ASUS ROG Zephyrus G16 GU603VIの実機レビュー

更新日:
CPU Core i9-13900H
GPU GeForce RTX 4070
メモリ 32GB DDR4-3200
ストレージ 1TB PCIe Gen4 SSD
液晶サイズ 16インチ
液晶種類 2560x1600 240Hz 非光沢
質量 約2.1kg
バッテリー 約11.4時間 (90Wh)
価格[税込] 43万円台
持ち運べるハイクラスのゲーミングノートPC

ROG Zephyrus G16 GU603VIは、質量が約2.1kg、厚みが約19.9~22.34mmと、軽めでスリムなボディの16型のゲーミングノートPCです。

この持ち運びがしやすいボディに、Core i9-13900H + RTX 4070と、240Hz駆動のWQXGA液晶を搭載し、移動先でも快適にゲームをプレイすることができます。

また、100% DCI-P3クラスと広色域なので、クリエイターの移動用ノートPCとしても適しています。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i9-13900H、32GBメモリ、GeForce RTX 4070、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「 ROG Zephyrus G16 GU603VIの特徴」のみお読みください。

 

ROG Zephyrus G16 GU603VIの特徴

持ち運びやすいハイクラスの16型ゲーミングノートPC

ROG Zephyrus G16 GU603VIは、16型液晶と、Core i9-13900H + GeForce RTX 4070というハイクラスの性能を備えつつ、持ち運びがしやすいゲーミングノートPCです。

4辺狭額縁の液晶なので、ボディサイズが比較的コンパクトで、約19.9~22.34mmと一般ノートPC並みの薄さです。さらに、約2.1kgと軽めのボディなので、同等性能のゲーミングノートPCの中では、容易に持ち運びができる機種となっています。

出張先にゲーミングノートPCを持って行きたい方など、高めの性能を備えたゲーミングノートPCを外に持ち出したいユーザーにおすすめです。また、外で作業をすることがあるクリエイターにもいいと思います。

スリムボディの16型ゲーミングノートPC

 

WQXGA・240Hz駆動・100% DCI-P3クラスの液晶

ROG Zephyrus G16 GU603VIは、画面比16:10のWQXGA(2560x1600)液晶を搭載しています。240Hzのハイリフレッシュレートに対応しており、遅延・残像感ともに少なかったので、eスポーツタイトルなど動きの激しいゲームも、滑らかな映像で快適にプレイすることができます。

100% DCI-3Pクラスと色域が広く、色鮮やかな表示が可能なので、高解像度に設定して、ゲームの世界観に浸るタイプのゲームを楽しむのにも適しています。

なお、色域に関しては、当サイトの計測ではDCI-P3カバー率98.0%でした。そのため、ゲームだけでなく、写真のRAW現像、4K動画の編集、3DCG作成といったクリエイティブな作業にも十分対応可能な液晶です。持ち出した先でも、快適に作業ができるでしょう。

広色域で色鮮やかな表示が可能

 

シンプルなデザイン

ROG Zephyrus G16 GU603VIは、派手なライティングなどはなく、シンプルなデザインです。それでも、天板にはドットマトリックスパターンが施されており、見た目がよく、高級感もあります。

エクリプスグレーと、ムーンライトホワイトの2色がありますが、どちらもゲームだけでなく、ビジネスシーンなどでも使いやすいと思います。

ドットマトリックスデザインの天板

 

メモリはオンボード+スロット

ROG Zephyrus G16 GU603VIのメモリは、オンボード 16GB + スロットメモリ 16GBの構成です。

仕様では、最大48GBメモリとなっており、スロットメモリを32GBメモリに換装することができそうです。

もともと32GBと大きめの容量なので、不足を感じることは少ないと思いますが、より大きい容量のメモリを希望する場合は、購入後に自分で換装するといいでしょう。ただし、デュアルチャネルで動作するのは、オンボード16GB、スロットメモリ16GBの部分で、残りのスロットメモリ16GBの部分はシングルチャネル動作となります。

 

ASUSのあんしん保証への加入をおすすめ

ROG Zephyrus G16 GU603VIを購入したら、製品購入後30日以内に「MyASUS」への製品登録を行い、「ASUSのあんしん保証」に加入しましょう。

