マイクロソフト Surface Laptop 4 13.5インチの実機レビュー

更新日:2021年4月29日
CPU Ryzen 5 4680U
Core i5-1135G7
Core i7-1185G7
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.5インチ
液晶種類 2256x1504(3:2) タッチ
質量 約1.265kg~
バッテリー 最大19時間(公称47.4Wh)
価格[税込] 12万円台~
画面比3:2で作業しやすい

Surface Laptop 4 13.5インチは、画面比3:2、解像度2256x1504の液晶を搭載したモバイルノートです。通常の1920x1080液晶よりも縦の解像度が高く、縦長のコンテンツが見やすいです。

剛性が高く質感のよいボディも特徴です。

従来モデルとボディはほぼ一緒ですが、CPUが新しくなっています。一般向けノートPCよりもやや性能が高いCore i7-1185G7が選択できるようになったことで、クリエイティブな作業もしやすいです。

また、クラムシェルのPCですが、タッチパネルやペンにも対応しています。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、日本マイクロソフトからの貸出機で、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用し収入を得ています。今回は、以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1185G7、16GBメモリ、512GB PCIe SSD

 

目次

お忙しい方は、「Surface Laptop 4 13.5インチの特徴」のみお読みください。

 

Surface Laptop 4 13.5インチの特徴

アスペクト比3:2で作業しやすい液晶

一般的なノートパソコンの画面比は16:9であることが多いですが、Surface Laptop 4 13.5インチは、3:2になっており縦方向の比率が高くなっています。そのため、縦にスクロールして表示することが多いウェブページや文書ファイルなどがとても見やすくなっています。

さらに解像度も2256x1504と高く、色域も広めで綺麗な画像を表示できるとともに、一度に表示できる情報量が多く、作業がしやすいです。

アスペクト比3:2

 

剛性が高くかっこいいボディ

Surface Laptop 4 13.5インチは、剛性の高いボディで、ひねっても歪まない堅牢性の高いボディです。ボディの質感を大切にする方も、これなら満足することでしょう。

美しいボディ

 

なお、パームレスト部分は、メタル仕上げのものと、アルカンターラ素材のものがあります。

アルカンターラ素材は柔らかい素材であるため、長時間タイピングしていても、手の平が痛くなりにくいというメリットがあります。また、表面温度も熱く感じにくいです。個人的にはアルカンターラ素材のほうが好きです。

アルカンターラ素材でも水分をはじきますが、より汚れにくく、きれいな状態を維持しやすい方がよければ、メタル仕上げモデルがいいと思います。

メタル仕上げ
アルカンターラ素材(旧モデルの画像)

 

インテルモデルとAMDモデル

Surface Laptop 4 13.5インチに搭載されているCPUには、インテルとAMDのプロセッサーがあります。一般ユーザーであれば、AMDのRyzen 5 4680Uが安くておすすめです。Adobeソフトを使うなら一般的なCPUより性能の高いインテルのCore i7-1185G7がいいかなと思います。

ただし、インテルモデルは最低でも16万円台と高めです。クリエイティブな作業をする場合、16GBメモリは欲しいので、そうすると18万円台からとさらに高くなります。メモリまたはストレージの容量の増加量に対して、価格の上げ幅が大きい製品です。

Surface Laptop 4 13.5インチのラインナップ
  モデル1 モデル2 モデル3 モデル4 モデル5 モデル6
CPU Ryzen 5
4680U
Core i5
1135G7
Core i7
1185G7
メモリ 8GB 16GB  8GB 16GB 16GB 32GB
SSD 256GB 512GB 1TB
カラー        
   
     
価格
[税込]
128,480円 150,480円
在庫切れ
161,480円  183,480円 216,480円 293,480円
※価格は2021年4月28日時点

 

タッチ操作とSurfaceペンに対応

Surface Laptop 4 13.5インチは、クラムシェル型のノートPCですが、タッチパネルおよびペンにも対応しています。

2 in 1 PCのように液晶を完全に倒すことができないので、イラストを描く用途には不向きですが、画像編集ソフトなどで、補正範囲を指定したりなど細かな設定をするときなどに便利です。

Surfaceペンを使用可能

 

Office Home & Business 2019付属

Surface Laptop 4 13.5インチは、Office Home & Business 2019が付属しています。ちょうどOfficeも購入しようと思っていた方にはいいと思いますが、既にサブスプリクションなどでOfficeソフトを使用できる方にとっては、Officeが重複してしまいます。法人モデルのように、Officeソフトの有無も選択できるとよかったです。

