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MSI Prestige 13 AI+ A3Mの実機レビュー - 899gと軽量で、Core Ultra シリーズ3搭載
| CPU | Core Ultra 7 355 |
|---|---|
| GPU | CPU内蔵 |
| メモリ | 32GB |
| SSD | 512GB |
| 画面サイズ | 13.3型 16:10 |
| 画面種類 | 2880x1800 有機EL |
| 質量 | 899g |
| バッテリー | 約53.8Wh |
| 価格 | 25万円 |
【結論】軽いノートPCが欲しい方に最適
Prestige 13 AI+ A3Mは、900gを切る、非常に軽いノートPCです。
毎日ノートPCを持ち運ぶ大学生、ビジネスパーソンなどにおすすめです。
最新のインテル Core Ultra シリーズ3に、32GBメモリを搭載し、スペックも十分です。
さらに、ディスプレイも、2.8K 有機ELを搭載していて綺麗です。
販売サイト
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 7 355、32GBメモリ、512GB SSD
目次
お忙しい方は、「製品の特徴」のみお読みください。
製品の特徴
1kgを切る質量
本製品の最大の特徴は、900gを切る軽さです。
最新のCore Ultra シリーズ3を搭載したノートPCとしては、2025年3月5日時点で、最軽量クラスといっていいでしょう。
これだけ軽いと、1.2~1.3kgの通常のモバイルノートPCとは、体感でもその違いが分かります。毎日ノートPCを持ち歩くような方に、非常におすすめです。
最新のCore Ultra シリーズ3を搭載
MSI Prestige 13 AI+ A3Mは、最新のCore Ultra シリーズ3を搭載しています。
今回、「X」や「H」が付かない、一般向けのCore Ultra 7 355を搭載していますが、CPU性能については、まずまずでした。Core Ultra 7 255Uより少し高いくらいの性能です。
GPU性能については、思ったより高めでした。
3DMark Night Raidでは、Core Ultra 7 255Uよりも大分高いスコアで、HシリーズのCore Ultra 7 155Hとほぼ同等のスコアが出ていました。軽めの動画編集もできる性能です。
Core Ultra 7 355はEコアがない
なお、今回搭載されているCore Ultra 7 355は、Pコア4つ、LP Eコア4つとなっており、Eコアがありません。
一方、上位のCPUのCore Ultra 9 386Hや、Core Ultra X9 388Hは、Eコアを持っています。
Core Ultra 7 355は、不要な回路への通電を物理的に排除できるため、バックグラウンドで何も動いていない状態や、ブラウジング程度の軽作業では、消費電力を抑えられますが、LP Eコアで処理しきれないタスクはすぐに消費電力の大きいPコアを動かす必要があります。
そのため、低負荷時は、Core Ultra 7 355のほうがバッテリー駆動時間が長くなるかもしれませんが、場合によっては(Eコアが使われるような中負荷時は)、Core Ultra 9 386Hなどのほうがバッテリー駆動時間が長くなるケースもあると思われます。
広色域の2.8K有機ELディスプレイ
本製品は、2.8Kの有機ELディスプレイを搭載しており、写真や動画などを色鮮やかに、かつ引き締まった黒を表示することができます。
ただし、光沢仕様なので、光沢が苦手な方はご注意下さい。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | Web閲覧やOfficeソフトの使用といった日常作業は、問題なくできます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイが綺麗なので、動画鑑賞も快適です。スピーカー音は普通です。 |
| RAW現像 画像編集 |
○ | この用途としては、CPU性能にやや物足りなさを感じますが、DCI-P3 100%の広い色域なので、RAW現像や画像編集もできます。 |
| 動画編集 | △~○ | FHD解像度の簡単な編集であればできます。本格的にやるなら、もう少し性能の高いPCがおすすめです。 |
| ゲーム | ○ | 原神クラスの軽いゲームであればできます。ただし、重いゲームをやる場合は、ゲーミングPCのほうがいいです。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、13.3型、2880x1800ドット、有機EL、100% DCI-P3です。色域が広くて表示が色鮮やかで、画像や映像が綺麗です。ただ、光沢なので、照明や周囲のものが映り込みやすいです。
詳細は、下のタブをクリックして下さい。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定結果は、以下のとおりです。最大輝度は、当サイトの計測では378nitと普通です。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 100% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 100% |
| Adobe RGBカバー率 | 96% |
ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。
視野角は広いので見やすいです。
光沢ディスプレイであるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは感じません。
フリッカーはあります。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、普通の打ちやすさです。
14型のPrestige 14 Flip AI+と比較すると、キーの縦幅が狭くなっているので、窮屈さを感じます。
ただ、打鍵感は悪くなく、「半角/全角」キーが大きめなのは良かったです。キートップはもう少し湾曲していると良かったです。
※画像をクリックすると拡大できます
バックライトも搭載しているので、暗所でも作業がしやすいです。
パフォーマンスのチェック
本製品は、MSI Center SのソフトのUser Scenarioから、動作モードを変更することができます。今回は、「AI Engine」と「Performance Boost」で計測しています。
CPU
CPUには、Core Ultra 7 355を搭載しています。前述した通り、CPU性能は普通です。
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
3DMark Night Raidのスコアは、下の通りです。
Core Ultra 7 355のGPU性能は比較的高く、Core Ultra 7 155Hと同等程度の性能はありました。
~ グラフィックス性能の評価 ~
ストレージ
ストレージは、比較的速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度も速いです。
~ SDカードスロット性能 ~
質量のチェック
質量は、仕様で899g、当サイトの計測値で893gとなっており、非常に軽いです。
ACアダプターも軽かったです。
| 質量 | |
| PC本体 | 893g |
| ACアダプター | 185g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は、当サイトで確認した限りでは、52Whでした。ただ、メーカーサイトには約53.8Whと記載されています。最近のモバイルノートとしては普通です。
バッテリー駆動時間は長めです。
ただ、EコアがないCPUである点、解像度が高めである点から、Prestige 14 Flip AI+ D3Mよりは短いバッテリー駆動時間でした。
| バッテリー駆動時間 | |
| 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 6時間39分 |
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。なお、Core Ultra 7 355のプロセッサー・ベース・パワーは25W、最大ターボパワーは55W、最低保証電力は12Wとなっています。
「AI Engine」モードの場合、ターボブースト時を除くと、CPU電力は15Wで推移しており、パフォーマンスは抑えられています。その代わり、CPU温度は低めなので安心して使えます。
「Performance Boost」モードの場合、CPU電力は28W前後まで上がり、標準的なパフォーマンスが出ています。それに伴いCPU温度も上がって90℃前後まで達しますが、問題ない範囲でしょう。
通常は「AI Engine」モードで十分ですが、時間のかかる処理を実行するときは、「Performance Boost」モードにするといいでしょう。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
下表の低負荷~中負荷時までなら静かです。高負荷時は一般的なノートPC並みの騒音値です。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約23dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約23dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約29dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約44dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
高負荷時の表面温度は高めですが、そうでなければ普通の温度です。日常使いなら、それほど熱く感じることはないでしょう。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
アイドル時や低負荷時は低めの消費電力です。負荷が高めになるとそれなりに消費電力は高くなります。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 5W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 10W |
| 中負荷時 [動画編集] | 19W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 41W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。マグネシウム・アルミニウム合金筐体を採用し、高級感のある質感です。

