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ASUS TUF Gaming A14 FA401の実機レビュー

更新日:
CPU AMD Ryzen 7 8845HS
AMD Ryzen AI 9 HX 370
GPU GeForce RTX 4060
メモリ 32GB(LPDDR5X-7500)
ストレージ 1TB PCIe Gen4 SSD
液晶サイズ 14インチ 16:10
液晶種類 2560x1600 165Hz 非光沢
質量 約1.46kg
バッテリー 73Wh
価格[税込] 24万円台~
Ryzen AI 9搭載の薄型・軽量ゲームPC

ASUS TUF Gaming A14 FA401は、「AMD Ryzen AI 9 HX 370」が搭載できる14型のゲーミングノートPCです。

このCPUは最大50 TOPSのNPUを内蔵している点が特徴ですが、高いCPU電力で動作していたこともあり、CPU性能も非常に高かったです。

さらにはGeForce RTX 4060の外部グラフィックスも搭載しながら、薄型・軽量で、外出先などへの持ち運びも便利です。

ディスプレイは、2560x1600ドット、165Hz対応で、ゲームだけでなく、クリエイティブ作業にも使うことができます。

公式サイト(購入ページ)はこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成(FA401WV-AI9R4060)

Ryzen AI 9 HX 370、GeForce RTX 4060 Laptop、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「ASUS TUF Gaming A14 FA401の特徴」のみお読みください。

 

ASUS TUF Gaming A14 FA401の特徴

AMD最新のSoC「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載

ASUS TUF Gaming A14 FA401は、AMDの最新プロセッサー「Ryzen AI 300シリーズ」の1つ、「Ryzen AI 9 HX 370」をいち早く搭載したゲーミングノートPCです。

「Ryzen AI 9 HX 370」は、12コアのCPUと16コアのGPUに加え、最大50TOPSのNPUを統合したSoCで、本製品のような薄型モデルにも搭載可能なほど省電力の割に、ハイパフォーマンスです。

なお、WindowsのAI機能であるCopilot+ PCの要件も余裕で満たすスペックではありますが、Copilot+ PC機能については、後日提供されるWindows Updateで使えるようになるそうです。現在のところ、NPUを利用できるアプリは、ASUSが独自に提供している写真・ビデオ管理ソフト「StoryCube」などくらいで、ほぼありません。

AMD Ryzen AI 9 HX 370をいち早く搭載

 

本製品でCinebench R23のベンチマークスコアを計測したところ、マルチコア性能ではCore i7-14700HXを上回り、シングルコア性能ではRyzen 9 7945HXを上回るという、14型のノートに搭載されるCPUの性能とは思えないスコアを叩き出しました。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Ryzen AI 9 HX 370 23929
Core i7-14700HX 22639
Core Ultra 9 185H 19411
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2079
Ryzen AI 9 HX 370 2047
Ryzen 9 7945HX 1951
Core Ultra 9 185H 1882

 

WQXGA、165Hz、広めの色域の液晶を搭載

ASUS TUF Gaming A14 FA401の液晶は、14インチとゲーミングPCとしてはサイズが小さいものの、WQXGA(2560x1600ドット)の高解像度、165Hzのハイリフレッシュレートに対応しています。

色域も、当サイトの計測でsRGBカバー率98.0%と広く、色鮮やかな映像でゲームを楽しむことができ、画像や動画編集など、クリエイティブな作業にも適しています。

ストリートファイター6をプレイ
2560x1600ドットで動画編集も快適

 

外部GPUを搭載していながら薄型軽量で持ち運びしやすい

ASUS TUF Gaming A14 FA401は、GeForce RTX 4060の外部グラフィックスを搭載していながら、最薄部は約16.9mmと薄型で、重量は約1.46 Kgと軽量なので、カバンやリュックなどに入れて持ち運びやすい設計になっています。

外出先でゲームをしたい方はもちろん、外出先で動画編集などのクリエイティブ作業をしたい方にも適しています。 

ゲーミングPCなのに重さは約1.46 Kgと軽量
14インチで持ち運びも楽

 

M.2 SSD用の空きスロットあり

ASUS TUF Gaming A14 FA401は、標準で1TBのM.2 SSDを搭載していますが、足りない場合は空きのM.2スロットがあるので、後で自分で増設することができます。

