レノボ IdeaPad Slim 560 Pro(16) の実機レビュー

更新日:2021年9月2日
APU Ryzen 5 5600H
Ryzen 7 5800H
GPU APU内蔵グラフィックス
GeForce GTX 1650
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ 512GB PCIe NVMe SSD
液晶サイズ 16.0インチ
液晶種類 WQXGA IPS 非光沢
質量 約1.89kg~
バッテリー 最大 約14.0時間
価格[税込] 8万円台~
16型2560x1600ドット液晶で作業が快適

IdeaPad Slim 560 Pro(16)は、標準的なノートPCよりも少し上の構成で、快適に使える16型のノートPCです。しかも、8万円台から購入できるので、コスパがとても高いです。

大きな特徴は、作業がしやすく、写真・動画編集にも使えるsRGB100%クラスで画面比16:10の16型WQXGA液晶を搭載している点です。

また、Ryzen 5000Hシリーズを搭載し、外部GPUにGeForce GTX 1650を搭載したモデルもあり、性能も通常のノートPCよりもワンランク上です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 5800HGeForce GTX 1650、16GBメモリ(8GBx2)

 

セール情報

以下のページでセールを実施中です。

 

目次

お忙しい方は、「IdeaPad Slim 560 Pro(16) の特徴」のみお読みください。

 

IdeaPad Slim 560 Pro(16)の特徴

100% sRGBクラスのWQXGA液晶を搭載

IdeaPad Slim 560 Pro(16)の大きな特徴は、搭載しているディスプレイです。

最近流行りで、ちょっと上のクラスのPCに搭載されることが多い、アスペクト比16:10の液晶を搭載。標準的な画面比16:9の液晶よりも縦方向の表示面積が少し広くなり、ブラウザ、Officeソフト、クリエイター向けソフトなどが使いやすく、生産性もアップすることでしょう。

さらに、解像度がWQXGA(2560x1600)とやや高めで、FHDの液晶よりも精彩により多くの情報を表示することができます。

色域も100% sRGBクラスと広めで、写真などを鮮やかに表示できます。クリエイター向けのソフトを使用して、ウェブ素材用の写真編集や、動画の編集を行うのにも適しています。

アスペクト比16:10の16型液晶で生産性アップ

 

Ryzen 5000Hシリーズを搭載

IdeaPad Slim 560 Pro(16)は、処理性能の高いRyzen 5000Hシリーズプロセッサーを搭載しています。

下のグラフで示すように、同じノート用のプロセッサーでも、省電力性能が高いものよりも、処理性能が格段に高いです。高負荷作業だけでなく、アプリを複数同時に立ち上げて、作業を行う場合でも快適な動作が期待できます。

CINEBENCH R23
Ryzen 7 5800H 11498
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720

 

GeForce GTX 1650搭載モデルあり

IdeaPad Slim 560 Pro(16)には、外部GPUとして、GeForce GTX 1650を搭載したモデルがあります。エントリークラスのグラフィック性能ではありますが、ライトにゲームをしたり、ライトに動画編集をしたりする程度でよければ、問題ありません。

本格的にゲームをしたり、動画編集をしたりするにはやや物足りないスペックかもしれませんが、そこまで本格的にやらない場合や、はじめてゲームや動画編集をするような方には、ちょうどいい性能ではないかと思います。

GeForce GTX 1650搭載モデルあり

 

コストパフォーマンスも高い

このように、IdeaPad Slim 560 Pro(16)は一般のノートPCよりも高めスペックですが、8万円台から購入することができ、コストパフォーマンスも高いです。低電圧のCore i7-1165G7を搭載したノートPCでもこのくらいの価格になることが多いので、本製品の安さがわかると思います。

GeForce GTX 1650を搭載したモデルでも、11万円台から購入できます。

高いコスパ

 

今なら短納期モデルもあり

レノボのPCは、注文後、海外から発送されることも多く、「最短4週間以上で出荷予定」と納期が長めの場合も少なくありません。「せっかく新しいPCを買っても、1か月近くも待たなければならないのはちょっと」という方もおられるでしょう。

