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レノボ Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
メモリ 16GB LPDDR5-6400
ストレージ 512GB PCIe SSD
液晶サイズ 14インチ 16:10
液晶種類 1920x1200 有機EL
2880x1800 有機EL 90Hz
質量 約1.49kg
バッテリー 約14.4時間 (71Wh)
価格[税込] 13万円台~
有機EL搭載の14型2 in 1 PC

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、色鮮やかで美しい表示が可能な有機ELディスプレイを搭載した、14型2 in 1 PCです。

「Zen 3+」世代のRyzenを搭載し、内蔵グラフィックスとしては少し高めの性能を備えているので、画像・FHD動画のライトな編集などにも使用できます。

自由な形状で使用できるコンバーチブル型の特徴を生かして、動画などのエンターテイメントを楽しんだり、文書ファイルのビューワーとして使用してもいいと思います。また、デジタルペンでの手書き入力にも対応しています。

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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 7535U、16GBメモリ、512GB SSD、1920x1200 有機EL

 

セール情報

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目次

お忙しい方は、「Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD) の特徴」のみお読みください。

 

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の特徴

有機ELディスプレイ搭載

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、有機ELディスプレイを搭載した、14型の2 in 1 PCです。

WUXGA(1920x1200)と、2.8K(2880x1800)の2種類のディスプレイがありますが、どちらも100% DCI-P3クラスと色域が広く、有機ELらしくメリハリのある表示が可能です。写真や動画を色鮮やかで美しい表示で見たい方に適しています。ビジネスシーンであれば、電子カタログや、商品のPR動画を顧客に見せるためのビューワーとして使うのもいいと思います。

美しい表示の有機ELディスプレイ

 

扱いやすい14型の2 in 1 PC

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。

約360度回転するヒンジを備えているので、一般的なラップトップ形状だけでなく、下図のように自由に変形して使用することができます。

例えば、テント形状であれば、省スペースで配置できるので、手前にノートやテキストなどを置いて、オンライン学習を行うのにも使いやすいです。接地面が小さいので、ソファーやベッドの上に置いて、動画を見たりするのもいいでしょう。タブレット形状であれば、ペンでの手書き入力がしやすいですし、立ち姿勢で使うこともできます。

コンバーチブル型の2 in 1 PC

 

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の質量は、約1.49kgです。14型のノートPCとしては少し重めですが、宅内での移動や収納などはしやすいです。

71Whの大容量バッテリーを搭載し、バッテリー駆動でも長めの時間使用できるので、場所を限定せずにフリースタイルで使用できます。質量が気にならなければ、約16.49mmとスリムなボディなので、カバンに入れて外に持ち出すといった使い方もできます。

扱いやすいサイズ

 

「Zen 3+」世代のRyzenを搭載

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、最新のRyzen 7000シリーズプロセッサーを搭載しています。

Ryzen 7000シリーズは、大きく分けて5つに分類できますが、Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)が搭載するのは、「Zen 3+」世代のRyzen 7035シリーズのRyzen 5 7535U、もしくは、Ryzen 7 7735Uです。一般ノートPC向けのプロセッサーの中では少し高めの性能を備えたものとなります。

「Zen 3+」世代のRyzen 7035シリーズ プロセッサーを搭載

 

Ryzen 5 7535U / Ryzen 7 7735Uの大きな特徴は、CPU内蔵グラフィックスとしては高めの性能を備えていることです。

今回は、Ryzen 5 7535U(グラフィックス:Radeon 660M)を搭載したモデルをチェックしましたが、インテルのCore i7-1360Pの内蔵グラフィックスと同程度の性能でした。Ryzen 7 7735U(Radeon 680M)搭載モデルであれば、下のグラフのようにもう少し高いグラフィックス性能が期待できると思います(なお、Ryzen 7 6800Uと、Ryzen 7 7735Uの性能はほぼ同じです)。

画像やFHD動画の簡単な編集など、ライトなクリエイティブ作業にもある程度対応できると思います。

3DMark Night Raid(Graphics score)
GeForce MX550 35717
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319 [Yoga 770(14型 AMD)で計測]
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
28714
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Ryzen 5 7535U
Radeon 660M
21744 [本機器で計測]

 

