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ホワイトカラーのゲーミングノート、G-Tune P5-I7G60WT-Bの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13620H
グラフィックス GeForce RTX 4060
メモリ 16GB / 32GB
SSD 500GB ~ 4TB SSD
画面サイズ 15.6型 16:9
画面種類 1920x1080 144Hz
質量 約2.11kg
バッテリー 53Wh
価格 19万円台~
流行りのホワイトボディのゲーミングノート

G-Tune P5-I7G60WT-B(以下、G-Tune P5)は、ゲーミングノートPCとしては珍しいホワイトのカラーを採用した、オシャレな外観が特徴の製品です。

部屋や家具、マウスなどのデバイスを白で統一している方などにおすすめです。

性能はミドルクラスで、モンハンワイルズ(オープンベータテスト)のゲームも、高いグラフィック設定で快適に動作するほどです。

ゲーミングイヤホン「Logicool G333-PU」が付属した、お得な20周年記念セットモデルもあります。

公式サイト(購入先)はこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

G-Tune P5-I7G60WT-B

Core i7-13620H、GeForce RTX 4060、16GBメモリ、500GB SSD

 

本製品を安く買う方法

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目次

お忙しい方は、「G-Tune P5の特徴」のみお読みください。

 

G-Tune P5(20周年記念セットモデル)の特徴

流行りのホワイトカラー

G-Tune P5は、G-TuneのゲーミングノートPCの中でも唯一となるホワイトボディを採用。オシャレで美しい外観が特徴です。

さらに、ゲーミングらしさを際立たせるキーボードバックライトも搭載されています。点灯の仕方はギラギラした感じではなく、上品な感じなので、普段使いにも使用できるデザインだと思います。

また、ボディ表面はツルツルしていて、触れ心地が良く、高級感もあります。指紋跡も目立ちません。

流行りのホワイトボディを採用
控え目な点灯のキーボードバックライト

 

モンハンワイルズも快適に動作

G-Tune P5は、Core i7-13620H + RTX 4060という構成のスタンダードなミドルクラスのゲーミングノートPCですが、先日行われた「モンスターハンター ワイルズ」のオープンベータをプレイしてみたろころ、DLSS+フレーム生成有効でウルトラ設定でも平均70 fps以上で快適にプレイができました。

レ・ダウなど、モンスターによってはフレームレートが下がる事があるので、画質設定は、高設定や中設定に落とすと、より安定した狩りができると思います。

そのほか、スト6やフォートナイトなどもプレイしてみましたが、遅延や残像も気にならず、快適にゲームがプレイできました。色域も広めなので、映像が見やすく、幅広いジャンルのゲームに対応できるでしょう。

モンハンワイルズも快適に動作

 

標準で付いてくる3年保証

マウスコンピューターの製品は、3年の保証が標準で付いてきます。そのため、もし他社と価格を比較するときは、保証までを含めた価格を比較して欲しいです。

さらに、24時間365日の電話サポートも標準で付いてくるので、日中家にいない人でも安心です。夜中でも電話をしてサポートを受けることが出来ます。

3年保証および24時間365日電話サポートが標準で付いてくる

 

G-Tune 20周年記念モデル

2004年1月にマウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」が誕生してから20年が経過しました。これを記念して、G-Tune 20周年記念モデルが4機種が発売されています。

その1つとして、「G-Tune P5-I7G60WT-B」と「Logicool G333-PU」のゲーミングイヤホンがセットになったモデルがあり、202,000円で発売されています。

Logicool G333-PUのゲーミングイヤホンが6,930円であることから、本体と合わせると、206,730円となるので、20周年記念セットモデルのほうが少しお得に購入することができます。

G-Tune 20周年記念モデル 公式サイトはこちら

 

付属のゲーミングイヤホン「Logicool G333-PU」のカラーは紫で、3サイズのイヤーチップ、USB-C変換アダプター、キャリングケースが同梱されています。

実際にこのイヤホンを装着していくつかゲームをプレイしてましたが、イヤーチップの密閉感もあり、G-Tune P5の動作音も全く気にならずゲームに集中できます。音質も重厚感があり、ゲームの音声が聞き取りやすく感じました。

G-Tune P5が「Dolby Atmos for Headphones」にも対応しているので、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。

 

