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世界最軽量を更新したノートPC、富士通 FMV Zeroの軽量化のヒミツ

2024年10月15日、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、2024年冬モデルのノートPCを発表。その中から、世界最軽量を更新したFMV Zeroのみを簡単に紹介します。
公式販売サイトはこちら
FMV Zeroとは?
今回発表された、富士通WEBMARTカスタムメイドモデルの「LIFEBOOK UHシリーズ」は以下の通りです。
LIFEBOOK WU2/J3 | 軽量モデル / 5Gあり |
---|---|
LIFEBOOK WU3/J3 | 2 in 1 モデル |
LIFEBOOK WU4/J3【FMV Zero】 | 長時間モデル |
LIFEBOOK WU5/J3【FMV Zero】 | 最軽量モデル |
ここで、LIFEBOOK WU4/J3およびWU5/J3のみが、「FMV Zero」となっています。
FMV Zeroとは、シンプルな構成にしたモデルのことで、具体的には、ロゴなどを目立たないようにしつつ、印字などをブラックで統一してシックなデザインにしています。またプリインストールするアプリも最小限です。
世界最軽量のFMV Zero
世界最軽量のFMV Zero「LIFEBOOK WU5/J3」の展示機を見てきたので、簡単に紹介します。
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、最軽量を常に追求し、2020年には634g(ムサシ)を達成。これは、FCCLのR&Dセンターの最寄り駅の武蔵(ムサシ)中原駅と同じ語呂で、FCCLがこだわってきた数字でした。
しかし、昨年、ディスプレイサイズを13.3型から14型へ上げたことで、質量が689gへと微増してしまいました。
そんな背景がある中、今年は、14型のディスプレイサイズはそのままに、質量をまた634gへ下げることに挑戦し、見事それを実現しています。


634gの実現に向けて、以下のように各部品を、0.1g単位で徹底的に軽量化しています。








以上のようにさらなる軽量化に成功したFMV Zero「LIFEBOOK WU5/J3」ですが、米軍MIL規格やFMV独自の堅牢性試験もクリアしており、壊れやすいということもなく、頑丈さも優れています。

キーボードは、小さいキーがなく、むしろ「半角/全角」キーや「Backspace」キー、「Enter」キーが大きくなっており、非常に打ちやすいです。

ポートの種類も豊富で、Thunderbolt4に加え、LAN、HDMI、microSDカードスロットなどもあります。なお、下の画像は、UHシリーズの店頭モデル(カタログモデル)の画像なので、色がやや異なりますが、ポート構成は一緒です。


具体的なスペックは以下のようになります。
最軽量のFMV Zero「LIFEBOOK WU5/J3」は、CPUがHシリーズではなくUシリーズである点や、バックライトキーボードが非搭載である点にご注意下さい。また、バッテリー容量も31Whと少なめです。とは言っても、従来モデルは25Whだったので、バッテリー駆動時間は伸びています。
WU2/J3 | WU3/J3 | WU4/J3 【FMV Zero】 |
WU5/J3 【FMV Zero】 |
|
CPU | Core i3-1315U Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
Core Ultra 5 125H Core Ultra 7 155H |
Core Ultra 5 125U Core Ultra 7 155U |
|
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メモリ | 8GB ~32GB | 8GB ~ 64GB | ||
ストレージ | 約256GB ~ 約2TB | |||
ディスプレイ | 14型 1920×1200 | |||
タッチパネル | 非対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
バックライトキー | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 非搭載 |
質量 | 744g~878g 5G:928g |
850g~998g | 約888g | 約634g~639g ※ |
バッテリー容量 |
31Wh 64Wh |
31Wh 64Wh |
64Wh | 31Wh |
後日レビュー予定
FMV Zero「LIFEBOOK WU5/J3」は、後日レビュー予定です。
なお、公式販売サイト「富士通WEBMART」はこちらです。
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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