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MSI Creator Z16 A11Uの実機レビュー
CPU | Core i9-11900H Core i7-11800H |
---|---|
GPU | RTX 3060 Laptop |
メモリ | 32 / 64GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 16インチ |
液晶種類 | WQXGA(2560×1600) 120Hz、グレア、タッチ |
質量 | 約2.2kg |
バッテリー | 90Whrバッテリー |
価格[税込] | 29万円台~ |
MSI Creator Z16 A11Uは、最新の第11世代インテルCore H プロセッサーに、GeForce RTX 3060を搭載したクリエイター向け高級ノートPCです。
黄金比16:10のWQXGA(2560×1600)ディスプレイは、作業領域が広く高精細で、しかもDCI-P3 100%クラスの色域に対応。120Hzの高リフレッシュレートに、タッチ操作にも対応しています。
ボディはルナカラーとアルミ削り出しのデザインがクールで、薄さも15.9mmしかありません。
購入はこちら
MSIストア限定モデルは2021年8月23日発売予定、その他モデルは8月26日発売予定です。MSI認定のショップのパソコンSHOPアーク(Ark)なら、メモリやストレージのカスタマイズが可能です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機(Creator-Z16-A11UET-010JP)の構成
Core i9-11900H、32GBメモリ、GeForce RTX 3060、1TB NVMe SSD
目次
お忙しい方は、「Creator Z16 A11Uの特徴」のみお読みください。
Creator Z16 A11Uの特徴
16:10、DCI-P3 100%の画面でクリエイターも満足
Creator Z16 A11Uは、クリエイターも満足できるディスプレイを搭載している点が特徴です。
黄金比16:10のWQXGA(2560×1600)で、画面領域が広く、ペイン(枠)が多いクリエイティブ系ソフトが使いやすく、高精細であるため画像なども粒状感なく表示できます。
色域はDCI-P3カバー率 約100%で、Delta-E < 2を満たしており、動画編集などにも最適です。
また、タッチ操作にも対応しており、クリエイターソフトの直感的な操作や、ビジネスシーンで相手に画面を見せながら指で操作するといった使い方もできます。
120Hzの高リフレッシュレートにも対応しており、滑らかな映像で長時間の作業でも目が疲れにくい液晶です。
パネルはグレア(光沢)仕様ですが、反射がやや抑えられており、純粋なグレアパネルよりは映り込みは低減されています。
また、MSI True Colorのアプリから、sRGB、Adobe RGB、DCI-P3、オフィス、動画などの表示モードへ変更することが出来ます。表示モードを変更すると、ちゃんと色域も変化します。本格的な映像編集をするならDCI-P3モードにしたり、Web掲載用の動画や画像を編集するならsRGBモードにしたりと、用途によって画面の色域を変更できるので便利です。
薄型ボディで持ち運びやすい
Creator Z16 A11Uは、高性能パーツを搭載した16インチのクリエイターノートにしてはわずか15.9mmと薄型設計です。
質量は約2.2kgと片手で持つとずっしりきますが、ACアダプターも小型なので持ち運びが可能な範囲です。
アメリカ国防総省認定MIL規格に準拠した高い耐久性も備えているので、安心して外に持ち運べるでしょう。
クールなデザイン
Creator Z16 A11Uは、アルミ削り出しのボディと、ルナグレーのカラーが美しく、派手すぎない落ち着いた雰囲気があるクールなデザインです。背面にはMSIのドラゴンのロゴが印字されていますが、目立ちにくく、オフィスやおしゃれなカフェにも持っていけるノートPCです。
RTX 3060の最大グラフィックスパワーは65W
Creator Z16 A11Uでは、クリエイティブ向けのRTX Studioに対応した、GeForce RTX 3060 Laptop GPU 6GBを搭載しています。
グラフィックス性能を左右する最大グラフィックスパワーを確認すると、65Wでした。
GeForce RTX 3060 Laptopの仕様では、GPUサブシステム電力が60-115Wとなっているので、最大グラフィックスパワー65Wというのは、やや抑えられた性能となります。
ただ、ゲームではなく、動画編集用途なら65Wでも十分だと思います。
W(ワット)は最大グラフィックスパワー
8コア/16スレッドの第11世代Core i9-11900Hを搭載
Creator Z16 A11Uは、最新のインテル第11世代Core i9-11900Hを搭載しています。下表に示すように、8コア/16スレッドの高性能プロセッサーです。
ベンチマークの結果ではマルチコア、シングルコア両方で非常に高いスコアが出ており、高い処理能力で、クリエイター向けソフトもサクサク動作することでしょう。
「クリエイターソフトの処理時間」で掲載している通り、モバイル向けRyzenプロセッサーよりも、インテルプロセッサーのほうが相性がいいクリエイター向けソフトもあります。Core i9-11900Hを搭載したCreator Z16 A11Uなら、ソフトを選ばず快適に使えることでしょう。