IdeaPad Slim 560 Pro(16)では、現時点で、最短翌営業日~2営業日程度で国内倉庫から出荷予定となっているモデルもあります。短納期で手に入れたい方は、このような納期が短いモデルがおすすめです。

短納期のモデルもあり

 

メモリはオンボードのみ

IdeaPad Slim 560 Pro(16)のメモリ構成は、オンボードメモリのみとなっています。いずれもデュアルチャネルです。

購入後にメモリを増設することができないので、メモリは16GBがおすすめです。

なお、ほとんどのモデルで16GBのメモリを搭載していますが、Ryzen 5 5600H、外部GPU無しのモデルのみ、メモリ容量が8GBなのでご注意ください。

オンボードメモリ

 

ラインナップの紹介

IdeaPad Slim 560 Pro(16)の主なラインナップは、下表のようになります。

Microsoft Office付きのモデルもありますが、PC本体の構成としては、以下のどれかになります。

コスパとしては、外部GPU非搭載のRyzen 7 5800Hモデルが一番高いと思います。ただ、現在在庫切れで購入できません。

ゲームや、動画編集などグラフィックス性能が求められる作業をしないのであれば、外部GPU非搭載のRyzen 5 5600Hモデルが安くていいかなと思います。

ゲームや、動画編集などをするのであれば、ゲーミングエディションがいいでしょう。

IdeaPad Slim 560 Pro(16)の構成比較
  外部GPU非搭載1 ゲーミング
エディション1
外部GPU非搭載2 ゲーミング
エディション2
CPU Ryzen 5 5600H Ryzen 7 5800H
GPU 内蔵 GTX 1650 内蔵 GTX 1650
メモリ 8GB 16GB
ストレージ 512GB PCIe-NVMe SSD
価格[税込] 88,660円 119,163円 105,820円
売り切れ
127,908円

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
アスペクト比16:10のWQXGA液晶を搭載しており、効率よく作業できます。スペックも十分で、快適に動きます。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、オンライン会議も問題なくできます。
動画鑑賞 音質は割とよく、さらに、映像を鮮やかに表示できます。アスペクト比は動画向きではなく、上下に余黒が出来るかもしれませんが、それでも、迫力ある映像と音声で動画を視聴できます。
RAW現像
画像編集
100% sRGBクラスの液晶を搭載しており、Web掲載用のRAW現像や画像編集にも使えます。なお、16GBメモリを搭載したモデルを推奨します。
動画編集 液晶の色域が広めなので、動画の色調整なども行えます。GeForce 1650搭載モデルであれば、FHD動画の編集なら快適にできるでしょう。
ゲーム GeForce GTX 1650搭載モデルであれば、グラフィック品質を調整することで、そこそこゲームも楽しめます。ただし、ゲームがメインの目的であれば、ハイリフレッシュレート液晶と、RTX 30シリーズを搭載したゲーミングノートPCがいいと思います。

 

ディスプレイのチェック

IdeaPad Slim 560 Pro(16)のディスプレイのチェックです。

WQXGA IPS液晶のパネルは「LEN160WQXGA」でした。なお、別のパネルが搭載される可能性もあります。

色域が広めで、フリッカーも無く見やすいです。最大輝度は、当サイトの計測では332cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.1%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、赤色が少し強めに発色していますが、比較的自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みが抑えられています。ギラつきもほぼありません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)もありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

IdeaPad Slim 560 Pro(16)のキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは縦:約18.5mm、横:約18mm、キーストロークは約1.3mmです。

キートップはわずかにカーブしています。比較的普通の配置ですが、「\」キーのサイズが少し小さめなので、「BackSpace」キーを押すときに間違って「\」キーを押してしまうことがありました。