ディスプレイのチェック

G-Tune P5のディスプレイは、15.6型、1920x1080(16:9)と一般的な画面サイズで、144Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。色域もsRGBカバー率97.6%とそこそこ広めなので、ゲームだけでなく画像・動画編集などもこなせるでしょう。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測したsRGBカバー率は97.6%と広めの色域です。最大輝度は、当サイトの計測では353cd/m2とやや高めです。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ディスプレイのガンマ補正曲線を確認すると、どの色も比較的揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢の液晶であるため、画面への映り込みが低減されており、ゲームなどがしやすいです。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

フォトディテクターで、フリッカー(ちらつき)があるか確認しましたが、検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約35msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に144フレームを更新する液晶で2フレーム前までの残像がありました。普通のノートPCは、1秒間に60フレームしか更新しませんが、同じく2フレーム前まで残像があったことから、本製品の液晶は残像が少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

G-Tune P5のキーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーの仕様表を確認すると、横方向のキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmとなっています。縦方向のキーピッチは書かれていませんが、計測してみたところ約18.5mmでした。やや深めのキーストロークで、しっかり押し込むことができます。キートップはフラットです。

主要なキーのサイズはほぼ揃っており、キー配置にも目立ったクセはありません。普通の打ちやすさのキーボードだと思います。ただ、矢印キーは独立していますが、サイズが小さいです。

キーの表面がツルツルしていて触れ心地が良く、気持ちよくタイピングができると思います。

テンキーは、やや変則的な配置の3列テンキーですが、テンキーなしの場合よりも数字の入力がしやすいです。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトは15色しかなく、点灯パターンなど細かいRGB設定はできません。また、それほどギラギラした点灯の仕方ではないので、普段使いでも目立ちません。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

G-Tune P5のパフォーマンスを確認します。

G-Tune P5は、「Control Center」アプリのパワーセッティングの項目で、動作モードを変更することができます。

ここでは、デフォルトの「バランスモード」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンスモード」で計測した結果を掲載します。

Control Center

 

CPU

CPUには、インテル第13世代のCore i7-13620Hを搭載しています。

デフォルトの「バランスモード」 だと普通のスコアですが、「パフォーマンスモード」にすることで高いスコアが出ています。負荷の高い処理を実行していて、もう少しパフォーマンスが欲しいなと感じるときは、「パフォーマンス」モードにしてもいいでしょう。

CINEBENCH 2024
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Core i7-13650HX 1113
Core i7-13620H 929 [パフォーマンスモード]
723 [バランスモード]
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core i7-13700H 114
Core i7-13650HX 111
Core i7-13620H 111 [パフォーマンスモード]
108 [バランスモード]
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 7 8840HS 98

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、広めのメモリ帯域幅です。なお、スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載しています。メーカーにより設定されている最大グラフィックスパワーは105Wでした。標準的な数値です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下の通りで、「パフォーマンスモード」にすると高いスコアが出ています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10610
RTX 4060 105W 10300 [パフォーマンスモード]
8971 [バランスモード]
RTX 4050 140W 8860
RTX 4050 105W 8469
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。なお、動作モードによるクロック数などの変化はありませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、標準で500GBのPCIe Gen4 SSDを搭載しており、まずまず速度が出ています。カスタマイズ画面では、最大4TBの大容量のストレージに変更することができます。複数のゲームをインストールする場合や動画素材などを保存したい方は、標準の500GBでは少ないので、1TB以上の容量を選択するといいでしょう。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
5291
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ここでは、ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし計測したフレームレートを掲載します。なお、動作モードは「パフォーマンスモード」で計測しています。

先日オープンベータが行われた、負荷が非常に重いモンスターハンターワイルズでは、DLSSとフレーム生成を有効にすることで、ウルトラ設定でも平均70 fps以上で動作し、画質を落とすことで、安定したプレイが可能です。