デジタルペンが使える

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)では、デジタルペンも使用することができます。

現在販売中のモデルは、全て「Lenovoデジタル・ペン」付きになっていました。デジタルペンがあると、手書きでのメモやちょっとしたスケッチなども行えるので、用途が一段と広がります。ペンを使った手書き入力等を行う予定がなければ、カスタマイズモデルの場合は、「ペン なし」を選択することもできます。

なお、付属していたのは、下の画像にある「Lenovoデジタル・ペン」でした。単6電池で動作し、4096段階の筆圧感知に対応しているペンです。

付属していたLenovoデジタル・ペン
ペンは電池式

 

実際にイラストを描いてみましたが、摩擦感は少なく、ツルツル滑るタイプで、ペンの書きやすさは普通でした。ただし、ジッターがあるので、絵師レベルを目指しているのであれば、イラスト専用の液タブや板タブを使った方がいいでしょう。

原神の主人公を描いてみた

 

WUXGAディスプレイは少し文字が見づらく感じるかも

上述の通り、Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、美しい表示が可能な有機ELディスプレイを搭載しています。

ただし、今回チェックしているWUXGA(1920x1200)ディスプレイの場合、文字を表示すると、若干ですが、文字に赤などの他の色が混ざって見えました。下の比較画像を見ていただくと、「t、i、h、k」などの縦の線や、「k」の斜めの線に赤や青の画素が混じっているのが分かると思います。これは、サブピクセルが、RGBの順番に並んだストライプ配列(一般的な液晶ディスプレイ)ではなく、ペンタイル配列(本製品の有機ELディスプレイ)になっている影響のためです。解像度が高くないWUXGAディスプレイ(画素密度162ppi)の場合、この影響を少し感じやすいです。

2.8Kディスプレイを搭載したモデルであれば、画素密度が243ppiと高くなって、一つの画素のサイズが小さくなり、さらに画面の拡大/縮小の設定を上げることで、上記の点はそれほど気にならなくなるはずです。

また、光沢ディスプレイなので、周囲の物が映り込みやすいこともあります。そのため、Officeソフトの使用など、長い時間文字を追うような作業を行う場合は、一般的な非光沢液晶ディスプレイを搭載した機種の方が使いやすいと思います。

ただし、上記の点は、一般的な液晶ディスプレイに慣れていると少し気になる程度です。ネット閲覧やOfficeソフトの使用に全く適していないというわけではありませんし、人によっては全然気にならないという方もいると思います。どちらかというと、事務作業などよりも、画像や動画を綺麗な画面で見たい方に適したディスプレイだということです。

本製品の有機ELディスプレイ
一般的な液晶ディスプレイ

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分の性能を備えており、画面比16:10のディスプレイで、快適に作業できます。ただし、1920x1200ドットのディスプレイの場合、ユーザーによっては文字が少し見づらく感じる可能性があります。この用途がメインであれば、一般的な非光沢液晶を搭載した機種がいいかもしれません。
オンライン会議 マイク、FHDカメラ、スピーカーを搭載しており、普通にオンライン会議を行うことができます。
動画鑑賞 色鮮やかな表示が可能な有機ELディスプレイを搭載し、美しい映像で動画を見ることができます。サウンドも比較的よく、快適に動画鑑賞を行うことができます。
RAW現像
画像編集
当サイト計測でAdobe RGBカバー率も100%と非常に色域が広かったです。外部グラフィックスは搭載していないものの、CPU性能は比較的高いですし、割と快適に使うことができます。
動画編集 CPU内蔵グラフィックスとしては高めの性能を備えており、FHD動画の簡単な編集であれば対応できると思います。ただし、複雑な処理や4K動画の編集など、本格的な動画編集を行うのであれば、GeForce RTXシリーズの外部グラフィックスを搭載したPCのほうがおすすめです。
ゲーム △~○ CPU内蔵グラフィックスの性能が高いため、軽いゲームであれば、比較的快適にプレイできます。なお、この用途で使用するなら、より内蔵グラフィックス性能の高いRyzen 7 7735Uを搭載したモデルがいいと思います。また、2.8Kディスプレイであれば、90Hz駆動にも対応しています。ただし、ゲームメインで使うなら、「ゲーミングノートPC」で紹介している外部GPUを搭載したPCがおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)のディスプレイのチェックです。