Office Home & Business 2019が付属

 

なお、マイクロソフトストアで購入しようとすると、カスタマイズ画面でMicrosoft 365というサブスクリプションも勧めてきます。こちらを選択しなくてもOfficeが付属するので、通常の方は不要です。間違って契約しないように、ご注意ください。

Microsoft 365の選択画面

 

60日間返品保証

Surface Laptop 4 13.5インチは、マイクロソフトストアからの購入であれば、60日以内であれば無料で返品することができます。

Surfaceシリーズのパソコンは、もし初期不良があっても、再生品との交換となります。新品を購入したのに、再生品と交換になるのは、納得できない方も多いでしょう。

そのため、マイクロソフトのSurfaceシリーズを購入するときは、量販店ではなくマイクロソフトストアで購入し、もし初期不良があった場合、返品保証を利用して返品し、買いなおすのが得策だと思います。

 

やや残念なところ

Surface Laptop 4 13.5インチの残念な点ですが、まずインターフェースが少ないです。USB-CとUSB-Aとヘッドホン端子が1つずつしかありません。またUSB-CはThunderboltに非対応です。マイクロソフト独自のSurface Connect ポートもありますが、純正のACアダプターおよびドックしか使えないので不便です。そろそろ、Surface Connect ポートは無くし、代わりにUSB-Cをもう1つ増やして欲しいです。

また、顔認証には対応していますが、指紋認証は使用できません。外出先でも使えるモバイルノートなので、マスクをしたままでもログインできるように指紋センサーも搭載していると良かったです。

また、液晶が光沢仕様です。光沢が好きな方もいるので悪いとは言いませんが、最近のiPadのような低反射仕様であれば嬉しかったです。

メモリやストレージ容量が多めのモデルは、価格が高い点もデメリットです。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議 ○+ f2.0の明るめのウェブカメラなので、暗い場所でオンライン会議をしていても、割とノイズが少ない映像を相手に配信できます。スピーカーの音質も比較的良く、快適にビデオ通話を行えます。
動画鑑賞 画面比は動画向きではありませんが、ディスプレイの表示が綺麗で、スピーカー音も比較的いいので、動画鑑賞は快適です。
RAW現像
画像編集
当サイトの計測ではsRGBカバー率が96.1%と比較的広いので、RAW現像や画像編集にも使えるでしょう。なお、Lightroomを使うなら、AMD Ryzenよりインテル Coreのモデルのほうが書き出しが速くおすすめです。また、メモリは16GB以上にしましょう。
動画編集 △~○ ライトな動画編集ならできますが、外部グラフィックスを搭載していませんし、動画編集のメインマシンとしては力不足です。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げれば、高めのフレームレートが出ます。

 

ディスプレイのチェック

Surface Laptop 4 13.5インチのディスプレイのチェックです。パネルは、「LQ150P1JX51」で、1世代前のSurface Laptop 3 13.5インチと同じです。

画面比は3:2、解像度は2256x1504で、タッチ&ペンにも対応し、他にはない特徴的な液晶です。

色域も比較的広めで、最大輝度は、当サイトの計測では379cd/m2とやや高めです。ただし、光沢液晶なので、場合によっては映り込みが気になるかもしれません。

その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は96.1%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色ともほぼ揃っており、素直な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは、ほとんど感じません。見る角度によっては、格子状の電極線が若干見えますが、ほとんど気にならないでしょう。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度を52%以下にすると、フリッカーが検出されました。ただ、輝度62%で120cd/m2なので、画面を暗めにしなければ、フリッカーの影響はなさそうです。また、フリッカーが発生しても、周波数が約21kHzと高めなので、敏感な人でなければ、ほとんど影響はないと思います。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Surface Laptop 4 13.5インチのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18.5mm、キーストロークは約1.5mm弱です。配列は普通ですが、「Backspace」と「\」のキーがやや小さいです。"たわみ"がなく、底付きの衝撃も少なく、比較的打ちやすいキーボードではないかと思います。

タッチパッドはサイズも大きく、指も動かしやすくまずまずの操作性です。ただし、クリック音はやや大きめです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Surface Laptop 4 13.5インチのパフォーマンスのチェックです。

通常のノートパソコンは、電源モードが「高パフォーマンス」になっていることが多いですが、Surface Laptop 4 13.5では「推奨」がデフォルトになっています。

電源モード

 

