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Always Connected PCのまとめ

更新日:2018年6月5日

いつでもどこでもネットにつながる新カテゴリPC

Always Connected PCは、いつでもネットにつながり、瞬時に起動し、バッテリーも1週間程度持つWindowsパソコンのことで、新たなカテゴリとなるモバイルPCです。

下記に、特徴をまとめました。

CPU ARM系
Intel系
バッテリー 適度な使用で1週間程度
連続動画再生:20時間程度
※製品によって変わります
LTE 対応

 

Always Connected PCの特徴

Always Connected PCとは?

Always Connected PCとは、「瞬時起動」、「常時接続」、「1週間のバッテリー駆動時間」を実現するPCです。

Always Connected PCの3つの特徴
・瞬時に立ち上がり、すぐに使用できる。
・いつでも、どこでもインターネットに常時接続されている。
・スタンバイと適度な使用が繰り返される状況で、1週間程度のバッテリー駆動が可能である。

 

誤解を恐れず分かりやすく言えば、パソコンのボディの中にAndroidスマホの中身が入っているようなイメージです。

 

Always Connected PCを実現するPCは、ARMベースのSoCを採用したPCと、IntelのCPUを採用したPCがあり、それぞれ次のような特徴があります。

 

ARM版のAlways Connected PC

Always Connected PCの構想を実現するために、2018年1月、ARMベースのSoCであるSnapdragon 835を搭載したWindows 10パソコンが発表されました。

 ※ARM・・・主にスマートフォンやタブレットに搭載されているCPUアーキテクチャ
 ※SoC・・・CPUを含めシステムを動かすために必要な部品の集まり
 ※Snapdragon・・・Qualcomm(クアルコム)というメーカーのSoC

ARM系CPUは、主にスマートフォンやタブレットに使用されており、立ち上がりが速く、インターネットの常時接続環境に向いており、今までにないほどの長いバッテリー駆動時間も実現できるため、Always Connected PCの構想に最適です。

なお、今までも、Surface RTのようにARM版Windowsパソコンは存在しましたが、Surface RTはWindows RTが動いており、専用アプリしか使用できませんでした。一方、Always Connected PCは、Windwos 10を動かすことができ、最適化されたOfficeソフトも使用でき、x86向けの32bitアプリケーションも(エミュレーターで)動かせます。

ただし、64bitのアプリケーションは動作しないのと、エミュレーターで動作させるため、パフォーマンスが落ちる点がデメリットとなります。

参考:Snapdragon 835をエミュレーションで動かしたときの処理性能

Snapdragon 835をx86エミュレーション上で動作させると、Geekbench 4のベンチマークスコアは、約3600になるようです(詳細はこちら[ITmedia様])。x86エミュレーション上で動作させた場合、Android OS上で動作させた場合に比べ、半分近くまでスコアが下がっています。

下図は、Windows OS上のCore iプロセッサーで、Geekbench 4を動かしたときのスコアですが、これらと比べると大分スコアが落ちます。


インテルCoreプロセッサーのスコア

 

追記:2018年6月5日、Snapdragon 850を搭載したPCも発表されました。「Snapdragon X20 LTEモデム」を搭載し、LTEでは最大1.2Gbpsの通信が可能だそうです。

参考:Qualcomm、Windows PC向けの10nmプロセスSoC「Snapdragon 850」(PC Watch様)

 

Intel版のAlways Connected PC

Intelのx86系CPUを搭載したAlways Connected PCも発表されています。

AMR版のWindowsパソコンに比べると、バッテリー駆動時間など不利な面もあると思いますが、エミュレーションで動かす必要がないため、64bitのWindowsアプリが動作し、処理性能も落ちることがありません。

 

今でも、LTEモジュールを内蔵したIntelプロセッサー搭載のノートPCは発売されています。ただし、スタンバイ状態に入ると通信は切断されてしまい、スタンバイから復帰したときは、回線に接続する時間がやや待たされる機種が多いです。また、スマホのようにスリープ中に通知を受け取ったりすることもできません。

一方、Always Connected PCなら、常にインターネット回線に接続しているため、スタンバイ復帰時もすぐにネット使え、アプリが対応すればスリープ中でもSNSなどの通知を受け取ったりすることができます。

なお、これはWindowsのコネクテッド・モダンスタンバイ(スタンバイ中でもネットワークに接続する)機能によって実現されます。そのため、LTE搭載のモバイルパソコンが、コネクテッド・モダンスタンバイに対応していれば、Always Connected PCと呼べるような気もしますが、この辺りの定義は不明です。

 

Always Connected PCのメリット

Always Connected PCには、多くのメリットがあります。

Always Connected PCのメリット
・瞬時に立ち上がるので、起動を待つ必要がなく、シームレスな使用が可能となります。
・常時インターネットに接続することが可能であるため、クラウドサービスが利用しやすくなります。
・パブリックなWi-Fiホットスポットなどを使用する必要がないため、セキュリティの面でも安心できます。
・使用し続けても余裕で1日中使用できるため、ACアダプターや作業場所に縛られることなく、どこでも作業可能です。
・発熱の少ないCPUを搭載するため、ファンレス構造で静音性に優れており、性能も安定しています。

 

Always Connected PCのデメリット

ARM版の場合、処理性能がかなり落ちてしまう点や、64bitアプリを使用できない点がデメリットでしょう。

Intel版にしても、写真や動画編集、本格的な3Dゲームなどの目的に使用するのは、今のところ難しいと思います。

また、Intelは、「x86のエミュレーションは特許侵害だ!」と言っているので、ARM版のAlways connected PCについては今後の動きにも注目です。

 

発売済み製品

2018年6月5日、HPからIntel版Always connected PCのHP ENVY 12 x2が発売されました。

HP ENVY 12 x2

HP社から発売したIntel版のAlways Connected PC
HP ENVY 12 x2のレビュー

 

発売予定の製品

ASUS、HP、レノボからSnapdragon搭載の機種が発表されています。いずれも、LTEを内蔵し、常時高速接続が可能であり、20時間を超える長時間のバッテリー駆動が可能となっています。

さらに、多くの製品はストレージにUFSを採用することで、小型化と省電力化に合わせて、高速な読み書きも可能にしているようです。

また、HPからはIntelのCPUを搭載した機種も発表されています。

これらの製品が発売されたら、実機でテストしてみようと思います。

発売予定製品

HP ENVY x2

ASUS NovaGo

レノボ Miix 630

Acer Swift 7(外部リンク

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