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ASUS A3402WBAK(A3402WBAK-I71255UWPS161TB)の実機レビュー

CPU | Core i7-1255U |
---|---|
GPU | CPU内蔵 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
液晶サイズ | 23.8型 16:9 |
液晶種類 | 1920x1080 |
質量 | 約5.4kg |
価格[税込] | 13万円台~ |
ASUS A3402WBAKは、省スペースでありながら、23.8型の大きな画面を搭載した液晶一体型PCです。
ノートPCの画面サイズでは物足りないという方におすすめです。
HDMI入力ポートもあるので、Nintendo Switchなどのゲーム機を接続することも可能です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-1255U、16GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「 ASUS A3402WBAKの特徴」のみお読みください。
ASUS A3402WBAKの特徴
省スペース
ASUS A3402WBAKは、液晶一体型のパソコンなので、とても省スペースです。ノートパソコンだと画面が小さいけれど、デスクスペースを圧迫するのは嫌だという方に適しています。
ディスプレイの周りの3辺は、フレームが細くなっており、また台座もシンプルなので、スタイリッシュな見ためです。



23.8型フルHDの大画面液晶を搭載
ASUS A3402WBAKは、23.8型の大画面液晶を搭載しており、ノートPCとは違い大きな画面で作業をすることができます。
100% sRGBと色域も広めなので、画像や映像も綺麗です。

スピーカー音がいい
ASUS A3402WBAKは、ノートパソコンよりも奥行きがあるので、スピーカー音もいいです。特に重低音が、ノートPCは全然違います。

HDMI入力ポートもあり
ASUS A3402WBAKは、HDMIの入力ポートも搭載しています。Nintendo Switchなどのゲーム機を接続して使用することも可能です。

CPUは2世代前のUシリーズ
本製品に搭載されているCPUは、第12世代のインテルCoreプロセッサーで、また低電圧のUシリーズなので、そこまで高い処理性能ではありません。ただし、一般的な軽めの作業であれば、そこまで遅く感じることはありません。
ディスプレイのチェック
ASUS A3402WBAKのディスプレイは、23.8型と大きな画面です。解像度は1920x1080と標準的です。色域は100% sRGBとなっており比較的広いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域はsRGBカバー率98%でした。最大輝度は、294cd/m2と普通でした。

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も直線的で、補正されていないことが分かります。そのため、どれかの色が強調されることなく、自然な発色です。

視野角は広いです。

非光沢液晶なので映り込みは低減されています。ギラつきはそれほど感じません。

フリッカー(ちらつき)はありませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびマウスのチェック
キーボードは、キーピッチが十分あり、キーストロークも深めです。ただ、キーを押したときの反発が強く、ストンと落ちるような感じがありません。総合的に見て、普通の打ちやすさだと思います。
外付けのキーボードなので、打ち心地にこだわるなら、メカニカルキーボードなど、別途他のキーボードを購入してもいいでしょう。キーボードを自由に変えられるのもデスクトップPCのメリットです。

※画像をクリックすると拡大できます

マウスはシンプルなデザインのホイールマウスです。PC本体のデザインと合っています。サイドボタンが無いのは残念です。

パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
ASUS A3402WBAKのCPUには、ノートPC用のCore i7-1255Uが搭載されています。インテル第12世代のプロセッサーなので、最新世代からは2つ前の世代のCPUとなります。また、プロセッサー・ベース・パワー(PBP)が15Wの低電圧のUシリーズプロセッサーとなります。
そのため、処理性能はそこまで高いわけではありません。最新CPUと比べるとやや遅いなと感じるときもあります。ただし、ネット閲覧やOffice作業程度の負荷であれば、それほどストレスを感じることなく作業ができるでしょう。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
メモリはDDR4-3200です。DDR5ではなく、しかもシングルチャネルなので、帯域はそこまで広くありません。スロットに1つ空きがあるようなので、カバーを外せる方はメモリを1枚増設してもいいでしょう。
グラフィックス
ASUS A3402WBAKのCPU内蔵グラフィックスのベンチマークスコアは下の通りです。
メモリがシングルチャネルであることも影響し、グラフィック性能はあまり高くありません。YouTubeの動画を観るくらいなら、特に問題ありませんが、簡単な動画編集をしたいと思っている方などには適しません。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※グラフィックス名の横の括弧は、メモリの仕様
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、比較的速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラは、92万画素のHD画質です。解像度は高くありませんが、映りは比較的良いです。
また、カメラを物理的に隠すシャッターも搭載しています。

※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

スピーカー
スピーカーは、3W×2の構成です。Windowsノートパソコンと比較すると、音質は良いです。(デスクトップPCですが)ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時や低負荷時は、ほぼ無音です。高い負荷をかけても、それほど動作音は聞こえません。静かな環境で作業ができると思います。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
高負荷時 [エンコード] |
約20dB | 約20dB | 約30dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

外観のチェック
ASUS A3402WBAKの外観のチェックです。
液晶の3辺のフレームが細く、スタンドもシンプルで、すっきりとした見た目です。ホワイトのカラーなので、清潔感もあります。

背面もホワイトです。

背面の下に電源ボタンがあります。正面からは見えないので、どこにあるのか分かりにくいですが、慣れれば、手探りで簡単に押すことができます。

インターフェースはご覧の通りです。ポート類は背面に多くあります。

下側面にもフルサイズUSBとSDカードリーダーがあります。ただ、下側面のポートはカードやケーブルを挿しにくいです。できれば良く使うポート類は側面になると良かったです。


ヒンジが傾く最大の角度は下図の様になっています。そこまで開きません。

ACアダプターの容量は90Wです。

まとめ
以上が、ASUS A3402WBAKのレビューです。
液晶とPC本体が一体となったPCで、省スペースでありながら大きな画面を搭載しています。
ノートPCの画面サイズでは小さすぎるけれど、デスク上のスペースがあまり無いという方に最適です。デスクトップPCと違い配線もごちゃごちゃしないのですっきりしています。
また、ノートPCよりも奥行きがあるので、スピーカー音に重低音があります。
さらに、HDMI入力ポートもあるので、Switchなどのゲーム機を接続することもできます。
ただし、CPU性能はそこまで高くありません。また、下側面にあるSDカードスロットやUSBポートが正面から見えにくいので、カードやケーブルを挿しにくいです。
省スペースでも大画面
ASUS A3402WBAK

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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