マウス G-Tune P6シリーズ(P6-I7G50BK-A、G-Tune P6-I7G60BK-A)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-12650H
Core i7-13700H
Core i9-12900HX
グラフィックス GeForce RTX 4050
GeForce RTX 4060
メモリ 16GB~64GB
ストレージ 最大 4TB SSD x2
液晶サイズ 16型
液晶種類 1920x1200 165Hz
質量 約2.34kg
バッテリー 約8時間
約7.5時間
価格[税込] 18万円台~
スタンダードな16型ゲーミングノートPC

ここでは、G-Tune P6-I7G50BK-AおよびG-Tune P6-I7G60BK-Aの機種を同時にレビューします。

前者はRTX 4050、後者はRTX 4060を搭載し、どちらも140Wと高めの最大グラフィックスパワーです。

16型の165Hz液晶を搭載し、多くのゲームを高めのフレームレートでプレイすることができます。

メモリやストレージのカスタマイズができ、メモリは最大64GB、ストレージは最大4TB+4TBにすることができます。

どちらの機種もボディは同じで、大人しめのデザインなので、仕事兼ゲーム用としても使いやすいと思います。

追記:Core i9-12900HXモデルも登場しています。 

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

G-Tune P6-I7G50BK-A

Core i7-12650H、GeForce RTX 4050、16GBメモリ、512GB SSD

 

G-Tune P6-I7G60BK-A

Core i7-13700H、GeForce RTX 4060、32GBメモリ、1TB SSD NEW!

 

本製品を安く買う方法

その1シークレットモデルを購入する

メーカーさんから、特別価格で購入できるシークレットモデルを紹介してもらいました。このページからであれば、RTX 4060搭載モデルを「209,800円」で購入することができます。

その2当サイト限定「Amazonギフト券プレゼント」を利用する

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目次

お忙しい方は、「製品の特徴」のみお読みください。

 

製品の特徴

高い最大グラフィックスパワー

G-Tune P6-I7G50BK-AはGeForce RTX 4050 Laptopを、G-Tune P6-I7G60BK-AはGeForce RTX 4060 Laptopを搭載しており、どちらも最大グラフィックスパワーは140Wと高めです。

下に、3DMarkのベンチマークスコアを掲載していますが、本製品のRTX 4050は、RTX 3060(130W)を超えるスコアが出ており、ミドルクラスの性能です。また、本製品のRTX 4060は、RTX 3070(130W)を超えるスコアが出ており、ミドルハイクラスの性能を持っています。

どちらのグラフィクスも、1920x1200の解像度であれば、ほとんどのゲームが快適にプレイできるでしょう。

3DMark Time Spy(グラフィックス)
RTX 4060 140W 10590 [本機器で計測]
RTX 3070 130W 10327
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 140W 8670 [本機器で計測]
RTX 3060 130W 8302
ほとんどのゲームが快適

 

メモリのカスタマイズが可能

初期メモリは、G-Tune P6-I7G50BK-Aが16GB、G-Tune P6-I7G60BK-Aが32GBです。どちらも、メモリのカスタマイズが可能で、最大64GBのメモリを選択することができます。また、カスタマイズの費用も高くありません。

ゲームだけであれば、16GBメモリでもいいですが、クリエイティブな作業にも使用したい方など、少しゆとりのあるメモリ構成が良ければ、32GBメモリぐらいがおすすめです。

メモリのカスタマイズ画面

 

なお、メモリはスロット式なので、購入後に自分で換装することもできます(メモリの換装は自己責任にはなります)。

メモリスロット

 

最大4TB SSD x2のストレージ構成が可能

本製品は、購入時のカスタマイズでデュアルSSD構成を選択することができ、最大4TB + 4TBで8TBの大容量ストレージを選択することもできます。

色々なゲームをインストールしたり、動画ファイルをたくさん保存したりするような方でも安心でしょう。

ストレージのカスタマイズ画面

 

なお、シングルSSD構成で購入しても、内部には空きのM.2スロットがあり、M.2 SSDを固定するためのネジもついていました。自己責任ではありますが、後からM.2 SSDを増設してストレージ容量を増やすこともできます。

ただし、マウスコンピューターは、ストレージのカスタマイズにかかる費用が安いので、購入時に余裕のあるストレージ構成にしておくといいでしょう。

ストレージ

 

標準で3年保証が付く

他社のノートパソコンの標準の保証は、1年間であることが多いと思いますが、本製品は、3年保証が標準で付いています。また、24時間365日の電話サポートも標準で付いています。サポートは、他のメーカーに比べて手厚いと思います。

