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超軽量ゲーミングノート、ASUS TUF Gaming A14 FA401UH(2025)のレビュー

更新日:
TUF Gaming A14 FA401UHの写真
CPU Ryzen 7 260
Ryzen AI 7 350
GPU RTX 5050 Laptop
RTX 5060 Laptop
メモリ 32GB
ストレージ 512GB SSD
1TB SSD
画面サイズ 14型
画面種類 2560x1600 165Hz
質量 約1.46kg
バッテリー 73Wh
価格 23万円台~
超軽量ゲーミングノート

ASUS TUF Gaming A14 FA401UH (2025)は、約1.46kgと非常に軽いゲーミングノートPCです。

外出先へ持ち出して、ゲームやクリエイティブ作業を行いたい方に非常におすすめです。

グラフィックスには、最新のGeForce RTX5050 LaptopまたはRTX 5060 Laptopを搭載し、十分ゲームが楽しめる性能です。

ディスプレイは、2560x1600と高解像度で、100% sRGBと色域も広めなので、動画編集などのクリエイティブワークにも使えます。

販売サイト

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 260、GeForce RTX 5050 Laptop、32GBメモリ、512GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「 TUF Gaming A14 FA401UH (2025)の特徴」のみお読みください。

 

TUF Gaming A14 FA401UH (2025)の特徴

かなり軽いゲーミングノートPC

ゲーミングノートPCは、約2kg以上ある製品が多いですが、本製品は約1.46kgと非常に軽いです。ボディも薄いので、カバンなどにも入れやすく、外へ持ち出しやすいです。

非常に軽い
薄型のボディ

 

ゲーム時もパームレストが熱く感じない

軽量・薄型のボディのゲーミングノートPCの場合、表面温度が熱くなって、不快に感じることが多いですが、本製品はパームレストやキーボードのWASDキーの温度がほとんど上がらないため、とてもゲームがしやすいです。

ゲーム時も表面温度が熱くなりにくい

 

多用途で使えるディスプレイ

ディスプレイは、色域が100% sRGBクラスなので、ゲーム映像は綺麗ですし、画像編集などの用途にも使えます。リフレッシュレートも165Hzあり、残像も少なく、ゲームがしやすいです。非光沢なので、普通に作業もしやすいです。

100% sRGB、165Hzの十分な品質のディスプレイ

 

100W PD充電器を繋いだ場合は?

本製品は、持ち運びに便利なゲーミングノートPCということで、外出時は100W PD充電器を使いたい方もいるでしょう。100W PD充電器を繋いだ場合、付属のACアダプターに比べて、どのくらいパフォーマンスが下がるのか検証した結果が下の通りです。標準のACアダプターを繋いだときと比べて2~3割パフォーマンスが下がりますが、それでも出来ることは多いと思います。

FF14(2560x1600、標準品質(ノートPC))
付属のACアダプター 102 fps [Turboモード]
92 fps [パフォーマンスモード]
100W PD充電器 80 fps [パフォーマンスモード]

 

各用途の快適度

TUF Gaming A14 FA401UH (2025)の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
性能が高く、Web閲覧やOffice作業は快適です。
動画鑑賞 ディスプレイが見やすく、スピーカー音も比較的いいので、動画鑑賞も快適です。
RAW現像
画像編集
広めの色域ディスプレイで、独立GPUも搭載しているので、画像編集などにも適しています。
動画編集 GeForce RTX 5050 または5060 Laptopを搭載し、動画編集も快適です。
ゲーム 165Hzのリフレッシュレートディスプレイに、最新のGeForce RTX 50シリーズを搭載し、ゲームも快適です。

 

ディスプレイのチェック

TUF Gaming A14 FA401UHのディスプレイは、14型、2560x1600、165Hzとなっています。色域も広めで、非光沢なので見やすいです。多くの用途で使えるでしょう。

