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Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)の実機レビュー - 高い性能でも軽い!

CPU | Core i7-14700HX Core i9-14900HX |
---|---|
GPU | RTX 5050 Laptop RTX 5060 Laptop RTX 5070 Laptop |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | 512GB / 1TB |
画面サイズ | 15.1インチ 16:10 |
画面種類 | 2560x1600 OLED 165Hz |
質量 | 約1.9kg |
バッテリー | 60Wh / 80Wh |
価格 | 22万円台~ |
Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)は、高い性能でありつつ、2.0kgを切る軽さのゲーミングノートです。
CPUには、HXシリーズのCoreプロセッサー、グラフィックスには最大でGeForce RTX 5070 Laptopを搭載。最大グラフィックスパワーも高めです。
ディスプレイには2.5K、165Hzの有機ELディスプレイを搭載。色域も広く、画像や動画制作など、多用途で使えます。
出先へ持ち運んで、負荷のかかるクリエイティブ作業やゲームをする方におすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。なお、現在直販サイトで、24GBメモリは選択することができません。
レビュー機の構成
Core i7-14700HX、GeForce RTX 5060、24GBメモリ
目次
お忙しい方は、「Legion 5i Gen 10の特徴」のみお読みください。
Legion 5i Gen 10の特徴
2560x1600 165Hzの有機ELディスプレイ搭載
本製品は、2560x1600の高解像度で、色域の広い有機ELディスプレイを採用しています。
色域は、DCI-P3 100%となっており、画像や動画制作など、コンテンツ制作に適したディスプレイを搭載しています。
また、165Hzの高リフレッシュレートに対応しているため、普段の作業では目が疲れにくく、ゲームにおいては、滑らかかつ色鮮やかな映像で楽しむことができます。
クリエイティブな作業からゲームまで多用途で使える高品質なディスプレイです。


高い性能
本製品は最大で、CPUにCore i9-14900HX、グラフィックスにGeForce RTX 5070 Laptopと、ハイクラスのパーツを搭載したモデルが選択できます。
CPUは旧世代ですが、HXシリーズなので、マルチコア、シングルコアともに高く、ゲームにもクリエイティブワークにも適しています。
グラフィックスは、ゲーミングノートとしては薄型・軽量なので、低い最大グラフィックスパワーになっているかと思いましたが、115Wと高い設定でした。そのため、高いパフォーマンスが出ていました。

薄型・軽量で持ち運びしやすい
本製品は高性能なパーツを搭載しつつも、薄型で、約1.9kgと軽いです。持ち運びやすいので、出先へ持ち運んで、負荷のかかる作業をする方におすすめです。
ただ、性能が高い分、ACアダプターが714gとやや重いです。この機種よりも、もう少し性能が抑えられていても構わなければ、もっと軽いACアダプターの製品はあります(参考:【動画】おすすめの軽量ゲーミングノート)。

SSDの増設やメモリ交換が可能
本製品は、メインSSDの他に、空いているM.2スロットが1つあるので、ここにSSDを増設することができます。また、メモリもスロット式なので、後から交換することができます。なお、パーツの増設・交換は自己責任でお願いします。


