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ASUS Zenbook 14 UM3406GAの実機レビュー - タッチパネル&ペン対応軽量ノート
| CPU | Ryzen AI 5 430 Ryzen AI 7 445 |
|---|---|
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB / 1TB |
| 画面サイズ | 14型 16:10 |
| 画面種類 | 1920x1200 OLED |
| 質量 | 約1.28kg |
| バッテリー | 75Wh |
| 価格[税込] | 25万円台~ |
【結論】タッチパネルやペンを使いたいならGood
ASUS Zenbook 14 UM3406GAは、タッチパネルおよびペンに対応した軽量ノートPCです。
スマホやタブレットのように指で触って直観的に操作することが可能です。
ペンに対応していることで、手書きの絵からイラストを生成するようなAIツールが使いやすいです。
また、最新のRyzen AI 400シリーズ・プロセッサーも搭載。このCPUがどの程度の実力なのかも検証していきます。
販売サイト
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen AI 7 445、16GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「Zenbook 14 UM3406GAの特徴」のみお読みください。
Zenbook 14 UM3406GAの特徴
Ryzen AI 7 445の性能は?
Zenbook 14 UM3406GAは、最新のRyzen AI 400シリーズ「Ryzen AI 7 445」を搭載しています。
Ryzen AI 7 445は、Ryzen AI 7 350と比較するとマルチコア性能は落ちます。これは、コア数が少ない下位グレードのCPUであるためです。
Ryzen AI 5 340と同等程度の性能でした。CPU名に「7」が付いていても、そこまで高い性能ではないため、ご注意下さい。
詳細はこちらにまとめていますので、ご覧ください。
タッチで直観的な操作が可能
本製品は、タッチパネルディスプレイを搭載しているので、指で触って直観的に操作することが可能です。スマホやタブレットの操作には慣れているけど、PCの操作には慣れていない世代などにいいでしょう。
ただし、タッチパネル用の電極線が、背景が白いと若干目立ちます。
ペンも使え、コクリエイターなどが使いやすい
本製品は、ペンにも対応しています。Copilot+ PCの機能の1つのコクリエイター(手書きの絵からイラストを生成する機能)などが、ペンを使えるとやりやすいです。
ただし、ペンは付属していません。試した限りでは、手持ちのMPP対応ペンなら使うことができました。ただし、動作を保証するものではないため、ご了承下さい。
有機ELディスプレイを搭載し色が綺麗
本製品は、有機ELのディスプレイを搭載しており、画像や映像を綺麗に表示することができます。
色域がDCI-P3カバー率100%と広く、引き締まった黒を表現することが可能です。画像編集用途にも使用することができるでしょう。
一方、ペンタイル配列で、解像度も1920x1200と高くないことから、小さい文字がやや見にくいです。ただ、感じ方に個人差があるので、気にならない方も多いです。
持ち運びやすい
本製品の質量は、約1.28kg(仕様値)となっています。
最近は、1kgを切るノートPCも増えたので、非常に軽いというわけではありませんが、十分持ち運べる軽さです。また、バッテリー容量も75Whと大容量であるため、バッテリー駆動時間が長いです。外出先へ持って行ってPCを使うことがある方にも適した製品です。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
○ | 個人的には小さい文字がやや見にくく感じますが、気にならない方も多いと思います。処理性能は問題ありません。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ◎ | 綺麗な映像で動画を視聴することができます。スピーカー音もまずまずです。 |
| RAW現像 画像編集 |
○ | グラフィックス性能がそこまで高くないので、やや遅く感じる処理もあると思います。ディスプレイの色域が広いので画像編集もできます。 |
| 動画編集 | △~○ | FHD動画の簡易的な動画編集ならできなくもありませんが、動画編集をするなら、もう少しグラフィック性能の高い製品がおすすめです。 |
| ゲーム | △ | ゲームをするなら、もう少し性能の高いPCのほうがいいです。 |
ディスプレイのチェック
Zenbook 14 UM3406GAのディスプレイは、1920x1200ドットの有機ELです。色域が広く色鮮やかな表示が可能なディスプレイです。
ただ、ペンタイル配列で、解像度がそこまで高くないので、小さい文字に赤や青が混じってみえたり、輪郭がギザギザしているように見えたりします(詳細)。ただ、これは気にならない方も多いです。
また、光沢なので周囲の物が映り込みやすく、タッチパネルの電極線もやや目立ち、フリッカーもあります。資料作成が中心なら、普通の液晶のほうがいいと思います。
その他の特性については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は広いです。当サイトの計測では、sRGBおよびDCI-P3カバー率が100%、Adobe RGBカバー率が95%でした。最大輝度は、当サイトの計測では331cd/m2とやや高めです。
ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。
視野角は広いです。
光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。タッチパネル用の電極線がややギラついて見えます。
PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はあります。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
Zenbook 14 UM3406GAのキーボードは、普通の打ちやすさです。
キーピッチは十分あり、キートップはやや湾曲して指の収まりがいいです。「半角/全角」キーや「Backspace」が大きいのも良かったです。ただ、「\」だけ極端に小さいのはデメリットです。一部のエンジニアなど「\」をよく押す方はご注意下さい。
※画像をクリックすると拡大できます
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
Zenbook 14 UM3406GAのパフォーマンスは高いです。
今回は、デフォルトの「スタンダードモード」と、高い性能が出る「パフォーマンスモード」でベンチマークを計測します。
CPU
今回、Ryzen AI 7 445を搭載しており、CINEBENCHのスコアは以下の通りです。
マルチコアはそこまで高いスコアではありませんが、低いスコアでもないので、日常作業であればストレスなくできる性能です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能も、高くはありませんが、低くもありません。動画視聴程度なら全く問題ない性能ですが、動画"編集"をする場合はやや物足りなさを感じます。動画編集をするなら、Ryzen AI 7 350以上の性能のCPUがおすすめです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NPU
NPU性能は最大 50 TOPSと高めです。
~ NPU性能の評価 ~
ストレージ
ストレージは高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
質量のチェック
Zenbook 14 UM3406GAの質量のチェックです。
仕様は「約1.28kg」です。
当サイトで計測した質量は下の通りで、ほぼ仕様値通りです。
持ち運び用に設計されたモバイルノートPCとしてはそこまで軽くはありませんが、一般的なノートPCよりは大分軽いです。
| 質量 | |
| PC本体 | 1.293kg |
| ACアダプター+電源ケーブル | 209g |
バッテリー駆動時間のチェック
Zenbook 14 UM3406GAのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は75Whでした。大きい容量です。
メーカーサイトにバッテリー駆動時間は掲載されていません。当サイトにて、やや負荷をかけたときのバッテリー駆動時間は、下表の(3)の通りで、長かったです。
| バッテリー駆動時間 | |
| (1) JEITA3.0(アイドル時) | 未掲載 |
| (2) JEITA3.0(動画再生時) | 未掲載 |
| (3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 8時間38分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、今回テストしたRyzen AI 7 445のデフォルトTDPは28Wです。
CPU電力については、「スタンダードモード」の場合、28W以下で推移していることもあり、低めのCPU電力です。「パフォーマンスモード」にした場合は、デフォルトTDPより少し高めの数値が出ており、やや高めのパフォーマンスが出ています。
CPU温度については、どちらのモードもやや高めです。
静音性のチェック
Zenbook 14 UM3406GAの動作音(静音性)のチェック結果です。スタンダードモードでの計測結果となります。
全体的に、動作音は比較的静かです。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約21dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約21dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約30dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約38dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
ゲームのような高い負荷をかけると手のひらがやや熱く感じてきますが、それ以外は特に気になりません。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
やや低めの消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 5W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 9W |
| 中負荷時 [動画編集] | 23W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 35W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
Zenbook 14 UM3406GAの外観のチェックです。
ジェイドブラックというカラーで、シックでかっこいいです。ただ、指紋などがやや目立ちます。

