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【最新CPU】Core Ultra X7 358H搭載のMSI Prestige 16 AI+ C3Mの実機レビュー
| CPU | Core Ultra X7 358H |
|---|---|
| GPU | CPU内蔵 |
| メモリ | 32GB |
| SSD | 1TB |
| 画面サイズ | 16型 16:10 |
| 画面種類 | 2880x1800 有機EL 120Hz |
| 質量 | 約1.59kg |
| バッテリー | 81Wh |
| 価格 | 28万円台~ |
【結論】Core Ultra X7 358Hで驚愕の性能
Prestige 16 AI+ C3Mは、最新のプロセッサー「インテル Core Ultra シリーズ3」のXシリーズを搭載したノートパソコンです。
非常に高いCPU性能でありながら、省電力でバッテリー駆動時間も長くなっています。
ボディも非常に薄く、16型大画面ディスプレイを搭載しているわりには薄型でスタイリッシュな見た目です。
高い性能でかつスタイリッシュなノートPCを持ちたい方、また、このノートPCを外へ持っていくことがある方などにおすすめです。
販売サイト
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra X7 358H、32GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「製品の特徴」のみお読みください。
製品の特徴
最新のCore Ultra シリーズ3を搭載
本製品は、インテルのCore Ultra シリーズ3の最新プロセッサーを搭載している点が大きな特徴です。
このCPUの性能が気になっている方も多いでしょう。筆者も、はじめてこのCPUを使ってみましたが、かなりいいです。
まず、CPU性能について、Core Ultra X7 358Hは、高い性能のCore Ultra 7 255Hとほぼ同じスコアでした(下参照)。
GPU性能については、Core Ultra X7 358Hは、Core Ultra 7 255HやCore Ultra 7 258Vよりも大分高いです。また、最大グラフィックスパワーが50Wと低めではあるもののGeForce RTX 4050 Laptopと同等のベンチマークスコアが出ていました。
次に、FF15のゲームのベンチマークを実行しているときの平均フレームレートと平均CPUパッケージ電力を計測し、「1 fpsあたりのCPUパッケージ電力」を求めた結果を以下に掲載します。
ご覧のように、Core Ultra X7 358Hは、1 fps出すのに最も消費電力が低くなっており、非常に省電力でした。
16型サイズでも1.59kgと軽量
本製品は、16型の大画面ディスプレイを搭載していながら、1.59kgと軽量である点も特徴です。外出先でも大きな画面で作業をしたい方にいいでしょう。会議室など、別の部屋へ移動するときも楽です。

非常に薄いボディ
ボディもかなり薄くスタイリッシュです。GeForce RTX 4050 Laptopに近い性能でありながら、この薄さは驚きです。

広色域の2.8K有機ELディスプレイ
本製品は、16型の有機ELディスプレイを搭載しており、100% DCI-P3の広い色域です。
写真や動画などを精細かつ色鮮やかに表示することができるので、クリエイティブな作業用としても使いやすいです。
なお、リフレッシュレートも120Hzと高めなので、息抜きにゲームをするときでも、動きの滑らかな映像で楽しむことができるでしょう。

