デル XPS 13 (9315) の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1230U
Core i7-1250U
メモリ 8GB ~ 32GB
ストレージ 256GB ~ 1TB SSD
液晶サイズ 13.4インチ
液晶種類 FHD+ 非光沢
FHD+ タッチ
UHD+ タッチ
質量 約1.17kg~
バッテリー 51Wh
価格[税込] 11万円台~
美しい見た目でコンパクト

XPS 13 (9315)は、薄型で、ボディの質感も良く、見た目が美しいモバイルノートです。

さらに、他社の13インチクラスのノートPCと比較してもコンパクトで、カバンに入れやすいです。

また、画面比が16:10である点や、エッジ to エッジのキーボードを採用しタイピングがしやすい点から、作業がしやすい製品です。

プロセッサーは9Wクラスのものを採用し、パフォーマンスはそれほど高くありませんが、従来の第11世代Core(U)よりは高い性能です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、1台が当サイトの購入品、もう1台がメーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1230U、16GBメモリ、512GB SSD、FHD+液晶

Core i7-1250U、16GBメモリ、512GB SSD、FHD+液晶 NEW!

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「XPS 13 (9315)の特徴」のみお読みください。

 

XPS 13 (9315)の特徴

コンパクトで美しいボディ

XPS 13 (9315)は、ボディが薄く、アルミニウム素材を採用し剛性も高く、非常に美しいボディです。ディスプレイのベゼルも狭く、モダンな見た目で、毎日外で使いたくなるような製品です。

剛性が高く美しいボディ

 

比較的軽くてコンパクト

質量も、1.17kgと従来モデルよりも軽くなり、より持ち運びやすくなりました。

また、最近は、14型液晶のノートが増えましたが、XPS 13 (9315)は、少し小さめの13.4型液晶を採用し、ベゼルも狭いことから非常にコンパクトです。他の13.3型のモバイルノートPCと比較してもサイズが小さく、カバンへ入れやすいです。

比較的軽い
コンパクトボディ

 

キーボードも比較的打ちやすい

ボディが小さいノートPCは、キーボードが窮屈になることもありますが、XPS 13 (9315)は、端から端まであるエッジ to エッジのキーボードを採用し、約19mmのキーピッチを確保しており、特別小さいキーもなく、タイピングしやすいです。

十分なキーピッチでタイピングしやすい

 

画面比16:10の見やすい液晶

XPS 13 (9315)は、最近非常に多くなってきた画面比16:10の液晶を採用しています。一般的な画面比16:9の液晶よりも、縦の比率が高くなっており、ウェブブラウザや、Officeソフトなどの縦長のコンテンツが少し使いやすくなります。打ちやすいキーボードと合わせて、作業しやすいモバイルノートだと思います。

画面比16:10の液晶

 

9WのCPUで、パフォーマンスは控えめ

インテル第12世代Coreプロセッサーを搭載したモバイルノートPCも出揃ってきましたが、そのほとんどはPBP(プロセッサー・ベース・パワー)が28Wもしくは15Wのものを採用しています。

一方、XPS 13 (9315)は、それらよりも省電力である代りにパフォーマンスが落ちるPBP:9WのCore i5-1230UもしくはCore i7-1250Uプロセッサーを採用しています。

ベンチマークスコアを比較すると次のようになっています。やはり、パフォーマンスの面では、28Wや15WのCoreプロセッサーよりも劣ります。ただし、従来のインテル第11世代Coreプロセッサーと比較すると、十分高い性能が出ており、ブラウジング、Officeの使用といった一般ユーザーが行うような作業は問題なくこなせます。

CINEBENCH R23 マルチコア
Core i7-1260P
第12世代 (28W)
9032
Core i5-1240P
第12世代 (28W)
8409
Core i7-1255U
第12世代 (15W)
8300
Core i5-1235U
第12世代 (15W)
7589
Core i7-1250U
第12世代 (9W)
6552
Core i5-1230U
第12世代 (9W)
6273
Core i7-1165G7
第11世代 (28W)
4720
Core i5-1135G7
第11世代 (28W)
4424

 

価格は意外に安い

XPSシリーズと言えば、高級ノートPCといったイメージがありますが、XPS 13 (9315)に限っては、そこまで高くはありません。下図に、コスパの高いモバイルノートPCを掲載していますが、下位モデルのInspiron 13 5320よりやや高いだけです。この中では、CPUのパフォーマンスがやや劣るかもしれませんが、高級ブランドのXPSシリーズがこの価格で購入できるのは嬉しいです。

