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ドスパラ GALLERIA QSF965HE の実機レビュー
さらにコスパの高いゲーミングノートPC
ドスパラ GALLERIA QSF965HEは、GeForce GTX 965Mを搭載した15.6型ゲーミングノートPCです。
現在、他社も含めて、ゲーミングノートPCの人気はGTX960Mを搭載した機種で、コストパフォーマンスの高さがユーザーに支持されています。一方、本製品はそれよりも5,000円ほど高いだけで、性能は約1.3倍向上し(※)、さらにコストパフォーマンスが高い機種となっています。
※当サイトによる計測で、ゲームにもよります
2つの冷却ファンを搭載し、冷却性も良いです。複数のストレージも搭載可能です。
デザインも良く、人気が出そうな機種だと思います。
メーカーサイト:ドスパラ GALLERIA ノートゲームPC
※レビュー機はメーカーからの借用品です
目次
GALLERIA QSF965HEの基本スペック
GALLERIA QSF965HEの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年5月12日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第6世代インテルCore i プロセッサー(HQシリーズ)のCore i7-6700HQを搭載しています。 |
グラフィックカード NVIDIAの GeForce GTX 965M(4GB)を搭載しています。Optimus対応です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。 |
メモリ DDR4のメモリを最大32GB搭載可能です。本機は8GB(4GB×2)を搭載しています。 |
2.5インチ HDD/SSD HDDやSSDを搭載可能です。本機は1TBのHDDを搭載しています。 |
M.2 SSD 左の他にM.2 SSDも追加可能です。本機は250GBのM.2 SSDを搭載しています。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは非搭載です。 |
その他 バッテリー駆動時間は約2時間、重量は約2.75kgです。 |
特徴1 - コスパの高いGeForce GTX 965Mを搭載
本製品は、コストパフォーマンスの高いGeForce GTX 965Mを搭載したノートPCです。
下位モデルにあたるGTX 960Mを搭載したQSF960HEもコストパフォーマンスの高い製品でしたが、それよりも高いコスパだと思います。QSF965HEは、QSF960HEよりも、約5,000円高い程度ですが、ベンチマークスコアが約3割も上がるゲームもあります。
ベンチマークスコアの詳細は下表をご覧ください。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「359.23」です。最高品質のグラフィック設定でのプレイは難しいゲームが多いですが、中程度のグラフィック設定であれば、快適にプレイできるゲームが多いと思います。
製品名 | [本機] ドスパラ GALLERIA QSF965HE |
ドスパラ GALLERIA QSF960HE |
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基本スペック | Core i7-6700HQ GTX 965M(4GB) |
Core i7-6700HQ GTX 960M(2GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | 標準品質 ★ | 11520 (非常に快適) | 9694 (非常に快適) | ||
高品質 ★ | 8038 (非常に快適) | 6367 (とても快適) | |||
最高品質 | 5679 (とても快適) | 4403 (快適) | |||
ドラゴンズドグマオンライン |
低品質 | 8956 (とても快適) | 8544 (とても快適) | ||
標準品質 | 8914 (とても快適) | 8185 (とても快適) | |||
最高品質 | 8571 (とても快適) | 7341 (とても快適) | |||
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:3 | 31154 (快適) | 未実施 | ||
描画:6 | 13065 (快適) | 未実施 | |||
バイオハザード6 | ― | RANK S (9381) | RANK S (6454) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 12137 | 9197 | ||
ドラゴンクエストX | 標準品質 | 16403 (すごく快適) | 14238 (すごく快適) | ||
最高品質 | 15034 (すごく快適) | 12617 (すごく快適) | |||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 83 fps | 未実施 | ||
中品質 | 53 fps | 未実施 | |||
最高品質 | 40 fps | 未実施 | |||
ファークライ プライマル | 低い | 55 fps | 未実施 | ||
高い | 41 fps | 未実施 | |||
最高 | 29 fps | 未実施 | |||
ドラゴンエイジ:インクイジション | 低品質 | 91 fps | 76 fps | ||
高品質 | 43 fps | 33 fps | |||
