マイクロソフト Surface Pro Xの特徴レビュー

更新日:2019年10月5日
CPU Microsoft SQ1
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ SSD
液晶サイズ 13型
液晶種類 2880x1920 450nits
質量 約774g
バッテリー 最大約13時間
LTE 対応
価格[税別] 未定
ARMベースSoCを搭載しLTE対応のSurface

Surface Pro Xは、マイクロソフトとQualcommが共同開発したMicrosoft SQ1という新しいSoCを搭載した2 in 1 PCです。

ARMベースのSoCなので、LTEに対応し、スマホのように即時起動し使うことができ、さらに従来のSurfaceの良さも引き継いでいます。

上図のように、スリムなペンを内蔵することも可能です。

ただし、ARMベースのSoCなので、x64(64bit)アプリは動作しません。ご注意下さい。

公式サイトはこちら

Surface Pro Xの特徴

ARMベースの新SoC「Microsoft SQ1」を搭載

Surface Pro Xは、マイクロソフトがQualcommと共同開発した「Microsoft SQ1」というオリジナルのSoC(CPUを含めシステムを動かすために必要な部品の集まり)を搭載しています。Microsoft SQ1は、Snapdragonをベースに開発されたARM系のSoCです。

これまでSnapdragonを搭載したWindows PCはいくつかありましたが、あくまでスマホ用のSoCの延長だったため、処理性能の点で物足りなさがありました。しかし、製品発表会では、Microsoft SQ1のワット当たりのパフォーマンスは、Surface Pro 6のおよそ3倍とアナウンスされていました。詳細は不明ですが、従来よりもパフォーマンスに自信があるようです。

ベンチマークスコアなどによる、具体的な処理能力が公開されるのが楽しみです。

Microsoft SQ1搭載

 

LTEモジュールを標準搭載

Surface Pro Xは、Snapdragon X24 LTEモデムを搭載しており、標準でLTEに対応している点も、SoCを採用しているメリットの1つです。しかも、PCをスリープ状態にしても、スマホのように常にLTEに接続されているはずなので、スリープ解除したらすぐにWeb閲覧等が行えます。

nanoSIMとeSIMをサポートしており、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しています。例えば国内では格安SIMで運用し、海外ではeSIMで使用するということができ、SIMの抜き差しを行う必要がありません。

対応しているバンドは、下の表のとおりです。グローバルで販売される機種だけあって、対応するバンド数は多いです。国内では、ドコモ、au、ソフトバンクの主要なLTEバンドに対応しています。

対応しているLTEバンド
1 2 3 4 5 6 7 8 11 12
13 14 18 19 20 21 25 26 28 29
30 38 39 40 41 42 46 66    
   
特に重要なバンドは次の通り
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8

 

x64(64bit)アプリは動作しない

Surface Pro Xは、ARMベースのSoCであるため、Yoga C630と同様に、x64(64bit)アプリは動作しないはずです。動作するのは、ARMネイティブアプリとx86(32bit)アプリとなります。

多くのアプリはx86(32bit)に対応しているので、困らない方もいると思いますが、オンラインゲームやクリエイター向けアプリはx64(64bit)版のみ提供しているケースも多く、そのようなアプリを使う場合は、本製品では使えません。セキュリティソフトも動かないケースもあります。

本製品を購入予定の方は、使いたいアプリがARMネイティブもしくはx86(32bit)に対応しているか確認しておくと良いでしょう。

参考:Windows 10 ARM ベース PC アプリの互換性(Microsoft公式)

 

タイプカバーとSurfaceスリムペンは必須アイテム

Surface Pro Xをフル活用するためには、別売りのタイプカバーとSurfaceスリムペンは必須アイテムとなるでしょう。

タイプカバーを装着し、キックスタンドで本体を立てると、ラップトップPCのような使い方ができます。閉じると、ディスプレイ面の保護カバーとしての役割も果たします。タイプカバーがあることで、Surface Pro Xの使い勝手は大きく向上するでしょう。

また、4,096段階の筆圧感知性能のSurfaceスリムペンも、メモやスケッチをとるなど、タブレットPCを十分に活用するうえで欠かせません。この充電式のSurfaceスリムペンはタイプカバーに収納することができ、収納すると自動的にSurfaceスリムペンが充電されます。紛失する危険も減り、細かい点もよく考えられています。

タイプカバー装着時
Surfaceスリムペン
Surfaceスリムペンを収納可能

 

好みの角度に設定できるキックスタンド

Surface Pro Xは、キックスタンドを使い好みの角度に本体を立てることができます。

キックスタンドの最大の開角度は、約165度となっており、Surfaceスリムペンでメモやスケッチをする場合でも角度を少しつけて、書きやすいポジション保持できます。

(ちなみに、画像の5.3mmとは、本体ボディの最薄部分の厚みだと思われます。)

キックスタンドの開角度は約165度

 

インターフェイスはUSB Type-C

Surface Pro Xは、薄型のタブレットPCなので、インターフェイスはUSB Type-Cを2ポートのみです。Surface Pro 6ではUSB Type-Cポートが非搭載だったので、やっとUSB Type-Cを搭載したか!という感じです。

この2つUSB Type-Cポートを利用し、最大で2台の4Kディスプレイに接続することができます。

それ以外のポートは、電源のためのSurfaceコネクトポートと、キーボード接続のためのSurfaceキーボードコネクトポート、nanoSIMスロットがあります。

USB Type-Cを2ポート搭載
2台の外部ディスプレイに出力可能

 

ストレージは簡単に交換できるが・・・

Surface Pro XのストレージはSSDで、購入時には128GB、256GB、512GBの選択肢があります。

このストレージですが、背面の小さなカバーを外すだけで、簡単に脱着が行えるようです。Surfaceのような薄型のタブレットPCで、簡単にストレージの取り外しができるのは珍しい。ただ、画像で見るところでは、長さが短いType 2230のM.2 SSDが使用されているように思われます。Type 2230だとすると、あまり流通していないSSDなので、ちょっと残念です。

また、注意書きでは、「ハードドライブはユーザーが取り外しできません。 ハードドライブは、マイクロソフトが提供する指示に従って、熟練した技術者のみが取り外し可能です。」といった内容が記されています。個人で対応する場合は、自己責任での対応となるでしょう。

交換可能なストレージ構成

 

まとめ

Surface Pro Xは、新開発のSoCを搭載した、SurfaceシリーズのニューカマータブレットPCです。

Surface Pro 7 よりも優れている点は、LTEに対応している点と、ペンが内蔵できる点です。

ただし、Surface Pro Xは、ARMベースのSoCであるため、x64(64bit)アプリが動作しません。使えるアプリは制限されるため、ご注意下さい。

USドルの価格はそれほど高くないので、日本での価格設定も期待したいと思います。

ARMベースの新SoC「SQ1」を搭載したNEWタブレットPC

Surface Pro X

特徴

  • ARMベースの新SoC「Microsoft SQ1」を搭載
  • ペンを内蔵
  • タイプカバーが使える

こんなあなたに

  • スマホのようにサクッと起動し使いたい
  • x64(64bit)アプリは使用しない
  • 価格未定
  • 一言万人向けではない
公式サイトはこちら

 

後日、実機レビュー予定

後日、実機でのレビューを予定しています。記事公開後、通知しますので、よろしければブックマークや、twitterfacebookでのフォローをしていただけると、嬉しいです。

 

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