コスパの高いモバイルノートPC
  XPS 13
9315
Inspiron 13
5320
HP
Pavilion
Aero
レノボ
ThinkBook 13s
Gen4
画像
CPU Core i5-1230U Core i5-1240P Ryzen 5 5625U Core i5-1240P
画面 13.4型
1920x1200
13.3型
1920x1200
13.3型
1920x1200
13.3型
1920x1200
メモリ 8GB
SSD 256GB
質量 約1.17kg 約1.25kg 約957g 約1.23kg
高さ[mm] 13.99 15.65 18.9 14.9
幅[mm] 295.40 296.68 298 297
奥行[mm] 199.40 213.50 209 211
価格[税込] 113,961円 98,639円 98,100円 109,890円
記事  ー レビュー記事 レビュー記事 レビュー記事
※2022年12月8日時点の価格

 

メモリとストレージはオンボード

XPS 13 (9315)はメモリとストレージがオンボードになっています。軽量ノートPCの場合、オンボードのメモリは珍しくありませんが、ストレージまでオンボードなのは珍しいです。後々自分で換装することは難しいのでご注意下さい。

メモリはオンボード

 

ポートはThunderbolt4のみ

XPS 13 (9315)は、ポート類がかなり割り切っており、Thunderbolt4のみしかありません。ヘッドホン/マイク端子もありません。最近の周辺機器はUSB-Cポートに対応した製品が多いですし、またワイヤレスのヘッドホンやマウスを使えば、Thunderbolt4しかなくても問題ないかもしれませんが、せめてもう1ポートくらい欲しかったです。たくさん周辺機器などを接続する方は、ドックなどを上手く使いましょう。

Thunderbolt 4のみ

 

各用途の快適度

XPS 13 (9315) の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
画面比16:10の液晶でWebページや文書ファイルが見やすいです。9WのCoreプロセッサーですが、このような用途であれば、十分な性能です。
動画鑑賞 色鮮やかな液晶で、スピーカー音も比較的良いので、動画鑑賞も快適です。ただし、ヘッドホン端子がないため、有線のヘッドホンを使う方は、USB-C - ヘッドホン変換アダプターやドックが必要となります。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、他に何も用意しなくても、すぐにオンライン会議が始められます。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域が、FHD+ならsRGB 100%、UHD+ならDCI-P3 90%で、画像編集などにも適しています。CPU性能はそこまで高くなく、遅い処理もありますが、たまに簡単な編集作業を行う程度なら問題ないでしょう。
動画編集 △~○ FHD動画の簡単な編集ならできますが、グラフィック性能が高くないため、動画編集向きの製品ではありません。
ゲーム グラフィック性能は低めなので、ゲーム向きの製品ではありません。

 

ディスプレイのチェック

XPS 13 (9315)には、次の3種類の液晶を搭載したモデルがあります。

XPS 13 (9315)で選択できる液晶

(1) FHD+ (1920x1200), 500nit, sRGB 100%, 非光沢

(2) FHD+ (1920x1200), タッチ, 500nit, sRGB 100%, 反射防止

(3) UHD+ (3840x2400), タッチ, 500nit, DCI-P3 90%,反射防止

 

今回は、(1)のディスプレイを搭載していますが、非常に見やすかったです。詳細は以下のタブをクリックして下さい。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.7%でした。

最大輝度は、仕様では500nit、当サイトの計測では462nitでした。高めの輝度です。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1の直線に近く、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

今回のディスプレイは非光沢なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきも感じず見やすい液晶です。

なお、タッチパネル対応の他のディスプレイは反射防止対応となっており、非光沢と光沢の中間のような見た目になります。タッチパネルに対応していると、ノートPCの場合、電極線がやや目立つので、個人的には非タッチのディスプレイがおすすめです。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)もありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

XPS 13 (9315)のキーボードは、前述した通り、小さいキーがなく打ちやすいです。実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mmです。キーストロークは約1.2mmです。欲を言えば、左端のキーをもう少し小さくして、「Backspace」キーをもう少し大きくしてもらえたらベストでした。キートップはほぼフラットですが、たわみがなく打ちやすいです。