今回、Core i7-1185G7を搭載していますが、各モードの設定値は次のようになっています。「推奨」モードはPL2もPL1も25Wに制限されているのに対し、「高パフォーマンス」モードではPL2が40Wまで引き上げられ、「最も高いパフォーマンス」モードではPL1もPL2もさらに高く設定されています。

推奨
高パフォーマンス
最も高いパフォーマンス

 

CPU

今回搭載しているCore i7-1185G7は、モバイル向けの第11世代Coreプロセッサーの中でも、性能が高く、クリエイター向けノートPC等でよく採用されるCPUとなっています。

CINEBENCH R23の結果は次の通りです。シングルコアのスコアが非常に高いです。マルチコアのスコアは思ったほど高くありませんでしたが、電源モードを「高パフォーマンス」以上にすれば、一般的なノートPCによく採用されているCore i7-1165G7よりは高いスコアでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1185G7
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13380
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 10139
Ryzen 7 4980U 9071
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Core i7-1185G7 6229
5296 [最も高いパフォーマンス]
5194 [高パフォーマンス]
4407 [推奨]
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1524 [最も高いパフォーマンス]
1517
1517 [高パフォーマンス]
1307 [推奨]
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 4980U 1276
Core i7-10870H 1245
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 7 4700U 1214
Core i7-10870H 1176
Ryzen 5 4500U 1142
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

次に、Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力と温度の推移を確認します。

「推奨」モードの場合、PL2およびPL1が25Wということで、25W一定で推移しています。このときのCPU温度は76℃前後なので、このまま25Wで推移してもよさそうでしたが、約6分経過後、CPU電力は約19Wまで下がり、CPU温度は60℃という安心できる温度で推移していました。

「高パフォーマンス」モードの場合、PL2が40Wであるため、最初はそのくらいのCPU電力が出ていますが、数秒後にはPL1値の約25Wまで下がっています。こちらも25Wを維持しても大丈夫ではないかと思いましたが、徐々にCPU温度は下がり、最終的には約20Wまで下がっています。

「最も高いパフォーマンス」モードの場合、最初はPL1値の約60Wが出ていますが、数秒後にPL2値の約30Wに下がっています。約30WだとCPU温度が80℃台とやや高めであるため、しばらくすると約23Wまで下がっています。このCPU電力でもCPU温度は76℃前後なので特に問題はありません。

  • 推奨時
  • 高パフォーマンス時
  • 最も高いパフォーマンス時
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

メモリ

メモリは、速度が速いLPDDR4X-4266を搭載しています。

いつもはSiSoftware Sandra 2020でメモリの速度を計測していますが、今回、エラーになってしまって計測できませんでした。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックス性能を表す3DMark Night Raidベンチマークスコアは、以下の通りです。

今回、速度の速いLPDDR4X-4266メモリを搭載していたこともあり、CPU内蔵のグラフィックスとしては、非常に高いスコアです。

なお、どのモードでもスコアはあまり変わりませんでした。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1185G7
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1185G7
メモリLPDDR4X-4266
21622 [推奨]
21187 [最も高いパフォーマンス]
21146 [高パフォーマンス]
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
Ryzen 7 4980U 15778
GeForce MX250 15406
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe SSDを搭載しており、十分な速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2140
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットはありません。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

TDP 28W以下のクラスのプロセッサーの中では、とても速いです。

Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Apple M1 (Rosetta 2)
16GBメモリ
80秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1185G7
16GBメモリ
84秒
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

AIを使ったニューラルフィルターや、スーパー解像度等は、GeForce RTXシリーズなどの外部グラフィックスを搭載していないため遅いですが、一般的なエフェクト等は問題ない速度です。ただ、Photoshopくらいの負荷でも、メタル仕上げのモデルだと、PCのパームレストの表面温度が結構熱く感じます。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約11秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約3分56秒
ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約7秒
スーパー解像度 約30秒
コンテンツに応じた塗りつぶし 約5秒
被写体を選択 約3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHD液晶であれば、比較的速い書き出し時間です。カット編集、簡単なエフェクトの追加なども、スムーズです。FHD/30pの動画編集くらいであれば、割と快適です。ただ、4K動画の編集となると書き出しや分析が必要な処理などは遅く感じます。

FHD動画の書き出し
Core i7-1165G7
GTX 1650Ti Max-Q
2分27秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分30秒
Core i7-1165G7 4分6秒
Core i5-1135G7 4分41秒
Ryzen 7 4700U 5分5秒
Ryzen 7 5700U 5分18秒
Ryzen 5 4500U 5分57秒
Ryzen 3 4300U 6分44秒
Core i7-1065G7 7分41秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