これは、故障や破損が発生した場合、理由を問わず、どんな故障でも部品代の20% +税のみの金額で修理してくれる(1年の間に1回のみ)サービスです。自分でメモリ換装をしようとして壊してしまったというような場合もカバーされます。ただし、パーツの増設・換装後に故障した場合、最初のパーツの状態でないと修理が受けられません。パーツの増設・換装を行う場合は、保証期間内は最初のパーツを取っておきましょう。

なお、ROG Zephyrus G16 GU603VIのように高価で、持ち出すことを意識した製品は、より手厚い保証が受けられる「ASUSのあんしん保証 Premium 3年パック」への加入をおすすめします。14,800円で加入でき、保証期間3年の間(修理は1年間に1回までで3年間)、破損・自損を問わず負担0円で修理対応してもらうことができます。詳細はメーカーサイトをご確認下さい。

ASUSのあんしん保証

 

各用途の快適度

ROG Zephyrus G16 GU603VIの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
高い処理性能と、画面比16:10の16型液晶で、快適に作業することができます。
動画鑑賞 WQXGAと解像度が高めで、色鮮やかな表示ができる液晶を搭載し、スピーカー音もよく、動画鑑賞が快適に行えます。
オンライン会議 マイク、スピーカー、ウェブカメラを搭載しており、普通にオンライン会議に参加できます。
RAW現像
画像編集
広めの色域で、CPUの性能も高く、RAW現像の用途にも快適に使用することができます。ただし、印刷用の画像編集を行うためには、Adobe RGBカバー率が100%に近い外部ディスプレイを使用した方がいいです。
動画編集 高い性能のCPUに、GeForce RTX 4070を搭載しており、動画編集も快適です。当サイト計測で、DCI-P3カバー率98.0%と広色域のディスプレイなので、色の調整も含めて、本格的な動画編集に適しています。
ゲーム ハイクラスのゲーミング性能と、240Hz駆動の16型ディスプレイ液晶を備えており、ゲームも快適にできます。

 

ディスプレイのチェック

ROG Zephyrus G16 GU603VIのディスプレイのチェックです。

画面比16:10で、WQXGA(2560x1600)と解像度が高めの16型液晶を搭載しています。240Hzのハイリフレッシュレートに対応しており、残像感も少ないので、動きの激しいゲームを高めのフレームレートでプレイするのに適しています。また、DCI-P3カバー率98.0%と色域が広いので、色鮮やかな表示ができ、動画編集などのクリエイティブな作業用としても活用できます。

当サイトで計測した最大輝度は、477cd/m2と高かったです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、以下のとおりで、広色域でした。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 98.0%
Adobe RGBカバー率 86.5%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶ですので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無のチェックです。どの輝度でもフリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約28msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に240フレームを更新する240Hzの液晶で2フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで、1秒間に60フレームしか更新しませんが、2~3フレーム前くらいまで残像があります。このことから、一般的なノートPCの液晶よりもかなり残像が少ないことになります。動きの速いゲームでも、残像を気にせずにプレイできるでしょう。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.5mmでした。標準的なフルサイズのキーボードです。主要なキーのサイズが揃っていて、「半角/全角」キーや、「BACKSPACE」キーなどのサイズも大きいです。キーの配置も標準的で、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

テンキーはありませんが、体とノートPCの中心が揃うので、自然な姿勢で使用することができます。

タッチパッドのサイズはやや大きめです。操作感や、クリックボタンの押しやすさなどは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

RGBイルミネートキーボードで、1ゾーンですがバックライトの色の変更ができます。

キーボードバックライト

 

RGBバックライトのエフェクトや色の変更は、ARMOURY CRATEで行うことができます。

ARMOURY CRATE

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品では、動作モードを変更することができます。動作モードを変更するには、Fn+F5を押すか、「ARMOURY CRATE」のソフトから変更します。

ここでは、「パフォーマンス」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

ARMOURY CRATE
動作モード

 