気になった点
ちょっと気になった点は、負荷をかけると、キーボード面が熱くなる点です。手をパームレストにのせていると気になります。薄型設計のボディゆえに、ここは仕方がないところです。
動画レビュー
製品の概要をまとめた動画も作成しました。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | Web閲覧やOfficeソフトの使用といった日常作業は、非常に快適です。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイが綺麗で、スピーカー音も比較的良く、動画鑑賞も快適です。 |
| RAW現像 画像編集 |
◎ | DCI-P3 100%の広色域で、CPU性能も高く、RAW現像などの用途にも適しています。 |
| 動画編集 | ○ | GPU性能が大きく上がったので、プロの動画制作者などでなければ、十分快適に動画編集ができます。 ただ、まだドライバーが安定していないのか、Adobe Premiere Proだと書き出し時にソフトが落ちます。ここは改善を期待です。 |
| ゲーム | ○ | 重いゲームでも、グラフィック品質を下げたり、フレーム生成を使ったりすることで、平均60 fps以上のフレームレートが出ます。カジュアルゲーマーなら十分プレイできるでしょう。ただ、高い解像度・高いグラフィック品質設定でゲームがしたい方や、常時200 fpsを安定して出してFPSゲームをしたいといった方には適しません。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、色域が広くて表示が色鮮やかで、画像や映像が綺麗です。
光沢で反射がある点は気になるものの、画面サイズも16型と大きく、解像度も2.8Kと高いので、仕事も割としやすいです。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定結果は、以下のとおりです。最大輝度は、当サイトの計測では381nitとやや高めでした。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 100% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 100% |
| Adobe RGBカバー率 | 95% |
ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。
視野角は広いので見やすいです。
光沢ディスプレイであるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは、ほとんど感じません。
PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありました。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、標準的な打ちやすさです。
ただ、「半角/全角」キーが小さめなのは、タイピングしていて、やや気になります。
また、ボディの横幅が広い割にテンキーがありあせん。テンキーが必要な場合はご注意下さい。
※画像をクリックすると拡大できます
バックライトも搭載しているので、暗所でも作業がしやすいです。
パフォーマンスのチェック
本製品は、MSI Center SのソフトのUser Scenarioから、動作モードを変更することができます。今回は、「AI Engine」と「Performance」で計測しています。
CPU
CPUには、Core Ultra X7 358Hを搭載しています。前述した通り、CPU性能は高めです。
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
3DMark Time Spy のスコアは、下の通りです。最大グラフィックスパワーが50WのGeForce RTX 4050 Laptopと同等のスコアが出ています。CPU内蔵グラフィックスとしては、非常に高い性能です。
ストレージ
ストレージには、1TBのPCIe Gen4 SSDを搭載しており、高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
ゲームベンチマーク&フレームレート
ゲームは、フルHD解像度であれば、画質を下げたり、フレーム生成を利用することで、多くのタイトルがプレイ可能でしょう。
詳細は、上の「Core Ultra X7 358Hのベンチマーク」のリンク先をご覧ください。
質量のチェック
質量は、16型ディスプレイを搭載している割には軽いです。
| 質量 | |
| PC本体 | 1.594kg |
| ACアダプター | 184g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は、81Whと非常に大きな容量です。
バッテリー駆動時間は公開されていませんでしたが、当サイトで計測したバッテリー駆動時間は、7時間43分でした。動画視聴のみなどの軽い負荷ではなく、資料作成など、何か作業をしていた場合は、このくらいのバッテリー駆動時間になると思われます。
16型の大画面ディスプレイを搭載している割には長いバッテリー駆動時間です。
| バッテリー駆動時間 | |
| 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 7時間43分 |
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。Core Ultra X7 358Hのプロセッサー・ベース電力は25W、最大ターボ電力は65W or 80Wです。
CPU電力は、安定時は30W前後で推移しており、標準的なパフォーマンスが出ていると思います。
CPU温度は高めですが、CPU電力が安定してからは、80℃台後半まで下がっているので、問題ない範囲です。
FF15ベンチ実行時の温度
続いて、FF15ベンチマークを実行したときのCPU温度です。
こちらも、80℃前後で推移しており、やや高めの温度ですが、問題ない範囲でしょう。

静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
全体的に静かです。音を気にせず作業ができるでしょう。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約23dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約27dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約42dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
ボディが薄いので表面温度は高めです。負荷のかかる作業をしていると、手のひらが熱くなってきます。また、ゲームをしているとWASDキーも熱く感じてきて気になります。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
16型2.8Kのサイズが大きく解像度の高いディスプレイを搭載していると消費電力は高くなってしまいますが、本製品はCore Ultra シリーズ3のプロセッサーを搭載することで、消費電力は低めです。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 5W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 12W |
| 中負荷時 [動画編集] | 22W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 60W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。薄型のボディで、スタイリッシュな見た目です。

「MSI」のロゴが新しくなって、かっこよくなりました。

ボディの高さは、非常に薄いです。

スピーカーの音質は比較的良く、ノートPC基準で、10点満点で採点すると7点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

WebカメラはFHD画質です。カメラを隠すシャッターが付いています。IRカメラも搭載し、顔認証にも対応しています。

ポート類はご覧の通りです。USB-Cは、Thunderbolt4です。HDMIはHDMI2.1です。


ヒンジは、180度近くまで開きます。

底面は、とてもシンプルです。ゴム足は高めです。
今回、爪が外れにくかったので、底面カバーは外していませんが、外から見ると冷却ファンは2つありました。2つあるものの、左右にファンが分かれているタイプではなく、片方にファンが2連で付いているタイプでしたので、若干冷却性能は落ちます。

ACアダプターの容量は65Wです。

まとめ
以上が、MSI Prestige 16 AI+ C3Mのレビューです。
最新のインテルプロセッサー「Core Ultra X7 358H」を搭載しており、処理性能が高く、それでいて省電力です。
今回のテストでは、CPU性能はCore Ultra 7 255Hと同じくらいで、GPU性能はGeForce RTX 4050 Laptop(50W)に近かったです。
かなり高い性能ですが、消費電力は抑えられており、バッテリー駆動時間も長めです。
ディスプレイは16型と大きく、2.8K有機ELを採用し、画像や映像が非常に色鮮やかです。綺麗な表示で画像などを見たい方にもいいでしょう。
また、大きなディスプレイを搭載している割にはボディが軽く、また薄型でスタイリッシュです。持ち運びにも便利ですし、外で使っても映える一台です。
薄型ボディゆえに、高負荷時はキーボードやパームレストに熱を感じやすいですが、これは設計上ある程度やむを得ない部分でしょう。
クリエイティブワークや、カジュアルにゲームもできる性能でありつつ、スタイリッシュな見た目で持ち運びも視野に入れられる、そんなノートPCが欲しい方におすすめです。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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