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GeForce GTX 960M搭載 m-Book T でゲームをプレイ!

更新日:2015年4月12日

NVIDIAのノートPC向け最新GPU「GeForce GTX 960M」を搭載

「GeForce GTX 960M」は、ノートPC用ミドルレンジGPUとして、低コストかつ高パフォーマンスで、これまで人気の高かったGTX 860Mの後継GPUです。ただ旧モデルのGTX 860Mと比較すると、スペック的にはほんの少し性能が上がっている程度で、最新版と言うよりはリネーム版と言った方が近いかもしれません。

しかしGPUの性能というのはスペック上だけでは測れないもので、負荷の高いゲームでも意外と快適に動作するゲームもあります。ということで今回、「GeForce GTX 960M」を搭載したマウスコンピューター m-Book Tで、最新のゲームを中心に実際にプレイし、フレームレートを計測してみました。

本機の構成はOS:Windows 8.1、CPU:インテル Core i7-4710MQ、グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 960M(2GB)、搭載メモリは16GBです。なおグラフィックスドライババージョンは、現時点で最新の「345.05」となっています。

参考:GeForce GTX 900Mシリーズスペック比較
  GTX 900Mシリーズ
モデル GeForce GTX 980M GeForce GTX 970M GeForce GTX 965M GeForce GTX 960M GeForce GTX 950M
アーキテクチャ 第2世代 Maxwell 第2世代 Maxwell 第1世代 Maxwell 第1世代 Maxwell 第1世代 Maxwell
CUDAコア数 1536基 1280基 1024基 640基 640基
GPUクロック
(ベース時)
1038 MHz
924 MHz 944 MHz 1096 MHz 914 MHz
メモリ容量 4GB GDDR5 3GB GDDR5 2GB GDDR5 2GB GDDR5 2GB GDDR5

BATTLEFIELD HARDLINE(バトルフィールド ハードライン)


m-Book Tで「BATTLEFIELD HARDLINE」をプレイ

まずは先月発売されたバトルフィールド最新作「バトルフィールド ハードライン」をプレイ。「警察VS犯罪者」をコンセプトに、全く新しいバトルフィールドとなった本作。これまでとは違うゲームモードに、スピード感とハチャメチャ感が溢れるマルチプレイは一度ハマるともう抜けられません。

発売されたばかりの最新作ですが、マルチプレイを主に作られているため、意外と軽いゲームになっており、ノートPCでもプレイできてしまう本作。「GeForce GTX 960M」を搭載した本機ではどこまでプレイできるのか実際にプレイしてみました。

動作検証には「低」「中」「高」「最高」の4つのグラフィック設定で、キャンペーンモードをプレイし、「Fraps Version 3.5.99」を使ってスコアを測定しました。グラフィック設定では垂直同期はオフに設定し、画面解像度はいずれも1920×1080ドットのフルスクリーン表示です。

またマルチプレイである32vs32の「Blood Money」でも4ラウンドほどプレイし、フレームレートを計測しました。キャンペーンモードとどのくらい差があるのか参考程度にどうぞ。


テストに用いたグラフィック設定

低設定、中設定で快適にプレイが可能。

結果は下記の通り。キャンペーンモードでは低設定、中設定と平均fpsは60以上あり、カクツキや動作が重く感じることもなく、快適にプレイできました。高設定以上となると平均fpsは50を下回り、動作も重くなってしまいます。またマルチプレイでは、低設定での平均fpsは82、中設定だと73と、キャンペーンモードの時よりもややフレームレートが向上しており、非常に安定して動作していました。ビークルでの拘束移動や爆発の多いシーン、ヘリでの移動でもカクつくことなく快適にプレイすることができます。

BATTLEFIELD HARDLINE (キャンペーンモード)
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 感想
70.4 62 79 とても快適
60.1 53 69 快適
46.7 42 52 やや重い
最高 28.6 25 32 かなり重い
「Fraps Version 3.5.99」で検証




32vs32 Blood Money (マルチプレイ)
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 最大
82.3 68 100 とても快適
73.5 59 98 とても快適
57.7 41 90 快適
最高 35.5 29 49 重い
「Fraps Version 3.5.99」で検証