最高品質 | 28 fps | 22 fps | |||
GRID Autosport | ウルトラロー | 224 fps | 221 fps | ||
ミディアム | 117 fps | 116 fps | |||
ウルトラ | 66 fps | 53 fps | |||
Metro Last Light | Low | 94 fps | 77 fps | ||
High | 61 fps | 48 fps | |||
Very High | 50 fps | 38 fps | |||
スリーピングドッグス | 低品質 | 137 fps | 131 fps | ||
高品質 | 68 fps | 53 fps | |||
最高品質 | 35 fps | 24 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。 |
Oculus Riftの動作チェック結果です(下図)。Oculus Riftの推奨グラフィックカードは、デスクトップ用のGeForce GTX 970以上であるため、GTX 965Mを搭載した本製品では「×」という結果です。
Oculus Riftの動作チェックツールの実行結果
GPU-Zで確認したGeForce GTX 965Mの情報は次の通りです。
GeForce GTX 965Mのグラフィックカードのスペック
特徴2 - ダブル冷却ファン搭載
QSF965HEは、冷却ファンが2つ搭載されており、CPUとGPUを個別に冷却します。そのため、冷却性が高く、安心してゲームができます。
ダブル冷却ファン
また、「クーラーブースト」機能も搭載しており、液晶下のファンコントロールボタンを押すと、ファンの回転速度を強制的に上げることが出来ます(ただし動作音は高くなります)。
ファンコントロールボタン
特徴3 - M.2 SSD + 2.5インチストレージ搭載可能
QSF965HEは、2.5インチスロットの他に、M.2 スロットも搭載しており、マルチストレージ構成にすることが可能です。
M.2 スロットについては2つあります。
ただし、メーカーの購入カスタマイズ画面では、M.2 SSDは1つしか選択できず、またNVMe接続のSSDを選択することもできません。
M.2 SSD + 2.5インチストレージ
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は良いです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干明部が明るく補正されていますが、それほど大きく補正されているわけではありません。比較的自然な発色だと思います。
色域は普通です。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは、それほど感じません。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは、実測で縦:約19mm、横:約19mmと十分な間隔です。キーストロークは約2.0mmと、こちらも十分あります。底付きの衝撃も少なくキー自体は押しやすいと思います。
キーボード全体図
キーの拡大図
キー配列は、「Enter」キーの縦幅が短いです。通常、「ENTER」キーは、キー2つ分の縦幅がありますが、本製品は1つ分しかなく、英語配列キーボードに似ています。慣れないと「ENTER」キーをタイプミスする方も多いと思います。
ただし、「BACKSPACE」キーは大きく、ブラインドタッチで押しやすいです。
ENTERキーの縦幅が通常のキーボードよりも短い
タッチパッドは普通の使いやすさです。
タッチパッド
キーボードバックライトは赤く点灯します。明るさは5段階で調整することができますが、点灯パターンを変更することはできません。 ゲームキーである「W.A.S.D」キーと矢印キーは、他のキーよりも目立つようになってます。
キーボードバックライト
「W.A.S.D」キーと矢印キーは、他のキーよりも目立つ
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
ハイクラスのCPUに、ミドルハイクラスのグラフィックスを搭載しており、パフォーマンスは高いです。ストレージは、M.2 SSDおよび2.5インチ ストレージを搭載することが可能ですが、PCIe-NVMe接続のSSDを選択することは出来ません。
Core i7-6700HQ、8GBメモリ、GeForce GTX 965M(4GB)、250GB M.2 SSDの構成でのベンチマーク結果は次の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark v2
※FIRE STRIKE:ハイパフォーマンス・ゲーミングPC向けのテスト
※SKY DIVER:ミドルレンジ・ゲーミングPC向けのテスト
※CLOUD GATE:一般的なパソコン向けのテスト(今回は省略)
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i7-6700HQ GeForce GTX 965M(4GB) |
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x265でエンコード (※1) | 21分35秒 |
x264でエンコード (※2) | 9分35秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 5分46秒 |
QSVでエンコード (※4) | 6分01秒 |
ストレージのベンチマーク
250GB M.2 SSD(Crucial CT250MX200SSD4)
カードリーダー/ライターのチェック
UHS-Ⅰ対応カード