標準で3年保証

 

ゲーム以外にも使いやすいデザインのボディ

本製品は、ゲーミングノートPCとしては大人しめのデザインのボディです。キーボードには、4ゾーンRGB LEDが付いていますが、ライティングをOFFにしたり、ホワイトに統一すると、一見すると普通のノートPCのように見えます。

そのため、スペック高めのノートPCとして、ゲーム以外の用途にも使いやすいです。家族などにゲーミングノートPCだと気付かれたくないような方にもいいと思います。

大人しめのデザイン

 

少し気になる部分

本製品に搭載されている液晶は、165Hzのハイリフレッシュレートに対応していますが、一般的なノートPCの液晶と同程度の残像感がありました。動きの激しいeスポーツタイトルを本格的にプレイしようとすると、残像が少し気になるかもしれません。また、液晶の色域も狭いです。もう少し、色域が広めだったら、写真のRAW現像などクリエイティブな用途にも使いやすかったと思います。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
画面比16:10の16型液晶を搭載し、処理性能も十分で、快適に作業することができます。
オンライン会議 マイク、カメラ、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議が行えます。
動画鑑賞 スピーカー音は普通です。液晶は色鮮やかさにはやや欠けるものの、普通に動画鑑賞が行えます。
RAW現像
画像編集
CPU性能は高めですが、ディスプレイの色域が狭いので、画像編集にはあまり向いていません。色域が広めの外部ディスプレイを接続すれば、この用途にも使えると思います。
動画編集 GeForce RTX 4050またはRTX 4060を搭載しており、4K動画の編集や書き出しも比較的快適に行えます。ただし、液晶の色域が狭いので、色の調整まで行う場合は、色域の広い外部ディスプレイを使用した方がいいです。
ゲーム 外部グラフィックスと、165Hz液晶を搭載しています。ディスプレイ画質にこだわらなければ、多くのゲームを比較的快適にプレイでき、楽しむことができます。

 

ディスプレイのチェック

G-Tune P6-I7G50BK-AおよびG-Tune P6-I7G60BK-Aのディスプレイのチェックです。

パネルは、どちらも「NE160WUM-NX6」でした。

画面比16:10のWUXGA液晶です。非光沢なので映り込みが少ないですし、フリッカーも発生していませんでした。165Hzのハイリフレッシュレートに対応しており、滑らかな映像でゲームをプレイすることができます。一般のノートPCと同程度の残像がありますが、カジュアルにゲームを楽しむのには問題ないと思います。なお、色域が狭いので、写真や動画の編集などのクリエイティブな作業にはあまり向いていません。最大輝度は、当サイトの計測では310cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率66.4%でした。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ほぼ揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度を下げてもフリッカーは確認されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約35msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に165フレームを更新する165Hzの液晶で6フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで、1秒間に60フレームしか更新しませんが、2~3フレーム前くらいまで残像がありました。このことから、一般的なノートPCの液晶と同程度の残像があることが分かります。動きの速いゲームだと、残像が少し気になるかもしれません。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

G-Tune P6-I7G50BK-AおよびG-Tune P6-I7G60BK-Aのキーボードのチェックです。

キーピッチは、横:約18.82mm、縦:約19mm、キーストローク:約1.4mmです。ノートPCのキーボードとしては、標準的な数値です。キートップはフラットです。

Nキーロールオーバー対応なので、動きの速いゲームをプレイする場合などでも、キー入力を正確に認識できます。キーのサイズが揃っており、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。右矢印キーが入り込んでいて、やや変則的な配置ではありますが、3列のテンキーも付いています。

タッチパッドの使いやすさも普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。4ゾーン設定対応RGB LEDなので、ゾーンごとに色の変更が行えます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

続いて、パフォーマンスをチェックします。

「Control Center」アプリのパワーセッティングの項目で、動作モードを変更することができます。

G-Tune P6-I7G50BK-Aは、パフォーマンスモードもバランスモードも、スコアがほとんど変わらなかったので、ここではバランスモードの結果のみ掲載します。

G-Tune P6-I7G60BK-Aは、パフォーマンスモードとバランスモードで計測した結果を掲載します。

CONTROL CENTER

 