その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、下表の通りで広めです。最大輝度は当サイトの計測では、404nitでした。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 77%
Adobe RGBカバー率 75%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的揃っているので、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢なので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほぼ感じません。

画面への映り込み

フリッカーを計測する装置が故障してしまい正確には計測できませんが、カメラで撮影し簡易的に確認してみたところ、フリッカーはなさそうでした。

※カメラで簡易的に計測

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に165フレームを更新する165Hzのディスプレイで1フレーム前くらいまでの残像がありました。1秒間に60フレームしか更新しない普通の液晶は、2~3フレーム前くらいまで残像があったことから、一般的なノートPCのディスプレイより、残像が少ないことが分かります。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

タイピングをした感じでは、底付きの衝撃も少なく、キートップもやや湾曲しており、比較的打ちやすいキーボードでした。ただ、「半角/全角」キーや「\」キーがやや小さいです。

音量ボタンが、一番上の分かりやすいところに配置されているのは良かったです。ゲーム中でもとっさに音量を変えられます。
タッチパッドや、クリックボタンの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品では、下図のように動作モードを変更することができます。

ここでは、デフォルトの「パフォーマンス」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

動作モード

 

CPU

本製品は、Ryzen 7 260のCPUを搭載しています。このCPUは、最新世代ではなく、Zen4世代のCPUとなっています。とは言っても、マルチコアのスコアは十分高いです。シングルコアのスコアは普通です。

また、Zen5世代のRyzen AI 7 350を搭載したモデルもあります。下のグラフでは性能がRyzen 7 260より低くなっていますが、本製品で計測した場合は、もっと高くなるでしょう。

CINEBENCH 2024
~ CPU性能の評価 ~
TUF Gaming A14 FA401UHのCINEBENCH 2024のスコア画像
Ryzen 7 260
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core Ultra 9 275HX 2202
Core i9-14900HX 1748
Ryzen AI Max+ 395 1565
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen 7 260 969 [Turbo]
928 [パフォーマンス]
Ryzen AI 7 350 951
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i5-13450HX 886
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 255H 834
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core Ultra 5 125H 669
Ryzen 7 8840U 618
Core Ultra 7 258V 603
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core Ultra 9 275HX 137
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 255H 126
Core Ultra 7 258V 121
Ryzen AI Max+ 395 116
Ryzen AI 9 HX 370 115
Ryzen AI 7 350 115
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Ryzen 7 260 104 [パフォーマンス]
104 [Turbo]
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Core i5-13450HX 101
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

グラフィックスは、ノートPC用のGeForce RTX 5050 LaptopまたはRTX 5060 Laptop GPUを搭載しています。

今回搭載しているGeForce RTX 5050 Laptopの最大グラフィックスパワーは、NVIDIAコントロールパネルを確認すると110Wでしたが、仕様では105Wとなっています。今回、貸出機ということで差異があるのかもしれません。

パフォーマンスモードからTurboモードにすると、GPUクロックなどが上がります。

最大グラフィックスパワー。ただし、仕様は105W
本製品のグラフィックカードのスペック

 

3Dmarkのスコアはご覧の通りです。Turboモードであれば、140WのGeForce RTX 4050 Laptopよりも、約12~13%高いスコアでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 5050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 5090 Laptop 175W 24493
RTX 4090 Laptop 175W 21897
RTX 5080 Laptop 175W 20825
RTX 4080 Laptop 175W 18822
RTX 5070 Ti Laptop 120W 15341
RTX 5070 Laptop 105W 13781
RTX 4070 Laptop 140W 12545
RTX 5060 Laptop 115W 12380
RTX 4060 Laptop 140W 10665
RTX 5050 Laptop 110W 9923 [Turbo]
110W 8986 [パフォーマンス]
RTX 4060 Laptop 65W 8829
RTX 4050 Laptop 105W 8776
RTX 3050 Ti Laptop 95W 6063
RTX 3050 Laptop 75W 5102
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
3DMark Steel Nomad
~ グラフィックス性能の評価 ~
3DMark Steel Nomadの3DMark Steel Nomadのスコア画像
GeForce RTX 5050 Laptop
他のグラフィックスとの比較
RTX 5090 Laptop 175W 5898
RTX 4090 Laptop 175W 4919
RTX 5080 Laptop 175W 4754
RTX 5070 Ti Laptop 120W 3525
RTX 5070 Laptop 105W 2893
RTX 4070 Laptop 140W 2714
RTX 5060 Laptop 115W 2695
RTX 4060 Laptop 140W 2339
RTX 5050 Laptop 110W 2258 [Turbo]
110W 1961 [パフォーマンス]
RTX 4050 Laptop 140W 1879
RTX 4050 Laptop 50W 1466
RTX 3050 Laptop 95W 1178
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