Surface Laptop 4 13.5インチは、USB Type-Cポートは、Thunderboltには対応していません。PowerDelivery対応の充電器は小さめの容量でも使用できました。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートはありません。

 

質量のチェック

Surface Laptop 4 13.5インチの質量のチェックです。

メーカーサイトでは、アルカンターラ素材のモデルが1.265kg、メタル仕上げのモデルが1.288kgとなっています。今回はメタル仕上げのモデルですが、メーカー仕様値よりも、やや重かったです。

モバイルノートとしては、そこまで軽くはありません。 

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  メタル仕上げ
PC本体 1.320kg
ACアダプター+電源ケーブル 251g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Surface Laptop 4 13.5インチのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、メーカーサイトを確認すると、公称バッテリー容量47.4Wh、最小バッテリー容量 45.8Whとなっています。以下はソフトウェア上から確認した画面で、45.8Whとなっていました。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はAMDモデルとインテルモデルで駆動時間が異なります。今回はインテルモデルで計測しましたが、モバイルノートとしては普通の駆動時間だと思います。

バッテリー駆動時間
  AMDモデル インテルモデル
(1) 通常のデバイス使用時間 最大19時間 最大17時間
(2) PCMark 10 Modern Office 11時間10分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 2時間41分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は比較的速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
75%(約34Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

上でも掲載しましたが、Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を再掲載します。

「推奨」モードでは、高くても76℃前後までしか上がっておらず、時間が経つとクロックダウンし(パフォーマンスは下がるものの)60℃台まで落ちているので安心して使えるでしょう。

「高パフォーマンス」および「最も高いパフォーマンス」モードも、最終的には70℃台まで落ちているので問題ないと思います。

  • 推奨時
  • 高パフォーマンス時
  • 最も高いパフォーマンス時
CPU温度
CPU温度
CPU温度

 

静音性のチェック

Surface Laptop 4 13.5インチの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかっても、比較的低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

アイドル時や負荷がかなり低いときは問題ありませんが、やや高めの負荷をかけると表面全体が熱くなります。パームレストの温度も高めになるので、やや不快感を感じると思います。

なお、アルカンターラ素材のモデルであれば、パームレストはそれほど熱く感じないと思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けプロセッサーを搭載しているため、やや低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Surface Laptop 4 13.5インチの外観のチェックです。

今回は、メタル仕上げの「サンドストーン」のモデルの写真を掲載します。ボディはアルミニウム素材で、メタリック感のある質感で、かっこいいと思います。

 

天板はWindowsのロゴが入っていますが、アルファベットのロゴではないので、そこまで主張せず、いいデザインだと思います。

 

スピーカーは、下図の丸で囲った部分に配置されています。音質も比較的いいです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6~7点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

ボディは薄いです。

 

ウェブカメラは、720p HD f2.0で、PCのカメラとしては明るく映りがいいです。IRカメラも搭載しており、顔認証も使用できます。

 

側面のポート類は、ご覧の通り少ないです。画像編集などにも使えるスペックなので、SDカードスロットがあれば、嬉しかったです。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。ねじもゴム足で隠されており、非常にスッキリしています。

 

ACアダプターは65Wです。

 

まとめ

以上が、Surface Laptop 4 13.5インチのレビューです。

従来モデルとボディはほぼ一緒ですが、CPUが新しくなっています。AMDとインテルのCPUのモデルがありますが、インテルモデルは性能が高めのCore i7-1185G7を搭載しており、Adobeソフトなども比較的快適に動きます。

液晶は、画面比が3:2で、解像度も2256x1504ドットと比較的高いです。色域も広めで、画像編集などの用途にも使えるでしょう。

デザインもいいため、外出先でも恥ずかしくなく使えます。

ただ、Thunderboltに対応していない点、SDカードスロットが無い点、指紋認証に対応していない点はやや残念です。また、メモリやストレージ容量が多めの構成だと価格が高いです。

 

3:2の画面で作業しやすいモバイルノート

Surface Laptop 4 13.5インチ

特徴

  • 3:2(2256x1504)の液晶
  • 剛性が高く美しいボディ
  • Core i7-1185G7を選択可能

こんなあなたに

  • かっこいいPCを外出先で使いたい方
  • 画像編集などもしたい方
  • 価格12万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

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