※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
『ARK: Survival Ascended』のグラボ毎のフレームレートとおすすめゲーミングPC
目次
『ARK: Survival Ascended』とは
動作環境・グラフィック設定
テスト環境とフレームレート計測方法
グラボ毎のフレームレート
おすすめのゲーミングPC
『ARK: Survival Ascended』とは
最新技術で描かれる「ARK」の世界
10月26日に『ARK: Survival Ascended』のアーリーアクセスが開始されました。「ARK: Survival Ascended」は、ストリーマー界隈でも人気を誇るオープンワールド恐竜サバイバルアクション「ARK: Survival Evolved」のリメイク版で、最新技術の「Unreal Engine 5」により、美麗なグラフィックスで描かれるフィールドや恐竜たちに加え、ゲームシステムにも改善がなされています。また、PS5版とXbox版とのクロスプレイにも対応する予定です。
『ARK: Survival Ascended』のグラフィック関連
動作環境と推奨スペック
『ARK: Survival Ascended』の動作環境と推奨スペックです。
Steam販売ページにて突如公開されたシステム要件では、その高過ぎる推奨スペックに多くのサバイバーが驚かされました。メモリは32GB、グラボはGeForce RTX 3080(現世代だとRTX 4070並)と、最新のゲーミングPCだと20万円以上もするスペックです。
本作はオープンワールドで大量のアセットを用いて表現され、さらにMODを導入するとなると、多くのメモリを必要とします。最低でもメインメモリは16GB以上、グラボのVRAMは8GBは必要となるでしょう。
最低 | 推奨 | |
OS | Windows 10/11 with updates | |
CPU |
AMD Ryzen 5 2600X インテル Core i7-6800K |
AMD Ryzen 5 3600X インテル i5-10600K |
RAM |
16 GB | 32 GB |
GPU |
AMD Radeon RX 5600 XT NVIDIA GeForce 1080 |
AMD Radeon RX 6800 NVIDIA GeForce RTX 3080 |
DirectX |
DirectX 12 | |
ストレージ | 70 GB SSD |
グラフィック設定画面
『ARK: Survival Ascended』のグラフィック設定画面は以下の画像の通りです。クライアントバージョンは11月4日にパッチが適用されたばかりの「26.3」です。
グラフィックプリセットは、「低」「中」「高」「最高」の4段階です。「最高」設定では画像の通りGeForce RTX 4070以上が推奨されており、AIを使った超解像技術の「DLSS Super Resolution」がBalanceに、フレームレートを向上させるフレーム生成技術の「DLSS Frame Generation」がONになります。
テスト環境とフレームレート計測方法
テスト環境
『ARK: Survival Ascended』の平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの上位モデル「Core i9-13900K」に、32GBのDDR5-4800メモリ。SSDにはPCIe Gen4の「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。パソコンショップSEVENで購入しました。レビュー記事はスペック表下のリンク先からご覧ください。
CPU | Core i9-13900K |
---|---|
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 4.14にアップデート) |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
---|
平均フレームレート計測方法
平均フレームレートの計測には、ローカルサーバー(シングルプレイ)にて、「南部エリア1」から周辺を走ってMSI Afterburnerを使って計測。最低フレームレートも計測しています。
本作の負荷は劇的に重いため、解像度は1920×1080のフルHDのみ。グラフィックのプリセットは「低」「中」「高」「最高」の4つで計測しています。
なお、本作はまだアーリーアクセスの段階で、これからアップデートで最適化されていく可能性があるのと、独自で計測したフレームレートなので、あくまで参考程度にご覧ください。
グラボ毎のフレームレート
「低」「高」「中」「最高」設定でのフレームレート
プリセット「低」「中」「高」「最高」での平均フレームレートと最低フレームレートは以下の通りです。なお、「最高」設定にすると、デフォルトで、DLSS Super Resolution(表内ではSR)がバランス、DLSS Frame Generation(表内ではFG)が有効になります。
「低」設定で平均 60 fpsを超えるのはRTX 4060以上、「中」設定で平均 60 fpsを超えるのはRTX 4070 Ti以上、「高」設定で平均 60 fpsを超えるのはRTX 4080以上となります。ただ、いずれも最低フレームレートは60 fpsを割ってしまうので、DLSSの機能をオンにするといいと思います。