矢印キーは、一段下がって配置されているので、使いやすいです。また、標準的な配列の4列テンキーも付いており、数字の入力もしやすいです。

総合的には、普通の打ちやすさのキーボードです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

IdeaPad Slim 560 Pro(16)のパフォーマンスのチェックです。

IdeaPad Slim 560 Pro(16)では、Lenovo Vantageの電源スマート設定において、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で計測したベンチマークスコアを確認していきます。

電源スマート設定

 

CPU

IdeaPad Slim 560 Pro(16)は、Ryzen 5000Hシリーズのプロセッサーを搭載しています。今回は、上位となるRyzen 7 5800Hを搭載しています。

マルチコアのスコアは、Core i7-11800Hを超える高い数値が出ていました。

シングルコアは、Ryzenの中では高めのスコアですが、インテルCPUと比べるとそこまで高いスコアではありませんでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5800H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
11498 [エクストリーム・パフォーマンス]
11197 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-11800H 10593
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Core i9-11980HK 10083
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Core i5-10500H 6805
Ryzen 5 5500U 6648
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 3 5300U 5469
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800H 1435
1399 [エクストリーム・パフォーマンス]
1397 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Core i5-10500H 1162
Ryzen 3 5300U 1130
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200で普通の速さです。なお、オンボードメモリなので、メモリの増設・換装は出来ません。また、オンボードにするなら、LPDDR4X-4266を搭載しても良かったかなと思います。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
26.46GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

今回は、GeForce GTX 1650を搭載しています。

ゲーミングノートPCに搭載されるようなグラフィックスの中では、エントリークラスの性能です。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce GTX 1650
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 2080   9456
RTX 3070 95W 9220
RTX 2070 SUPER   8322
RTX 3060 130W 8302
RTX 2070   7778
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 2060   6163
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
3235 [エクストリーム・パフォーマンス]
2825 [インテリジェント・クーリング]
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、512GBのPCIe-NVMe SSDを搭載しており、速度は速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe-NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3583
3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

インテルCPUと比べると、モバイル向けのRyzenプロセッサーは処理に時間がかかります。ただ、待てないというほどでもないです。また、1枚1枚現像していくタイプの方なら、ほとんど待たされないことでしょう。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
98秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

GeForce GTX 1650を搭載していることで、いずれの処理も比較的速いです。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分25秒
ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約15秒
スーパー解像度 約14秒
コンテンツに応じた塗りつぶし 約4秒
被写体を選択 約3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

RTX 30シリーズを搭載した機種ほど速くはありませんが、4K動画の書き出しにかかる時間も十分待てる範囲だと思います。

4K動画の書き出し
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (130W)
4分36秒
Core i7-10750H
RTX 2060
4分51秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 16GB
4分55秒
Core i7-10870H
RTX 3060 (130W)
5分04秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Ryzen 7 5800H
GTX 1650
6分44秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 (Rosetta 2) 11分3秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードですが、マルチコアの性能が高いため、高速です。

Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Ryzen 7 5800H 9分51秒
Core i7-10875H 10分44秒
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i5-1135G7 26分03秒
Core i7-1160G7 27分45秒
Core i7-10510U 28分32秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイしFrapsで計測したフレームレートを掲載します。

なお、本製品は、いくつか動作モードを選択できますが、ここでは「エクストリーム・パフォーマンス」にして計測しています。

動作モード

 