現在販売されているモデルは、以下の2種類のディスプレイを搭載しています。いずれも画面比16:10の14型有機ELディスプレイです。

ディスプレイの種類

(1) 1920 x 1200、有機EL、光沢あり、100% DCI-P3、60Hz、タッチ

(2) 2880 x 1800、有機EL、光沢あり、100% DCI-P3、90Hz(Max)、タッチ

 

今回は、(1)のディスプレイを搭載しています。有機ELらしく、広色域のディスプレイなので、写真や動画を色鮮やかな美しい表示で見ることができます。ただし、フリッカーが発生していますし、光沢表面なので映り込みもあります。また、特徴の部分で紹介したように、WUXGA解像度の場合、ペンタイル配列の影響で文字に若干赤色が混じって見える場合があります。長い時間文字を追うような作業には、有機ELよりも一般的な液晶ディスプレイの方がいいかもしれません。

詳しい特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域はとても広いです。最大輝度は、当サイトの計測では345cd/m2とやや高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 100%
Adobe RGBカバー率 100%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、ほぼ1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶なので、周りの物や光りが映り込みます。ギラつきはほとんど感じませんでした。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)が常時発生していました。周波数も約480Hzとあまり高くありません。敏感な方はフリッカーによる目の疲れやすさや、頭痛など体への影響を感じるかもしれません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)のキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは、横:約19mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.4mmでした。

Backspaceだけはやや小ささを感じましたが、それ以外の主要なキーのサイズは概ね揃っており、キーが小さくて押しにくいというようなことはほぼありませんでした。タイピングのしやすさは普通のキーボードだと思います。

タッチパッドの使いやすさも普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)のパフォーマンスをチェックします。

本製品は、「Lenovo Vantage」というアプリの「電源およびパフォーマンス」の部分で動作モードを変更することができます。

今回は、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で計測したベンチマークスコアを掲載します。

電源およびパフォーマンス

 

CPU

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、「Zen 3+」世代のRyzenプロセッサーを搭載しています。Ryzen 5 7535U、または、Ryzen 7 7735Uを搭載したモデルがあります。

今回は、Ryzen 5 7535U搭載モデルをチェックしており、ベンチマークの結果は以下のとおりです。

マルチコアでは、Core i5-1335Uの代表的なスコアを超える数値が出ており、一般的な用途には十分な処理性能を備えていることが分かります。

シングルコアでは、最近のインテルCPUと比べると低いスコアですが、低すぎることはないので、普通の用途であれば問題ないでしょう。

なお、動作モードを変更しても、スコアの変動は大きくありませんでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 7535U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900H 19299
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 7735U 10122
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757 [エクストリーム・パフォーマンス]
7962 [インテリジェント・クーリング]
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Core i5-1335U 8249
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-1255U 1776
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core i5-1235U 1675
Core i3-1215U 1592
Ryzen 7 7735HS 1538
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 7535U 1471 [エクストリーム・パフォーマンス]
1432 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1446
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはLPDDR5-6400です。メモリ帯域の広さは普通でした。このメモリタイプの割には、思ったほどの帯域の広さではありませんでした。なお、オンボードメモリなので、メモリの増設・換装はできません。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
54GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
LPDDR5-6400
デュアルチャネル
39.58GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスです。

Ryzen 5 7535UのCPU内蔵グラフィックスは、Radeon 660Mで、ベンチマークの結果は以下のとおりです。

CPU内蔵グラフィックスとしては、やや高めのスコアが出ていました。画像・動画のちょっとした編集作業などにも、ある程度快適に使用できそうです。

なお、Ryzen 7 7735Uは、Radeon 680Mを内蔵しており、より高いグラフィックス性能が期待できます。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Radeon 660M [Ryzen 5 7535U]
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX550 35717
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
メモリLPDDR5-6400
28714
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Ryzen 5 7535U
メモリLPDDR5-6400
21744 [インテリジェント・クーリング]
21615 [エクストリーム・パフォーマンス]
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i7-1355U
メモリDDR4-3200
18235
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Ryzen 7 7730U
メモリLPDDR4X-4266
17524
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Ryzen 5 7530U
メモリLPDDR4X-4266
16389
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、速度も速かったです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
5072
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。なお、いずれも、他に重いソフトは起動しないでテストしています。複数のクリエイターソフトを起動した場合は、メインメモリが足りなくなる可能性があるのでご注意下さい。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