ゴースト・オブ・ツシマなどの重いゲームでも最高設定で平均60 fps出ており、少し画質を落とした高設定なら、平均70 fps以上で快適にプレイできるでしょう。

VALORANT、フォートナイト、APEX、PUBGなどの競技性の高いゲームでも、高い画質設定でも高いフレームレートが出ており、優位にプレイすることが可能です。

かなり重いゲームでは少し画質設定を落とす必要がありますが、ほとんどのゲームが高いグラフィック設定で快適にプレイできる性能です。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
かなり重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ( オープンベータ)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 98 fps
87 fps
ウルトラ 72 fps
※DLSS SR:バランス、フレーム生成有効時の数値
かなり重い部類のゲーム
Ghost of Tsushima Director's Cut(ゴースト・オブ・ツシマ)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 97 fps
75 fps
非常に高い 60 fps(118 fps)
※括弧内のフレームレートは、DLSS SR:バランス、フレーム生成有効時の数値
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 148 fps
114 fps
ウルトラ 94 fps
レイトレ : ウルトラ 58 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 97 fps
RTX 4060 105W 94 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 56 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 178 fps
標準品質 146 fps
高品質 105 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 121 fps
RTX 4060 105W 105 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 105 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 61 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ストリートファイター6 ベンチマーク
解像度 品質 FIGHTING GROUND WORLD TOUR
1920x1080 HIGHEST 60 fps(最大) 107 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 166 fps
140 fps
ウルトラ 117 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 132 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 120 fps
RTX 4060 105W 117 fps
RTX 3050
※ディスクリートモード
95W 71 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 標準品質(ノート) 170 fps
高品質(ノート) 163 fps
最高品質 120 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター2リミックス]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 193 fps
中設定 162 fps
最高設定 55 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
308 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 217 fps
高設定 295 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 565 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 非常に低い 253 fps
ウルトラ 182 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。なお、動作モードは「パフォーマンスモード」で計測しています。

CPUにはCore i7-13620Hを搭載しており、「パフォーマンスモード」ではCPU性能がアップするため、どの処理も比較的速いです。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
48秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H
RTX 4060(105W)
50秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-14900HX 56秒
Core i7-13620H 56秒
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13650HX 58秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
61秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Core i5-13450HX 78秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Proによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13620H
RTX 4060(105W)
3分22秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13650HX
RTX 4060 (105W)
3分58秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i9-14900HX
RTX 4060(140W)
4分29秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-14900HX 4分47秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13650HX 6分36秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core i7-13620H 7分14秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4060 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

動作テストの結果は下表の通りです。画面出力には対応していますが、PowerDeliveryには対応していません。Thunderbolt 3や4にも非対応です。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器 ×
100W Anker PowerPort III ×
65W Lenovo GaN充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

USB-Cポート経由で4Kモニターに繋いでみましたが、4K/60Hz/RGBで表示することができました。ただし、CPU内蔵グラフィックス経由で出力されていました。

4Kモニター(CS2740)へ接続したときの詳細

 

HDMIの動作チェック

HDMI経由で4Kモニターに繋いだときは、色の形式がYCbCr420になっていたので、HDMI2.1には対応していなそうです。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

Mini DisplayPortの動作チェック

Mini DisplayPortで繋いだときは、4K/60Hz/RGBで出力されていました。さらに、GeForce RTX 4060 Laptopから直接出力されていたので、10ビット表示したいときは、このポートを使うといいでしょう。

4Kモニター(CS2740)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

G-Tune P5の質量は、メーカーサイトには「約2.11kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。15.6型のゲーミングノートノートPCとしては、普通の重さです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.127kg
ACアダプター+電源ケーブル 416g

 

バッテリー駆動時間のチェック

G-Tune P5のバッテリー容量は、53Whと普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。性能が高めのパーツを搭載しているので、バッテリー駆動時間は短めです。

バッテリー駆動時間
  Core i9 / RTX 4060モデル
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約5.5時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約4時間
(3) 動画編集時の動画プレビュー 1時間30分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)~(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

約100万画素のWebカメラが搭載されています。解像度は高くありませんが、映りはまずまずです。ただし、プライバシーシャッターはありません。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーは左右の底面に配置されています。ややこもった感じがしますが、最大音量は大きく、音質は普通です。ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

なお、今回搭載しているCore i7-13620Hのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は45Wです。