上位機種Lenovo Legion Pro 5i Gen 10との比較
本製品には、16インチのLenovo Legion Pro 5i Gen 10という上位機種も存在します。
Legion Pro 5i Gen 10は、「プロ」という名が付く通り、レノボのゲーミングノートPCの中のフラグシップモデルで、CPUにはCore Ultraシリーズ、グラフィックスには最大でRTX 5070 Ti Laptopを搭載できます。本体サイズは16インチと一回り大きいものの、ディスプレイ解像度等は同じです。
持ち運ぶことがない方や、もう少し高いスペックが欲しい方、大きい画面が欲しい方は16インチのLegion Pro 5i Gen 10でもいいと思います。
Legion 5i Gen 10 (15.1型 Intel) |
Legion Pro 5i Gen 10 (16型 Intel) |
|
画像 | ![]() |
![]() |
CPU | Core i9-14900HX Core i7-14700HX |
Core Ultra 9 275HX Core Ultra 7 255HX |
GPU | RTX 5070 Laptop RTX 5060 Laptop RTX 5050 Laptop |
RTX 5070 Ti Laptop RTX 5070 Laptop RTX 5060 Laptop |
メモリ | 16GB / 32GB | |
SSD | 512GB / 1TB | 512GB / 1TB / 1TB+1TB |
ディスプレイサイズ | 15.1インチ | 16インチ |
ディスプレイ種類 | 有機EL | |
解像度 | 2560×1600 | |
リフレッシュレート | 165Hz | |
質量 | 約1.9kg | 約2.52kg |
価格[税込] | 22万円台円~ | 26万円台~ |
各用途の快適度
Legion 5i Gen 10の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 高いスペックで、ディスプレイも見やすく快適です。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 有機ELディスプレイを搭載し、残像も少なく、映像が綺麗です。スピーカー音比較的良く、動画も快適に視聴できます。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | 当サイトの計測では、Adobe RGBカバー率が97.6%と広い色域で、CPU性能も高いので、RAW現像や画像編集に適していると思います。外部GPUも備わっており、GPU支援を使った処理も速いです。 |
動画編集 | ◎ | 独立グラフィックスを搭載し、動画編集も快適です。 |
ゲーム | ◎ | RTX 5060または5070 Laptopに、高リフレッシュレートディスプレイを搭載し、ゲームも快適です。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、15.1型、2560x1600ドット、165Hzの有機EL(OLED)ディスプレイを搭載しています。表示はとても綺麗です。
ただ、光沢なので映り込みがあります。筆者としては、映像美も楽しめるゲームではありがたいですが、競技性の高いゲームなど集中したいときは、光沢ディスプレイはやや気になります。
詳しい特性は、下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき
当サイトで計測した色域は、下表の通り非常に広いです。最大輝度は、仕様では500nitとなっています。
カバー率 | |
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 100% |
Adobe RGBカバー率 | 97.6% |

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。なお、PANTONE検証済みとなっています。

視野角も広いです。ぎらつきも感じません。

光沢ディスプレイなので、画面への映り込みがあります。

残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、165Hz時で、1フレーム前くらいまで残像がありました。
普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像だったので、本製品の残像は少ないと言えます。

キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、キートップが湾曲しており、キーピッチおよびキーストロークも十分あり、筆者は比較的打ちやすいと感じます。ただ、「半角/全角」と「\」がやや小さい点は、少し残念でした。
なお、実測で、キーピッチは横:約18.5mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.5mmでした。
テンキーは、キーピッチがやや狭いものの、ちゃんと4列あります。
タッチパッドの操作性は普通で、クリックボタンも普通の押しやすさです。

※画像をクリックすると拡大できます

キーボードのライティングは、24のゾーンで鍵盤の様に発光パターンや色を変更することが可能です。




パフォーマンスのチェック
電源モード
Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)は、「Legion Space」というアプリで、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランス」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」のモードで各種ベンチマークを計測しています。

CPU
今回、旧世代のCore i7-14700HXを搭載していますが、下表の通り、マルチコア、シングルコアともに高いスコアが出ており、高い性能です。なお、動作モードを「パフォーマンス」モードにすることで、マルチコアの性能がアップします。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
今回、グラフィックスには、GeForce RTX 5060 Laptopを搭載しています。最大グラフィックスパワーは115Wでした。薄型・軽量のゲーミングノートなので、もっと低めの設定値なのかと思っていましたが、意外と高い設定値でした。

GPU-Zで確認した情報は次の通りです。パフォーマンスモードにすると、GPUクロックが上がります。

3DMarkのスコアは下の通りです。パフォーマンスモードにすることで、従来のGeForce RTX 4070 Laptopと同等のスコアが出ています。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
ストレージ
ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、速いアクセス速度です。
~ ストレージ性能の評価 ~

ゲームベンチマーク&フレームレート
Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)は、「Legion Space」というアプリで、GPU動作モードを変更することができます。ここでは、常にdGPUから出力する「dGPUモード」で計測しています。

