ω

『ディアブロ IV』グラボ毎の平均フレームレートとおすすめゲーミングPC

更新日:

この記事では、2023年6月6日に発売されたPC版『ディアブロ IV』のゲームの特徴と、推奨スペック、NVIDIAのグラフィックカードを使った平均フレームレートを掲載しています。また、本作をプレイするためのおすすめのゲーミングPCも紹介しています。

執筆:ゲーム記事担当"つむじ"

目次

『ディアブロ IV』とは

PC版『ディアブロ IV』の動作環境とグラフィック設定

テスト環境/計測方法と画質比較

『ディアブロ IV』のグラボ毎の平均フレームレート

おすすめのグラフィックカードとPC

 

『ディアブロ IV』とは

待望のシリーズ最新作『ディアブロ IV』がついに発売!

ディアブロシリーズは、WarcraftやStarCraft、Overwatchなどで知られるBlizzard EntertainmentのアクションRPG。大量のモンスターを倒し、装備を掘りつつレベルを上げ、さらに強力なモンスターに挑んでいくという「ハック&スラッシュ」の金字塔でも知られます。終わりのない狩りと、装備更新の無限の楽しさから、生粋のファンも多いタイトルです。

『ディアブロ IV』は、前作の「ディアブロIII 」の発売から実に11年ぶりとなるシリーズ最新作で、正式リリースは、6月6日となっていますが、上位エディションである「デジタルデラックスエディション」および「アルティメットエディション」の購入者は、6月2日から先行プレイが可能です。

シリーズ初のオープンワールドを採用し、騎乗マウント(馬)でのシームレスなマップ移動や、最大12人が参加可能なレイドボスなど、MMO的な新要素も多数実装されています。また、PC版を含む全プラットフォームにて、クロスプレイとセーブデータを共有できるクロスプログレッションにも対応しています。

PC版ではPS4・PS5・XBOXのコントローラーにも対応しており、ボタン表記もコントローラー準拠なので、キーボード&マウスに慣れているプレイヤーも、コントローラー操作の方がおすすめです。

『ディアブロ IV』公式サイト

 

本作のストーリーは『ディアブロIII リーパー オブ ソウルズ』から何十年も経った世界「サンクチュアリ」が舞台。憎悪の御子である“リリス”の復活により、再びサンクチュアリに暗黒の時代が訪れます。

『ディアブロ IV』のストーリーを完全に理解するには、生粋のディアブロファンであってもかなりの予備知識を必要します。以下の記事にわかりやすくまとめられているので、プレイ前にまずはこちらの記事を参考にすることで、『ディアブロ IV』を120%楽しめることでしょう。

 

「ディアブロ IV」の歩み方

筆者も、6月2日の先行アクセスからプレイし、ストーリーおよびキャップストーンダンジョンをクリア済みなので、これからプレイする方に向けて、『ディアブロ IV』の歩み方をご紹介。一部ネタバレも含まれるので、ご注意ください。

まずは通常難易度でメインストーリーをクリア

「ディアブロ」シリーズのメインとストーリーと言えば、【ACT4(4章)】で終わるのが通例となっていますが、最新作の『ディアブロ IV』では、【第6章】+【終章】というやや長尺になっています。その分、高難易度を解放するためにストーリーを周回する必要はありません。まずは通常の難易度である「アドベンチャー」でストーリーを楽しみつつ、レベルを上げてクリアすることを目標としましょう。クリア時のレベル目安は45前後となります。

サイドクエストもある程度こなしておこう

『ディアブロ IV』ではサイドクエストも豊富に用意されています。サイドクエストをクリアすることで、経験値と報酬が貰え、スキルポイントやポーションの最大所持数も増えていくので、ストーリーを進めながらもある程度消化していくのがおすすめです。ただし、20クエストまでしか受注できないので、最初に全て消化しようとはせず、可能な範囲で大丈夫です。

ストーリーをクリアしたら難易度「ナイトメア」を解放しよう

メインストーリーをクリアしたら、次はさらなる難易度「ナイトメア」を解放するために、キャップストーンダンジョン「光の聖堂」のクリアを目指します。「光の聖堂」は難易度「ベテラン」で挑む必要があり、敵も硬く、強力なボスも待ち受けているので、パーティープレイで挑戦するのがおすすめです。クリアのレベルの目安は50前後となります。

エンドコンテンツ満載で無限に遊べる

難易度「ナイトメア」を解放すると、定期発生イベント「ヘルタイド」や高難易度ダンジョンである「ナイトメア・ダンジョン」、「死者の囁き」、「パラゴンボード」によるさらなる育成など、エンドコンテンツは満載。最高難易度「トーメント」の解放、キャラクターレベル100を目指して装備を掘りまくり、遊び尽くしましょう。