ゲームベンチマーク

ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

さすがに、特に重いサイバーパンク2077や、ウォッチドッグス レギオンでは60 fps出ませんでしたが、タイトルによっては画質を調整することで、重い部類のゲームもプレイできそうです。また、中程度~軽い部類のゲームであれば、60 fpsのフレームレートで安定してプレイすることができます。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 39 fps
24 fps
ウルトラ 20 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 54 fps
41 fps
最大 17 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 64 fps
標準品質 48 fps
高品質 35 fps
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 122 fps
71 fps
ウルトラ 39 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 81 fps
54 fps
最高 42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 107 fps
高(ノート) 84 fps
最高品質 63 fps
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 99 fps
高設定 63 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 239 fps
RTX 3080 16GB 140W 222 fps
RTX 3080 16GB 130W 196 fps
RTX 3070 130W 193 fps
RTX 3080 8GB 105W 177 fps
RTX 3070 95W 170 fps
RTX 3060 130W 164 fps
RTX 3060 95W 159 fps
RTX 3060 75W 143 fps
GTX 1660Ti   113 fps
RTX 3050Ti 60W 113 fps
RTX 3050Ti 40W 95 fps
GTX 1650Ti   76 fps
GTX 1650   63 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 234 fps
高設定 151 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 390 fps
RTX 3070 130W 300 fps
RTX 3060 130W 276 fps
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3080 8GB 105W 272 fps
RTX 3080 16GB 140W 271 fps
RTX 3070 95W 270 fps
RTX 3060 75W 260 fps
RTX 3060 95W 242 fps
RTX 3050Ti 60W 238 fps
GTX 1650Ti   180 fps
GTX 1650   151 fps
RTX 3050Ti 40W 145 fps
※プラクティス 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 195 fps
高設定 76 fps
最高設定 55 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 191 fps
RTX 3080 16GB 140W 190 fps
RTX 3080 16GB 130W 159 fps
RTX 3070 130W 150 fps
RTX 3080 8GB 105W 145 fps
RTX 3070 95W 142 fps
RTX 3060 130W 140 fps
RTX 3060 95W 127 fps
RTX 3060 75W 127 fps
RTX 3050Ti 60W 108 fps
RTX 3050Ti 40W 87 fps
GTX 1650Ti   78 fps
GTX 1650   55 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 109 fps
中型 77 fps
ウルトラ 63 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 229 fps
RTX 3080 16GB 140W 182 fps
RTX 3070 130W 186 fps
RTX 3080 8GB 105W 185 fps
RTX 3070 95W 183 fps
RTX 3080 16GB 130W 170 fps
RTX 3060 95W 158 fps
RTX 3060 130W 157 fps
RTX 3060 75W 156 fps
RTX 3050Ti 60W 124 fps
RTX 3050Ti 40W 96 fps
GTX 1650Ti   82 fps
GTX 1650   63 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高品質 19242(すごく快適)
※約5500で60fps

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェック結果は、下表の通りです。

今回チェックしたモデルは、USB-Cを1ポート備えています。Power Deliveryと、DisplayPortには対応していますが、Thunderboltには非対応です。以下のように、USB-Cアダプターでの充電もできますが、低出力のものだと警告が表示されますし、外部グラフィックスを搭載していることで消費電力も大きいため、できれば90Wや100Wの出力があるものを使った方がいいと思います。

なお、外部GPUを搭載しないモデルは、USB-C(Power Delivery対応)と、USB-C(DisplayPort、Power Delivery対応)の2ポートを備えており、少し構成が異なります。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル ○ ※3
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hzとなっていますが、YCbCr420での表示となってしまいました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには、外部グラフィックス非搭載モデルは「約1.89kg」、外部グラフィックス搭載モデルは「約1.92kg」と書かれています。当サイトによる計測値は次の通りです。今回は、外部グラフィックス搭載モデルですが、仕様値よりも少し重かったです。外部グラフィックスを搭載した16インチノートPCとしては、そこまで重くありません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.984kg
ACアダプター+電源ケーブル 440g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は75Whとなっており、大きめの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。外部グラフィックスを搭載した機種としては、やや長めの駆動時間です。負荷の軽い作業であれば、バッテリー駆動でも対応できそうです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約11.0時間
(2) PCMark 10 Modern Office 8時間15分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 2時間7分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
83%(約62Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

今回は、cTDP:35-54WのRyzen 7 5800Hを搭載しています。

「インテリジェント・クーリング」モードでは、最初は約42Wで推移していますが、3分ほど経過した後は、CPU電力が約34Wまで下がっており、低めのCPU電力になっています。ただし、CPU温度は76℃前後と問題ない温度です。

