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HP ENVY x2の特徴
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タブレット型のAlways Connected PC
ENVY x2は、もともとCPUとしてAtomを搭載した2-in-1のパソコンでした。しかし、2017年12月5日に発表されたENVY x2は、旧機種とは全く違ったPCとなっています。
スマートフォンやタブレット端末のSoCとして採用されている、ARMベースのSnapdragon 835を搭載し、Windows 10 SやWindows 10 Proを動かすことができます。このため、バッテリー駆動時間が既存のPCに比べて、とても長くなっていることが特徴です。
また、SIMカードスロットを備え、LTE通信に対応しています。
この2つの特徴により、いつでもネットに接続されている環境を持ち運ぶことが可能な、Always Connected PCとなっています。
価格は、不明です。また、2018年発売を予定していますが、日本で販売されるかはまだアナウンスされていません。
CPU(SoC) | Snapdragon 835 |
メモリ | 最大8GB |
ストレージ | UFS 2.0 256GB |
液晶サイズ | 12.3型 |
液晶種類 | 1920x1280ドット タッチ |
バッテリー | 連続動画再生:約20時間 |
重量 | タブレット部:約712g |
ENVY x2の特徴
長いバッテリー駆動時間
ENVY x2は、SoC(PCでいうところのCPUを含む主要部分の集まり)にSnapdragon 835を採用した、新しいノートパソコンです。Snapdragon 835の性能比較については、Always Connected PCの簡易まとめをご覧ください。
このSnapdragon 835を採用することで、連続ビデオ再生だと20時間、Modern Standbyモードを使用したスタンバイ時には約700時間(ほぼ1カ月)のスタンバイが可能となっています。なお、バッテリー容量は48Whです。
驚くほどのバッテリー持続時間ですが、90分で約90%の充電も可能ともなっています。バッテリー駆動時間が制限となったり、心配したりすることが、ほとんどなくなるでしょう。
一般的なスマートフォンを超えたバッテリー駆動時間を実現したモバイルPCとなっており、新しいジャンルのPCと言えます。
コンパクトボディ
ENVY x2の本体は、タブレット形状となっています。12.3インチのフルHDディスプレイを備えながらも、本体重量は約712g、最薄部は6.9mmとなっています。重さと厚みは、12.9インチiPad Proとほぼ同じですので、イメージしやすいです。
この本体部分とは別に、キーボードにもなるフォリオケースがあります。このケースは、PCスタンドも兼ねており、110度から150度の間での無段階の調節が可能となっています。
単体であれば、タブレットとして使用できますし、キーボードを付けて、ラップトップ形状で使用することもできます。
非常にすっきりとした外見
ストレージ
ENVY x2は、ストレージとして256GBのUFS 2.0を備えています。UFS 2.0のストレージは、スマートフォンなどに使われるストレージの大きさや消費電力と同程度でありつつ、SSDと同じくらいの読み書き速度が可能となっています。
簡略化されたインターフェイス
ENVY x2は、本体が薄型のタブレット形状であるため、インターフェイスは非常に限られた作りとなっています。実際には、microSDカードスロット、USB Type-Cポート、ヘッドフォン端子、SIMカードスロットの構成のようです。自由に持ち運び、いつでも使用できる点が売りなので、周辺機器との接続は限られていても仕方がないのかもしれません。
SIMカードスロットを備え、LTEに対応しているので、いつでもクラウドサービスを利用することができます。常にネットに接続された状態で使用できることは、充実したインターフェイスを備えることよりも大きなメリットとなる場合が多いでしょう。
スタイラスペン対応
ENVY x2は、AES方式のスタイラスペンにも対応しているようです。使用できるスタイラスペンの性能はまだ分かりません。
OS
ENVY x2は、出荷時は、ARM版のWindows 10 Sにより動作しています。Officeソフトも最適化されており、動作の遅さは感じないようです。ただ、ARM版のWindows 10 Sでは、Microsoftストアのアプリケーションしか動かせません。そのため、他のWin32アプリケーションを使用したい場合は、Windows 10 Proへアップグレードする必要があります。情報によると、無償でフルWindowsへのアップグレードが可能だと言われています。ただし、その場合はどの程度快適な動作で使用できるかは不明です。
モバイルノートPCの常識を覆すか
ENVY x2は、類を見ないバッテリーでの長時間駆動と、LTEによる常時接続という大きな特徴のあるAlway Connected PCです。写真や動画の編集など、重たい作業には不向きだと思われますが、Officeなどの軽作業は軽快にこなせそうです。モバイルPCに対する考え方が大きく変わるきっかけになるかもしれません。
今後、価格や日本での発売のアナウンスがあることを待ちたいと思います。
動画
HP ENVY x2のイメージ動画
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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