マウスコンピューター MB13BCM8S2WLの特徴
LTE対応で10万円を切るモバイルPC
MB13BCM8S2WLは、LTEに対応しながら、10万円を切る価格が魅力のモバイルPCです。
LTE対応パソコンは高いものばかりだったので、「CPU性能はそんなに必要ないから安いモバイルPCが欲しかった」、というような方には、待望の製品だと思います。
CPUはCeleronと性能は高くありませんが、8GBのメモリと、SSDのストレージを搭載し、通常の作業であれば問題なくこなせるでしょう。
質量は約1.5kg、バッテリー駆動時間は約8.6時間であり、モバイルPCとしては、特別に軽量・長時間使用可能というわけではありませんが、持ち運んで使用するための要件はしっかり満たしているPCです。
CPU | Celeron 3865U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 240GB SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約1.5kg |
バッテリー | 約8.6時間 |
LTE | 対応 |
価格 | 89,800円(税抜)~ |
MB13BCM8S2WLの特徴
LTEに対応しながら、価格は10万円以下
MB13BCM8S2WLの一番の特徴は、LTEに対応しながら、価格は10万円以下であるという点です。
「LTE対応モバイルパソコン一覧」で掲載している通り、LTEに対応したモバイルパソコンはいくつかありますが、どれも10万円を大きく超える製品ばかりでした。一方、MB13BCM8S2WLは89,800円(税抜)という安さです(ビックカメラの場合)。
今まで、LTE対応パソコンは高くで買えなかったという方には朗報ではないでしょうか?
なお、LTEの対応バンドは、NTTドコモ網のバンド3G(1/19)、LTE(1/3/19/21)となっています。
LTE対応
抑えめだけど、悪くないスペック
MB13BCM8S2WLは、CPUにCeleron 3865Uを搭載しています。Celeronなので、高性能ではありませんが、格安PCに搭載されるCeleron N3350などと比べると、ベンチマークのスコアは良いです。
また、標準でメモリの容量は8GBと十分ですし、ストレージもSSDを搭載してるので、起動などもHDDに比べると格段に速くなっています。HDDのように駆動部分がないので、耐振動性に優れているというメリットもあるでしょう。
ディスプレイは、FHDの非光沢となっています。HD液晶とは違い、精細な画面で使用できますし、映り込みが少ないので外で使用するときも快適に使用できそうです。ただし、視野角は悪そうです。
このように、他のLTE対応PCと比べると、スペックは抑えられていますが、オフィスソフトや動画鑑賞、ネット閲覧、メールなどの作業であれば、問題なく快適に使用できる構成となっています。
CPU性能
モバイルPCとしての性能はやや悪いが、我慢できる範囲
まず質量は、約1.5kgとなっています。最近のモバイルPCの平均的な質量は(筆者の感覚で)1.2kg台くらいなので、やや重いですが、持ち運べる範囲の質量です。キャリーバッグでの移動や、車での移動なら全く苦にならないでしょう。
バッテリー駆動時間は、JEITA2.0測定法で、約8.6時間となっています。LTEに接続しネット閲覧やメールの送受信をするようなケースの場合は、4時間前後になるのではないかと思われます。1日作業することはできないですが、半日程度ならバッテリー駆動状態で作業できると思います。
充実のインターフェース
MB13BCM8S2WLは、インターフェイスも充実しています。
LAN端子、HDMI端子、Mini Display Port、Type-C USBポート、USB3.0ポートを2つ、SDカードリーダーを備えています。最新のType-C USB端子があるので、最近の周辺機器の接続にも問題なく対応できます。細かい点ですが、モバイルPCなのに、フルサイズのSDカードリーダーを備えていたり、マイク端子とヘッドフォン端子をそれぞれ備えていたりと、使用する人にとっては便利な構成となっています。
ずらりと並んだ左右側面のインターフェイス
一部、横長のキーあり
実際に試したことはないですが、キーピッチは約18.75mm、ストロークは約1.5mmと十分な数値なので、普通に打てます。ただし、「Enter」キーの左側のキーが横に長く、その分「Enter」キーが右へ一つずれています。そのため、慣れないと、最初は「Enter」を押し間違えるのではないかと思います。
たぶん、m-Book Jのキーボードと同じではないかと思います。
Enterの左横のキーが長い
類似機種との比較
最後に、類似機種との比較を行いたいと思いますが、同じようなスペックでLTEに対応したモデルはありません。そこで、今回はLTEに対応していない同スペックのPCであるレノボ ThinkPad 13と比較してみました。ThinkPad 13は、スペックを合わせるためにカスタマイズしています。
MB13BCM8S2WL | レノボ ThinkPad 13 | |
---|---|---|
CPU | Celeron 3865U | |
メモリ | 8GB | >|
ディスプレイ | 13.3 FHD | 13.3 FHD IPS |
ストレージ | SSD 240GB | SSD 256GB |
質量 | 約1.5kg | 約1.4kg |
バッテリー駆動時間 | 最大約8.6時間 | 最大約14時間 |
LTE対応 | あり | なし |
価格 | 89,800円 | 74,520円 |
ほぼ同じスペックにすると、ThinkPad 13の方が1万円以上安くなります。バッテリー駆動時間もThinkPad 13に比べると、MB13BCM8S2WLは短いです。LTEでのインターネット接続が必要なければ、このような他機種の方がお勧めです。
しかし、MB13BCM8S2WLの一番の強みはLTE対応です。気軽にインターネット接続環境を持ち運べることは大きなメリットとなります。
LTE対応という付加価値を考えると、89,800円で購入できるMB13BCM8S2WLと、マイクロソフトオフィスを搭載して109,800円で購入できるMB13BCM8S2WL-Aのコストパフォーマンスは、かなり高いと言えるでしょう(価格は、ビックカメラ.comを参考にしています)。
最後に大きな欠点を上げると、製品名が難しすぎてとても覚えられません。店頭で店員さんに製品の在庫があるか聞くときに困ります。
詳細・購入はこちら
【公式サイト】