Core i7-14700HX、GeForce RTX 5060 Laptopモデルで計測したゲームの平均フレームレートはこちらです。負荷が重いゲームでは画質設定をやや落とす必要がありますが、DLSSやフレーム生成を活用することで、ほとんどのゲームが動作する性能です。
![]() 劇的に重い部類のゲーム
METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 60 fps(最大) |
高 | 60 fps(最大) | |
最高 | 58 fps | |
2560x1600 | 低 | 60 fps(最大) |
高 | 58 fps | |
最高 | 50 fps |
1920x1200解像度、DLSSをバランス、高設定であれば快適に遊べるでしょう。
![]() 劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低 | 117 fps |
ノーマル | 80 fps | |
高 | 65 fps | |
2560x1600 | 低 | 74 fps |
ノーマル | 60 fps | |
高 | 48 fps |
1920x1200解像度、DLSSをバランス、フレーム生成有効でノーマル設定であれば快適に遊べるでしょう。
![]() 重い部類のゲーム
モンスターハンターワイルズ
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成OFF | フレーム生成ON |
1920x1200 | 最低 | 83 fps | 138 fps |
中 | 79 fps | 127 fps | |
高 | 72 fps | 115 fps | |
ウルトラ | 53 fps | 67 fps | |
2560x1600 | 最低 | 80 fps | 132 fps |
中 | 70 fps | 110 fps | |
高 | 63 fps | 94 fps | |
ウルトラ | 40 fps | 44 fps |
1920x1200解像度、高設定であれば、フレーム生成なしで快適に遊べると思います。
![]() 重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | フレーム生成 OFF | フレーム生成 4x |
1920x1200 | 低 | 120 fps | 321 fps |
ウルトラ | 95 fps | 248 fps | |
レイトレ:オーバードライブ | 35 fps | 115 fps | |
2560x1600 | 低 | 112 fps | 250 fps |
ウルトラ | 66 fps | 168 fps | |
レイトレ:オーバードライブ | 27 fps | 54 fps |
レイトレーシング:オーバードライブだと厳しいですが、ウルトラ設定であれば2560x1600解像度でも60 fpsを超えています。さらに、マルチフレーム生成を有効にすることで大幅にフレームレートを向上させることができます。
![]() 重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 186 fps |
高品質 | 123 fps | |
2560x1440 | 軽量品質 | 152 fps |
高品質 | 88 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 標準(ノート) | 168 fps |
高(ノート) | 149 fps | |
最高品質 | 122 fps | |
2560x1600 | 標準(ノート) | 123 fps |
高(ノート) | 116 fps | |
最高品質 | 82 fps |
![]() 中程度の重さのゲーム
フォートナイト
|
---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 187 fps (1% Low: 82 fps) |
中設定 | 145 fps | |
最高設定 | 88 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 127 fps |
中設定 | 107 fps | |
最高設定 | 61 fps |
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
解像度 | その他設定 | 平均fps |
1920x1200 | 3D解像度:100% 描画距離:最高 メッシュ:低 |
274 fps (1% Low: 97 fps) |
2560x1600 | 254 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
Apex Legends
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 低設定 | 280 fps |
高設定 | 205 fps | |
2560x1600 | 低設定 | 200 fps |
高設定 | 143 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 高設定 | 600 fps |
2560x1600 | 高設定 | 520 fps |
![]() 軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1200 | 非常に低い | 270 fps |
ウルトラ | 217 fps | |
2560x1600 | 非常に低い | 250 fps |
ウルトラ | 160 fps |
クリエイターソフトの処理時間
次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

比較的速い書き出し時間です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

こちらも、比較的速い書き出し時間でした。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)


質量のチェック
質量のチェックです。
当サイトによる実測値は以下の通りで、ゲーミングノートとしては、軽い部類です。ACアダプターはやや重いです。
質量 | |
PC本体 | 1.943kg |
ACアダプター | 714g |
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、今回搭載しているCore i7-14700HXのベースパワーは、55Wです。
「バランス」モードでは、動作安定時のCPU電力は約70W前後で推移し、CPU温度は75℃付近と問題ない温度です。
「パフォーマンス」モードでは、動作安定時のCPU電力は約100W前後で推移し、CPU温度も86℃付近まで上昇しますが、こちらも問題ない温度です。
高性能パーツを搭載しつつも、薄型軽量設計の割には低い温度を維持しています。冷却性能は高いです。
- バランスモード
- パフォーマンスモード


