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大学生向けLTE内蔵PCが12万円台。リファービッシュVAIOはアリ?
| CPU | Core i5-1135G7 |
|---|---|
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 256GB |
| 画面サイズ | 14型 16:9 |
| 画面種類 | 1920x1080 非光沢 |
| 質量 | 約1.080kg |
| バッテリー | 53Wh |
| LTE | 対応 |
| 価格 | 12万円台~ ※ |
※ 記事執筆時点での価格
【結論】どこでも生成AIを使いたい方におすすめ
Reborn VAIO 大学生応援パックは、WWAN(LTE)を内蔵し、ChatGPTをはじめとする生成AIをいつでも利用できるノートPCです。
スマホのように場所を選ばずインターネットに接続できるため、カフェなどの外出先でもクラウド上のAIツールを活用できます。
NPUは搭載していませんが、いわば“隠れAI PC”とも言える存在です。
それでいて価格は12万円台と破格の安さ。安い理由は、部品交換や動作確認を行ったリファービッシュ品(リユース品)だからです。
リファービッシュ品でも安心して使えるのか、詳しくレビューしていきます。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-1135G7、16GBメモリ、256GB SSD
目次
お忙しい方は、「Reborn VAIO 大学生応援パックの特徴」のみお読みください。
Reborn VAIO 大学生応援パックの特徴
リファービッシュPCで格安
Reborn VAIO 大学生応援パックは、リファービッシュ品であるため、持ち運び向けノートPCとしては、価格が12万円台とかなり安くなっています。
VAIOのリファービッシュ品は、徹底した「動作確認」、「クリーニング」、 さらに「バッテリー及び一部外装部品の交換」を実施した、リユースPCです。
交換している外装部品は、「キーボード」「タッチパッド」「パームレスト」「天板」「ベゼル」「ビス」となっており、多くの部品が交換されています。
外から見える部分だと、「液晶」と「底面」が交換されていませんが、底面は若干汚れがあったものの、液晶は綺麗でした。ただし、これは個体差があると思うので、ご注意下さい。
また、内部も確認してみましたが、クリーニングが行き届いていて、とても綺麗でした。
LTE通信可能で、どこでもAIが使える
かなり安い価格ですが、この製品にはもう1つ大きな特徴があります。それはLTEモジュールを内蔵している点です。
通常のノートPCは、無線LANが使えないとインターネットに接続出来ませんが、本製品はSIMカードを挿すことで、どこにいてもインターネットに接続できます。
イマドキの大学生は、ChatGPTやGeminiなどのAIツールを使うのが当たり前になっていると思いますが、本製品であれば、カフェでも電車でも、どこでもそのようなAIツールが使えます。
個人的には、(どこからか怒られそうですが)ほとんど使われないNPUを搭載したPCよりも、いわば“隠れAI PC”とも言える存在です。。

また、1年間つなぎ放題のSIMが標準で付いてきます。高速データ容量は1年間で32GBで、1カ月あたり2.66GBとなります。32GBを使い切った場合は、200kbpsの低速モードになります。使い切る前でも、低速モードに切り替え可能で、高速データ容量を節約できます。
1年経過後、もしくは32GBを使い切ったら、VAIOで1~3年分のLTEプランを購入することができます。また、他のMVNO/MNO等と契約して使うこともできます。
今回、試しに、LINEMOのSIMカードでテストしましたが、問題なくつながりました。

「約1.080kg」と軽量
本製品は、「約1.080kg」と軽量です。大学へも十分持ち出せる軽さです。大学側の要件も大きくクリアしていると思います。

4年のメーカー保証付
本製品は、大学生向けのPCということで、リファービッシュ品であるにも関わらず、4年間のメーカー保証が付いています。大学生活の4年間、安心して使えるでしょう。
また、「使い方がわからない」といった場合でも、電話やチャットで専任の担当者に相談できるサポート体制が整っています。
不足のないインターフェース
ポート類も豊富で、USB-Aが2ポート、USB-Cが2ポート、HDMIなどを搭載し、大学側の要件を満たしていると思います。さらには、LANポートまで備えています。
USB-Cは、PowerDelivery、映像出力に対応していました。
HDMIは、4K/60Hz/RGBで出力出来ていました。
タッチ対応で、色域も広めのディスプレイ
本製品は、タッチパネルに対応している点も特徴です。中・高の学校で、タッチパネルのノートPCまたはタブレットを使ってきた方でも、スムーズに移行できるでしょう。
また、ディスプレイの色域が、当サイトの計測では、sRGBカバー率 約96%と広めなので、画像や映像も綺麗です。