CPU

ROG Zephyrus G16 GU603VIは、インテルの第13世代Core i9-13900Hを搭載しています。

ベンチマークの結果は以下の通りです。マルチコア、シングルコアともに、高いベンチマークスコアが出ています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i9-13900H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-13900H 19307 [Turbo]
19299
18432 [パフォーマンス]
Core i7-13700H 17622
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-12650H 12674
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 7735U 10122
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2027 [パフォーマンス]
2023 [Turbo]
2016
Core i9-12950HX 1981
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
Core i3-1215U 1592
Ryzen 7 7735HS 1538
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 5 6600H 1476
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1446
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、DDR4-3200メモリを搭載しています。

オンボードメモリ16GB + スロットメモリの構成なので、スロットメモリの換装ができます。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~

今回は、SiSoftware Sandra 2020が落ちてしまい、計測できませんでした。

他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

ROG Zephyrus G16 GU603VIは、外部GPUにGeForce RTX 4070 Laptopを搭載しています。

メーカーにより設定される最大グラフィックスパワーは120Wでした。比較的高めの数値だと思います。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

ベンチマークの結果は以下のとおりです。

旧世代のRTX 3080(140W)を超えるスコアが出ており、しっかり高めのパフォーマンスを発揮できています。

なお、「Turbo」モードにすることでスコアがややアップしています。ゲームでフレームレートを上げたい場合や、クリエイター向けソフトで負荷の高い作業を行う場合などは、「Turbo」モードに切り替えるといいと思います。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4070 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 120W 12271 [Turbo]
11217 [パフォーマンス]
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 140W 10665
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 4060 45W 7441
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4070 Laptopの情報は次の通りです。動作モードを「Turbo」にすると、GPUクロック、メモリ、ブーストクロックがアップします。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、高速でした。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
4697
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は速いです。カード挿入後の出っ張りはほとんどありません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ROG Zephyrus G16 GU603VIでは、外部GPUの出力モードを切り替えることができるMUXスイッチ機能を備えています。外部GPUからの出力をCPU内蔵グラフィックス経由で映像出力する「MSHybrid」モードと、外部GPUから直接映像ポートに出力する「ディスクリート」モードを切り替えることが可能です。

この切り替えは、「ARMOURY CRATE」のソフトの「GPUモード」で行います。「Ultimate」を選択すると「ディスクリート」モード、「スタンダード」を選択すると「MSHybrid」モードになります。

GPUモード

 

また、ゲームを起動すると、自動的に「Ultimate」モードになります。そのため、以下ではゲームの平均フレームレートを掲載していますが、いずれも「Ultimate」モードで計測した結果を紹介しています。

また、本製品は、WQXGA(2560×1600)液晶を搭載していますが、他のグラフィックスと比較するため、フルHD(1920×1080)解像度でのフレームレートも計測しています。

 

ハイクラスのゲーミング性能を備えているので、FHD解像度であれば、重い部類のゲームでも高画質設定で快適にプレイできます。軽めのゲームであれば、200 fpsを超える高いフレームレートでプレイできるゲームもありました。

持ち出した先でも、多くのゲームを快適にプレイすることができます。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 61 fps
2560x1600 98 fps
最高 39 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 85 fps
RTX 4090 150W 84 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4070 140W 57 fps
RTX 4060 140W 48 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 46 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 38 fps
RTX 4050 45W 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 95 fps
2560x1600 80 fps
ウルトラ 56 fps
レイトレ:ウルトラ 48 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 エクストリーム 110 fps
2560x1600 最高 101 fps
エクストリーム 92 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 171 fps
RTX 4090 150W 167 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080 175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 137 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 111 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 110 fps
RTX 4060 140W 101 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 83 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 61 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 115W 48 fps
RTX 3050 75W 31 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 112 fps
2560x1440 標準品質 110 fps
高品質 86 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 149 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070 140W 116 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 112 fps
RTX 4060 140W 103 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 85 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 138 fps
2560x1600 130 fps
最高 98 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 138 fps
RTX 4060 140W 118 fps
RTX 4050 140W 86 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 122 fps
2560x1600 143 fps
ウルトラ 86 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 144 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 122 fps
RTX 4060 140W 107 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4060 45W 87 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 4050 45W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 70 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 75W 62 fps
RTX 3050 60W 53 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均 fps
1920x1080 最高 オフ 145 fps
2560x1600 最高 オフ 99 fps
クオリティ 126 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 145 fps
RTX 4060 140W 137 fps
RTX 3070 140W 132 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 114 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 107 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 4060 45W 101 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 75W 66 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 159 fps
2560x1600 高(ノート) 138 fps
最高品質 111 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 185 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 168 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 159 fps
RTX 3070Ti 150W 158 fps
RTX 4060 140W 156 fps
RTX 3070 140W 139 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 133 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050 95W 89 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 中設定 139 fps
最高設定 74 fps
2560x1600 中設定 110 fps
最高設定 35 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
236 fps
2560x1600 228 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 192 fps
2560x1600 低設定 208 fps
高設定 137 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 484 fps
2560x1600 高設定 343 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 224 fps
2560x1600 中型 197 fps
ウルトラ 197 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 24382
(すごく快適)
※約5500で60fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。なお、動作モード:「Turbo」、GPUモード:「スタンダード」(MSHybridモード)で計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

