10万円台のモバイルノートPC、IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)の特徴
CPU | Ryzen 5 7535HS Ryzen 7 7735HS |
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メモリ | 16GB (オンボード) |
ストレージ | 512GB SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | 1920x1200 IPS 非光沢 |
質量 | 約1.15kg |
バッテリー | 最大 約23.9時間 (54.7Wh) |
価格[税込] | 10万円台~ |
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)は、10万円台からと購入しやすい価格が大きなポイントのモバイルノートPCです。
最新世代のCPUではありませんが、一般的な用途に十分な性能を備えたプロセッサーと、画面比16:10で、sRGB 100%と色域が広めのWUXGA液晶を搭載しています。
初めてモバイルノートPCを購入する方などによさそうです。
製品の特徴
コスパの高い13.3型軽量モバイルノートPC
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)は、13.3型とコンパクトなサイズのモバイルノートPCです。質量が約1.15kgと軽く、厚みが約14.3mm(最薄部)とスリムなボディなので、カバンへの出し入れがしやすく、容易に持ち運ぶことができます。
モバイルノートPCの中には、1kgを切るような非常に軽いノートPCもありますが、10万円前後で購入することができるような機種はほとんどありません。一方、IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)は、1kgを少し超えるものの、十分持ち運びがしやすい軽さと、一般用途には十分な性能を備えつつ、10万円台(税込)から購入することができるのが大きなポイントです。Ryzen 7搭載の上位モデルでも、11万円台で購入することができるので、コスパの高いモバイルノートPCが欲しい方におすすめです。
一般用途に快適に使用することができる性能
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)が搭載するプロセッサーは、AMDのRyzen 5 7535HS、または、Ryzen 7 7735HSで、「Zen 3+」世代のRyzenとなります。
最新となる「Zen 5」世代のアーキテクチャを採用したRyzen AI 300シリーズなどと比べると、旧世代のプロセッサーとなりますし、AI処理用のNPUも内蔵してはいません。
また、「HSシリーズ」なので、デフォルトTDPが35-54Wと一般ノートPC向けより高く、少し前のゲーミングノートPCなどにも搭載されていたCPUではありますが、スリムタイプのボディなので、冷却性能を考えると、そこまで高いパフォーマンスを引き出して動作することを期待するのは実際的ではないと思います。
あくまでも一例ですが、一般的なノートPCであるThinkPad E16 Gen 2の「Ryzen 5 7535HS」搭載モデルでは、ベンチマークテストにおいて下のグラフのような結果でした。
仮に、IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)でも同程度のパフォーマンスだったとすると、最近のノートPCとしてはマルチコア、シングルコアともにそこまで高い性能ではありません。ただし、極端に重い作業をするのでなければ、一般的な用途に快適に使用することできるとは思います。
逆に、CPU内蔵グラフィックスでも高めの性能を望む方や、ローカル環境で生成AIを使った作業を行いたい方などは、最新世代のプロセッサーを搭載する別機種の方がいいでしょう。
16GBメモリ、512GB SSDを搭載しており、メモリやストレージの容量には不足はありません。なお、メモリはオンボードなので、後から増設・換装を行うことはできません。
100% sRGBのWUXGA液晶を搭載
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)のディスプレイは、13.3型のWUXGA(1920x1200ドット)液晶です。持ち運びがしやすいサイズであることを考えると、ちょうどいい解像度だと思います。画面比16:10の液晶なので、一般的なFHD液晶よりも縦に少し長く、Officeソフトなどでの作業もしやすいです。
また、色域が100% sRGBと広めなので、オリジナルに近い鮮やかな表示で動画や画像を見ることができます。外出先で、ウェブコンテンツ用の写真やショート動画の簡単な編集作業を行うといった用途にも適しています。
バックライト付きキーボード & 顔認証対応
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)は、バックライト付きキーボードを搭載しています。薄暗い場所でもタイピングがしやすいです。なお、下図は英語配列のキーボードですが、国内で販売されるモデルは84キーの日本語配列キーボードを搭載しています。
WebカメラはFHD 1080pカメラで、IRカメラも付いており、Windows Helloの顔認証にも対応しています。また、プライバシーシャッターも付いています。
このように、快適に使用するために必要な機能も備えています。
モバイルノートPCとして不足のないポート構成
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)のポート構成は下図の通りです。
USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB3.2 Gen 2 Type-C(Power Delivery、DisplayPort対応)x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えており、外出先でもポート類の不足を感じることは少ないでしょう。ただし、有線LANでの接続や、フルサイズのSDカードからの動画・画像の読み込みを行いたい場合などは、アダプターを用意する必要があります。
購入先
IdeaPad Slim 5 Light Gen 10 13.3型(AMD)は、レノボ公式サイトで購入することができます。
レノボ公式サイト
パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートの仕事に従事。2018年頃からthe比較の記事執筆に参加。
the比較運営者。以前は、システムインテグレーターの企業にて、PCサーバーの設計・構築を担当。毎年約150台のパソコンの実機をレビュー。
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