FARCRY 4(ファークライ4)


m-Book Tで「FARCRY 4」をプレイ

つぎににUBIsoftから発売されている「ファークライ4」をプレイ。なぜかPC版だけ発売日当日に延期となり、しばらく発売されないままお預けとなった本作。現在は日本語版も発売されていますが、発売となった日には既にSteamではセール対象だったそうです。

舞台が前作のジャングルから高低差の多い山岳地帯になり、グラフィックも大幅進化。本作では像が登場し、様々なアクションが楽しめるようになりました。基地開放やハンティングなど基本的なシステムはそのままに、良い意味での正統進化と言える作品でしょう。

本作はファークライ3よりもさらにグラフィック負荷が上がっているので、ノートPCでプレイするには厳しそうですが、「GeForce GTX 960M」を搭載した本機ではどこまでプレイできるのか、検証していきます。

動作検証にはLOWからULTRAまでのそれぞれのグラフィック設定で、序盤のチュートリアル部分をプレイし、「Fraps Version 3.5.99」のベンチマークを使い、平均FPSを計測しました。ゲームの解像度は1920×1080ドットのフルスクリーン表示。垂直同期は下記の写真のようにオフにしています。


テストに用いたグラフィック設定

LOW設定で快適、MEDIUM設定だとやや重い。

ファークライ4ほどの負荷の高いゲームとなると、やはりミドルレンジGPUでプレイするにはちょっと厳しいところ。グラフィック設定LOWでも平均fpsは60を下回ってしまいます。ただ実際にプレイしてみた感じでは、LOW設定ではカクツキや特別重いと感じるシーンはなく、軽快に動作していたので、思っていた以上に快適にプレイできました。

FARCRY 4
グラフィック設定 平均fps 最小 最大 感想
LOW 55.8 46 69 快適
MEDIUM 49.4 41 58 やや重い
HIGH 38.2 28 45 重い
VERY HIGH 34.6 30 41 かなり重い
ULTRA 31.1 25 36 かなり重い
「Fraps Version 3.5.99」で検証

Dragon Age: Inquisition(ドラゴンエイジ:インクイジション)


m-Book Tで「Dragon Age: Inquisition」をプレイ

つぎにElectronic Artsより発売されている「ドラゴンエイジ:インクイジション」をプレイ。美麗なグラフィックとファンタジーかつダーク感ある世界観に、アクションRPGとシミュレーションRPGが融合した戦闘システム、主人公の選択肢により変わっていく世界、まさにRPGの完成形とも言える本作。

本作はグラフィック負荷はもちろん、バトルエフェクト独特の負荷もあり、ノートPCでプレイするには厳しいところですが、「GeForce GTX 960M 」を搭載した本機ではどこまでプレイできるのか検証していきます。

動作検証にはプリセットの低品質から最高品質までの4つのグラフィック設定で、ゲーム内ベンチマークを使って検証します。最大fpsだけはベンチマークでは計測できないので、最大fpsは「Fraps Version 3.5.99」を使って計測した数値になります。解像度は1920×1080ドット、垂直同期はオフにしています。


テストに用いた画面表示設定

テストに用いたグラフィック設定

低品質、中品質でも快適にプレイできる

結果は下記の通り。ノート用ミドルレンジGPUでも、低品質では平均fpsは60を超えており、中品質でも平均fpsは50辺りと、思っていたよりも高いスコアとなりました。実際にヒンターランド地方のフィールドを移動しつつ、戦闘を行ってみたところ、ベンチマーク結果と同様のスコア結果で、気になるカクツキもなくとても快適にプレイできました。長時間プレイや安定プレイを求める方は低品質、少し画質を求めたいという場合は中品質辺りでも十分プレイできます。

Dragon Age: Inquisition
グラフィックの品質 平均fps 最小 最大 感想
低品質 64.3 53.6 80 とても快適
中品質 54.8 48.0 68 快適
高品質 31.3 27.5 43 重い
最高品質 21.0 17.6 30 かなり重い
ベンチマークで検証

Watch Dogs(ウォッチドッグス)


m-Book Tで「Watch Dogs」をプレイ

次にUBIソフトより発売されている「Watch Dogs」をプレイ。実際のシカゴの街を表現したリアルなグラフィックと、オープンワールド型の本作は、負荷が高くハイエンドな GPUが必要になるゲームですが、ミドルレンジGPU「GeForce GTX 960M」を搭載した本機ではどこまでプレイできるのか検証していきます。