十分実用的な書き出し時間です。現像作業も快適です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700HX
RTX 4080 (145W)
43秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
RTX 4070 (120W)
62秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

今回、CPU、GPUの性能が高いため、動画の書き出し速度は速いです。編集作業も快適に行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700HX
RTX 4080 (145W)
3分12秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i9-13900H
RTX 4070 (120W)
3分37秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードも高速です。

Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i9-13900H 6分18秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i7-13700HX 6分39秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 9 6900HX 8分23秒
Core i5-12500H 8分36秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4070 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカー仕様値では「約2.1kg」となっています。実測値は以下の通りで、仕様値とほぼ同じでした。ハイクラスの性能を備えた16型のゲーミングノートPCとしては、軽めの質量だと思います。ACアダプターと合わせても約3kgを切っており、大きめの画面と、高めの性能のノートPCを移動先でも使用したい方に適しています。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.064kg
ACアダプター 729g

 

バッテリー駆動時間のチェック

ROG Zephyrus G16 GU603VIのバッテリー駆動時間のチェックです。

90Whの大容量バッテリーを搭載しています。

バッテリー容量

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。大容量バッテリーを搭載しているので、動画再生のような負荷の軽い作業であれば、高性能のCPUとGPUを搭載したゲーミングノートPCとしては比較的長めのバッテリー駆動が可能です。ただし、少し負荷がかかると、(3)のようにバッテリー駆動時間は短くなります。移動先で軽めの作業を短時間する場合はバッテリー駆動でもいいと思いますが、ゲームやクリエイター向けソフトの使用など、負荷の高い作業をする場合はACアダプターをつないで使うといいでしょう。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約11.4時間
(2) 動画再生時 8時間54分
(3) CPU7%、iGPU6%、dGPU6%の負荷 2時間48分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
79%(約71Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラには、物理的なシャッターはありません。IRカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証が使用可能です。

Webカメラは、約92万画素のHDカメラです。ノートPCに搭載されるWebカメラとしては、普通の性能です。細部にはやや粗さがあるものの、明るめで、自然な色味の画像でした。オンラインミーティングや、ゲーム配信などにも使用しやすいと思います。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、キーボード面のサイドと、底面の左右に2W x6のスピーカーを内蔵しています。音質は良く、ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で6~7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときの、CPUの大体の温度を確認しました。

「パフォーマンス」モードでは、CPU電力は90W前後で推移しており、CPU温度は95℃前後と高めの温度です。

「Turbo」モードでは、CPU電力が少しアップし100W前後で動作しています。CPU温度は、95℃前後と「パフォーマンス」モードとほぼ同じです。

高性能CPUを搭載し、どちらのモードでもCPU温度は高めですが、スリムタイプのゲーミングノートPCで、パフォーマンスをしっかり引き出す仕様なので、仕方がない部分だと思います。

  • パフォーマンス時
  • Turbo時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。

「パフォーマンス」モードでも、「Turbo」モードでも、CPU温度、GPU温度ともに、概ね70℃台に収まっており、高い負荷がかかるゲーム時でも心配なく使用できると思います。

どちらのモードでも温度に差はあまりありませんが、騒音値は「Turbo」モードのほうが高くなるので、パフォーマンスを優先するか、動作音を優先するかでモードを決めるといいと思います。