多くのゲームを入れておきたい方や、写真や動画を保存しておきたい方など、大容量ストレージを必要とする方はM.2 SSDを増設して、デュアルSSD構成にするといいでしょう。

ただし、M.2 SSDを含むパーツの増設・交換については、自己責任となります。そのため、「ASUSのあんしん保証」に入っておくことをおすすめします。この保証は、いかなる理由の故障でも、部品代の20%で修理してくれるサービスなので、パーツの増設をしようと思っている方に最適です。

メインストレージ
空きのM.2スロット

 

各用途の快適度

ASUS TUF Gaming A14 FA401の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分な処理性能と、画面比16:10の14型液晶を備えており、快適に作業ができます。
動画鑑賞 色鮮やかな表示のディスプレイで、快適に動画視聴ができます。
RAW現像
画像編集
当サイト計測で、sRGBカバー率98%と色域が広めだったので、ウェブ用などの画像編集にも活用できます。印刷用途などには、Adobe RGBカバー率が100%に近い外部ディスプレイなどをつなぐといいでしょう。
動画編集 性能の高いCPUとGPUを搭載しているため、動画編集・書き出しも快適に行えます。
ゲーム GeForce RTX 4060の外部グラフィックスに、165Hzのハイリフレッシュレートに対応しており、多くのゲームを快適にプレイすることができるでしょう。

 

ディスプレイのチェック

ASUS TUF Gaming A14 FA401のディスプレイのチェックです。

液晶サイズは14インチ、画面比が16:10、解像度がWQXGA(2560x1600)、165HzのハイリフレッシュレートおよびG-Syncにも対応し、色域も広めなので、滑らかかつ鮮やかな映像で快適にプレイすることができます。

一般的な用途にも使いやすく、クリエイティブな作業にも使いやすいです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、下表の通りで広めです。最大輝度は、当サイトの計測では431cd/m2と高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 98%
DCI-P3カバー率 76%
Adobe RGBカバー率 74%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ともほぼ1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきも感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)は、検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約42msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくキーボードなどを含めたPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に165フレームを更新する165Hzの液晶で3フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで、1秒間に60フレームしか更新しませんが、2~3フレーム前くらいまで残像があります。このことから、一般的なノートPCの液晶よりは残像が抑えられており、動きの速いゲームをプレイするのにも適しています。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

ASUS TUF Gaming A14 FA401のキーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約18.5mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.7mmでした。14インチサイズにしては、キーストロークは深いです。

キーサイズは、「半角/全角」、「Backspace」、「\」のキーがやや小さいです。キートップは若干湾曲していますが、フラットに近いです。チャット型のAIアプリを呼び出す「Copilot」キーもあります。

実際にタイピングしてみた感覚としては、普通の打ち心地です。

テンキーは搭載されていません。

タッチパッドの使いやすさは、普通です。

キーボード全体図
※クリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードは、イルミネートキーボードです。ワンゾーンのホワイトカラーのみで、色の変更はできません。「ブレス」や「ストロボ」など、点灯パターンは変更できます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

パフォーマンスのチェックです。

本製品では、動作モードを変更することができます。動作モードを変更するには、ホットキーかFn+F5を押す、または、「ARMOURY CRATE」のソフトから変更します。

ここでは、「パフォーマンス」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

ARMOURY CRATE
動作モード

 

CPU

ASUS TUF Gaming A14 FA401は、「Ryzen 7 8845HS」または、最新の「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載しています。

今回は、Ryzen AI 9 HX 370を搭載しており、下記のスコアの通り、マルチコア、シングルコアともに非常に高いスコアが出ています。ゲームもクリエイターソフトも快適に動作する性能です。