天板には、ASUSのロゴマークの「A」が大きく入っており、素敵です。

ボディは比較的薄いです。

スピーカーの音質はやや良いと思います。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

約207万画素のカメラを搭載し、映りも良かったです。IRカメラも付いており、顔認証によるログインが可能です。

インターフェースはご覧の通りです。USB-Cは、1つはUSB4、もう1つはUSB3.2 Gen2となっています。どちらも映像出力、本機への給電をサポートしています。
気になるのが、充電にも使用するUSB-Cポートの位置です。右側面のやや中央寄りに配置されているので、ケーブルを接続すると、マウスを操作するときにやや邪魔になります。

ヒンジは約180度開きます。

底面です。今回、底面カバーは開けていませんが、外側から見ると、冷却ファンは1つでした。

ACアダプターは68Wで、サイズは小さいです。


まとめ
以上が、Zenbook 14 UM3406GAのレビューでした。
最新のRyzen AI 400シリーズのプロセッサーを搭載したモバイルノートPCです。
「Ryzen AI 7」と「7」の数値が入っていますが、そこまで高い性能ではありません。ただ、日常作業には十分な性能はあるので、多くの作業はストレスなくできると思います。
また、約1.28kgと比較的軽く、バッテリー駆動時間も長かったので、持ち出し用のパソコンとしても便利です。
ディスプレイには有機ELを採用し、色鮮やかな表示が可能です。また、タッチパネルにも対応しており、直観的に指で画面を操作することが可能です。
ただし、ペンタイル配列で小さい文字がやや見にくい点、光沢なので映り込みがある点、フリッカーがある点、背景が白いとタッチパネルの電極線がやや目立つ点は気になるところです。ただ、筆者は若干気になりますが、全く気にならない人も多いと思います。
タッチパネル&ペン対応モバイルノート
Zenbook 14 UM3406GA

特徴
- タッチパネル・ペン対応
- 有機EL採用で、色鮮やかな画面
- 最新のRyzen AI 400シリーズ搭載
こんなあなたに
- スマホのように指でも操作したい方
- 綺麗な表示で画像や映像を見たい方
- 価格25万円台~
販売サイト

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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