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Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)のレビュー - めちゃかっこいい

CPU |
Core Ultra 7 255HX Core Ultra 9 275HX |
---|---|
GPU |
RTX 5060 Laptop RTX 5070 Laptop |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
画面サイズ | 16型 16:10 |
画面 | 2560x1600 OLED 240Hz |
質量 | 約2kg |
バッテリー | 84Wh |
価格 | 27万円台~ |
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)は、見た目がとても素敵なゲーミングノートPCです。
ホワイトのカラーで清潔感があり、薄型のアルミボディと、側面の輝きがとてもエレガントです。
処理性能およびディスプレイ品質も高く、約2kgと軽めであることから、高性能のゲーミング/クリエイターノートPCを外へ持ち出すことも可能です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core Ultra 7 255HX、GeForce RTX 5060 Laptop
セール情報
以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。
目次
お忙しい方は、「Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)の特徴」のみお読みください。
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)の特徴
薄くて綺麗なボディ
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)は、ゲーミングノートPCとは思えない薄さで、とてもスタイリッシュです。
アルミのホワイトのボディも綺麗で、側面の輝きがとてもかっこいいです。


比較的軽い
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)は、約2kgと、16型のゲーミングノートとしては比較的軽いボディです。ボディも薄いですし、持ち運びにも便利です。

空きのSSDスロットがある
空いているM.2 スロットがあるので、自己責任となりますが、Type 2280のSSDを増設することができます。
ゲームをたくさんインストールする方や、動画ファイルなどをたくさん保存するような方は、ストレージ容量が足りなくなると思うので、そのときに後から容量を追加することができます。

色鮮やかな有機ELディスプレイを搭載
ディスプレイは、有機ELを採用しており、色鮮やかな表示が可能です。リフレッシュレートも240Hzと高く、残像も少ないです。ただ、光沢なので映り込みはあります。

各用途の快適度
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 快適です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 綺麗なディスプレイで、スピーカー音も比較的良く、動画鑑賞も快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 100% DCI-P3の色域のディスプレイを搭載し、スペックも高く、画像編集にも適しています。 |
動画編集 | ◎ | CPU性能が非常に高く、外部グラフィックスも搭載し、動画編集も快適です。 |
ゲーム | ◎ | ミドルクラスまたはミドルハイの外部GPUに、高い性能のCPUを搭載し、ゲームも快適です。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、16型、2560 x 1600ドット、240HzのOLEDです。
光沢である点は、好みが分かれますが、ここが気にならなければ多くの用途で使えるディスプレイです。
詳しい特性は、下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトの測定での色域は広いです。最大輝度は、仕様では500nitとなっています。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 100% |
Adobe RGBカバー率 | 93% |

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色もズレがなく、正確な色を表示できているのが分かります。

視野角は広いです。

光沢液晶なので、周囲の物が画面へ映り込みます。ギラつきはほとんど感じません。

フリッカーを計測する装置が故障してしまい正確には計測できませんが、カメラで撮影し簡易的に確認してみたところ、フリッカーがありました。

残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、残像はほぼありませんでした。非常に優秀です。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、キートップが湾曲しており、適度な打鍵があり、押しやすいです。ただし、「半角/全角」キーなど、一部のキーは小さいです。
なお、実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.5mmでした。
テンキーは、キーピッチがやや狭いものの、ちゃんと4列あります。
タッチパッドは割と使いやすいです。

※画像をクリックすると拡大できます

RGBバックライトも搭載されています。

パフォーマンスのチェック
動作モード
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)は、「Legion Space」というアプリで、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランス」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」のモードで各種ベンチマークを計測しています。

CPU
今回は、Core Ultra 7 255HXを搭載していますが、とても高いベンチマークスコアです。Core Ultra 9 275HXのモデルもありますが、こちらなら、さらに高いスコアになります。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
今回のレビュー機では、GeForce RTX 5060 Laptopを搭載しています。最大グラフィックスパワーは115Wでした。

GPU-Zで確認した情報は次の通りです。パフォーマンスモードにすると、GPUクロックなどがやや上がります。

3DMarkのスコアは下の通りです。従来のGeForce RTX 4060 Laptop(140W)より約15%高いスコアで、GeForce RTX 4070 Laptop(140W)に近いスコアが出ていました。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、比較的速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度も速いです。
~ SDカードスロット性能 ~