なお、「Turbo」モードにするとスコアがアップしますが、CPU温度も80℃台から90℃台へ上がってしまうので、通常時は「パフォーマンス」モードでいいと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen AI 9 HX 370
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13900HX 24314
Ryzen AI 9 HX 370 23929 [Turbo]
22572 [パフォーマンス]
Core i7-14700HX 22639
Core Ultra 9 185H 19411
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 5 7535HS 10356
Core i7-1360P 9720
Core Ultra 5 125U 9553
Ryzen 5 8540U 9378
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2079
Core i9-13980HX 2061
Ryzen AI 9 HX 370 2047 [Turbo]
2043 [パフォーマンス]
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core Ultra 9 185H 1882
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8845HS 1698
Ryzen 7 8840HS 1686
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535HS 1463
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
Ryzen AI 9 HX 370
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226 [Turbo]
1197 [パフォーマンス]
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1370P 621
Ryzen 7 8840U 618
Ryzen 7 7730U 575
Core i7-1360P 568
Ryzen 5 8640HS 553
Ryzen 5 8540U 500
Core 5 120U 491
Core Ultra 7 155U 477
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
Core 7 150U 403
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Ryzen AI 9 HX 370 115 [Turbo]
114 [パフォーマンス]
Core i7-13700H 114
Core i5-1335U 109
Core 5 120U 107
Core 7 150U 107
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Core Ultra 7 155U 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Core i7-1370P 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Ryzen 7 8840HS 98
Ryzen 5 8640HS 97
Core i7-1360P 85
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには標準で、32GBのLPDDR5X-7500を搭載しています。帯域幅は広く、大容量なので、メモリを多く要求するゲームやクリエイターソフトも快適です。

 

グラフィックス

ASUS TUF Gaming A14 FA401のグラフィックスには、ミドルクラスのGeForce RTX 4060を搭載しています。パフォーマンスを左右する最大グラフィックスパワーは100Wで、普通の数値です。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUの最大グラフィックパワー

 

3DMark Time Spyのスコアはご覧の通りです。「パフォーマンス」モードの場合、最大グラフィクスパワーが140WのGeForce RTX 4060と比べると若干スコアは落ちるものの、「Turbo」モードの場合は、それに迫るスコアが出ています。
多くのゲームを快適にプレイすることができ、クリエイターソフトも快適でしょう。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10665
RTX 4060 100W 10335 [Turbo]
9124 [パフォーマンス]
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 75W 5102
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
3DMark Steel Nomad(グラフィックステスト)
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop(Turbo)
他のグラフィックスとの比較
RTX 4060 140W 23.39 FPS
RTX 4060 100W 22.44 FPS [Turbo]
RTX 4050 140W 18.79 FPS
RTX 3050 95W 11.52 FPS
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  8 FPS

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。動作モードを「Turbo」にすると、GPUクロック、メモリ、ブーストクロックがアップします。

GeForce RTX 4060 Laptop GPU

 

ストレージ

ストレージにはPCIe Gen4 SSDを搭載しており、アクセス速度は高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
5018
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカード対応のメモリスロットを搭載しています。アクセス速度は速いです。

挿入時はカードの出っ張りはほぼありません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ここでは、ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。

なお、本製品は、GPUモードを変更することができます。「スタンダード」にするとiGPUとdGPUを切り替える「Optimus」と、常にdGPUから出力する「NVIDIA GPU」を、状況に応じて切り替えます。「Ultimate」にすると、常に「NVIDIA GPU」(いわゆるディスクリートモード)が有効になります。

平均フレームレートの計測においては、動作モードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」にしています。

 

各ゲームの平均フレームレート

グラフィックスにはミドルクラスのGeForce RTX 4060を搭載しています。最大グラフィックスパワーは100Wと普通ですが、CPU性能が高いこともあり、1920x1200の解像度であれば、パルワールドやサイバーパンク2077などの負荷の重いゲームも最高設定で快適にプレイすることが可能です。

ゴーストオブツシマなどの負荷が非常に重いゲームや、2560x1600解像度だと60 fpsに届かないタイトルもありますが、画質設定を落とすか、DLSSやフレーム生成技術を活用することで、多くのタイトルが快適にプレイできるでしょう。

