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ASUS VivoBook 15(K513EA)の実機レビュー

CPU | Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB PCIe SSD +1TB HDD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約1.8kg |
バッテリー | 約8.5時間~ |
価格[税込] | 9万円台~ |
VivoBook 15(K513EA)は、やや機能を削る代わりに価格を安くした一般ユーザー向けノートPCです。
具体的には、Wi-Fi 6、Power Delivery、キーボードバックライト、生体認証といった機能が省かれている代わりに、10万円を切る価格(税別)で販売されています。
ただ、第11世代Coreプロセッサーを搭載し、処理性能は十分です。
また、ストレージが256GB SSD + 1TB HDDの構成となっている点もユニークです。
2020年12月14日まで、「あんしん保証Premiumの3年パック」が無償で付いてきます。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i7-1165G7、8GBメモリ、256GB PCIe SSD + 1TB HDD
目次
お忙しい方は、「VivoBook 15(K513EA)の特徴」のみお読みください。
VivoBook 15(K513EA)の特徴
やや機能を削って安くした製品
VivoBook 15(K513EA)は、先日レビューした上位機種「VivoBook S15(M533EA)」と比較すると、やや機能を削った代わりに価格を安くした製品です。
本製品は、無線LANが最新規格の11ax(Wi-Fi 6)に対応していなかったり、Power Deliveryに対応していなかったり、指紋認証装置が無かったり、VivoBook S15よりも機能面でやや見劣りしますが、その代わり価格が2万円以上安くなります。
最新CPUに、8GBメモリ、256GB + 1TB HDDと処理性能は十分なので、下表を見て、無くても問題ない機能ばかりであれば、本製品のほうがいいでしょう。
[本機器] VivoBook 15 (K513EA) |
[上位機種] VivoBook S15 (M533EA) |
|
画像 | ![]() |
![]() |
カラバリ | 2色 | 4色 |
CPU | Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
メモリ | 8GB | 8GB / 16GB |
ストレージ | 256GB SSD + 1TB HDD | 512GB / 1TB PCIe SSD |
液晶種類 | FHD 広視野角 | FHD 広視野角 |
質量 | 約1.8kg | 約1.8kg |
無線LAN | 11a/b/g/n/ac | 11a/b/g/n/ac/ax |
USB-C | Thunderbolt 4非対応 Power Delivery非対応 DisplayPort非対応 |
Thunderbolt 4対応 Power Delivery対応 DisplayPort対応 |
薄さ | 18.6mm | 16.1mm |
バッテリー | 42Wh | 50Wh |
キーボードバックライト | 無し | 有り |
指紋認証 | 無し | 有り |
価格[税別] | 99,818円~ | 127,091円~ |
SSD+HDDの初期構成
VivoBook 15(K513EA)は、256GB SSDだけでなく、1TBのハードディスクも最初から搭載されています。OS領域とデータ領域を分けたい方や、RAWデータや動画ファイルなどを保存するため、大容量のストレージが必要な方などに適しているでしょう。

高い処理性能が出る
当サイトでは、Core i7-1165G7のベンチマークを計測するのは、今回で8台目ですが、その中で最もベンチマークスコアが高かったです。処理性能重視の方にはいいと思います。
ASUSのあんしん保証が付属
ASUSでは、どんな壊れ方をしても、部品代の20%で修理してくれる「ASUSのあんしん保証」というサービスを提供しています。加入料は0円で、購入後、30日以内に製品登録をするだけです。有効期限は1年間です。
さらに、有効期限を3年に延ばす「あんしん保証 Premium 3年パック」という有償サービスも提供しています。今回、2020年12月14日までに購入すると、この「あんしん保証 Premium 3年パック」が付いてくるキャンペーンを実施中ですので、ご購入を検討している方はこの機会にどうぞ。

ディスプレイのチェック
VivoBook 15(K513EA)のディスプレイのチェックです。
色域は狭いですが、一般的なユーザーであれば問題ない品質の液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では296cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.1%でした。

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、素直な発色であることが分かります。

視野角は広いです。

画素形状です。ギラつきは全くなくもないですが、それほど気にはなりません。

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は確認できませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
VivoBook 15(K513EA)のキーボードのチェックです。
キーの押しやすさは普通ですが、「半角・全角」キーが小さい点はマイナスポイントです。テンキーが搭載されているものの、3列しかないので「+」などの位置が通常とは異なります。
タッチパッドは普通の操作性です。


パフォーマンスのチェック
VivoBook 15(K513EA)のパフォーマンスのチェックです。
Core i7-1165G7の詳細
まず、今回搭載されているCore i7-1165G7の設定内容を確認すると、ご覧のようになっています。なお、本製品は、ASUS独自の「ファンモード」を変更してもPL1の設定は変わりませんでした。

CPU
CINEBENCH R20のスコアは以下の通りで、高めのスコアが出ていました。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
:標準的なスコア(一般的なユーザーに最適)
CINEBENCH R23のスコアはこちらです。同じテストをループさせ、10分経過後のスコアを計測しているため、動作安定時の処理性能を比べることが可能です。こちらも高いスコアが出ていました。特にマルチコアのスコアが非常に高いです。
~ CPU性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
次に、Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUの電力およびクロックの推移を確認します。
ターボブースト後、CPU電力は30W近くで推移していますが、3分を超えたあたりで23Wくらいまで下がっています。それでも、他のノートPCと比べると高めのCPU電力を維持していると思います。CPUクロックも約2.7GHzで推移しており、高めだと思います(なお、cTDP-upは2.8GHz)。CPUクロックが安定してからのCPU温度は、70~80℃台で推移しており、ノートであれば普通の温度かなと思います。
- CPU電力
- CPUクロック
- CPU温度