一般ノートPC向けのCPUなので、ゲーミングノートPCなどのハイスペックノートPCと比べると書き出しに少し長めの時間がかかります。それでも、1枚当たり約1秒ぐらいで処理できているので、数十枚~百枚程度のRAW現像には問題なく使用できると思います。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 5 7535U 108秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しましたが、GPUも使って処理する「スーパーズーム(x2)」はインテルのCore i7-1360Pよりも処理速度が速かったです。CPUのみで処理する「JPEGのノイズを削除」はCore i7-1360Pとほぼ変わりありませんでした。

  本製品 参考
Core i7-1360P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約2分5秒 約4分16秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分47秒 約2分41秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

CPU内蔵グラフィックスとしてはやや高めの性能を備えているので、FHD動画の書き出し速度も速かったです。FHD動画のカット編集やテロップ入れなど、ライトな作業であれば、ある程度快適に行えると思います。ただし、VRAMを多く使用する作業を行う場合は、外部グラフィックスを搭載したノートPCの方がおすすめです。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分50秒
Ryzen 5 7535U
Radeon Graphics
2分57秒
Core i7-1280P
Intel Iris Xe
3分00秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分38秒
Core i5-1240P
Intel Iris Xe
4分01秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分06秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Ryzen 7 5825U
Radeon Graphics
4分42秒
Ryzen 5 5625U
Radeon Graphics
4分48秒
Ryzen 7 4700U
Radeon Graphics
5分05秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB-Cポートの動作チェックです。

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)は、USB4 Type-Cポートと、USB3.2 Gen1 Type-Cを1つずつ搭載しています。仕様を確認すると、どちらもPower Delivery、DisplayPortに対応しています。

以下は、USB4ポートでのテスト結果です。USB4ポートなので、Thunderboltドックを含めて、試した機器はすべて使用することができました。なお、PD充電器での充電においては、30Wのものでも充電できていましたが、「低速ケーブル」の警告が出ます。PD充電器を使用する場合は、45W以上の出力があるものがおすすめです。

USB4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細は次の通りで、4K、10ビット、120Hz、YCbCr444で表示できていました。

ただし、メーカーの仕様詳細を確認すると、「HDMI supports up to 2560x1600@60Hz」と記されていました。今回のように、「4K、10ビット、120Hz、YCbCr444」では表示できないかもしれませんので、ご了承ください。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の質量は、仕様値で「約1.49kg」となっています。実測値はご覧の通りで、仕様値と同じでした。

14型のモバイルノートPCと比べると少し重めの質量ではありますが、扱いやすく、宅内での移動がしやすいです。質量が気にならなければ、無理なく外に持ち出すこともできます。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.492kg
ACアダプター+電源ケーブル 307g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は71Whです。14型ノートPCとしては、かなり大きめの容量です。

バッテリー容量

 

動画再生のような負荷の軽い作業であれば、(2)のように長めのバッテリー駆動が可能です。少し負荷のかかる作業を連続して行うと、(3)ぐらいの駆動時間になると思います。大容量バッテリーを搭載しているので、長めのバッテリー駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約14.4時間
(2) 動画再生時 15時間29分
(3) CPU12%、GPU6%の負荷 6時間4分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

今回、付属のACアダプターの充電速度を計測してみましたが、割と速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
70%(約49Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、プライバシーシャッターが付いています。カメラを使用しないときは、閉じておくことができます。また、IRカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証を使用することができます。

Webカメラは、1080pのFHDカメラです。ノートPCのWebカメラとしては、高めの解像度なので、細部もある程度綺麗に映っていますし、色味も比較的自然な感じです。やや広角の画像なので、オンラインミーティングなどで背景の映り込みが気になる場合は、バーチャル背景などを使用するといいでしょう。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

2.0W x2のステレオスピーカーが、キーボード面の両サイドに搭載されています。サウンドは比較的良いです。ノートPC基準で勝手に採点すると、10点満点で6点くらいの音質です(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「インテリジェント・クーリング」モードでは、ターボブースト終了後、CPU電力は20W前後で推移しています。CPU温度は70℃前後で落ち着いており、心配のない温度です。

