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軽量ビジネスノート、MSI Modern 13 F1MOG-1051JPの実機レビュー

CPU | Core 7 150U |
---|---|
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
画面サイズ | 13.3型 16:9 |
画面種類 | 1920x1080 非光沢 |
質量 | 約1.2kg |
バッテリー | 46.8Wh |
価格 | 16万円台~ |
MSI Modern 13 F1MOG-1051JPは、約1.2kgと軽いビジネスノートパソコンです。
色域が広めで、非光沢のディスプレイを搭載しており、作業がしやすいと思います。
また、32GBの大容量メモリ、1TBの大容量SSDを搭載しているのもメリットです。
販売サイト
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core 7 150U、32GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「 Modern 13 F1MOG-1051JPの特徴」のみお読みください。
Modern 13 F1MOG-1051JPの特徴
約1.2kgと比較的軽い
本製品は、約1.2kgと軽いモバイルノートパソコンです。外出先へPCを持ち運ぶ方に便利です。

広めの色域
ディスプレイの色域が、100% sRGBクラスなので、画像や映像が綺麗です。「ネットショッピングの画像を見て商品を購入したら、思ってた色と違っていた」といったことが少なくなるかもしれません。非光沢なので映り込みも少なく、作業がしやすいです。

32GB、1TBと大容量
本製品は、最初から32GBの大容量メモリ、1TBの大容量SSDを搭載しています。
アプリをたくさん起動する方や、大量の画像ファイルや動画ファイルを保存する方におすすめです。

ディスプレイのチェック
ディスプレイは、画面サイズが13.3型と小さいですが、色域は広めで、非光沢なので作業はしやすいです。解像度は、流行りの16:10ではなく、16:9なのはやや残念です。詳細は、以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は98%でした。最大輝度は、当サイトの計測では425cd/m2と高めだったので、屋外で使用する場合も、割と見やすいと思います。

ガンマ補正曲線を確認すると、青と緑がやや強めに発色していることが分かります。ただ、色の正確性が求められる作業でなければ問題ないでしょう。

視野角は広いです。

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは、ほとんど感じません。

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、横幅は十分ありますが、縦幅が短く、手の大きい筆者は、やや窮屈に感じます。
「半角/全角」や「Enter」キーが大きい点は良かったです。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードが搭載しており、暗所でのタイピングはしやすいです。

パフォーマンスのチェック
本製品は、「MSI Center S」のUser Scenarioから、動作モードを変更することができます。今回は「バランス」と「Performance」でテストした結果を掲載します。

CPU
CPUは、Core 7 150Uです。これは第13世代のインテルCPUを刷新したもので、性能はそこまで高くありません。ただ、ウェブ閲覧やOfficeソフトの使用くらいの負荷であれば、ストレスなく使えると思います。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
グラフィックス
グラフィックス性能も、それほど高くありません。ただ、こちらも、動画編集や画像編集などはせず、資料作成程度の負荷であれば、特に問題ないと思います。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージは比較的速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
micro SDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は普通です。
~ SDカードスロット性能 ~

質量のチェック
質量は比較的軽いです。
質量 | |
PC本体 | 1.190kg |
ACアダプター | 298g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は、46.8Whでした。バッテリー駆動時間は下の通りで、持ち運び用のモバイルノートとしては、やや短いです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 最大12時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 最大5時間 |
(4) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 4時間14分 |
(3) YouTubeの動画(1080p / 30fps) をリピート再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
(4) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。「バランス」モードで計測しています。
低負荷であれば、動作音はほとんどしません。負荷が高い場合は、他のノートPCと同等程度の騒音値で、ややうるさくなります。
騒音値 | |
アイドル時 | 約20dB |
---|---|
低負荷時 [YouTube再生] | 約20dB |
中負荷時 [動画編集] | 約31dB |
高負荷時 [ゲーム] | 約42dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
負荷が低い時は、ほぼ気になりません。ゲーム時は、左パームレストの温度が上がり、左の手のひらがやや暖かく感じてきますが、このノートPCでここまで負荷がかかることはほぼないでしょう。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
低めの消費電力です。
消費電力 | |
アイドル時 | 5W |
---|---|
低負荷時 [YouTube再生] | 10W |
中負荷時 [動画編集] | 20W |
高負荷時 [ゲーム] | 31W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観は、ビジネス向けノートということもあり、個人的な感想ですが、やや安っぽく感じます。ヒンジは、ほぼ180度開きます。

天板にはMSIのロゴが入っています。

スピーカーの音はあまりよく感じませんでした。ノートPC基準で、10点満点で採点すると3~4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

ポート類はご覧の通りです。USB-Cは、PowerDeliveryおよび映像出力に対応しています。
HDMIポートは、4Kモニターに接続してみたところ、色の形式がYCbCr420になっていました。HDMI1.4だと思われます。


底面はシンプルです。

ACアダプターの容量は65Wです。電源ケーブルが太くて、持ち運ぶときはかさばるので、外出時は別途用意したPD充電器を使ってもいいでしょう。

まとめ
以上が、Modern 13 F1MOG-1051JPのレビューです。
約1.2kgと軽いモバイルノートパソコンで、外への持ち運びに便利です。
ディスプレイはサイズがやや小さいですが、色域が広めで、非光沢で、作業はしやすいです。
CPUは、第13世代CoreをリニューアルしたCore 7 150Uで、そこまで性能は高くありませんが、資料作成などのビジネス用途であれば、ストレスなく使えるでしょう。メモリとストレージ容量が大きい点もメリットです。
ちょっと気になったのは、キーボードで、キーの縦幅が狭いので、個人的にはタイピングをしていると、やや窮屈さを感じました。
また、ビジネス向けのノートPCということで、デザインもシンプルです。また、バッテリー駆動時間は、もう少し長ければ良かったです。
軽量ビジネスノート
MSI Modern 13 F1MOG-1051JP

特徴
- 約1.2kgと軽量
- 見やすいディスプレイ
- 大容量メモリ・SSD
こんなあなたに
- 外へPCを持ち出すビジネスユーザー
- 価格16万円台~
販売サイト

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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