FF15ベンチ実行時の温度
次は、ゲーム時のCPU温度およびGPU温度を掲載します。どちらのモードも80℃以下を維持しており、問題ない温度です。長時間のゲームも安定してプレイできるでしょう。
- バランスモード
- パフォーマンスモード


静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
負荷が低いときは、動作音はほとんど聞こえません。FF15ベンチ時は、バランスモードだと気にならない方もいると思いますが、パフォーマンスモードだとややうるさく感じるのではないかと思います。
騒音値 | |
アイドル時 | 約24dB |
---|---|
動画編集時 (バランス) | 約33dB |
FF15ベンチ時 (バランス) | 約47dB |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) | 約49dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
ゲーム中はキーボード上部辺りが温かく感じますが、WASDキー周辺の温度はそれほど上がっておらず、気にならない程度だと思います。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。
ゲーミングノートなので、消費電力はそれなりにあります。
騒音値 | |
アイドル時 | 約22W |
---|---|
動画編集時 (バランス) | 約70W |
FF15ベンチ時 (バランス) | 約162W |
FF15ベンチ時 (パフォーマンス) | 約182W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
アイドル時:アイドル時
動画編集時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
外観のチェック
外観のチェックです。
エクリプスブラックというカラーで、シンプルな見た目です。ビジネスシーンでも使えると思います。

天板にはLEGIONのロゴが入っています。

ボディの高さは19.95~21.54mmと、ゲーミングノートとしては薄い方です。


2.0W×2のスピーカーが底面に配置されています。スピーカーの音質は薄型・軽量のゲーミングノートとしてはそこそこ良く、ゲームの音も聞き取りやすいです。ノートPC基準で10点満点で6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

ディスプレイ上部にWebカメラがあります。電子式のプライバシーシャッターもあります。

側面、背面のインターフェイスです。右側面にはヘッドホン、USB3.2 Gen1 Type-Aが2ポート、電子式プライバシーシャッター、左側面にはLAN、USB3.2 Gen2 Type-Cが2ポート、USB3.2 Gen1 Type-Aが1ポート、背面にはHDMI出力、電源コネクタがあります。
USB-CはDisplayPort出力に対応しており、奥側のUSB-CはPowerDeliveryにも対応しています。
USB-Aポートが左右にあり、USB-Cポートも豊富なので使いやすいと思います。



ヒンジは下図の角度まで開くことができます。

底面もフラットでシンプルなデザインです。底面から吸気します。

底面カバーを外したときの画像です。
冷却ファンは2つ、ヒートパイプは3本で、背面から排気します。冷却性能は高いと思います。
メモリスロットとSSDはカバーで覆われているため、交換の際は取り外す必要があります。
メモリスロットは2つです。 SSDは、Type 2242のM.2 SSDが搭載されています。
空きのType 2280のM.2スロットもあります。
ACアダプターは245Wで、薄型ですが長いです。


まとめ
以上が、Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)のレビューです。
最大で、Core i9-14900HXに、GeForce RTX 5070 Laptopを搭載し、高い性能ながらも重さ2.0kgを切る薄型・軽量のゲーミングノートです。
2.5K、165Hzの有機ELディスプレイを搭載し、色域も広く、コンテンツ制作に適しています。
今回、Core i7-14700HXにRTX 5060 Laptopを搭載したモデルをレビューしましたが、CPU性能が高く、また最大グラフィックスパワーも高い設定であったため、負荷の重いゲームも快適に動作し、クリエイターソフトの処理時間も速かったです。
価格も、GeForce RTX 5060 Laptop搭載モデルが22万円台と、個人的にはコスパも高いと思います。
高いパフォーマンスが出ている分、ACアダプターがやや重いものの、外へPCを持ち運んで、負荷の高いクリエイティブ作業やゲームをする方におすすめです。
ただ、光沢ディスプレイなので、映り込みがあります。
この高い性能でも、軽い!
Lenovo Legion 5i Gen 10(15.1型 Intel)

特徴
- 高い性能
- 2.5K、165Hzの有機ELディスプレイ
- 薄型・軽量のボディ
こんなあなたに
- 持ち運んで、クリエイティブワークやゲームをする方
- スタイリッシュなゲーミングノートが欲しい方
- 価格22万円台~

三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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