「エクストリーム・パフォーマンス」モードにすると、ターボブースト後のCPU電力は23W前後と少しアップしています。CPU電力の上昇に伴い、CPU温度のピーク値も約90℃と少し高くなりますが、その後75℃前後まで下がって、そのまま推移しているので、こちらも心配なく使用できる範囲だと思います。

どちらのモードでもCPU温度を心配することなく使用できます。ただし、「エクストリーム・パフォーマンス」モードにしても実際のパフォーマンスには大きな差はないので、基本的にいつも「インテリジェント・クーリング」モードで使用していいと思います。

CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかると騒音値が上がりますが、他のノートPCと比べても低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Premiere Proでプレビュー再生(320pの低画質動画)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷がかかると、部分的にキーボード面の温度が上がり、左側のパームレスト部も少し温かく感じてきますが、不快というほどではありません。

底面の温度もチェックしてみました。少し負荷がかかると、底面の広い部分で温度が上がっています。エンコードのような負荷の高い作業を行う場合は、タブレット形状などではなく、放熱しやすい形状で使用した方がいいと思います。また、ひざ置きで使用する場合は、低温やけどにも注意しましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイルノートPC向けのプロセッサーを搭載しているので、消費電力は低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)の外観のチェックです。

狭額縁で、表示の美しい有機ELディスプレイが目を引きます。全体的にアルミニウム素材が使用されたボディで、質感がいいです。ボディカラーは、「タイダルティール」です。深いグリーン系のきれいな色です。

 

コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、用途や使う場所に合わせて、下の画像のように自在に変形することができます。

 

天板には、「YOGA」のロゴが入っていますが、それほど主張が強くなくていいです。

 

閉じた時です。高さは約16.49mmとスリムです。

 

インターフェースはご覧の通りで、USB3.2 Gen1 Type-A、USB4 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-C1、HDMI、microSDカードスロットを備えています。USB-Cポートは、どちらもPower Delivery、DisplayPortに対応しています。

 

ACアダプターは65Wです。電源ケーブルまで含めると、ややかさばります。外に持ち出したい方は、カスタマイズで「65W スリムACアダプター」を選ぶといいです。または、PD充電器を使ってもいいかもしれません。

 

まとめ

以上が、Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)のレビューです。

有機ELを搭載し、美しいディスプレイが特徴的な14型の2 in 1 PCです。

今回は、WUXGA(1920x1200)の有機ELディスプレイをチェックしましたが、当サイト計測ではAdobe RGBカバー率100%と広色域で、色鮮やかな美しい表示が可能でした。写真や動画を美しい表示で見たい方に適しています。解像度が少し高い2.8Kの有機ELディスプレイを搭載したモデルもあります。

CPUには、「Zen 3+」世代のRyzen 7035シリーズを搭載しています。今回レビューしているのは、Ryzen 5 7535U搭載モデルですが、内蔵グラフィックスとしては高めの性能を備えていました。Adobe Photoshopを使ったフィルター処理や、Adobe Premiere ProでのFHD動画の書き出しなども実用的な時間で行うことができていました。Ryzen 7 7735U搭載モデルであれば、さらに快適に使用できそうです。ライトな画像・動画編集用としてもいいと思います。

コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、自由なスタイルで使用でき、色々なシーンで活用できます。また、Lenovoデジタルペンを使用でき、手書きで文字入力やスケッチなどを行うことができます。

ただし、WUXGAディスプレイの場合、画素の大きさや配置の関係で、細かい文字が少し見づらく感じるかもしれません。また、光沢表面なので、周りの物や光の映り込みもあります。そのため、ウェブ閲覧や、Officeソフトでの作業がメインであれば、一般的な非光沢液晶を搭載した機種の方がいいかもしれません。画像の表示や動画の視聴がメインの方には、美しい表示ができる機種として、使いやすいと思います。

 

有機EL搭載の14型2 in 1 PC

Yoga 7 Gen 8 14型 (AMD)

特徴

  • 美しい表示の有機ELディスプレイを搭載
  • 内蔵グラフィックスとしては少し高めの性能
  • デジタルペンが使える

こんなあなたに

  • 写真・動画を美しく表示でき、軽く編集もしたい方
  • ペンを使いたい方
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