続いて、DLSSの機能(アップスケーリングおよびフレーム生成)を3DMarkのソフトを使ってテストします。GeForce RTX 5060 Laptopは、マルチフレーム生成(4x)に対応しているので、大きくフレームレートが伸びています。

3DMark NVIDIA DLSS feature test
~ DLSSの機能テスト(3840×2160) ~
RTX 5090 Laptop 175W 235 fps [DLSS4 FG 4x] 138 fps [DLSS4 FG 2x] 35 fps [DLSS OFF]
RTX 5080 Laptop 175W 219 fps [DLSS4 FG 4x] 128 fps [DLSS4 FG 2x] 31 fps [DLSS OFF]
RTX 5080 Laptop 175W 199 fps [DLSS4 FG 4x] 115 fps [DLSS4 FG 2x] 29 fps [DLSS OFF]
RTX 5070 Ti Laptop 140W 167 fps [DLSS4 FG 4x] 96 fps [DLSS4 FG 2x] 24 fps [DLSS OFF]
RTX 5070 Ti Laptop 120W 144 fps [DLSS4 FG 4x] 85 fps [DLSS4 FG 2x] 21 fps [DLSS OFF]
RTX 5070 Laptop 105W 133 fps [DLSS4 FG 4x] 76 fps [DLSS4 FG 2x] 14 fps [DLSS OFF]
RTX 5060 Laptop 115W 125 fps [DLSS4 FG 4x] 68 fps [DLSS4 FG 2x] 12 fps [DLSS OFF]
RTX 5050 Laptop 110W 92 fps [DLSS4 FG 4x] 52 fps [DLSS4 FG 2x] 3 fps [DLSS OFF]
RTX 4090 Laptop 175W 116 fps [DLSS4 FG ON] 30 fps [DLSS OFF]
※DLSS有効時のDLSS Super Resolutionは「Performance」に設定
※ FG:Frame Generation

 

ストレージ

ストレージは比較的速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB SSD

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度も速いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
XXX YYYのSDカードスロットのCrystalDiskMarkの画像
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。「Turbo」モードで計測しています。

ARKアイコン
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 105 fps
ノーマル 70 fps
最高 44 fps
2560x1600 83 fps
ノーマル 55 fps
最高 36 fps

ASAは、1920x1200、ノーマル設定なら、快適に遊べるフレームレートが出ていました。

ARKアイコン
重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
解像度 品質 フレーム生成OFF フレーム生成ON
1920x1200 最低 80 fps 130 fps
70 fps 110 fps
64 fps  97 fps
ウルトラ 42 fps 50 fps
2560x1600 最低 116 fps
93 fps
79 fps
ウルトラ

モンハンワイルズは、1920x1200および中設定なら、フレーム生成なしでも60 fpsを超えていました。

アイコン
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 フレーム生成 OFF フレーム生成 4x
1920x1200 134 fps
ウルトラ 86 fps 215 fps
レイトレ:オーバードライブ 28 fps 65 fps
2560x1600 120 fps
ウルトラ 59 fps 143 fps
レイトレ:オーバードライブ 23 fps 54 fps