 

PC版『ディアブロ IV』の動作環境とグラフィック設定

PC版『ディアブロ IV』の動作環境と推奨スペック

本作の動作環境は公式で公開されており、詳細は以下の通り。

フルHDである1080p / 60 fps、「高」設定では、GeForce GTX 970以上と要求されるスペックは低め。CPUとGPUの世代が古くても意外と動作するようです。

4K解像度である2160p / 60fps、「ウルトラ」設定ではRTX 3080以上が必要となり、メモリも32GBは必要となります。

また、必要とするストレージ容量も90GBと多く、快適にトレハンするために、SSDは必須でしょう。

  • 必須システム要件
  • 中設定のシステム要件
  • 高設定のシステム要件
  • 4Kのウルトラ設定のシステム要件
  720p/30fps、「低」品質設定
OS Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i5-2500K
AMD FX-8350
メモリ
8GB
GPU
NVIDIA GeForce GTX 660
AMD Radeon RX R9 280
ストレージ
90GB
  1080p/60fps、「中」品質設定
OS Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i7-4670K
AMD Ryzen 3 1300X
メモリ
16GB
GPU
NVIDIA GeForce GTX 970
AMD Radeon RX 470
ストレージ
90GB
  1080p/60fps、「高」品質設定
OS Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i7-8700K
AMD Ryzen 7 2700X
メモリ
16GB
GPU
NVIDIA GeForce RTX 2060
AMD Radeon RX 5700 XT
ストレージ
90GB
  2160p/60fps、「ウルトラ」品質設定
OS Windows 10 (64ビット)
CPU Intel Core i7-8700K
AMD Ryzen 7 2700X
メモリ
32GB
GPU
NVIDIA GeForce RTX 3080
AMD Radeon RX 6800 XT
ストレージ
90GB

 

PC版『ディアブロ IV』のグラフィック設定

PC版『ディアブロ IV』の表示設定とグラフィックス設定を下に掲載します。

PC版ではフレームレートを向上させるNVIDIA DLSSやAMD FSRに対応しています。また、RTX 40シリーズではDLSS FG(フレーム生成)にも対応。そのほか、遅延を軽減するNVIDIA Reflexにも対応しています。フレームレートは最大400 fpsとなっています。

グラフィックのクオリティプリセットは「低」「中」「高」「ウルトラ」の4つのプリセットが用意されています。

表示設定
グラフィック設定

 

『ディアブロ IV』のグラボ毎の平均フレームレート

テスト環境

『ディアブロ IV』の平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」に、SSDにはハイエンドモデルの「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。パソコンショップSEVENで購入しました。レビュー記事はスペック表下のリンク先からご覧ください。

レビュー機の構成
OS Windows 11(22H2)
CPU Core i9-13900K
ケース NZXT H7 White
マザーボード ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 4.14にアップデート)
CPUクーラー CoolerMaster PL360 FLUX [水冷]
メモリ Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2)
ストレージ SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB]
電源 CoolerMaster V1000 Platinum [1000W]
レビュー記事 実機レビュー

 

平均フレームレート計測方法

MSI Afterburnerを使って、メインの拠点となる「キヨヴァシャド」の街を一周して平均フレームレートを計測。グラフィックのクオリティプリセットは「ウルトラ」設定のみ。なお、他のプレイヤーが表示されないチュートリアルの時点で計測しています。ソロでの戦闘ではそれほどフレームレートは下がりませんが、エフェクトが過剰になるパーティープレイやワールドボスではさらにフレームレートが下がる可能性があるので、あくまで参考値としてご覧ください。

「キヨヴァシャド」の街を一周して平均フレームレートを計測

 

平均フレームレート

クオリティプリセット「ウルトラ」での各解像度のフレームレート計測結果です。

計測方法で述べた通り、他のプレイヤーが表示されないチュートリアルの時点で計測しているので、場合によってはフレームレートが下がる可能性が考えられます。なので、なるべく余裕を持ってグラフィックスを選んだ方がいいでしょう。

実際に計測してみたところ、本作は意外と負荷が軽く、最新のエントリークラスのグラボであれば、ウルトラ設定でも快適にプレイができそうです。

1080p / 60 fpsでプレイするにはエントリークラスであるRTX 3050、1440p / 60 fpsではミドルクラスとなるRTX 3060、4K解像度ではハイクラスとなるRTX 3070 Tiであれば快適にプレイできるでしょう。