CPU

CPUのベンチマークの結果は以下のとおりです。

Core i7-12650HとCore i7-13700HのPBPは45Wですが、実際のCPU電力は70W以上になっており、十分なパフォーマンスが出ていました。

Core i7-13700Hは、Core i7-12650Hよりも世代が新しく、Eコア数も多くなっているので、パフォーマンスは高いです。それでも、Core i7-12650Hでも十分高いスコアですし、RTX 4050でゲームをするなら、CPUがボトルネックになることはほぼ無いでしょう。Core i7-12650Hでも、カジュアルゲーマー向けのゲーミングノートPCとしては、十分な処理性能を備えています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-12650H
※バランスモードで計測。パフォーマンスモードはほぼ同じスコアなので省略
Core i7-13700H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-13700H 19776
17922 [パフォーマンスモード]
16840 [バランスモード]
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Core i7-12650H 14189 [バランスモード]
12674
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Core i5-12450H 10260
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Core i5-1335U 8404
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Ryzen 3 7320U 4887
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-13700H 1910 [パフォーマンスモード]
1898 [バランスモード]
1876
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
1787 [バランスモード]
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i5-1335U 1685
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
Core i5-12450H 1663
Core i3-1215U 1592
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 3 7320U 1115
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR4-3200です。標準的な帯域です。なお、スロットメモリなので、メモリの換装は可能です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
36.77GB/s
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

GeForce RTX 4050 LaptopもGeForce RTX 4060 Laptopも、最大グラフィックスパワーは140Wでした。高い設定値です。

GeForce RTX 4050 Laptopの最大グラフィックスパワー
GeForce RTX 4060 Laptopの最大グラフィックスパワー

 

3DMark Time Spyのベンチマークの結果は以下のとおりです。

GeForce RTX 4050 Laptopでも、最大グラフィックスパワー60WのGeForce RTX 4060 Laptopを超えるスコアが出ており、高いスコアです。

GeForce RTX 4060 Laptopであれば、さらに20%ほどスコアが高くなります。

3DMark -Time Spy-
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4050 Laptop
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4090 150W 20159
RTX 4080 175W 18661
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 140W 10665
RTX 4060 140W 10590
RTX 3070 130W 10327
RTX 4060 75W 9069
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 140W 8670
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 4060 60W 8263
RTX 3060 95W 7519
RTX 4050 45W 6456
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4050 LaptopおよびGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。

GeForce RTX 4050 Laptop
GeForce RTX 4060 Laptop

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、十分な速度でした。カスタマイズでは、もっと容量が大きく、速度が速いSSDも選択することができます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
4714
4247
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。ここでは、ファイナルファンタジー15と、ドラゴンクエストXは解像度1920x1080で計測し、それ以外のゲームでは解像度1920x1200で計測しています。

RTX 4050の場合、FORSPOKENのような極端に重いゲーム以外は、最高設定のグラフィック品質でも60fpsを超えてくることがほとんどです。少し画質を下げれば、100 fps以上のフレームレートが出ます。カジュアルゲーマーにとっては十分な性能だと思います。

RTX 4060の場合、ほとんどのゲームが最高設定で、60 fpsを軽く超えてきます。中程度から軽めのゲームであれば、最高設定でも100 fpsを超えてきます。本製品のディスプレイのリフレッシュレートは165Hzですが、少し画質を落とせば、165 fpsを安定して出せると思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 102 fps 154 fps
50 fps 79 fps
最高 30 fps 54 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 122 fps 129 fps
91 fps 110 fps
ウルトラ 74 fps 91 fps
レイトレ:ウルトラ 35 fps 56 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 210 fps 239 fps
100 fps 116 fps
エクストリーム 55 fps 99 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1080 軽量品質 154 fps 181 fps
標準品質 121 fps 147 fps
高品質 85 fps 104 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4080 175W 165 fps
RTX 4090 150W 151 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 117 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070 140W 116 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 108 fps
RTX 4060 140W 104 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 85 fps
RTX 4050 140W 85 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 80 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 229 fps 259 fps
135 fps 160 fps
最高 101 fps 124 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 166 fps 169 fps
102 fps 144 fps
ウルトラ 86 fps 102 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS RTX 4050 RTX 4060
1920
x
1200
最低 オフ 165 fps 174 fps
オフ 128 fps 149 fps
最高 オフ 105 fps 135 fps
クオリティ 116 fps 148 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 標準(ノート) 182 fps 198 fps
高(ノート) 154 fps 176 fps
最高品質 126 fps 148 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン2]
DirectX 12
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 低設定 136 fps 137 fps
高設定 55 fps 62 fps
最高設定 37 fps 44 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
241 fps 245 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 低設定 220 fps 250 fps
高設定 150 fps 165 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 低設定 518 fps 514 fps
高設定 374 fps 412 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1200 非常に低い 348 fps 281 fps
中型 250 fps 251 fps
ウルトラ 169 fps 180 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 RTX 4050 RTX 4060
1920x1080 最高品質 23402
(すごく快適)
234311
(すごく快適)
※約5500で60fps

