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マウス G-Tune E5の実機レビュー

更新日:2019年7月5日

後継機種が発売されています。

詳細はこちら

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G-Tune E5 の実機レビュー

CPU Core i7-9750H
GPU GeForce GTX 1660Ti
Optimus 対応
メモリ 8~32GB
ストレージ PCIe SSD / SATA SSD
/ HDD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 非光沢
質量 約2.2~2.3kg
バッテリー 9.6時間
価格[税別] 14万円台~

コスパに優れたミドルレンジ・ゲーミングノートPC

G-Tune E5は、「GeForce GTX 1660Ti」を搭載したミドルレンジクラスの15.6型ゲーミングノートPCです。

GeForce GTX 1660Tiは、DLSSには対応していないものの、RTX 2060と同等程度の性能があり、フルHD/60Hz環境なら、快適にゲームができます。

高リフレッシュレート液晶を搭載していない分、価格も抑えられているので、コストパフォーマンスにも優れた製品です。

狭額ベゼルを搭載しコンパクトで、質量も比較的軽く、持ち出して使用することもできるでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9750H、16GBメモリ、GeForce GTX 1660Ti (6GB)、512GB NVMe SSD

目次

お忙しい方は、「G-Tune E5の特徴」のみお読みください。

 

このページをご覧の方だけに

当サイト経由で、マウスコンピューターのサイトへ行きパソコンを13万円以上(税込)ご購入の方に、5,000円分のAmazonギフト券をプレゼントします。マウスコンピューターの製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。詳細は、下のバナーをクリックして下さい。

 

G-Tune E5の特徴

GeForce GTX 1660Ti搭載モデルでは現状最安級

G-Tune E5は、液晶が高リフレッシュレートではなく、色域も狭いですが、その分価格は149,800円~となっており、「GeForce GTX 1660Ti」を搭載したゲーミングノートの中では最安級の価格です。

フルHD/60fps環境で十分なら、コストパフォーマンスが高く、おすすめです。

GTX 1660Ti搭載モデル比較
マウス
NEXTGEAR-NOTE
i5565
Dell G5 15 ドスパラ
GALLERIA
GCR1660TGF
MSI GP75
Leopardシリーズ
Intel Core i7 9750H
GeForce GTX 1660Ti 6GB
8GB 8GB 8GB 16GB
256GB PCIe SSD 256GB PCIe SSD
+1TB HDD
512GB PCIe SSD 512GB PCIe SSD
15.6インチ
FHD 非光沢
15.6インチ
FHD 非光沢
15.6インチ
FHD 非光沢
120Hz
17.3インチ
FHD 非光沢
144Hz
14万円台~ 14万円台~ 16万円台~ 18万円台~

 

ミドルレンジで人気の高いGTX 1660Tiを搭載

G-Tune E5は、ミドルレンジで人気の高いGTX 1660Tiを搭載しています、GTX 1660Tiは、ミドルクラスという位置づけながらも、ほとんどのゲームが高設定以上で快適にプレイができるほど高性能なグラフィックスです。

また、新しいドライバーによって、リアルタイムレイトレーシングの機能にも対応します。ただし、フレームレートが向上するDLSSは使えず、機能的に制限があり、負荷も高いので、この機能を使うならRTX 2060をおすすめします。

なお、下記の表は、G-Tune E5で、バトルフィールドVをプレイしたときの平均フレームレートです。DXRオフだと最高設定でも高いフレームレートですが、DXRオンだとかなり低いフレームレートです。

ゲームベンチマーク(平均フレームレート)
GeForce GTX 1660Ti
中程度の重さのゲーム
バトルフィールドV
DXR オフ
130 fps
89 fps
最高 81 fps
DXR オン 78 fps
38 fps
最高 34 fps
※ 解像度は1920x1080
※ DXRはリアルタイムレイトレーシングのことです

 

ナローベゼルを採用

G-Tune E5のディスプレイは、ベゼル枠の少ないナローベゼルを採用しています。画面占有率が高く、ゲームへの没入感を増してくれます。

ナローベゼルを採用

 

充実したサポート

マウスコンピューターは、標準で24時間365日の電話サポートが付き、保証も最大3年まで延ばすことが可能です。専用ダイヤルや即日修理にも対応した安心パックサービスもあります。PCにはあまり詳しくない方は、マウスコンピューターのような国内メーカーで購入するのが無難だと思います。

充実したサポート内容

 