バランスモードの場合、45W前後のCPU電力で動作しており、PBPとほぼ同じ数値です。このときの、CPU温度は65℃台と低めで推移しています。

一方、パフォーマンスモードの場合、約84W前後の高いCPU電力で動作します。CPU温度は87℃前後まで上がりますが、問題ない範囲の温度だと思います。

  • バランスモード
  • パフォーマンスモード
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

バランスモードでは、CPU温度はほぼ82℃前後、GPU温度は70℃台前半で推移しており、問題のない範囲の温度です。

パフォーマンスモードでは、CPU温度が若干上がりますが、こちらも問題ない範囲の温度です。

  • バランスモード
  • パフォーマンス
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

アイドル時は静かです。

ゲーム時は、バランスモードでもやや高めの騒音値です。

パフォーマンスモードにすると、さらに騒音値が上がり、かなりうるさく感じます。ゲームに集中したい時はバランスモードにするか、ヘッドホンの着用をおすすめします。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約24dB 約51dB 約59dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
FF15ベンチ時(バランス):FF15ベンチマーク時(バランスモード)
FF15ベンチ時(パフォーマンス):FF15ベンチマーク時(パフォーマンスモード)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲーム中は、キーボード面の中央辺りの表面温度がやや高めです。タッチパッドの上部あたりもやや熱くなります。ですが、WASDキーの辺りはそれほど高い温度になっておらず、パームレスト部の温度もほとんど変化していません。ゲーム中は、それほど気になりませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

性能が高めのパーツを搭載しているので、比較的高い消費電力です。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(バランス)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
20W 190W 206W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

G-Tune P5の外観のチェックです。

ゲーミングノートでは珍しいホワイトボディを採用しており、キーボードバックライトと相まって、美麗でオシャレな外観です。ボディ表面はツルツルしていて、触れ心地が良く、高級感もあります。指紋も目立ちません。

 

天板もホワイトです。G-Tuneのロゴが入っています。

 

本体の高さは約25.4mmとなっており、ゲーミングノートとしては普通の厚みです。

 

側面、背面のインターフェースです。右側面にはUSB Type-A、LANポート、左側面にはUSB Type-A、USB2.0、マイク、ヘッドホンジャック、背面には電源ポート、Mini DisplayPort、 HDMI、Type-Cを備えています。豊富なインターフェースで左右にUSBポートがあり、使いやすいと思います。

なお、USB Type-Cポートは、映像出力に対応していますが、PowerDeliveryには対応していません。

 

ヒンジは下図の角度まで開きます。フラットにはなりません。

 

底面は、吸気口が大きくとられています。

 

冷却ファンは2つ、ヒートパイプは3本あり、側面と背面の4方向から排気しています。冷却性能は高めです。

 

メモリは交換可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDを搭載しています。 空きのM.2スロットはありません。

 

右下に2.5インチドライブ用のスペースがありますが、コネクターがないため、増設は難しそうです。

 

ACアダプターは、180Wです。サイズは割と小さいですが、電源ケーブルは太めです。

 

まとめ

以上が、マウスコンピューター G-Tune P5のレビューです。

Core i7-13620H + RTX 4060という構成に、144Hz駆動の15.6型FHD液晶を搭載した、ミドルクラスのゲーミングノートPCです。

話題のモンハンワイルズも、オープンベータではDLSS+フレーム生成有りでウルトラ設定も快適にプレイができました。他のゲームも、グラフィック品質設定を調整すれば、ほとんどが快適にプレイできる性能です。

クリエイティブ性能でもパフォーマンスが高く、色域もそこそこ広いので、画像・動画編集も快適です。

動作音はやや高めですが、イヤホンやヘッドホンをすれば気になりません。イヤホンが付属するG-Tune 20周年記念モデルを購入するのもおすすめです。

外観はホワイトボディを採用した美しい見た目で、キーボードバックライトもギラギラした感じではなく、ゲーミング以外の用途でも使用できるでしょう。ボディの質感もツルツルしていて触り心地が良いです。

価格は19万円台からとやや高めですが、デザイン・性能・サポートが平均水準より良く、特にこのホワイトボディに惹かれたなら検討してみるのもいいでしょう。

 

流行りのホワイトボディのゲーミングノート

G-Tune P5-I7G60WT-B

特徴

  • G-TuneノートPCで唯一のホワイトボディ
  • Core i7 + RTX 4060構成のミドルクラス性能
  • イヤホンが付属するG-Tune 20周年記念モデルあり

こんなあなたに

  • 白い筐体のゲーミングノートが欲しい方
  • イヤホンも一緒に欲しい方

公式サイト(購入先)はこちら

 

動画レビュー

製品の概要をまとめた動画も作成しました。

 

 

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