なお、Core i9-13900K+RTX 4080の十分高い構成であっても、ゲーム側の問題か、ネットワーク状況によるものか、微細なカクツキが見られました。

ディアブロIV
ウルトラ設定での平均フレームレート
  クオリティプリセット : ウルトラ
1920×1080 2560×1440 3840×2160
RTX 4090
345 fps 340 fps 198 fps
RTX 4080
335 fps 258 fps 145 fps
RTX 4070 Ti
298 fps 204 fps 107 fps
RTX 3080 Ti 270 fps 197 fps 113 fps
RTX 3080 250 fps 183 fps 105 fps
RTX 3070 Ti
250 fps 180 fps 100 fps
RTX 4070
238 fps 163 fps 87 fps
RTX 3070
177 fps 125 fps 70 fps
RTX 4060 Ti
175 fps 124 fps 65 fps
RTX 3060 Ti
170 fps 120 fps 60 fps
RTX 3060
130 fps 91 fps 50 fps
RTX 3050 86 fps 62 fps 34 fps
GTX 1650 65 fps 46 fps 25 fps
※ピンク色のセルは120 fps以上、灰色のセルは59 fps以下を示します(以下同様)
最高設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 4090 345 fps
RTX 4080 335 fps
RTX 4070 Ti 298 fps
RTX 3080 Ti 270 fps
RTX 3080 250 fps
RTX 3070 Ti 250 fps
RTX 4070 238 fps
RTX 3070 177 fps
RTX 4060 Ti 175 fps
RTX 3060 Ti 170 fps
RTX 3060 130 fps
RTX 3050 86 fps
GTX 1650 65 fps
最高設定での比較(解像度:2560×1440)
RTX 4090 340 fps
RTX 4080 258 fps
RTX 4070 Ti 204 fps
RTX 3080 Ti 197 fps
RTX 3080 183 fps
RTX 3070 Ti 180 fps
RTX 4070 163 fps
RTX 3070 125 fps
RTX 4060 Ti 124 fps
RTX 3060 Ti 120 fps
RTX 3060 91 fps
RTX 3050 62 fps
GTX 1650 46 fps
最高設定での比較(解像度:3840×2160)
RTX 4090 198 fps
RTX 4080 145 fps
RTX 3080 Ti 113 fps
RTX 4070 Ti 107 fps
RTX 3080 105 fps
RTX 3070 Ti 100 fps
RTX 4070 87 fps
RTX 3070 70 fps
RTX 4060 Ti 65 fps
RTX 3060 Ti 60 fps
RTX 3060 50 fps
RTX 3050 34 fps
GTX 1650 25 fps
 :RTX 40シリーズ
 :60 fps以上の平均フレームレート

 

低設定とウルトラ設定の画質比較

最高設定である「ウルトラ」でプレイするのも良いですが、ハクスラと言えば長時間に及ぶトレハンが主なので、なるべく設定を下げてPCの負荷を軽減したい場合もあります。ある程度世界観を満喫したら、グラフィック設定を下げてプレイするのもいいでしょう。

※画像が表示されていない場合は、もう1度、更新ボタンを押して下さい。

低設定とウルトラ設定の画質比較

 

おすすめのグラフィックカードとPC

フルHDで快適にプレイするにはRTX 3050でも十分

上記の計測結果の通り、『ディアブロ IV』は意外と負荷が軽く、ウルトラ設定、1080p / 60 fpsでプレイするにはエントリークラスであるGeForce RTX 3050であれば十分そうです。RTX 30シリーズであれば、DLSSによりフレームレートを底上げすることもできるので、おすすめです。

以下で紹介しているPCは、上記で紹介したグラフィックスを搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。

 

おすすめのPC

パソコン工房 LEVEL-M07M-131-NAX-L
サイズ ミニタワー
CPU Core i3-13100
GPU GeForce RTX 3050
価格 129,800円(税込)~
RTX 3050搭載

筐体自体は少し安っぽさを感じるものの、第13世代Coreを搭載し、性能は十分で、コストパフォーマンスは非常に高いです。

グラフィックスにはエントリークラスですが、GeForce RTX 3050を搭載しています。

レビュー記事はこちら メーカー直販サイトはこちら
Victus by HP 15L Gaming Desktop
サイズ ミニタワー
CPU Core i7-12700F
GPU GeForce RTX 3050
価格 121,440円~
インテル第12世代 Core i7搭載

Core i7-12700Fに、エントリー向けのGeForce RTX 3050を搭載し、12万円台で購入することができます。

第12世代Core i7を搭載し、軽いゲームをプレイするなら十分で、コスパも高いです。

ホワイトのカラーで、リビングなどにも合うと思います。

メーカー直販サイトはこちら

 

その他のおすすめのゲーミングPC

その他のおすすめのゲーミングPCについてはこちらをご覧ください。

 

 

関連ページ