サイバーパンク 2077は、レイトレーシング:オーバードライブの設定でも、マルチフレーム生成を利用することで、60 fps以上の平均フレームレートが出ていました。

アイコン
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 172 fps
高品質 103 fps
2560x1440 軽量品質 129 fps
高品質 75 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1200 164 fps
130 fps
ウルトラ 103 fps
2560x1600 155 fps
90 fps
ウルトラ 73 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均fps
1920x1200 標準(ノート) 135 fps
高(ノート) 129 fps
最高品質 98 fps
2560x1600 標準(ノート) 102 fps
高(ノート) 96 fps
最高品質 67 fps
アイコン
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1200 低設定 170 fps (1% Low: 90 fps)
中設定 139 fps
最高設定 71 fps
2560x1600 低設定 106 fps
中設定 97 fps
最高設定 44 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1200 3D解像度:100%
描画距離:最高
メッシュ:低
205 fps (1% Low: 88 fps)
2560x1600 201 fps (1% Low: 83 fps)
※バトルロワイヤル ソロで計測

フォートナイトは、DirectX 12の低設定または、パフォーマンスモードにすれば、ほぼカクつきを感じずプレイすることができました。

アイコン
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均fps
1920x1200 低設定 268 fps
高設定 186 fps
2560x1600 低設定 190 fps
高設定 130 fps
※トレーニングモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1200 高設定 343 fps
2560x1600 高設定 324 fps
※プラクティスモードで計測
アイコン
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1200 非常に低い 194 fps
中型 184 fps
ウルトラ 176 fps
2560x1600 非常に低い 185 fps
中型 178 fps
ウルトラ 131 fps
原神
解像度 品質 平均fps
2560x1600 60 fps

原神のような軽いゲームなら、2560x1600および、最も高い「高」設定でも、上限の60 fpsが出ていました。

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Lightroomのイメージ画像

現像時間はまずまずです。

Core Ultra 9 275HX
RTX 5090(175W)
17秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 275HX
RTX 5080(175W)
19秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX
RTX 4090(175W)
26秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 5070 Ti (120W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 39秒
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
42秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 255H 45秒
Ryzen AI 9 HX 375 49秒
Ryzen AI 9 HX 370 57秒
Ryzen 7 260
RTX 5050 (110W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Apple M3 69秒
Core Ultra 7 258V 73秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core i5-1335U 128秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
Premiere Proのイメージ画像

Premiere Proでの4K動画の書き出しは、十分速いです。

4K動画の書き出し
Core Ultra 9 275HX
RTX 5090 (175W)
2分26秒
 Core Ultra 9 275HX
RTX 5080 (175W)
2分54秒
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 5070 Ti (120W)
2分54秒
Core i7-14650HX
RTX 5060 (115W)
3分03秒
Ryzen AI 7 350
RTX 5070 (105W)
3分14秒
Core Ultra 9 275HX
RTX 5060 (115W)
3分15秒
Ryzen 7 260
RTX 5050 (110W)
3分18秒
Ryzen 7 7435HS
RTX 4050 (140W)
4分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
Blender Benchmarkのスコア画像
GeForce RTX 5060 Laptopで実行
Blender Benchmark Score
RTX 5090 Laptop 175W 8408
RTX 4090 Laptop 150W 8067
RTX 5080 Laptop 175W 6708
RTX 4080 Laptop 175W 6072
RTX 5070 Ti Laptop 120W 4592
RTX 5070 Laptop 105W 4234
RTX 4070 Laptop 110W 3908
RTX 4060 Laptop 100W 3636
RTX 5060 Laptop 115W 3614
RTX 5050 Laptop 110W 3036
RTX 4050 Laptop 105W 2775
RTX 3050 Laptop 95W 1151
SPECviewperf 2020
SPECviewperf 2020のベンチマークスコア画像

 

質量のチェック

前述の通り、質量は軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.455kg
ACアダプター 557g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は、73Whと大きめです。