ゲームベンチマーク

GeForce GTX 1660Tiで計測したゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

ミドルクラスの中でも高性能なグラフィックスを搭載しているだけあって、重い部類のゲームでも最高設定で60fpsを超えることが多いです。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 10393 / 104 fps
標準品質 8102 / 81 fps
高品質 6155 / 62 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2070 81 fps
RTX 2070 Max-Q 65 fps
GTX 1660Ti 62 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 61 fps
GTX 1060 41 fps
GTX 1650 40 fps
GTX 1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 111 fps
80 fps
最高 65 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2070 88 fps
RTX 2070 Max-Q 78 fps
RTX 2060 69 fps
GTX 1660Ti 65 fps [レビュー機で計測]
GTX 1060 46 fps
GTX 1650 41 fps
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
ゴーストリコン ワイルドランズ
1920x1080 117 fps
77 fps
ウルトラ 45 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 2070 59 fps
RTX 2070 Max-Q 50 fps
RTX 2060 47 fps
GTX 1660Ti 45 fps [レビュー機で計測]
GTX 1060 33 fps
GTX 1650 29 fps
GTX 1050Ti 23 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 16551 / 141 fps
高(ノート) 14597 / 114 fps
最高品質 13250 / 94 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2070 110 fps
RTX 2060 95 fps
GTX 1660Ti 94 fps [レビュー機で計測]
GTX 1650 63 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 紅蓮のリベレーター
1920x1080 標準(ノート) 16801 / 125 fps
高(ノート) 15226 / 109 fps
最高品質 13469 / 92 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2070 107 fps
RTX 2070 Max-Q 92 fps
GTX 1660Ti 92 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 90 fps
GTX 1060 70 fps
GTX 1650 61 fps
GTX 1050Ti 49 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 101 fps
高品質 87 fps
最高品質 78 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps
RTX 2060 78 fps
GTX 1660Ti 78 fps [レビュー機で計測]
GTX 1650 51 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
軽い部類のゲーム
Apex Legends
1920x1080 高設定 105 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンズドグマオンライン
1920x1080 最高品質 11892(とても快適)
※約5800で60fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 20421(すごく快適)
※約5500で60fps

 

本製品のGeForce GTX 1660Tiのスペックは次の通りです。Boost時のGPU Clockが他のノートPCに搭載されていたGTX 1660Tiよりも高めです。ただし、デスクトップ用のGTX 1660Tiよりは低めです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

視野角は広いですが、色域が狭い点が残念です。最大輝度は、272cd/m2と普通です。詳細は以下のタブをクリックしてください。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

IPSパネルを採用しているので、視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色の発色がわずかに強いですが、ほぼ気にならないでしょう。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域はやや狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は61.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきは特に感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

少し輝度を下げて(正確には覚えておらず申し訳ないですが輝度設定60%くらい)撮影した限りでは、フリッカーはありませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

また、ゲームをするにあたって重要な表示遅延と残像も確認してみましたが普通もしくはやや良好といった程度です。

  • 表示遅延
  • 残像

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約71msでした。なおこれは、液晶の遅延だけでなく、PC全体の遅延となります。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、"普通~やや少ない"遅延だと思います。

本製品の残像は少ないです。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品の液晶は1フレーム前(うっすら2フレーム前も見えているかも)なので、残像はやや少ない(もしくは同程度)だと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは約18.2mm、キーストロークは約1.8mmです。キートップはほぼフラットで、ややたわみますが、普通に打てるキーボードだと思います。キー側面は白くなっていて見栄えが良いです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは普通の押しやすさです。

タッチパッド

 

キーボードにはLEDバックライトも搭載しています。キー個別にはカラー調整はできず、全キーのカラー変更のみになります。ウェーブなどのパターン発光はありません。カラーは15色から選択します。明るさは4段階で調整できます。


LEDキーボードバックライト

 

LEDバックライトのカラー設定はプリインストールされているソフトウェア 「LED KEYBOARD SETTING」から行います。「FLEXIKEY」からは、キーのマクロや、マウスのマクロを設定することができます。

カラーバックライト設定
マクロ設定

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUには、最新の第9世代Coreプロセッサー「Core i7-9750H」を搭載しています。ゲーミングノートとして十分な性能です。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-9750H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-9750H 2640 [他のPCで計測]
同上 2526 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce GTX 1660Tiを搭載しており、RTX 2060に迫るベンチマークスコアです。なお、GeForce GTX 16シリーズでもリアルタイムレイトレーシングが使えるようにはなりましたが、DLSSは使えないため、リアルタイムレイトレーシング機能を有効にしてゲームをしたいなら、GeForce RTX 2060のほうがおすすめです。必要ないなら、GTX 1660Tiで十分です。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~