「最高」設定ではDLSS Super ResolutionとDLSS Frame Generationがオンになることもあり、RTX 4070以上であれば、最低フレームレートが60fpsを超えてきます。
ARK: Survival Ascended
|
---|
1920×1080 | ||||
低 | 中 | 高 | 最高 (SR+FG) |
|
RTX 4090 |
140 fps (114 fps) |
89 fps (77 fps) |
76 fps (62 fps) |
116 fps (97 fps) |
RTX 4080 |
120 fps (94 fps) |
76 fps (63 fps) |
61 fps (53 fps) |
96 fps (82 fps) |
RTX 4070 Ti |
110 fps (85 fps) |
66 fps (53 fps) |
52 fps (41 fps) |
83 fps (72 fps) |
RTX 4070 |
94 fps (55 fps) |
55 fps (48 fps) |
41 fps (31 fps) |
68 fps (60 fps) |
RTX 4060 Ti 8GB |
77 fps (62 fps) |
44 fps (39 fps) |
33 fps (29 fps) |
ー |
RTX 4060 | 64 fps (53 fps) |
35 fps (29 fps) |
25 fps (21 fps) |
ー |
RTX 3060 12GB | 57 fps (41 fps) |
30 fps (24 fps) |
22 fps (20 fps) |
ー |
※ピンク色のセルは平均フレームレートが120 fps以上のもの
※灰色のセルは平均フレームレートが59 fps以下のもの
DLSS Frame Generation有効時のフレームレート
「低」「中」「高」設定の場合、DLSSが使われておらず、フレームレートが低かったので、各プリセットにおいて、DLSS Frame Generationを有効にしたときに、どのくらいフレームレートが上がるかを確認してみました。
結果は下の通りで、RTX 4060でも最低フレームレートが60 fpsを超えるようになりました。今回、試しませんでしたが、さらにDLSS Super Resolutionをオンにしたり、その他の設定を調整することで、もう少し下の性能のグラボでも、まずまずのフレームレートで動作するようになると思います。
ARK: Survival Ascended
|
---|
1920×1080 | |||
低+FG | 中+FG | 高+FG | |
RTX 4090 |
ー | 144 fps (121 fps) |
125 fps (113 fps) |
RTX 4080 |
ー | 124 fps (98 fps) |
104 fps (88 fps) |
RTX 4070 Ti |
ー | 108 fps (86 fps) |
90 fps (75 fps) |
RTX 4070 |
145 fps (126 fps) |
90 fps (76 fps) |
71 fps (59 fps) |
RTX 4060 Ti 8GB |
118 fps (88 fps) |
74 fps (60 fps) |
56 fps (47 fps) |
RTX 4060 | 96 fps (85 fps) |
59 fps (46 fps) |
44 fps (38 fps) |
※ピンク色のセルは平均フレームレートが120 fpsのもの
※灰色のセルは平均フレームレートが59 fps以下のもの
画質比較
UE5で描かれる『ARK: Survival Ascended』はリメイク前と比べると、「低」設定でもかなり綺麗です。「最高」設定だと重すぎてPCに負荷がかかり過ぎるので、「低」または「中」設定に画質を落とした方がいいと思います。それでも十分楽しめると思います。
おすすめのPC
最後におすすめのデスクトップPCを紹介します。いずれもグラボを選ぶことができます。上の表を参考に、出したいフレームレートに合わせて、グラボを選んで下さい。当サイトでの推奨はメモリ32GB、GeForce RTX 4070です。
おすすめのゲーミングPC
最大で、GeForce RTX 4090まで選択することができるハイクラスのゲーミングPC。
フロントパネルは光沢感のある強化ガラス素材で、高級感があります。
当サイト限定で、13万円以上の構成であれば、5,000円分のAmazonギフト券をプレゼントしています。詳細はレビュー記事をご覧ください。
エントリーモデルからハイエンドモデルから、かなりのラインナップを揃えたデスクトップPCです。目的に合ったモデルが選びやすいでしょう。
スペックの割には価格が安く、コストパフォーマンスも高いです。
モーターショーなどに出品するプロトタイプカーのインダストリアルデザイナーが担当したシルバーのデザインも特徴的です。
レビュー記事はこちら メーカー直販サイトはこちら
その他のおすすめのゲーミングPC
その他のおすすめのゲーミングPCについてはこちらをご覧ください。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