「MSI」のロゴが新しくなって、かっこよくなりました。

ボディの高さは、非常に薄いです。

スピーカーの音質は普通で、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

WebカメラはFHD画質です。カメラを隠すシャッターが付いています。IRカメラも搭載し、顔認証にも対応しています。

ポート類はご覧の通りです。USB-Cは、Thunderbolt4です。HDMIはHDMI2.1です。


ヒンジは、約180度回転します。

底面は、とてもシンプルです。

ACアダプターの容量は65Wです。

まとめ
以上が、MSI Prestige 13 AI+ A3Mのレビューです。
この製品の大きな特徴は、900gを切る軽さです。体感でも、1.2~1.3kgくらいのモバイルノートPCと比べて、明らかに軽さが際立ちます。毎日ノートパソコンを持ち運ぶような大学生、ビジネスパーソンにおすすめです。
CPUには、最新のインテル Core Ultra シリーズ3「Core Ultra 7 355」を搭載しています。「X」や「H」が付かない、一般向けのプロセッサーではありますが、内蔵GPU性能が割と高めだったので、動画編集などもできるでしょう。CPU性能は普通です。ただ、Eコアを搭載しないCPUなので、場合によってはバッテリー駆動時間が短くなるケースもあると思います。
また、2.8K 有機ELディスプレイを搭載しており、映像や画像が非常に綺麗です。
少し気になったのは、キーボードのキーの縦幅がやや狭い点です。ボディサイズが小さいため仕方のないところではありますが、個人的にはタッチパッドを狭くしてもいいので、キーサイズは普通のほうが良かったです。
また、光沢ディスプレイなので、周囲の物が映り込みやすいです。光沢が苦手な方はご注意下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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