GeForce GTX 1660Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 12388
デスクトップ用RTX 2080 10230
デスクトップ用RTX 2070 8605
ノート用RTX 2070 7778
デスクトップ用RTX 2060 7417
デスクトップ用GTX 1660Ti 6064
ノート用RTX 2060 5821
ノート用GTX 1660Ti 5626 [レビュー機で計測]
ノート用GTX 1070 5521
ノート用GTX 1060 3633
ノート用GTX 1050Ti 2201
ノート用GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しています。HDDを追加し、ダブルストレージにすることも可能です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
512GB M.2 NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1747 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • Passmark
  • その他 3D Mark
  • SDカード
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1660Ti
PassMark Performance Test 9.0
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-9750H
3DMark
~ グラフィック性能の評価 ~

GeForce GTX 1660Ti
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

実際のソフトで計測した処理時間

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

現像時間は非常に速いです。他の処理も快適ですが、メモリは16GB以上搭載するようにしましょう。

Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
86秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8750H
32GBメモリ
99秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
130秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

外部グラフィックスを搭載している上に、Optimusに対応することで、Intel UHD 620も使えるので、書き出しは非常に高速です。その他編集作業も快適です。

Core i7-9750H/16GB
RTX 2060
41秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H/16GB
GTX 1650
90秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

速いエンコードです。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 15分58秒
NVENCでエンコード (※2) 1分00秒
QSVでエンコード (※3) 3分21秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分58秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.2~2.3kg」とあります。当サイトで計測した質量は次の通りです。HDDを搭載するともう少し重くなります。高性能グラフィックスを搭載したゲーミングPCとしては軽いほうです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.168kg
ACアダプター 600g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

本機のバッテリー容量は48.96Whです。普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は次の通りです。長い駆動時間ではありません。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約9.6時間
(2) 動画再生時 5時間20分
(3) PCMark 8 Work テスト
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) 1時間4分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ動作音はしません。ゲーム時の動作音は、このクラスの性能のゲーミングノートとしては、比較的抑えられていると思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

CPU温度はやや低めです。GPU温度も問題ない範囲の温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。70℃前後で推移しており低めの温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。70℃後半まで上昇しますが、問題ない温度だと思います。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

パームレスト部分の温度は低めで、WASDキーもそれほど高くなく、不快感はありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時は、Optimus対応の製品であるため、他のゲーミングノートPCと比較して、かなり低めの消費電力です。ゲーム時は、ゲーミングPCとしては普通の消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

外観のチェック

G-Tune E5の外観のチェックです。

シンプルな外観ですが、ナローベゼルを採用することでスッキリとした見た目で、LEDキーボードがゲーミングPCらしさを出しています。


 

天板はつるつるとしていて、わずかですがテカリがあります。

 

排気口周りとヒンジ部分です。

 

電源ボタンとヒンジ部分です。

 

スピーカーは背面にあるため、ややこもった感じの音がして、それほど良くはありません。ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

側面のインターフェースです。
USB3.0ポート、USB Type-C、SDカードスロットなど主要なポートは揃っています。映像出力もHDMIとmini-Displayportを装備しています。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

底面カバーを開けたときの画像です。2つのファンでCPUとGPUを冷却しています。

 

今回搭載されていたM.2 SSDです。この上にも、空きのM.2スロットがあります。

 

今回搭載されていたメモリです。スロットは2つです。

 

今回搭載されていませんが、2.5インチハードディスクのスペースです。

 

ACアダプターは薄型です。

 

ACアダプターの詳細は以下の通りです。180Wです。

 

まとめ

以上が、G-Tune E5のレビューです。

GeForce GTX 1660Tiを搭載したミドルスペックのゲーミングノートです。フルHD/60Hz環境でいいなら、かなり快適にゲームができると思います。

GTX 1660Ti搭載ノートの中では価格も抑えられており、コストパフォーマンスも高いです。

日本国内で組立ており、サポートも手厚く、PCにあまり詳しくない方にもおすすめです。

また、このクラスのグラフィックスを搭載している割には、動作音、パーツ温度、表面温度とも問題なく、音や熱に気を取られず、ゲームに集中できると思います。

比較的コンパクトで軽量なので持ち運びも可能です。

ただし、液晶の色域は狭く、高リフレッシュレートにも対応していません。液晶の性能はあまり高くはありません。

コスパに優れたミドルレンジ・ゲーミングノートPC

マウス G-Tune E5

特徴

  • GeForce GTX 1660Tiを搭載し14万円台と高コスパ
  • 比較的コンパクトで軽量

こんなあなたに

  • ミドルレンジのゲーミングノートが欲しい方
  • できるだけ価格を抑えたい方
  • PCには詳しくない方
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