コア/ スレッド |
Max Boost [GHz] |
Base [GHz] |
Cache | TDP | |
Core i9-11980HK | 8 / 16 | 5.0 | 2.6 - 3.3 | 24MB | 45-65W |
Core i9-11900H | 8 / 16 | 4.9 | 2.1 - 2.5 | 24MB | 35-45W |
Core i7-11800H | 8 / 16 | 4.6 | 1.9 - 2.3 | 24MB | 35-45W |
Core i5-11400H | 6 / 12 | 4.5 | 2.2 - 2.7 | 12MB | 35-45W |
Core i5-11260H | 6 / 12 | 4.4 | 2.1 - 2.6 | 12MB | 35-45W |
Core i7-11370H | 4 / 8 | 4.8 | 3.0 - 3.3 | 12MB | 28-35W |
Core i5-11300H | 4 / 8 | 4.4 | 2.6 - 3.1 | 8MB | 28-35W |
ストレージや無線LANも速い
Creator Z16 A11Uは、ストレージにPCI3 Gen 4の高速SSDを搭載しています。読み書きの多いクリエイティブ作業でも、快適に使えることでしょう。
また、無線LANは、次世代規格の「Wi-Fi 6E」に対応しています。
Thunderbolt 4ポートも搭載しており、GPU BOXや外付け高速SSDなどの接続も可能です。
やや残念な点
Creator Z16 A11Uは、クリエイター向けノートPCという位置づけですが、フルサイズのSDカードスロトがありません。micro SDカードのスロットはありますが、一眼レフカメラなどでは、フルサイズのSDカードが使われることがほとんどなので、フルサイズのSDカードスロットがあれば良かったです。
各用途の快適度
Creator Z16 A11Uの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 快適に動作します。アスペクト比16:10の16型液晶なので、画面も見やすく、作業がしやすいです。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの色域が広く鮮やかな表示が可能です。また、クアッドスピーカーで音も良く、動画鑑賞は快適です。 |
オンライン会議 | ○ | 92万画素のWebカメラとマイクが内蔵されており、オンライン会議ももちろん参加できます。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 当サイトの計測では、Adobe RGBカバー率は94.3%ありDTP用途でも十分使えると思います。また、sRGBモードへ変更することもできるため、Webメディアへ掲載する画像のRAW現像や画像編集にも使えるでしょう。 |
動画編集 | ◎ | CPUおよびグラフィックス性能が高く、DCI-P3 100%クラスの色域も備え、動画編集も快適です。 |
ゲーム | ◎ | FHD環境でゲームをするなら十分なスペックです。クリエイター向けPCですが、120Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。 |
ディスプレイのチェック
Creator Z16 A11Uのディスプレイの詳細なチェックです。
前述の通り、色域変換も出来る優秀なディスプレイを搭載しています。最大輝度は、当サイトの計測では371cd/m2とやや高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
前述した通り、当製品は、色域を変化させるモードが搭載されています。以下、いくつかのモードで計測したときの色域を掲載します。
カバー率 | 比 | |
sRGBカバー率 | 95.9% | 96.1% |
---|---|---|
DCI-P3カバー率 | 70.9% | 70.9% |
Adobe RGBカバー率 | 71.1% | 71.3% |
カバー率 | 比 | |
sRGBカバー率 | 99.8% | 127.6% |
---|---|---|
DCI-P3カバー率 | 86.9% | 94.1% |
Adobe RGBカバー率 | 94.3% | 94.6% |
カバー率 | 比 | |
sRGBカバー率 | 99.7% | 133.8% |
---|---|---|
DCI-P3カバー率 | 98.1% | 98.7% |
Adobe RGBカバー率 | 87.4% | 99.2% |
カバー率 | 比 | |
sRGBカバー率 | 99.9% | 139.8% |
---|---|---|
DCI-P3カバー率 | 99.1% | 103.1% |
Adobe RGBカバー率 | 87.8% | 103.7% |
各モードのカバー率の実測値がやや低めですが、タッチパネルが搭載されていることや、サンプル機であること、測定機器による誤差があることなどが影響していると思います。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.5mmです。キーストロークはそこまで深くありません。キートップはフラットで、普通の打ちやすさです。「Enter」や「Backspace」キーは大きいものの、「半角/全角」キーのサイズが小さいので、日本語入力と、英数字入力の切り替えを行う場合に、押し間違えることがあるかもしれません。「Enter」キーは端にないものの、十分な大きさがあるので、打ち間違えることは少ないでしょう。