タッチパッドの使いやすさは普通です。クリックボタンも普通の力で押すことができます。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードには、バックライトも搭載しています。

バックライト

 

パフォーマンスのチェック

続いて、パフォーマンスのチェックを行います。

XPS 13 (9315)では、下図のように、サーマルモードを変更することが出来ます。

ここでは、デフォルトの「最適化」と、最も高いパフォーマンスが出る「超高パフォーマンス」のモードで計測したベンチマークのスコアを紹介します。

サーマルモード

 

CPU

まずは、CINEBENCH R23のスコアを掲載します。前述の通り、9Wクラスのプロセッサーなので、それほど高いベンチマークスコアではありません。ただ、インテル第11世代のCore i7-1165G7やCore i5-1135G7よりは高いスコアが出ています。一般的な用途であれば十分なパフォーマンスでしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1230U
Core i7-1250U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1195G7 6594
Core i7-1250U 6552 [超高パフォーマンス]
5058 [最適化]
Core i5-1230U 6273 [超高パフォーマンス]
4967 [最適化]
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i9-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i7-1250U 1677 [超高パフォーマンス]
1339 [最適化]
Core i5-1235U 1675
Core i7-1195G7 1634
Core i5-1230U 1532 [超高パフォーマンス]
1310 [最適化]
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 7 6800U 1504
Core i5-1240P 1483
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリは、LPDDR5-5200となっており、広い帯域です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
51.9GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

続いて、3DMark Night Raidのグラフィックススコアを掲載します。Core i5-1230Uの場合、スコアはあまり高くありません。グラフィックに負荷のかかる作業はあまり向いていません。Core i7-1250Uであれば、標準的なスコアになります。FHD動画の簡単な編集くらいなら出来るでしょう。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1230U
Core i7-1250U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i7-1250U
メモリLPDDR5-5200
16896 [最適化]
16776 [超高パフォーマンス]
GeForce MX330 16714
Core i5-1230U
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i5-1230U
メモリLPDDR5-5200
11982 [超高パフォーマンス]
11972 [最適化]
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe SSDを搭載しており、高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
本製品のPCIe SSD 3498
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットはありません。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

9Wの低電圧のCoreプロセッサーであるため、書き出しはそれほど速くはありません。また、「被写体を選択」の機能を使うと、画像によっては10秒以上待たされます。ただ、露光量などのスライダーを動かしたときは、割とタイムラグなくプレビュー画面に反映されていました。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i5-1240P 103秒
Core i7-1250U 129秒
Core i5-1230U 129秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

ニューラルフィルターのような重い処理は時間がかかります。ただ、クイック選択ツールでマスクをして明るさを変えたり、コンテンツに応じた塗りつぶしをしたりしても、重さは感じませんでした。一般的な編集であれば、それほどストレスなく使えると思います。 

  Core i5-1230U 参考:
Core i7-1260P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約6分1秒 約4分28秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約3分31秒 約2分48秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

XPS 13 (9315)のUSB Type-Cポートは、Thunderbolt 4、DisplayPort、電源供給に対応しており、下表のように、今回試した機器は全て使用できました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
65W Lenovo GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ○ ※3
18W cheero充電器 ○ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速充電ケーブルであるとの警告が表示

 

HDMIの動作チェック

XPS 13 (9315)にHDMIポートは搭載されていません。

 

質量のチェック

XPS 13 (9315)の質量のメーカー仕様値は 1.17 kgとなっています。

当サイトで計測した質量は次の通りで、仕様値よりもやや軽かったです。モバイルノートとして、まずまずの質量ではないかと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  Core i5-1230U Core i7-1250U
PC本体 1.153kg 1.161kg
ACアダプター 244g 242g

 

バッテリー駆動時間のチェック

XPS 13 (9315)のバッテリー容量は51Whとなっています。最近のモバイルノートとしては普通のバッテリー容量だと思います。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次の通りです。ここでは、Core i5-1230U搭載モデルのみ掲載します。9Wクラスの低電圧プロセッサーを搭載しているため、バッテリー駆動時間は長いです。

CPU使用率10%、GPU使用率7%の負荷を常にかけたときは、4時間55分程度のバッテリー駆動時間です。やや高めの負荷をかけたときは、このくらいの駆動時間になると思います。

