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レノボ、作業がしやすい16型ノートPC ThinkPad E16 Gen 3 IRLおよびIALを発売

更新日:

レノボから、ThinkPad E16 Gen 3シリーズが発売されました。

搭載するCPUによって分けられており、Raptor Lakeを搭載する「ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)」と、最新CPUであるArrow Lakeを搭載する「ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)」の2種類があります。

作業がしやすい大型液晶と、打ちやすいテンキー付きキーボードを搭載し、CPUの選択肢も多く、コスパの高いホームノートPCとしておすすめの製品です。

ThinkPad E16 Gen 3 IRL [公式サイト] ThinkPad E16 Gen 3 IAL [公式サイト]

 

製品の特徴

ThinkPad E16 Gen 3には2つのモデル

ThinkPad E16 Gen 3シリーズには、ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)と、ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)の2つのモデルがあります(以下、両方の機種をまとめて表す場合は、「ThinkPad E16 Gen 3シリーズ」と記します)。

末尾の「IRL」は「Intel Raptor Lake」、「IAL」は「Intel Arrow Lake」の略です。つまり、どちらもインテルの最新型番のCPUではあるものの、中身が異なるプロセッサーを搭載している機種として、分けられています。

ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)の簡単な仕様は下表の通りです。

搭載するRaptor Lakeは、旧型の第13世代Core (U/H)と基本的な部分はほとんど同じです。最新CPUにこだわらず、ローカル環境でのAI処理性能や、少し高めのグラフィックス性能を求めず、価格を押さえたい方は、こちらを選ぶといいです。

ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)が搭載するCPUのうち、末尾に「U」が付くプロセッサーは省電力タイプです。末尾が「H」のものよりも処理性能は低いですが、その分、バッテリー駆動時間は長くなります。それに対して、「H」が付くプロセッサーは、ハイパフォーマンスタイプです。高めの処理性能で、マルチタスクでもサクサク動作するプロセッサーが良ければ、こちらがおすすめです。

ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)の仕様
  ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)
CPU Core 3 100U
Core 5 220U
Core 5 210H
Core 7 240H
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
スロットメモリ
SSD 256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ 16.0型 IPS
1920x1200 非光沢
1920x1200 非光沢 タッチ
2560x1600 非光沢
Webカメラ HD 720p Webカメラ
FHD 1080p+IR Hybrid Webカメラ
5MP Webカメラ
ネットワーク Wi-Fi 6 / Wi-Fi 6E
バッテリー 48Wh / 64Wh
質量 約1.63kg~
サイズ [mm] 約 356 x 249 x 10.1 (前端) – 17.05(後端)mm 21.15(最厚部)

 

次に、ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)の簡単な仕様は下表の通りです。選択が可能なCPU以外は。上のThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)とほぼ同じです。

こちらの機種が搭載するArrow Lakeは、NPUを搭載した、最新のプロセッサーで、Core Ultra(シリーズ2)とも呼ばれています。

ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)において選択することができるCPUのうち、末尾に「U」が付くものは、省電力タイプのプロセッサーとなります。処理性能や、グラフィックス性能はそれほど高くありませんし、NPU性能も最大11 TOPSですが、バッテリー駆動時間は、ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)のCore 5 220U搭載モデルよりも長くなると思います。一方、末尾に「H」が付くプロセッサーは、高性能モバイルノートPC向けのCPUです。処理性能だけでなく、グラフィックス性能も高めで、軽いゲームや、クリエイティブな作業にも適しています。また、バッテリー駆動時間も比較的長いです。予算があれば、一番おすすめのプロセッサーです。

なお、Core Ultra 7 255Hについては、別機種でレビューしたことがあるので、参考までにこちらもご覧ください。

ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)の仕様
  ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)
CPU Core Ultra 5 225U
Core Ultra 235U vPro対応
Core Ultra 265U vPro対応
Core Ultra 5 225H
Core Ultra 7 255H
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
スロットメモリ
SSD 256GB / 512GB / 1TB
ディスプレイ 16.0型 IPS
1920x1200 非光沢
1920x1200 非光沢 タッチ
2560x1600 非光沢
Webカメラ HD 720p Webカメラ
FHD 1080p+IR Hybrid Webカメラ
5MP Webカメラ
ネットワーク Wi-Fi 6 / Wi-Fi 6E
バッテリー 48Wh / 64Wh
質量 約1.63kg~
サイズ [mm] 約 356 x 249 x 10.1 (前端) – 17.05(後端)mm 21.15(最厚部)

 

9万円台から購入が可能

ThinkPad E16 Gen 3シリーズは、ThinkPadらしいデザインと、特徴を備えつつ、ThinkPadシリーズの中では価格が安く、入手しやすい製品です。