バッテリー容量の画像
バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。ゲーミングノートPCにしては、比較的長いです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約18.1時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約11.6時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 4時間39分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときの、CPUの大体の温度を確認しました。

デフォルトTDPが45WのCPUですが、CPU電力はそれよりも大分高い数値で推移しています。

このときのCPU温度は、「Turbo」モードだと高めです。「パフォーマンス」モードの場合はやや高めですが、問題ない範囲です。

  • CPU電力
  • CPU温度
CPU電力およびCPU温度のグラフ
高いパフォーマンス設定時のCPU電力およびCPU温度のグラフ

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移を下に示します。

「Turbo」モードだとやや高めですが、「パフォーマンス」モードであれば問題ありません。

  • CPU温度
  • GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

負荷が高くなければ、動作音は低めです。ゲーム時も「パフォーマンス」モードならそれほど気になりません。「Turbo」モードの場合はやや気になります。

騒音値
アイドル時
(パフォーマンス)
動画編集時
(パフォーマンス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
FF15ベンチ時
(Turbo)
約21dB 約31dB 約45dB 約53dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

ゲーミングノートPCにしては、表面温度が上がりにくいです。手が熱くなることなくゲームができます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

普通のノートPCとしては高めの消費電力ですが、ゲーミングノートPCとしては低めです。100WのPD充電器でもある程度のことはできると思います。

消費電力
アイドル時
(パフォーマンス)
動画編集時
(パフォーマンス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
FF15ベンチ時
(Turbo)
約8W 約33W 約119W 約158W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

ボディは、イェーガーグレーというカラーです。一見すると普通のノートPCです。

 

天板です。

 

ボディは、ゲーミングノートとしては薄いです。

 

スピーカーは比較的良く、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー写真

 

Webカメラは207万画素で、顔認証にも対応しています。

TUF Gaming A14 FA401UHのWebカメラの写真

 

側面のポート類は下図の通りです。USB-Cは左右に1つずつあります。左側面がUSB4で、Power Deliveryおよび、映像出力に対応しています。右側面はUSB3.2 Gen2で映像出力のみ対応です。

HDMIは、当サイトでのテストでは、dGPUから出力し、4K/120Hz/RGBで表示できていました。

 

ヒンジは約180度開きます。

 

底面です。

 

底面カバーを外したときの内部はご覧のようになっています。なお、今回は貸出機ですので、一部部材は量産品と違う可能性があります。メモリはオンボードです。M.2スロットは1つです。

TUF Gaming A14 FA401UHの内部の写真 TUF Gaming A14 FA401UHの内部の写真2

 

SSDは、Type 2280のものが搭載されていました。

TUF Gaming A14 FA401UHのメモリの写真

 

ACアダプターの容量は200Wです。

 

まとめ

以上が、ASUS TUF Gaming A14 FA401UH(2025)のレビューでした。

GeForce RTX 5050 or 5060 Laptopの最新グラフィックスを搭載してながら、約1.46kgと軽いゲーミングノートPCです。

ディスプレイは、2.5Kと解像度が高めで、100% sRGBと色域も広めで、165Hzとリフレッシュレートも高めです。多くの用途に使用できるでしょう。

軽量・薄型のボディの場合、ゲームをすると、パームレストなどがかなり熱くなる機種も多いですが、本製品はそんなことがなく、不快感なくゲームをすることができます。

外出先へノートPCを持って行って、ゲームやクリエイティブワークをしたい方におすすめです。

 

超軽量ゲーミングノート

TUF Gaming A14 FA401UH

特徴

  • 最新のRTX 5050 or 5060 Laptop搭載
  • 約1.46kgと超軽量
  • 多用途で使えるディスプレイ

こんなあなたに

  • 外出先でゲームをしたい方
  • 外出先でクリエイティブワークをしたい方 
  • 価格23万円台~

販売サイト

 

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