ゲームベンチマーク&フレームレート
GeForce RTX 5060 Laptopを搭載した本製品での平均フレームレートを掲載します。動作モードは「パフォーマンス」にしています。
![]() 劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1200 | 低 | 117 fps |
ノーマル | 82 fps | |
最高 | 29 fps | |
2560x1600 | 低 | 113 fps |
ノーマル | 66 fps | |
最高 | 24 fps |
かなり重いASAも、ノーマル設定であれば、プレイできるでしょう。
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 最低 | 94 fps | 151 fps |
中 | 86 fps | 132 fps | |
高 | 76 fps | 113 fps | |
ウルトラ | 49 fps | 54 fps | |
2560x1600 | 最低 | ー | 139 fps |
中 | ー | 113 fps | |
高 | ー | 90 fps | |
ウルトラ | ー | 計測不可 |
1920x1200、高設定であれば、フレーム生成OFFでも十分プレイできます。
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成 OFF | フレーム生成 4x |
1920x1200 | 低 | 162 fps | ー |
ウルトラ | 101 fps | 227 fps | |
レイトレ:オーバードライブ | 35 fps | 100 fps | |
2560x1600 | 低 | 139 fps | ー |
ウルトラ | 67 fps | 167 fps | |
レイトレ:オーバードライブ | 26 fps | 正常に計測できず |
マルチフレーム生成(4x)を有効にすれば、1920x1200およびレイトレーシング:オーバードライブの設定でもプレイ可能です。
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 217 fps |
高品質 | 133 fps | |
2560x1440 | 軽量品質 | 163 fps |
高品質 | 95 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 168 fps |
高 | 142 fps | |
ウルトラ | 127 fps | |
2560x1600 | 低 | 163 fps |
高 | 110 fps | |
ウルトラ | 92 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 標準(ノート) | 111 fps |
高(ノート) | 108 fps | |
最高品質 | 99 fps | |
2560x1600 | 標準(ノート) | 102 fps |
高(ノート) | 100 fps | |
最高品質 | 80 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
フォートナイト
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---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 209 fps (1% Low: 117 fps) |
中設定 | 169 fps | |
最高設定 | 83 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 138 fps |
中設定 | 114 fps | |
最高設定 | 58 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均fps |
1920x1200 | 3D解像度:100% 描画距離:最高 メッシュ:低 |
277 fps (1% Low: 95 fps) |
2560x1600 | 292 fps |
CPU性能が高いので、パフォーマンスモードのときは高いフレームレートが出ています。
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
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||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 298 fps |
高設定 | 213 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 221 fps |
高設定 | 155 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 高設定 | 658 fps |
2560x1600 | 高設定 | 587 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 非常に低い | 295 fps |
中型 | 279 fps | |
ウルトラ | 239 fps | |
2560x1600 | 非常に低い | 236 fps |
中型 | 227 fps | |
ウルトラ | 163 fps |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

高い性能のCPUに、RTX 5060の外部GPUを搭載しているので、比較的速い書き出しです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

こちらも、比較的速い書き出しです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「約2kg」と記載されています。当サイトによる実測値は、以下の通りで、わずかですが仕様より軽かったです。16型のゲーミングノートとしては、やや軽い部類です。
質量 | |
PC本体 | 1.971kg |
ACアダプター | 724g |
バッテリー駆動時間のチェック
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)のバッテリー駆動時間をチェックします。
バッテリー容量は、84Whとやや大きめです。

バッテリー駆動時間は次の通りで、性能が高いため、バッテリー駆動時間はそこまで長くありません。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 約5.9時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 約5.5時間 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 2時間2分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU電力&CPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
Core Ultra 7 255HXのベースパワーは55Wですが、どちらのモードもそれ以上のCPU電力で推移していました。高いパフォーマンスが出ています。
CPU温度も問題ありません。


FF15ベンチ実行時の温度
次は、ゲーム時のCPU温度およびGPU温度を掲載します。
どちらのモードも、問題ない温度です。


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時や動画編集時の動作音は、それほど気になりません。FF15ベンチ時は、「バランス」モードであればややうるさいです。「パフォーマンス」モードでゲームをするとうるさいです。
騒音値 | |
アイドル時 | 約26dB |
---|---|
動画編集時 | 約33dB |
FF15ベンチ時 (バランス) | 約48dB |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) | 約53dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
高い負荷をかけると右パームレストが熱く感じてきます。ゲーム時は右手はマウスを使うのでそこまで気になりませんが、負荷の高いクリエイティブワークをするときなど、両手を使っているときは、右の手のひらが熱く感じてきて気になります。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。
ゲーミングノートなので、消費電力はそれなり高いです。
騒音値 | |
アイドル時 | 約30W |
---|---|
動画編集時 | 約58W |
FF15ベンチ時 (バランス) | 約169W |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) | 約207W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
外観のチェック
外観のチェックです。
グレイシャーホワイトというカラーに、アルミニウムを採用したボディで、とっても素敵です。

天板にはLEGIONのロゴが入っています。

ボディの高さは、15.9~17.9mmと、20mmを切っており、ゲーミングノートとしては非常に薄いです。


スピーカーの音質はややよく、ノートPC基準で10点満点で6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラは500万画素と高解像度です。IRカメラも付いています。また、電子式のプライバシーシャッターも付いています。

側面、背面のインターフェイスはご覧のようになっています。主要なポートは揃っています。



ヒンジは以下の角度まで開きます。

底面です。

底面カバーを外したときの画像です。
メモリスロットは2つです。
SSDは、Type 2242のM.2 SSDが搭載されていますが、Type 2280のSSDへ換装することもできるでしょう。
空いているType 2280のM.2スロットもあります。
ACアダプターは245Wで、薄型です。

まとめ
以上が、Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)のレビューです。
ホワイトの清潔感のあるカラーで、ボディは非常に薄く、アルミの質感も良く、とても素敵なゲーミングノートPCです。
質量も約2kgと、16型のゲーミングノートPCとしては軽いので、スタイリッシュなゲーミング/クリエイターノートを持ちたい方におすすめです。
ディスプレイも有機ELを採用し、表示が綺麗です。残像も少なく、リフレッシュレートも高いです。
CPU性能も高いので、ゲームによってはフレームレートが伸びますし、クリエイティブワークも快適です。
グラフィックスは、ハイエンドではありませんが、ミドルクラスのGeForce RTX 5060 LaptopまたはミドルハイクラスRTX 5070 Laptopを搭載しており、ゲームもクリエイティブワークも快適です。
ただ、ディスプレイが光沢である点は好みが分かれそうです。また、高い負荷をかけると右のパームレストが熱くなる点はご注意下さい。
ホワイトカラーでスタイリッシュ
Lenovo Legion 7i Gen 10(16型 Intel)

特徴
- エレガントなホワイトのカラー
- 非常に薄く、質感の高いアルミボディ
- 高い性能のCPU & 最新GPU
こんなあなたに
- 見た目も妥協したくない方
- 外へ持ち出すことがある方
- 価格24万円台~

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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