ThinkPad E16 Gen 3 IRL(16型 Intel)は9万円台~、ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)でも10万円台~購入することができます。

仕事にも快適に使うことができ、コストパフォーマンスの高いノートPCが欲しい方におすすめです。

 

3種類のディスプレイ

ThinkPad E16 Gen 3シリーズは、16型液晶を搭載しています。ノートPCとしては大きめの液晶なので、小さめの文字も比較的見やすいです。

 

ThinkPad E16 Gen 3シリーズでは、下図のような3種類の液晶があります。

左端は標準的な液晶です。小さめの文字が苦手な方は、こちらを選ぶといいでしょう。

指でタッチして操作できる方が良ければ、真ん中のマルチタッチパネル ディスプレイを選ぶといいです。

個人的におすすめなのは、右端の2560x1600ドット液晶です。解像度が高めなので、ドットバイドットでの表示であれば、画面を広く使うことができ、複数のウィンドウを並べて作業がしやすいです(ただし、文字は小さくなります)。また、色域が100% sRGBと広めなので、他の2つのディスプレイよりも色鮮やかで、オリジナルに近い表示で画像や映像を見ることができます。

 

打ちやすさに定評のあるテンキー付きキーボード

ThinkPad E16 Gen 3シリーズ、下図のようなキーボードを搭載しています。

端までキーが配置されているため、テンキー付きでもキーサイズにゆとりがあります。指のフィット感がよく、打ちやすさに定評があるキーボードは健在のようです。また、テンキーは標準的な4列テンキーなので、数字の入力もしやすいでしょう。

なお、バックライト付きと、無しのモデルがあります。バックライト付きの方が、薄暗い場所でもキーを目視しやすく、打ちやすいため、おすすめです。

また、ThinkPadシリーズらしく、トラックポイントも備えています。慣れると、手をホームポジションから大きく動かすことなく、マウスカーソルの移動もできるので、こちらも便利です。

 

メモリはスロットタイプ

ThinkPad E16 Gen 3シリーズは、スロットタイプのメモリを搭載しており、カスタマイズモデルでは、下図のようなメモリ構成を選択することができます。

注意点として、赤枠で囲ったメモリを選ぶと、メモリが1枚挿しのシングルチャネル構成となります。シングルチャネルの場合、CPU内蔵グラフィックスの性能が低くなってしまいます。そのため、特に、高めのグラフィックス性能を求めて、ThinkPad E16 Gen 3 IAL(16型 Intel)のCore Ultra 225H / 255Hを選択する場合は、2枚挿しのデュアルチャネル構成を選択することをおすすめします。

なお、スロットメモリなので、自己責任にはなりますが、購入後にメモリの増設・交換を行うことも可能です。自信がある方は、後からメモリを追加してデュアルチャネル構成にするということもできます。

 

空きのM.2スロットがありそう

ThinkPad E16 Gen 3シリーズの仕様詳細を確認すると、M.2スロットが2つありました。

ストレージとして搭載されているのは、Type 2242 M.2 SSDで、Type 2280 M.2 SSD用のM.2スロットは空きとなっているようです。そのため、購入後に自分でType 2280 M.2 SSDを増設して、デュアルストレージ構成にすることができそうです。

ただし、ストレージの増設の可否を含めて、ストレージのセルフカスタマイズは、自己責任となりますことを、ご了承ください。

 

大容量バッテリー搭載モデルあり

ThinkPad E16 Gen 3シリーズは、基本的には、48Whバッテリーを搭載していますが、一部のモデルや、カスタマイズモデルでは、大きめの容量の64Whバッテリーを選ぶことができます。バッテリー駆動で使用することが多い方にとっては、大容量バッテリーを選ぶことができるのは嬉しいです。

 

ポート構成

ThinkPad E16 Gen 3シリーズは、下図のようなポート類を備えています。

右側面には、USB 3.2 Gen 1、LANポート、左側面には、Thuderbolt 4(Power Delivery、DisplayPort2.1対応)、USB Type-C Gen2x2(Power Delivery、DisplayPort1.4対応)、USB 3.2 Gen 2、HDMI 2.1(4K/60Hz対応)を備えています。

LANポートがあるので、オフィスなど、有線LANでの接続が必要な場所でも使いやすいです。

 

どちらの機種も、レノボの公式サイトで販売が開始されています。詳細については、公式サイトでご確認ください。

ThinkPad E16 Gen 3 IRL [公式サイト] ThinkPad E16 Gen 3 IAL [公式サイト]

 

 

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