTX 3070 | RTX 3080 |
VRAM |
6 GB | 8 GB | 10 GB |
ストレージ | 70 GB SSD | ||
OS | Windows 10 64-bit | Windows 10 64-bit |
ディスプレイ・グラフィック設定画面
アップデート2.0での『サイバーパンク2077』でのグラフィック設定画面は以下の画像の通りです。
クイックプリセットでは、「低」「中」「高」「ウルトラ」の4段階に加え、「レイトレーシング : 低」、「レイトレーシング : 中」、「レイトレーシング : ウルトラ」というレイトレーシング用のプリセットが3段階用意されています。さらに、よりリアルな映像を描画するパストレーシング技術を有効化した「レイトレーシング : オーバードライブ」という設定も追加されています。
レイトレーシングOFFのプリセット
レイトレーシングOFFのプリセットでは、フレームレートを向上する技術「AMD FidelityFX Super Resolution2.1(AMD FSR 2.1)」がデフォルトで有効化されています(NVIDIAグラボでも利用可能)。そのほか、GeForce RTX 40シリーズではフレームレートを大幅に向上させる技術「DLSS Frame Generation(フレーム生成)」が利用可能です。

レイトレーシングを有効化したプリセット
レイトレーシングを有効化したプリセットでは、デフォルトで「DLSS Super Resolution」が有効(自動)になっています。
また、「レイトレーシング : オーバードライブ」設定では、DLSS3.5より加わった新技術の「DLSS Ray Reconstruction」が利用できるようになっています。GPU負荷は非常に重いので、RTX 40シリーズではフレーム生成を有効化した方が快適にプレイできると思います。

ベンチマーク機能
「パッチ1.5」以降、PC版ではベンチマークモードが追加されました。設定画面の左端にある[ベンチマークを実行]または[B]キーから移行できます。
ベンチマーク実行時間はおよそ1分ほどで、ベンチマークが終わると平均FPSなどのリザルト画面が表示されるようになっています。この平均FPSが60を超えていれば快適に動作するので、グラフィック設定の目安にしましょう。
『サイバーパンク2077』では、上記のような最新グラフィック技術を体験できる“技術プレビュー”としても優れたゲームなので、PCゲーマーの方は持っていても損はないと思います。



『サイバーパンク2077』のグラボ毎のベンチマーク結果
『サイバーパンク2077』の平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの上位モデル「Core i9-13900K」に、SSDにはPCIe Gen4の「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。パソコンショップSEVENで購入しました。レビュー記事はスペック表下のリンク先からご覧ください。

OS | Windows 11(22H2) |
---|---|
CPU | Core i9-13900K |
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 4.14にアップデート) |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
---|
「ウルトラ」設定 での平均フレームレート
「クイックプリセット:ウルトラ」設定での平均フレームレートは以下の通りです。なお、ウルトラ設定では「AMD FSR2.1 : クオリティ」が有効になっています。
フルHD(解像度 1920×1080)では、ミドルクラスのRTX 4060であれば、平均60 fps以上の高いフレームレートで快適にプレイが可能です。
WQHD(解像度 2560×1440)で平均60 fps以上でプレイするには、RTX 4060 Ti以上は必要となるでしょう。
4K(解像度 3840×2160)で平均60 fps以上でプレイするには、ハイエンドのクラスのRTX 4080は必要になります。
リリース初期より負荷がやや重くなっており、平均フレームレートも全体的に下がっています。
※ピンク色のセルは平均フレームレートが120 fpsのもの
※灰色のセルは平均フレームレートが59 fps以下のもの
※「AMD FSR2.1 : クオリティ」有効
![]() サイバーパンク2077(Patch 2.0)
|
---|
クオリティプリセット : ウルトラ | |||
1920×1080 | 2560×1440 | 3840×2160 | |
RTX 4090 |
168 fps (91 fps) |
157 fps (91 fps) |
85 fps (68 fps) |
RTX 4080 |
167 fps (90 fps) |
140 fps (88 fps) |
68 fps (54 fps) |
RTX 4070 Ti |
163 fps (84 fps) |
116 fps (79 fps) |
55 fps (45 fps) |
RTX 4070 |
136 fps (83 fps) |
80 fps (63 fps) |
35 fps (28 fps) |
RTX 4060 Ti 8GB |
117 fps (81 fps) |
73 fps (57 fps) |
33 fps (27 fps) |
RTX 4060 | 89 fps (66 fps) |
52 fps (42 fps) |
23 fps (19 fps) |