動作検証には全体の画質設定(プリセット)の「低」「中」「高」「最大」の4つのグラフィック設定で、ひと通り街を散策し、「Fraps Version 3.5.99」を使って平均fpsを計測しました。画面表示設定では、垂直同期はオフ、テクスチャの設定はデフォルトの高設定にしています。解像度は1920×1080ドット。なおfpsは、街中の交通量でも大きく変わってきますので、あくまでも数値は参考程度になります。


テストに用いた画面表示設定

テストに用いたグラフィック設定

全体的に動作は思いが低設定で快適にプレイが可能。

結果は下記の通り。オープンワールド独特の負荷や光源の負荷のせいか、全体的に動作は重いです。低設定でも平均fpsは60を下回り、快適にプレイできたのも低設定のみでした。ただ低設定でもシーンによっては急にスローモーションになるほど重くなるといった現象が見られたので、現状では本作をプレイするには難しいところ。最新ドライバがリリースされれば、修正されているかもしれません。

Watch Dogs
全体の画質設定 平均fps 最小 最大 感想
54.2 44 62 快適
45.6 39 51 やや重い
33.7 30 39 重い
最大 25.6 20 32
かなり重い
「Fraps Version 3.5.99」で検証

WOOLFE -THE RED HOOD DIARIES-


m-Book Tで「WOOLFE」をプレイ

つぎにGRIN Gamestudioより開発された「WOOLFE -THE RED HOOD DIARIES-」をプレイ。本作は童話である「赤ずきん」を題材にしたアクションゲームで、STEAMで配信されているインディーズゲーム。世界観はあの「アリス イン ナイトメア」を彷彿とさせるような、どこか奇妙で恐ろしいダークな世界観となっており、ツボな人にはたまらない作品となっています。

発売以前からネット上では話題となっており、発売後も実況プレイ動画などで人気を呼び、本作自体が980円という安価で買えてしまうことからも、常に上位をマークしています。日本語字幕にも対応しているので、興味を持った方は是非プレイして頂きたい作品です。

本作での検証方法ですが、「Fraps Version 3.5.99」を使って下記の画像の通り、グラフィック設定Low、Medium、Highの3つの設定でフレームレートを計測しました。垂直同期はオフにし、解像度は1920×1080ドットのフルスクリーン表示です。


テストに用いた画面表示設定

すべての設定で快適にプレイが可能。

結果は下記の通り。全てのグラフィック設定で快適に動作します。垂直同期はオフにしていますが、fpsはおそらく60位で上限となっているみたいです。グラフィック設定項目は豊富な割に、意外と軽いゲームで、これならマルチサンプリングやテクスチャの設定などをもう少し上げる余裕がありそうです。ゲーム自体は3Dのアクションゲームですが、実際にプレイしてみると、奥行きのある2Dアクションゲームと言った方が近いです。これほどの完成度で980円はなかなかないので、是非実際にプレイしてみてください。

WOOLFE
全体の画質設定 平均fps 最小 最大 感想
Low 61.9 60 64 とても快適
Medium 61.9 59 64 とても快適
High 61.6 57 64 とても快適
「Fraps Version 3.5.99」で検証

WOOLFEのスクリーンショット

コストパフォーマンスが非常に良いミドルレンジGPU

以上がGeForce GTX 960Mを搭載した、マウスコンピューター m-Book Tで実際にゲームをプレイしてみたレビューとなります。

上記の通り、ノート用ミドルレンジGPUである「GeForce GTX 960M」は、最新のゲームから負荷の高いゲームも低設定から中間設定で動作するほど、性能は思った以上に高いです。MMOやRTSなどのオンラインゲームも快適に動作し、STEAM上のインディーズゲームもほぼ快適に動作するでしょう。

それほど高い性能は求めず、ある程度のゲームはプレイしたいという方には非常にコストパフォーマンスの高い製品となってます。

今回用いたマウスコンピューター m-Book Tの詳細・購入は下記をご覧ください。

詳細はこちら
メーカー直販サイト:マウスコンピューター(m-Book T)