そのほか、FF14やブループロトコルなどのオンラインゲームでは、高い解像度でも最高設定で快適にプレイすることができ、ストリートファイター6やApex Legends、VALORANT、PUBGなどのeスポーツタイトルも高いフレームレートで快適にプレイすることが可能です。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
劇的に重い部類のゲーム
Ghost of Tsushima Director's Cut(ゴースト・オブ・ツシマ)
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 非常に低い 91 fps
非常に高い 58 fps(107 fps)
2560x1600 非常に低い 63 fps
非常に高い 43 fps(89 fps)
※括弧内のフレームレートは、DLSS SR:バランス、フレーム生成有効時の数値
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 120 fps(最大)
最高 75 fps
2560x1600 120 fps(最大)
最高 53 fps(76 fps)
※括弧内は、DLSS:バランスの時
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 113 fps
ウルトラ 81 fps
2560x1600 104 fps
ウルトラ 50 fps(86 fps)
※括弧内のフレームレートは、DLSS SR:バランス、フレーム生成有効時の数値
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 157 fps
高品質 102 fps
2560x1440 軽量品質 128 fps
高品質 73 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 121 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 106 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
100W 102 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 61 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ストリートファイター6 ベンチマーク
解像度 品質 FIGHTING GROUND WORLD TOUR
1920x1080 HIGHEST 60 fps(最大) 107 fps
2560x1440 HIGHEST 60 fps(最大) 86 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低画質 242 fps
最高画質 121 fps
2560x1440 低画質 208 fps
最高画質 83 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 203 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 149 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 131 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
100W 121 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 80 fps
RTX 3050 40W 53 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 標準(ノート) 149 fps
最高品質 111 fps
2560x1600 標準(ノート) 112 fps
最高品質 77 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 低設定 176 fps
最高設定 97 fps
2560x1600 低設定 123 fps
最高設定 56 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1200 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
274 fps
2560x1600 247 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 低設定 256 fps
高設定 187 fps
2560x1600 低設定 177 fps
高設定 142 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 高設定 487 fps
2560x1600 395 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 非常に低い 286 fps
ウルトラ 200 fps
2560x1600 非常に低い 265 fps
ウルトラ 132 fps

 

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間を下に掲載します。なお、ここでは動作モードを「Turbo」にして計測した結果を掲載しています。

Adobe Lightroom ClassicによるRAW現像時間

Core i7-14700HXとほぼ同じRAW現像時間で、非常に速いです。なお、書き出し速度はCPUとGPUどちらもそれほど変わりませんでした。    

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 4060 (100W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen AI 9 HX 370 48秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H 65秒
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 69秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Proによる書き出し時間

外部GPUを搭載しているので、Premiere Proでの4K動画の書き出しも高速で、編集作業自体も快適です。ディスプレイの解像度も高いので、ペインの多いPremiere Proも快適に使えます。

4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen AI 9 HX 370
RTX 4060 (100W)
3分38秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core Ultra 7 155H
RTX 4060 (100W)
6分48秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードも比較的速いです。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Ryzen AI 9 HX 370 5分03秒
Core i7-13700H 6分39秒
Ryzen 7 8845HS 7分03秒
Core Ultra 7 155H 7分13秒
Core i7-13620H 7分56秒
Core Ultra 5 125H 8分56秒
Ryzen 7 8840U 10分57秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core 5 120U 12分08秒
Ryzen 5 8540U 13分10秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

本製品は、USB3.2 Gen2とUSB4の Type-Cポートがあります。

今回、USB4ポートの動作テストを行いましたが、試した周辺機器はいずれも使用することができました。

なお、PD充電器は、純正のACアダプターでないと、警告が表示されます。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ○ ※3
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ○ ※3
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 性能をフルにサポートできませんとの警告が表示

 

HDMIの動作チェック

今回、4Kモニター/120HzのモニターへHDMIで接続してみましたが、問題なく表示することができました。10ビットや12ビットでの表示が可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

ASUS TUF Gaming A14 FA401の質量のチェックです。

メーカー仕様値では「約1.46kg」となっています。当サイトの計測値は以下の通りで、仕様値とほぼ同じでした。高解像度の14型ディスプレイと、高性能CPU、外部グラフィックスを搭載したゲーミングノートPCとしては非常に軽く、持ち運びに適した重さです。ACアダプターを含めても約2.0kgほどなので、一緒に持ち運びがしやすいと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.445kg
ACアダプター 568g

 

バッテリー駆動時間のチェック

ASUS TUF Gaming A14 FA401のバッテリー容量は73Whでした。14型ノートPCとしては大きな容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。(1)と(2)はメーカー側の計測値で、(3)は当サイトの計測値です。外部GPUを搭載したノートPCとしては比較的長いバッテリー駆動時間です。

なお、ゲームをする場合は、バッテリー駆動状態にするとフレームレートが制限されるので、基本的にACアダプターをつないで使用する方がいいです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約 15.2時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約 9.9時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 3時間17分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、約207万画素のFHDカメラを搭載しています。なお、プライバシーシャッターは付いていませんが、IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証にも対応しています。

Webカメラ

 

スピーカー

左右の底面に2つのスピーカーが配置されています。音質は普通です。ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、GPU動作モードは「スタンダード」で計測しています。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