「レイトレーシング : ウルトラ」設定での平均フレームレート
「レイトレーシング : ウルトラ」設定での平均フレームレートは以下の通りです。
DLSSの効果を確認するため、DLSSをオフにしたときとDLSS Super Resolutionをオンにしたときでフレームレートを計測。さらに、フレーム生成の効果を見るために、後者の設定に加えて、Frame Generationをオンにしたときもデータを計測しました。
DLSS Super Resolutionをオン(バランス)にすることで、フレームレートがおおよそ1.5倍上がっています。さらに、DLSS Frame Generationをオンにすることで、DLSSをオフにしたときから約2.5倍はフレームレートが上がっています。
解像度毎のフレームレートを見ていくと、フルHD(1920×1080)では、ミドルクラスのRTX 4060であれば、DLSS Super ResolutionおよびDLSS Frame Generationをオンにすることで平均100 fps以上出ており、快適にプレイ可能です。
WQHD(解像度 2560×1440)では、RTX 4060でも平均60 fps以上出ていますが、安定したフレームレートでゲームをするにはRTX 4070は欲しいところです。
4K(解像度 3840×2160)の場合は、ハイエンドのクラスのRTX 4080がおすすめです。
:DLSS SR:バランス
:DLSS SR:オフ
SR:Super Resolution、FG:Frame Generation
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : ウルトラ)
|
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「レイトレーシング : オーバードライブ」での平均フレームレート
シーン全体の光源を正確にシミュレートする完全なレイトレーシング「パストレーシング」を使用した「レイトレーシング : オーバードライブ」設定での平均フレームレートです。
「レイトレーシング : オーバードライブ」では、DLSS3.5の機能の1つである「DLSS Ray Reconstruction」が利用できるようになりました。この機能は従来のDLSS3に比べて、より高品質なレイトレーシングを表現することができます。
なお、DLSS Ray ReconstructionはすべてのGeForce RTXシリーズで利用できますが、DLSS Frame Generationは、RTX 40シリーズのみが利用できる機能となっています。そのため、ここでは、DLSS Ray Reconstructionをオンにしつつ、Frame Generationをオフにしたときとオンにしたときの平均フレームレートを計測しました。また、DLSSをオフにしたときのデータもしてしています。
レイトレーシング : オーバードライブの設定でも、DLSS Super ResolutionおよびDLSS Ray Reconstructionを有効にすることで、フレームレートは大きく伸びます。さらに、Frame Generationをオンにすると、飛躍的にフレームレートが向上します。サイバーパンクのような重いゲームをするなら、GeForce RTX 40シリーズがおすすめです。
解像度毎のおすすめのグラボは、フルHDならRTX 4060 Ti、WQHDならRTX 4070 Ti、4KならRTX 4090がいいと思います。
:DLSS SR:バランス、DLSS RR:オン
:DLSS SR:オフ
SR:Super Resolution、RR:Ray Reconstruction、FG:Frame Generation
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : オーバードライブ)
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おすすめのPC
最後におすすめのデスクトップPCを紹介します。いずれもグラボを選ぶことができます。上の表を参考に、モニター解像度や出したいフレームレートに合わせて、グラボを選んで下さい。
おすすめのゲーミングPC

エントリーモデルからミドルクラスまでのグラボを揃え、価格も安くコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
安価な割には、クロスを形どったフロントパネルに、内部の見えるガラスサイドパネルと、個性的なデザインが特徴です。
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エントリーモデルからハイエンドモデルから、かなりのラインナップを揃えたデスクトップPCです。目的に合ったモデルが選びやすいでしょう。
スペックの割には価格が安く、コストパフォーマンスも高いです。
モーターショーなどに出品するプロトタイプカーのインダストリアルデザイナーが担当したシルバーのデザインも特徴的です。
レビュー記事はこちら メーカー直販サイトはこちら
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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