タッチパッドはワイドで表面はサラサラで動かしやすいです。クリックボタンも普通に押せます。
キーボードには世界初のMini LEDによるバックライトが搭載されています。従来のLEDバックライトに比べて消費電力が低く、色鮮やかです。
キーボードのバックライトの調整は、SteelSeriesの専用ソフトウェア 「SteelSeries Engine」から行います。発光パターンやキーごとの色を設定することができ、マクロも組むことができます。
パフォーマンスのチェック
動作モード
MSI Creator Z16 A11Uでは、MSI Centerで動作モードを変更することができます。用意されているのは、下の画像にある4つのモードです。ここでは、標準モードの「バランス」と、パフォーマンス優先の「ハイパフォーマンス」の2つのモードで計測を行いました。
今回、Core i9-11900Hを搭載していますが、バランスモード時と、ハイパフォーマンスモード時のPL1は、次のようになっています。このCPUのTDP-upは45Wなので、50Wおよび65Wというのは高い設置値です。
CPU
CPUにはCore i9-11900H搭載モデルと、Core i7-11800H搭載モデルがあり、本機は上位のCore i9-11900Hを搭載しています。マルチコア、シングルコアともに高いスコアです。また、バランスモードよりもハイパフォーマンスモードの方がスコアが高いです。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
グラフィックス
グラフィックスには最大グラフィックスパワーが65WのRTX 3060 Laptopを搭載しています。
低めのグラフィックスパワーですが、まずまずの性能です。また、バランスモードよりもハイパフォーマンスモードの方がスコアが高いです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3060 Laptop GPUの情報は次の通りです。GPU ClockやBoost Clockがやや抑えられています。
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4の1TB SSDを搭載しており、非常に高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しています。カードを挿してもあまり出っ張らないので、挿したまま持ち運ぶことができると思います。アクセス速度は速いです。ただ、クリエイター向けPCなので、フルサイズのSDカードスロットが搭載されていれば良かったです。
クリエイターソフトの処理時間
以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「ハイパフォーマンス」で計測した結果のみ掲載します。CPUもグラフィックも性能が高く、搭載メモリも多いので、いずれも速い処理時間です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ゲームベンチマーク&フレームレート
ゲームのベンチマークスコア、または実際にゲームをプレイし、Frapsで計測したフレームレートを掲載します。また、今回16:10比率の解像度で計測しています。
最大グラフィックスパワー65WのRTX 3060 Laptopを搭載しており、FF14などの中程度の重さのゲームなら2560x1600解像度でも高フレームレートで快適に動作します。重い部類のゲームなら1920x1200解像度なら、高めのフレームレートで快適に動作するでしょう。
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | ウルトラ | 10106 / 73 fps |
2560x1600 | 4236 / 49 fps |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps | |
1920x1200 | 最高品質 | 75 fps | |
2560x1600 | 48 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 最高品質 | 14309 / 100 fps |
2560x1600 | 9806 / 67 fps |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「約2.2kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、公表値とほぼ同じ結果となりました。
16インチの高性能クリエイターノートにしては比較的軽いです。ACアダプターは小型で軽いので、持ち運びができる範囲だと思います。
質量 | |
PC本体 | 2.194kg |
ACアダプター | 520g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は、90Whと大容量です。バッテリー駆動時間は公表されていませんが、当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになりました。
軽めの作業なら6時間と長く持つので、外出先での作業にも安心です。ゲームでも2時間は持つので、負荷の重いクリエイターソフトもある程度の時間は使用できると思います。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0測定方法 | ー |