やや残念な点
本製品のやや残念な点としては、SSDの容量が256GBしかないところです。あまり大きなファイルは保存できません。また、Tempファイルやキャッシュファイルで、容量が不足する可能性があるので、これらを削除できる知識は最低必要になってくるでしょう。
また、CPUの世代もやや古いです。性能が低めなので、動画編集など負荷の高い作業を行いたい方には適しません。Web閲覧やレポート作成くらいであれば、特に問題ないでしょう。
スピーカー音があまりよくありません。音楽など聴くと、音がこもって聞こえます。
各用途の快適度
Reborn VAIO 大学生応援パックの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | CPU性能は高くありませんが、Web閲覧やOffice作業は、問題なくできます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ○ | ディスプレイの色は比較的鮮やかですが、スピーカー音はあまり良くありません。 |
| RAW現像 画像編集 |
○ | ディスプレイの色域が広めなので画像編集などもできますが、CPU性能がそれほど高くないので、遅く感じることもあると思います。 |
| 動画編集 | △ | CPU性能と、内蔵GPU性能がそれほど高くないので、動画編集向きではありません。 |
| ゲーム | △ | ゲーム向きではありません。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、14型、1920x1080、タッチ対応です。広めの色域で、視野角も広く、ギラつきもほぼなく、比較的見やすいです。
詳細は、以下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域は以下の通り、比較的広いです。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 96% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 73% |
| Adobe RGBカバー率 | 72% |
ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1に近く、自然な発色であることが分かります。
視野角は広いです。
非光沢なので、反射は低減されています。ギラつきもほぼ感じません。
当サイトの計測では、フリッカーはありませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、個人的には、比較的打ちやすいと思います。
ややキーストロークが浅いと感じますが、主要なキーはいずれも同じ大きさで、小さいキーがありません。Enterキーも大きく、キートップもやや凹んでおり指のフィット感がいいです。
タッチパッドは普通です。最近あまり見かけなくなった、独立したクリックボタンも搭載しています。
※画像をクリックすると拡大できます
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
ここでは、デフォルトの「標準」と、最も性能が出る「パフォーマンス優先」のモードで計測したスコアを掲載します。
CPU
当サイトで計測したCINEBENCH 2024のスコアは下の通りです。
古い世代のCPUなので、CPU性能は低めです。
ただ、Web閲覧やレポート作成くらいであれば、特に問題ないでしょう。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能も、高くはありませんが、動画編集などグラフィックスに負荷がかかる作業をしなければ、ストレスなく使える性能です。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリの枚数が書かれていないものは、メモリは2枚
ストレージ
SSDの速度はそこまで速くはありません。
~ ストレージ性能の評価 ~
質量のチェック
当サイトで計測した質量は下表の通りで、軽いです。
ACアダプターは普通の重さです。
| 質量 | |
| PC本体 | 1.063kg |
| ACアダプター+電源ケーブル | 226g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は、53Whでした。
バッテリー駆動時間は、メーカー側では公開していません。
当サイトで計測したバッテリー駆動時間は、下表の通りです。
バッテリー駆動時間は、古い世代のCPUなので、バッテリー容量の割には長くありませんでした。
| バッテリー駆動時間 | |
| 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 4時間15分 |
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
CPU電力は、「標準」モードだとやや低めですが、「パフォーマンス優先」モードでは、十分な数値(パフォーマンス)が出ていると思います。
CPU温度は、どちらのモードも最初は90℃以上あり高めですが、CPU電力が落ちるとともに、徐々に下がります。問題ない温度でしょう。

静音性のチェック
普通の騒音値です。
アイドル時はほぼ無音です。それ以外も比較的静かです。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約21dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約24dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約33dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約39dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
全体的に低めの温度です。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
普通の消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 6W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 10W |
| 中負荷時 [動画編集] | 27W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 41W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
ブラックの無難なカラーです。

天板にはVAIOのロゴが入っています。

ボディは薄いです。背面はシルバーになっています。
スピーカーはこもった感じがし、音質はやや悪いですが、オンラインミーティングなどには問題なく使えます。勝手に点数をつけると、ノートPC基準で、10点満点で採点すると3~4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラには、物理的に隠すシャッターがついています。また、IRカメラもついており、顔認証が可能です。

指紋認証にも対応しています。

側面のポート類は豊富です。

ヒンジは約180度開きます。
底面に吸気口はありません。キーボード面から吸気します。

内部はご覧の通りです。

SSDは換装可能です。ただし、メーカー保証対象外となるため、もし換装するなら自己責任でお願いします。

ACアダプターは65Wで、サイズはやや大きいです。

まとめ
以上が、Reborn VAIO 大学生応援パックのレビューです。
LTE通信モジュールを搭載し、どこにいてもインターネットに接続できるノートPCです。Wi-Fiが使えない場所でも、ChatGPTやGeminiなど、大学生に必須のクライドAIツールを使うことができます。
リファービッシュ品ということで、価格もかなり抑えられています。
リファービッシュ品といっても、液晶と底面カバー以外の主要な外装は交換済みなので、汚れもそれほど感じません。
ディスプレイも見やすいですし、キーボードも比較的打ちやすいです。
ただし、ストレージが256GB SSDしかありません。ここが1番のネックです。あまり大きなファイルは保存できません。また、Windows Updateなどを繰り返すと、容量が足りなくなるかもしれません。Tempファイル、ダウンロードファイルなどの削除方法くらいの知識は必要です。
また、CPUの世代が古く、処理性能は低めです。Web閲覧やレポート作成くらいなら問題ありませんが、動画編集ソフトや2D CADなどを使う場合は、やや性能不足です。
PCの知識が比較的ありつつ、LTE対応の安いノートPCが欲しい方におすすめです。
どこでも生成AIを使いたい方におすすめ
Reborn VAIO 大学生応援パック

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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