バッテリー駆動時間
  Core i5-1230U
(1) JEITA2.0
(2) 動画再生時 17時間48分
(3) CPU10%、GPU7%の負荷 4時間55分 
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで、普通です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
49%(約25Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、720pのHDカメラで、画質は普通です。やや暖色系の画面です。カメラを物理的に隠すシャッターは搭載していません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

本製品は、底面の左右に2W x2のスピーカーを搭載しています。最大音量が大きく、音質も比較的よく、ノートPC基準で点数を付けると、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度など推移を確認します。

CPU温度は問題のない範囲に収まっていると思います。CPU電力は、「最適化」モードのときより「超高パフォーマンス」モードのときのほうがやや高く、「超高パフォーマンス」モードのほうがパフォーマンスが出ます。

Core i5-1230U

  • 最適化時
  • 超高パフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

Core i7-1250U

  • 最適化時
  • 超高パフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。なお、この静音性と、次の表面温度、消費電力については、Core i5-1230U搭載モデルで計測したデータのみ掲載します。Core i7-1250U搭載モデルも大きくは変わりません。

「最適化」モードでは、アイドル時はほぼ無音です。少し負荷をかけると騒音値が上がりますが、そこまでうるさくはないです。「超高パフォーマンス」モードで、さらに高い負荷をかけると、それなりに高い騒音値になります。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高い負荷をかけると、パームレストの左側の温度が上がってきて、やや不快感があります。

底面の中央部分に吸気口がないため、それを塞ぐことはありませんが、全体的に温度が上がるため、膝の上に置いて作業をするときは、低温火傷に注意しましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

9Wクラスの低電圧プロセッサーであるため、消費電力は低いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

XPS 13 (9315)の外観をチェックします。

アルミのCNC加工で質感が良く、狭額縁ベゼルで見た目もモダンで、素敵なデザインです。

 

天板には、「DELL」のロゴマークがあり、鏡状になっているので、キラキラ輝いています。

 

ボディの高さは13.99mmと、非常に薄型です。

 

電源ボタンは、指紋認証装置が統合されています。

 

排気口は見えないようになっており、放熱性よりもデザインを重視した構造になっています。

 

インターフェースはThunderbolt4ポートが2つのみです。かなり割り切っています。

 

ヒンジが回転する最大の角度は下の画像の通りです。あまり開きませんが、テーブルの上に置いて作業をする分には問題ありません。SEの方など、床にノートPCを置いて、しゃがんで操作することがある場合は、角度がやや物足りないです。

 

底面の中央部分に吸気口はなく、両サイドのスリットから吸気しています。

 

底面カバーを開けたときの画像はご覧の通りです。1本のヒートパイプと、小型のファンで冷却しています。9WのインテルCoreプロセッサーということもあり冷却機構はそこまで大がかりではありません。

 

メモリはオンボードで、さらにSSDもオンボードです。

 

ACアダプターは45Wで比較的小さいです。ただし、ケーブルが太いのが残念です。

 

まとめ

以上が、XPS 13 (9315)のレビューです。

ボディがとても美しいモバイルノートPCです。アルミの削り出しボディで質感が良く、剛性も高く、ベゼルも細くて見た目もよく、外で使いたくなる製品です。

また、ボディがとても小さい点も魅力的です。14型のノートPCはもとより、同じ13型クラスのノートPCと比較しても薄くて小さいです。

アスペクト比は流行りの16:10で、さらに色域も広めであるため画面が見やすく、キーボードも比較的打ちやすいので、作業もしやすいです。

一方、プロセッサーは「PBP:9W」のCoreプロセッサーとなっています。一般的な15Wや28WのCoreプロセッサーと比較すると、処理性能が落ちます。ただし、ブラウジングやOfficeの使用といった一般的な用途なら十分な性能ですし、冷却機構も小さくて済むので、吸気口や排気口を目立たないようにすることができ、見た目が良くなります。

そこまで重い処理はしないので、見た目と使いやすさが優先の方におすすめのモバイルノートPCです。

高級ブランドのXPSシリーズが、11万円台から購入できる点も魅力です。

 

美しい見た目でコンパクト

XPS 13 (9315)

特徴

  • 見た目が美しい
  • コンパクト
  • 16:10の画面比、Edge to Edge のキーボード 

こんなあなたに

  • デザイン重視
  • コンパクトなPCが欲しい方
  • 作業がしやすいモバイルノートが欲しい方 
公式サイトはこちら

 

 

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