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SONY VAIO Fit 13Aの実機レビュー(2)

更新日:2014年1月9日
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  目次  

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

他のノートパソコンと比較して、動作音はやや低めだと思います。


パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

今回、CPU温度しか計測できませんでしたが、一般的な温度だと思います。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。表面温度が高すぎると、作業時に手が不快になります。

キーボード面はそれほど高い温度ではありません。キーを打っているときに不快さはないです。負荷をかけると底面の右上が熱くなりますが、このPCを"手で持って"使うことはそれほどないと思うため、問題はないと思います。もし、手で持って使う場合は、持つ場所に気をつけましょう。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

下記の3つの状態で計測した結果、消費電力はやや低めです。


外観のチェック

外観のチェックです。

シルバーのボディ部分にはアルミニウムを採用しています。シルバーのボディの場合は、指紋が目立ちにくいです。



 

液晶を開くと、底面が少し浮くような仕様になっています。冷却性のためには良いと思います。

 

天板です。「VAIO」のロゴの部分はダイヤモンドカットの処理が施されています。


 

液晶が反転する軸となる部分に、切り込みが入っていますが、これもデザインの一部となっています。

液晶を開く部分のツマミが短いので、やや開きづらいです。

底面です。マットな素材です。普通のノートパソコンは底面に吸気口がありますが、本製品にはありません。キーボードの上部の液晶との間から吸気していると思われます。


 

NFCにも対応しています。

 

下図のように、NFC対応のスピーカーなどをかざすだけで、Bluetoothのペアリングが出来ます。

 

底面には、"Exmor RS for PC" CMOS センサー搭載のカメラを搭載しています。

 

反転可能な液晶は、下図のように磁石でくっ付いています。


 

液晶が反転する軸となる部分の拡大図です。棒のような軸があるわけではなく、頑丈なシートのようなものでつながっています。


 

液晶を天板側へ反転させたときの画像です。

 

タブレットの形状にしたときの画像です。片手で持つには重いです。

 

タブレット形状にしたとき、液晶はやや斜めになり、タッチしやすいです。



 

下図のような形状(ソニーではビューモードと呼んでいる)にすることも可能です。相手に資料を見せたり、動画を観たりするときに便利です。

 

ACアダプターです。コネクタの形状が変わっています。挿しにくく、外れやすいと感じるので、個人的にはあまり好きな形状ではありません。


ACアダプターの詳細は次の通りです。

側面です。SDカードスロット、HDMI、USB3.0、ヘッドホン端子などがあります。USBポートは2つと少なめです。

 

シルバーのボディの部分が突起しているため、ポートが見えづらく、周辺機器を接続しにくいです。

また、電源ボタンがキーボード面ではなく、右側面についていて、しかも見えづらく、さらに小さいので押しにくいです。恐らくタブレット形状でも押しやすいように横に電源を付けて、さらに、誤って押されないようにわざと押しにくくしているのではないかと思われます。

液晶が開く最大の角度です。

 

今回レビューした製品カラーはシルバーですが、ブラックのカラーもあります(下図参照)。

ブラックのカラーの詳細については、「VAIO Fit 13Aの展示機レビュー」をご覧ください。

 

タブレットにも変形可能な13.3型ノートパソコンとして、ソニーには、VAIO Duo 13という機種もあります。変形のしやすさやバッテリー駆動時間の長さ、タブレットとしての使いやすさで言えばVAIO Duo 13のほうが優れているでしょう。しかし、キーボードの打ちやすさの点ではVAIO Fit 13Aのほうが優れています。

VAIO Duo 13の詳細については「SONY VAIO Duo 13の実機レビュー」をご覧ください。

まとめ

以上が、VAIO Fit 13Aのレビューです。

普段はノートパソコンとして使い、デジタイザースタイラスペンでイラストを描くときや、メモを取るときなどは、タブレット形状に変形させて使うことができるハイブリッド・タブレットPCです。

モバイルノートパソコンとしての性能は、まずまずです。タッチパネルを搭載しながら1.3kg台の重量を実現し、バッテリー駆動時間も"並"の水準に達しています。キーボードも軽めの打ち心地ではあるものの、普通に打つことができます。

タブレット形状へも変形できますが、iPad Airなどとは異なる使い方になると思います。 約469gのiPad Airなどは片手で持って操作することも容易です。しかし、VAIO Fit 13Aは、iPad Airの3倍近い重量があるため、テーブルに置いて操作する使い方になると思います。ただし、VAIO Fit 13Aは、ペン入力での正確性や追従性も良いですし、13.3インチの大きな画面で作業できて快適です。

2014年春には、Adobe CCが本製品のデジタイザーペンの筆圧検知に対応します。イラストレーターさんには使えるソフトが増えるので嬉しいのではないかと思います。

詳細はこちら
安心のメーカー直販サイト:ソニーストア(VAIO Fit 13A) icon