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

どちらの機種も、RAW現像の速度は比較的速いです。

Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
29秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13950HX 37秒
Core i9-13980HX 40秒
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-13700H
RTX4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1280P 64秒
Core i5-12500H 69秒
Core i7-12650H 72秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1360P 91秒
Core i5-1340P 93秒
Core i7-1255U 112秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Ryzen 7 5825U 117秒
Ryzen 5 5625U 120秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

実用的な速度で、Premiere Proでの4K動画の書き出しができています。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分48秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (140W)
4分36秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードですが、こちらも比較的速いです。

Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-12900HX 5分28秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i7-13700H 6分43秒
Core i9-12900HK 7分12秒
Core i7-12700H 7分50秒
Core i7-12650H 8分02秒
Ryzen 9 6900HX 8分23秒
Core i5-12500H 8分36秒
Core i7-12700H 8分43秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmark Score
RTX 4090 150W 8404
RTX 4090 175W 7917
RTX 4080 175W 6072
RTX 4070 140W 3954
RTX 4060 140W 3752
RTX 4060 140W 3367
RTX 4060 65W 3034
RTX 4050 140W 2934
RTX 4050 105W 2775
RTX 4050 45W 2575
SPECviewperf 2020
GeForce RTX 4050
GeForce RTX 4060

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

G-Tune P6-I7G50BK-Aは、USB-Cポートを1つ備えており、動作をチェックした結果は、以下のとおりでした。

データ転送のみ対応となっています。

USB Type-C機器の動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 × ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、8ビット、RGB、120Hzで出力できていました。

GeForce RTXシリーズ経由で出力されているので、NVIDIAコントロールから設定を変えれば、10ビット表示も可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.34kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。このクラスの16型ゲーミングノートPCとしては、普通の質量だと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.343kg
ACアダプター+電源ケーブル 654g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は62.32Whでした。ゲーミングノートPCとしては普通の容量です。

バッテリー容量

 

G-Tune P6-I7G50BK-Aのバッテリー駆動時間はご覧の通りです。外部GPUを搭載したゲーミングノートPCなので、バッテリー駆動時間は短いです。負荷の軽い作業を短時間行う程度であればバッテリー駆動でも使用できそうですが、ゲームなど負荷の高い作業を行う場合は付属のACアダプターをつないで使用した方がいいでしょう。

G-Tune P6-I7G60BK-Aのバッテリー駆動時間はこれよりも若干短くなりますが、ほぼ変わりません。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約8時間
(2) 動画再生時 5時間42分
(3) CPU7%、GPU4%の負荷 2時間12分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
82%(約51Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、カメラを隠す物理的なシャッターは搭載していません。IRカメラも非搭載なので、Windows Helloの顔認証は使用できません。

Webカメラは、約100万画素の720pカメラです。ノートPCのWebカメラとしては普通の性能です。

Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右に配置されています。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力については、どちらの機種も、70W以上と高かったです。

CPU温度については、G-Tune P6-I7G50BK-Aは、90℃前後とやや高めでした。G-Tune P6-I7G60BK-Aは、パフォーマンスモード時でも80℃前後でした。個体差もあると思いますが、G-Tune P6-I7G60BK-AのほうがCPU温度は低かったです。

  • G-Tune P6-I7G50BK-A
  • G-Tune P6-I7G60BK-A
バランスモード
バランスモード
パフォーマンスモード

 

FF15ベンチ実行時の温度

FF15ベンチマーク実行時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

FF15ベンチマーク実行時は、GPU負荷が100%近くになる一方、CPU負荷は50%まで減り、CPU温度はPrime95のテスト時よりも下がります。どちらの機種も問題ない温度になっていると思います。

  • G-Tune P6-I7G50BK-A
  • G-Tune P6-I7G60BK-A
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度
※バランスモードもパフォーマンスモードも、温度はほぼ変わらないので、バランスモードの結果のみ掲載しています。