メモリ
メモリはDDR4-3200のデュアルチャネルで、高速です。ただし、16GBなどのメモリが選択できないのは残念です。

グラフィックス
グラフィックス性能を評価する3DMark Night Raidのスコアは、Core i7-1165G7にしてはやや伸びませんでした。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
次に3Dmark Wild Life Unlimited STress Testを実行したときのフレームレートの安定性を確認します。このテストでは、Wild Lifeのテストを20回ループし、ワーストスコアがベストスコアに対してどのくらい落ち込むかの比率「Frame rate stability」を算出しています。この数値は99.3%となっており、安定して同じフレームレートが出ていることが分かります。
~ グラフィックス性能が時間と共に落ちていかないかの評価 ~

ストレージ
ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しています。PCIe-NVMe SSDとしてはそれほど高速ではありませんが、体感速度は十分速いです。また、ハードディスクも搭載しています。速度は遅いですが、容量が大きいので、サイズが大きく使用頻度の低いファイルはハードディスクに入れるといいでしょう。
~ ストレージ性能の評価 ~


:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。
~ SDカードスロット性能 ~

その他のベンチマーク
他の機種で計測した数値ではありますが、その他のベンチマーク、Adobe製品の処理時間、ゲームのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。機種によってスコアにバラつきはありますが、傾向は分かると思います。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-C接続機器の動作テスト結果です。
VivoBook 15(K513EA)は、Thunderbolt、Power DeliveryおよびDisplayPortに対応していないため、ご覧のような結果になっています。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | × | × | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | × | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | × | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― | |
モニター ※3 |
EIZO ColorEdge CS2740 | × | × | ― |
Philips 258B6QUEB/11 | × | × | ○ |
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※4 「低速充電ケーブル」であるという警告が表示されるが充電可能
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。

質量のチェック
VivoBook 15(K513EA)の質量のチェックです。
メーカーサイトには「約1.8kg」とあり、当サイトの計測値は下表の通りです。15.6型ノートPCとしてはやや軽いと思います。
質量 | |
PC本体 | 1.748kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 167g |
バッテリー駆動時間のチェック
VivoBook 15(K513EA)のバッテリー駆動時間のチェックです。バッテリー容量は42Whです。

バッテリー駆動時間は下の通りです。それほど長い駆動時間ではありません。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0 | 約8.5時間 |
(2) PCMark 10 Modern Office | 5時間31分 |
(3) 動画再生時 | 5時間49分 |
(4) PCMark 8 Work | ― |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業
バッテリー駆動時のCINEBENCH R23のスコアです。電源接続時とほとんど変わらないスコアが出ています。
:バッテリー駆動時のスコア
充電速度はご覧の通りです。まずまずの速さだと思います。
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。
静音性のチェック
VivoBook 15(K513EA)の動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。それ以外の状態は、他のノートPCと比較して普通の騒音値です。

部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

パーツの温度のチェック
ここでは、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時の温度のみを掲載します。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
処理開始後3分間は高い温度ですが、それ以降は問題ない温度です。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
キーボード部分はやや高めの温度になりますが、パームレスト部分はほとんど温度が上がらないため、比較的快適に使えると思います。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
エンコード時はやや消費電力が上がりますが、それ以外は低めの消費電力です。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
VivoBook 15(K513EA)の外観のチェックです。
「Enter」キーの周りが黄色くなっている、好みの分かれるデザインです。

天板には「VivoBook」と印字されています。

スピーカーは底面の左右にあります。最大音量は大きいですが、音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると4~5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

92万画素のWebカメラを搭載しています。顔認証には対応していません。

高さは約18.6mmです。比較的薄いと思います。

側面のポート類では、以下のようになっています。種類は割と豊富ですが、USB-CがPower Deliveryなどに対応していないのが残念です。


ヒンジが開く最大の角度です。そこまで開きません。

底面の画像です。ゴム足の高さが結構あります。

底面カバーはやや外しにくいほうですが、正面側に小さな溝があるので、そこからオープナーなどを差し込んで爪を外していくと開けやすいです。
底面カバーを開けたときの写真を下に掲載します。なお、メーカーより貸し出ししているサンプル機であるため、一部部材は量産品と違う可能性があります。

メモリはオンボード4GBと、スロットメモリ4GBとなります。

M.2 SSDの画像です。

2.5インチハードディスクの画像です。
スロットのメモリ、M2 SSD、ハードディスクは換装できると思いますが、ASUSではユーザーによる増設や交換はサポートしていないので、自己責任でお願いします。

65WのコンパクトなACアダプターです。

まとめ
以上が、VivoBook 15(K513EA)のレビューです。
先日レビューしたVivoBook S15(S533EA)と比べると、Wi-Fi 6に対応していない点、Power Deliveryに対応していない点、指紋認証やキーボードバックライトが搭載されていない点など、省かれている機能も多いですが、その代わりに価格が安くなっている製品です。
機能が省かれていると言っても、第11世代Coreプロセッサー、8GBメモリ、SSD+HDDという構成で、処理性能は十分高いです。上で挙げたような機能が必要なければ、コスパの高い製品となるのではないかと思います。
ただし、デルやレノボの製品と比べると、やや価格は高めかなと思います。また、8GBのメモリしか選択できず、液晶の色域も狭いので、クリエイターには向きません。
なお、2020年12月14日までに購入すると、「あんしん保証Premium 3年パック」が付いてくるのでお得です。
SSD+HDD構成のスタンダードノート
VivoBook 15(K513EA)

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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