  • パフォーマンス時
  • Turbo時
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「パフォーマンス」モードのアイドル時でもファンの音が聞こえます。FF15ベンチのような高い負荷がかかると、ゲーミングノートPCとしても、やや高めの騒音値になります。「Turbo」モードで高い負荷がかかると、さらに高い騒音値となり、うるさく感じます。ゲーム時に音が気になる場合は、ヘッドフォンを使用するといいです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
左から3番目:同上 (Turbo時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

ゲームのような高い負荷がかかると、キーボード面は全体的に温度が上がっています。パームレスト部の温度も上がるので、左手がやや暖かく感じます。耐えられないほどではありませんが、気になる方もいるかもしれません。スリムタイプのゲーミングノートPCなので、ここは妥協が必要です。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

高性能のCPUと、GPUを搭載しているので、高い負荷がかかると高めの消費電力になります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

ROG Zephyrus G16 GU603VIの外観のチェックです。

画面占有比約94%の16型液晶を搭載し、スマートなイメージです。メタルボディなので、質感がよく、剛性も高いです。

ボディカラーは、ムーンライトホワイトです。いい意味でゲーミングノートPCらしくなく、クリエイターなどの作業用としても使いやすいと思います。なお、ブラックに近いエクリプスグレーのボディも選択できます。

 

天板には、8279個の小さな穴で構成されたドットマトリックスデザインが施されています。どの角度から見ても、プリズムフィルムが輝いて見えます。

 

閉じた時の厚みは19.9~22.34mmです。ハイクラスのゲーミングノートPCですが、一般ノートPCと同程度のスリムなボディです。

 

背面部の作りは下図のようになっており、排気口からの熱風が直接液晶面の下部に当たります。表面温度をチェックすると液晶下部の温度も高くなっていたので、液晶にダメージがないかが少し心配です。

 

インターフェイスは、以下のとおりです。USB3.2 Gen2 Type-A x2、Thunderbolt 4 Type-C(映像出力、本機への給電に対応)、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、本機への給電に対応)、microSDカードリーダー、HDMI、LANを備えています。

DC-in、映像出力対応ポート、LANが全て左側面に配置されているので、接続時もケーブル等がマウス操作の邪魔になりません。

 

液晶面は約180度開き、フラットになります。

 

底面には、吸気口が設けられています。吸気しやすくするため、高めのゴム足が配置されています。

 

ACアダプターの容量は240Wです。やや重みがありますが、ハイクラスのゲーミングノートPCに付属するACアダプターとしては持ち運びもしやすい方だと思います。

 

まとめ

以上が、ROG Zephyrus G16 GU603VIのレビューです。

これまで15.6型だったROG Zephyrus G15から、画面比16:10の16型液晶へとサイズアップを遂げ、ROG Zephyrus G16となりました。

約2.1kgと16型のゲーミングノートPCとしては軽めの質量と、厚みが19.9~22.34mmとスリムなボディが大きな特徴となっています。このスリムなボディに、第13世代Core i9-13900H + GeForce RTX 4070 Laptopを搭載し、ハイクラスのゲーミング性能をしっかり発揮することができていました。大きめの画面と、高めの性能で、快適にゲームができる環境を外に持ち出したい方におすすめの機種です。

液晶は、WQXGA(解像度:2560x1600)、240Hz駆動、ハイリフレッシュレートに対応し、eスポーツタイトルなどを高いフレームレートでプレイするのに適しています。また、広色域なので、色鮮やかな映像でゲームの世界に没頭するのもいいと思います。

また、ハイスペック構成で、100% DCI-P3クラスの液晶を搭載しているので、画像・動画の編集や、3DCG作成などの負荷の高いクリエイティブな作業用としてもおすすめです。シンプル、かつ、質感の高いボディなので、ゲーム以外の用途にも使いやすいと思います。

スリムボディなので仕方がない部分ではありますが、ゲームなどの高負荷時はキーボード面がやや暖かくなります。耐えられないほどではありませんが、やや気になるかもしれません。

 

持ち運びやすいハイクラスのゲーミングノートPC

ROG Zephyrus G16 GU603VI

特徴

  • 比較的軽くてスリムなボディ
  • Core i9-13900H + RTX 4070のハイクラス性能
  • WQXGA、240Hz、100% DCI-P3クラスの16型液晶

こんなあなたに

  • 持ち運べるハイクラスのゲーミングノートPCが欲しい方
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