「パフォーマンス」モードでは、CPU電力は60W前後で動作しています。CPU温度は80℃台で、やや高めですが問題のない温度です。

「Turbo」モードでは、CPU電力が80W前後までアップしそのまま推移しています。CPU温度は90℃台前半まで上がり、高めの温度です。

CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU温度およびGPU温度は下図の通りです。

「パフォーマンス」モードでは、CPU温度はほぼ75℃前後、GPU温度は80℃台で推移しており、やや高めですが、問題のない範囲の温度です。

「Turbo」モードでは、GPU温度はそこまで上がりませんが、CPU温度が90℃を超えており高い温度です。基本的には「パフォーマンス」モードで使うのがいいでしょう。

パフォーマンス
Turbo

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時でもファンの動作音がします。ゲーム時は「パフォーマンス」モードだと、薄型のゲーミングPCにしてはそれほど騒音値が上がりませんが、「Turbo」モードになると、騒音値が高くなりうるさく感じる動作音です。音が気になる場合は、ヘッドホンなどを使用するといいです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

ゲーム時は、キーボードの上部あたりを中心に熱くなります。また、タッチパッドの上部あたりもやや熱くなります。ゲームをしていると、左手がほんのり暖かく感じてはきますが、熱いという感じではなかったです。薄型のボディですが、それほど手は熱くならずにゲームができると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

一般的なノートPCより高い消費電力ですが、CPUにRyzen AI 9 HX 370を搭載しているおかげで、外部GPUを搭載したノートPCとしては、そこまで消費電力は高くありません。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

ASUS TUF Gaming A14 FA401の外観のチェックです。

筐体カラーはイェーガーグレーです。ゲーミングPCらしいRGBライティングやLEDバーもなく、シンプルなデザインなので、ゲーム以外の用途にも使いやすいと思います。

 

天板には、「TUF」の文字と、TUF Gamingのロゴマークが入っています。

 

液晶面を閉じた時の厚みは約16.9~19.9mmで、高い性能の割に薄型です。

 

側面、背面のインターフェイスです。右側面にはmicroSDカードリーダー、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A、左側面には電源コネクタ、HDMI出力、USB4 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A、マイク/ヘッドホンジャックを備えています。USB-AポートとUSB-Cポートが左右にあり、使いやすいと思います。

ただし、残念なことにLANポートがありません。

 

液晶が開く最大の角度です。ほぼフラットになります。

 

底面はとてもシンプルです。吸気口が広く設けられています。

 

底面カバーを外したときの画像です。2基の冷却ファンと、3本のヒートパイプでCPUとGPUを冷却し、背面から排気します。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDを搭載しています。 空きのM.2スロットもあるので、Type 2280 M.2 SSDを増設することができそうです(自己責任)。

 

ACアダプターは薄型なので比較的持ち運びやすいと思います。

 

ACアダプターの容量は200Wです。

 

まとめ

以上が、ASUS TUF Gaming A14 FA401のレビューです。

AMD最新の「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載することができ、AI機能を活用できるほか、CPUとしての性能も非常に高く、メモリには32GBのLPDDR5X-7500を搭載し、外部グラフィックスにはミドルクラスのGeForce RTX 4060を搭載という、14型の薄型・軽量モバイルノートPCに『夢』を詰め込んだようなスペックのゲーミングノートです。

WQXGA、165Hz、広めの色域の液晶を搭載し、ゲームだけでなく、クリエイティブワークにも使用できます。

出張先のホテルでゲームをしたり、撮影先で動画編集をしたりなど、高性能ノートPCを頻繁に持ち運びたい方におすすめです。

薄型・軽量のゲーミングノートPCは、パーツ温度が上がりすぎたり、表面温度が高かったり、動作音がうるさかったりすることが多いですが、本製品はそんなこともなく使えました。

ただし、LANポートが搭載されていないため、有線LANで接続したい場合には、USB-LANアダプターなどを使う必要があります。

 

薄型軽量でパワフルなゲーミングノートPC

ASUS TUF Gaming A14 FA401

特徴

  • 最大でRyzen AI 9 HX 370を搭載
  • 薄型軽量で持ち運びやすいボディ
  • 画面比16:10、色域高めのWQXGA液晶
  • GeForce RTX 4060を搭載

こんなあなたに

  • 出先でゲームやクリエイティブワークをする方
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