※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
富士通、2024年冬モデルのノートパソコンを発表

2024年10月15日、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、4シリーズ9機種の店頭モデルを発表。ここでは、各新機種の特徴を簡単に紹介します。
公式サイトはこちら
LIFEBOOK UH90/J3
LIFEBOOK UH90/J3は、軽くて、バッテリー駆動時間も長い、人気のモバイルノートPCの後継機種です。

スペックは以下の通りで、CPUがインテル Core Ultra シリーズ1に変更になりました。シリーズ2ではありません。
CPU | Core Ultra 7 155H |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 約512GB SSD |
ディスプレイ | 14型 1920×1200 |
質量 | 約848g~ |
バッテリー
駆動時間 JEITA3.0 |
アイドル時:30.0時間 動画再生時:11.5時間 |
価格 | 27万円強 |
質量は、ボディカラーによって異なりますが、もっとも軽いピクトブラックが約848g、フロストグレーとシルバーホワイトが約858gとなっています。

天板がとてもシンプルなのが好印象です。

キーボードは、モバイルノートPCの中では、非常に打ちやすいです。「半角/全角」キー、「Backspace」キー、「Enter」キーなどが非常に大きく、小さいキーがなくとても打ちやすいです。キーストロークは約1.5mmです。


インターフェースも豊富です。Thunderbolt4に、USB-A、HDMIに加え、LANポートまであります。


WebカメラはフルHD画質で、プライバシーシャッターも付いています。

この機種の派生機種として、LIFEBOOKUH-X/J3という機種もあります。こちらは、バッテリー容量が64Whから31Whに減る代わりに、質量が約848gから約675gと軽くなります。また、CPUはCore Ultra 7 155Uとなります。キーボードバックライトも非搭載となります。


富士通WEBMARTのカスタムメイドモデルとしてFMV Zero WU5/J3という機種もあります。こちらは、14型ノートPCとしては世界最軽量の「634g(ムサシ)」です。カスタムメイドモデルのLIFEBOOK UHシリーズについては、別途記事を掲載します。

LIFEBOOK MH55/J3
LIFEBOOK MH55/J3は、先のUHシリーズよりも価格を抑えたモバイルノートPCです。

CPUはZen2世代のRyzenプロセッサーとなっており、先のCore Ultraシリーズほど高い性能ではありません。またストレージは約256GBと、UHシリーズより抑えられています。重さもUHシリーズほど軽くはありません。
CPU | Ryzen 5 7520U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 約256GB SSD |
ディスプレイ | 14型 1920×1200 |
質量 | 約1.3kg |
バッテリー
駆動時間 JEITA3.0 |
アイドル時:16.3時間 動画再生時:9.7時間 |
価格 | 17万円強 |
キーボードは、キーピッチが約1.7mmです。キーボードバックライトはありません。

カラーは、ベージュゴールドとファインシルバーの2色展開です。

LIFEBOOK AH77/J3
LIFEBOOK AH77/J3は、スタンダードな16型のノートPCです。

スペックは以下の通りで、CPUにはやや世代の古い第13世代のCore i7-1360Pを搭載し、メモリは32GBと大容量です。ディスプレイは、従来は画面比16:9の15.6型でしたが、今回のモデルから16:10の16型となっています。
CPU | Core i7-1360P |
---|---|
メモリ | 32GB |
ストレージ | 約512GB SSD |
ディスプレイ | 16型 1920×1200 |
質量 | 約2.0kg |
バッテリー
駆動時間 JEITA3.0 |
アイドル時:8.9時間 動画再生時:4.1時間 |
価格 | 26万円強 |
キーボードが非常に打ちやすいのも特徴です。キーストロークが約2.5mmもあります。小さいキーが無く、テンキーも4列で十分なキーピッチです。


ブルーレイドライブを搭載しているのも特徴です。SDカードスロットもあります。

反対側の側面には、USB4や、HDMI、LANなどがあります。

ディスプレイも特徴的で、端が丸くカーブしているデザインです。表面は光沢です。このカーブしているディスプレイは、AHシリーズの中でもAH77/J3のみとなります。

LIFEBOOK AH53/J3
LIFEBOOK AH53/J3は、先ほどのAH77とボディは似ていますが、CPUがAMD Ryzen になった点が異なります。また、新色のベージュゴールドがラインナップに追加されています。

スペックは以下の通りで、Ryzen 7 7735Uは、Core i7-1360Pより内蔵グラフィックスの性能が高いです。
CPU | Ryzen 7 7735U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 約512GB SSD |
ディスプレイ | 16型 1920×1200 |
質量 | 約1.9kg |
バッテリー
駆動時間 JEITA3.0 |
アイドル時:11.1時間 動画再生時:5.1時間 |
価格 | 21万円強 |
キーボードは、AH77/J3と同様に、キーストロークが約2.5mmあり、打ちやすいです。


光学ドライブは、ブルーレイドライブとなっています。

側面は、AH77/J3と同様の構成です。

LIFEBOOK AHシリーズは、この他にも、第12世代のCore i7-1255Uを搭載したLIFEBOOK AH50/J3、Core i5-1235Uに8GBメモリを搭載したLIFEBOOK AH45/J3といった機種もあります。
LIFEBOOK PH77/J3
LIFEBOOK PH77/J3は、ディスプレイサイズは同じでも、AHシリーズよりボディが薄くて軽いノートPCです。

スペックは以下の通りで、CPUには、AHシリーズよりも世代の新しいCore Ultra シリーズ1を搭載しています。
CPU | Core Ultra 7 155H |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 約512GB SSD |
ディスプレイ | 16型 1920×1200 |
質量 | 約1.68kg |
バッテリー
駆動時間 JEITA3.0 |
アイドル時:17.0時間 動画再生時:10.0時間 |
価格 | 24万円強 |
キーボードのキーピッチは約1.7mmと、AHシリーズよりは浅くなるものの、小さいキーもなく、タイピングはしやすいほうです。

光学ドライブやSDカードスロットは無くなっていますが、Thunderbolt4、HDMI、USB-Aといったポートはあります。


ボディはマットな素材です。

バッテリーをセルフ交換することができる点も、特徴的です。

FMV独自のAIサービス
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)では、FMV独自のAIアプリ/サービスを既に展開しています。なお、これらのアプリはNPUを搭載していなくても使用することが可能です。
ふくまろ | 音声で話しかけることにより、音声で答えてくれるサービス。ChatGPT LMM 大規模言語モデルを取り入れる。過去に会話をした内容を覚えており、相手に合わせた会話ができる。 |
---|---|
AIノイズキャンセル | あなたの声を登録しておくと、他の人の声や生活音、雑音をカットし、あなたの声だけを届けてくれる。 |
Umore | オンライン会議などで、あなたの顔をメイクアップしてくれる。 |
Quich Capture | 重複した画像を判別し、不要なキャプチャ画像を自動で削除してくれる。 |
あなたの声以外をカットするAIノイズキャンセリング機能が良かったので、デモ動画を下に掲載しておきます。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