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。今回は、「バランスモード」で計測しました。

アイドル時はほぼ無音ですが、ゲームのような高い負荷がかかると、やや高めの騒音値となり、少しうるさく感じます。

騒音値
G-Tune P6-I7G50BK-A(Core i7-12650H、RTX 4050)
G-Tune P6-I7G60BK-A(Core i7-13700H、RTX 4060)
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:FF15ベンチマーク時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

本機は、負荷をかけるとキーボード部分の温度が上がりますが、WASDキーの辺りはそれほど高い温度ではありませんし、パームレスト部の温度も低いままなので、ゲーム時でも不快感はありません。

PC本体の表面温度
G-Tune P6-I7G50BK-A(Core i7-12650H、RTX 4050)
G-Tune P6-I7G60BK-A(Core i7-13700H、RTX 4060)
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能のCPUとGPUを搭載しているので、ゲーム時は消費電力が上がります。それでも、ゲーミングデスクトップなどと比べると低めの消費電力です。

消費電力
G-Tune P6-I7G50BK-A(Core i7-12650H、RTX 4050)
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
G-Tune P6-I7G60BK-A(Core i7-13700H、RTX 4060)
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

G-Tune P6-I7G50BK-Aの外観のチェックです。

ゲーミングノートPCとしては大人しめのデザインのボディです。黒を基調としたボディに、キーの側面のホワイトがアクセントになっています。

 

天板には、G-Tuneのロゴが入っています。

 

高さは26.3mmです。ゲーミングノートPCとしては普通の厚みだと思います。

 

側面・背面のポート類はご覧のようになっています。USB3.0 Type-A x2、USB2.0 Type-A、USB3.1 Type-C(データ転送のみ)、HDMI、Mini DisplayPort、LANポート、SDカードリーダー、マイク入力、ヘッドホン出力を備えています。

DC-in、HDMI、Mini DisplayPort、LANポートが背面にまとめられているので、ケーブルが邪魔になりにくいです。

 

液晶は下図の角度まで開きます。

 

底面です。吸気しやすくするために、高めの足が設けられています。

 

G-Tune P6-I7G50BK-AのPCの内部はご覧のようになっています。2つの冷却ファンと、4本のヒートパイプで、CPUとGPUを冷却します。なお、G-Tune P6-I7G50BK-Aの内部も確認してみましたが、同様でした。

 

メモリスロットが2つあります。メモリの換装は可能です。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDが搭載されていました。隣に空きのM.2スロットもありました。

 

ACアダプターは、230Wです。サイズが大きく、ケーブルも太くかさばるので、持ち運びにはあまり適していません。

 

まとめ

以上が、G-Tune P6-I7G50BK-AおよびG-Tune P6-I7G60BK-Aのレビューです。

前者はGeForce RTX 4050、後者はGeForce RTX 4060を搭載していますが、どちらも最大グラフィックスパワーが140Wと高い設定となっており、高いベンチマークスコアが出ていました。GeForce RTX 4060でも、ミドルクラス並みの思った以上に高いゲーミング性能を備えています。

液晶には、165Hzのハイリフレッシュレートに対応した16型液晶が搭載されています。画質を調整することで、高めのフレームレートの滑らかな映像でプレイできるゲームが多いです。

メモリやストレージのカスタマイズができ、用途に合った構成を選ぶこともできます。大人しめのボディデザインなので、ゲーム以外に、スペック高めのノートPCとして仕事などにも使用したいというユーザーにも使いやすいです。

なお、画像・動画の編集などにも使用できる処理性能を備えていますが、液晶の色域が狭いです。クリエイティブな作業で色の調整をしたい場合など、用途によっては色域が広めの外部ディスプレイをつないだほうがいいでしょう。また、一般ノートPCと同程度の残像があるので、eスポーツタイトルに競技として取り組む方にとっては、残像が少し気になるかもしれません。

スペックの割に価格がやや高めなので、セール時期などを狙うといいでしょう。 

 

スタンダード・ゲーミングノートPC

G-Tune P6-I7G50BK-A / G-Tune P6-I7G60BK-A

特徴

  • 最大グラフィックスパワーが高め
  • 165Hz駆動の16型液晶を搭載
  • 最大64GBメモリ、4TB SSD x2が選択可能

こんなあなたに

  • ミドルスペックのゲーミングノートが欲しい方
  • ゲーム以外の仕事などにも使いやすい機種が欲しい方
G-Tune P6-I7G50BK-A (RTX 4050) G-Tune P6-I7G60BK-A (RTX 4060)

 

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