「エクストリーム・パフォーマンス」モードでは、最初の5分ほどはCPU電力が約54Wで、その後も48Wとやや高めを維持しています。CPU温度は上がりますが、90℃以下に抑えられているので、こちらも問題ないと思います。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

IdeaPad Slim 560 Pro(16)の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。軽めの作業ならそれほどうるさくは感じません。「エクストリーム・パフォーマンス」モード時に、高負荷をかけると、ファンの回転速度が上がるため、ややうるさく感じる騒音値になります。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Adobe Premiere Proで編集中動画をプレビュー再生
左から3番目:Adobe Premiere Proによる4K動画の書き出し

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高負荷時は、全体的に温度が上がります。パームレスト部分も温度が上がるので、やや不快に感じます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

一般的な外部GPUを搭載していないノートPCよりは高めの消費電力ですが、ハイスペックのゲーミングノートPC等と比べると、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

IdeaPad Slim 560 Pro(16) の外観のチェックです。

シンプルなデザインです。ボディカラーは、クラウドグレーという、明るめのグレーです。用途や場所を選ばずに、使うことができると思います。

アルミ素材のボディなので、質感もいいです。

 

天板です。レノボのロゴが主張しすぎないのがいいです。

 

スピーカーは、2.0Wx2の高出力で、底面と側面の間の斜めになっている部分に配置されています。音質は割といいです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

Webカメラは、標準的な720pのHDカメラです。画質は普通です。IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証も使用できます。

 

液晶を閉じた状態の画像はです。高さは16.9mmとなっており、外部グラフィックスを搭載した機種としては薄いです。

 

本体と液晶ヒンジの間の隠れた部分が排気口となっています。

 

また、キーボード面の上部に設けられた小さな穴も排気口となっているようです。

 

側面には、 USB3.0 x2、USB-C(DisplayPort、Power Delivery対応)、HDMI、SDカードリーダーを備えています。

なお、外部グラフィックス非搭載モデルは、電源ジャックの代わりに、Power Delivery対応のUSB-Cをもう一ポート備えています。

 

液晶画面の開く角度は、下の画像の通りです。

 

底面です。吸気しやすいようになっています。

 

底面カバーを開けたときです。

 

メモリはオンボードです。シールドカバーで覆われています。

 

ストレージは、Type 2280 M.2 SSDが搭載されています。換装はできそうです。

 

裏蓋側には、冷却シートが貼ってあります。

 

標準で付属しているACアダプターは135Wです。ややしっかりめのサイズです。

なお、外部グラフィックス非搭載モデルには、95WのUSB-Cアダプターが付属します。

 

まとめ

以上が、IdeaPad Slim 560 Pro(16)のレビューです。

一般的なノートPCよりも少し上の構成を、8万円台から購入できるのが大きな魅力です。

さらに、アスペクト比16:10、WQXGA(2560x1600)、100% sRGBクラスの16型液晶が特徴的です。写真や動画の編集に適しているだけでなく、ビジネスアプリや、ブラウザを使用した作業も快適に行えます。全体的にボディはやや大きくなりますが、作業効率を重視する方に適した液晶だと思います。

また、スペックも高めで、パフォーマンスもしっかり発揮できていました。見やすい液晶を活かして、思考のスピードを落とすことなく、サクサク作業できます。GTX 1650搭載モデルであれば、動画の編集も快適に行えますし、息抜きにゲームをプレイすることもできます。

一般的なスペックのノートPCや、15.6型FHD液晶では、ちょっと物足りない、という方におすすめです。

16型2560x1600ドット液晶で作業が快適

IdeaPad Slim 560 Pro(16)

特徴

  • 16:10(2560x1600)のsRGB100%クラスの液晶
  • 最大でRyzen 7 5800H + GTX 1650
  • 8万円台からとコスパが高い

こんなあなたに

  • 普通のノートPCでは物足りない方
  • ライトにゲームや動画編集もしたい方
公式サイトはこちら

 

 

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