(2) PCMark 10 Modern Office | 6時間47分 |
(3) 動画再生時 | ー |
(4) PCMark 10 Gaming | 2時間03分 |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU電力/CPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
バランスモードの時はCPU電力は最初60Wまで上がりますが、すぐに45W前後に落ち着きます。CPU温度は90℃前後で高めの温度です。
ハイパフォーマンスモードの時はCPU電力は最初80Wまで上がりますが、徐々に下がり53Wあたりに落ち着きます。CPU温度は95℃あたりになり、さらに高くなります。
- バランス
- ハイパフォーマンス
Premiere Proエンコード時のCPU温度/GPU温度
Premiere Proで4Kの動画をエンコードした時のCPU温度およびGPU温度の推移を確認します。
この処理はCPU使用率が約100%になってしまうので、CPU温度は95℃前後と高めですが、GPU温度は75℃と問題ない温度です(バランスモード時)。
- バランス
- ハイパフォーマンス
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。Premiere Proで動画編集をしているときも、それほどうるさくは感じません。書き出すときはやや騒音値が上がりますが、そこまで気になる騒音値ではありません。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
アイドル時は問題ありませんが、Premiere Proで動画編集をしていると、パームレスト部分がやや熱く感じてきます。薄型PCなので、このあたりは欠点かなと思います。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。
アイドル時の消費電力は低いです。高性能CPU、外部グラフィックスを搭載しているため、一般向けノートよりは高い消費電力ですが、ゲーミングノートと比べると低めです。
外観のチェック
Creator Z16 A11Uの外観のチェックです。
アルミ削り出しのボディが落ち着いた雰囲気のあるクールなデザインに仕上がってます。
天板にはMSIのドラゴンのエンブレムが印字されていますが、あまり目立ちません。また、表面はすごくサラサラしていて、メタル感があり、触り心地が良いです。
天板にはマグネットが埋め込まれており、吸い込まれるようにパチッとしっかり閉じることができます。ただし、開くときは普通のノートよりも力がいるので、片手では難しいです。
液晶を開くと本体が浮くリフトアップヒンジを採用しています。これにより底面から吸気しやすくなり、冷却性が上がります。また、キーボードがやや傾斜することで、手首に負担がかからずタイピングできるようになります。
電源ボタンはキーボード右上に配置されています。
Webカメラは、液晶画面の上側中央にあります。
閉じた時の画像はご覧の通りです。
側面のポートです。Thunderbolt 4 Type-C×2、USB3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI×1、micro SDカードリーダー、Hi-Res対応のヘッドホン出力に、マイク入力があります。LANポートはありません。
液晶が開く最大の角度です。180度開きます。
スピーカーは背面にあります。DYNAUDIOの4つのスピーカーを搭載しており、臨場感のあるサウンドで、最大音量も大きいです。音質はノートPC基準で、10点満点で採点すると7点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
底面です。
ネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られています。このシールを剥がすと、保証対象外となります
ACアダプターは薄型です。
電源コネクタはサイドに配置されており、排熱口を避けて接続することができるので安心です。
ACアダプターは180Wです。
まとめ
以上が、Creator Z16 A11Uのレビューです。
16:10のWQXGA(2560×1600)解像度で、DCI-P3 100%クラスの色域を備えたディスプレイを搭載している点が大きな特徴です。表示モードを変更することで、色域も変えることが出来ます。
第11世代インテルCore H プロセッサーに、GeForce RTX 3060を搭載し、パフォーマンスは高く、ほとんどのクリエイターソフトが快適に動作します。
この高いスペックでも本体は非常に薄く、ルナグレーのカラーとアルミ削り出しのボディは非常にクールです。
ただし、SDカードスロットが、micro SDカードのみ対応となっており、フルサイズのSDカードに対応していない点が、クリエイター向けPCとしては残念です。
また、薄型のボディのため、高負荷時のパームレスト周りの温度がどうしても高くなります。高い負荷をかけているときはやや気になるかもしれません。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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