レノボ ThinkPad T15g の実機レビュー

更新日:2020年11月20日
CPU Xeon W-10885M
Xeon W-10855M
Core i9-10980HK
Core i9-10885H
Core i7-10875H
Core i7-10850H
Core i7-10750H
Core i5-10400H
GPU RTX 2070 S Max-Q
RTX 2080 S Max-Q
メモリ 最大 128GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD IPS
4K IPS
4K 有機EL タッチ 等
質量 約2.74kg
バッテリー 最大 約17.4時間
WWAN LTE対応
価格[税別] 23万円台~
Xeonが選択できるハイスペックワークステーション

ThinkPad T15gは、トップクラスの処理性能を誇る、ノート型ワークステーションです。

最大で、Xeon W-10885M、GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q、4K 有機EL、128GBメモリ、4TB PCIe SSDというハイスペック構成が可能です。 そこまでのスペックが必要ない場合でも、作業内容に合ったCPUや液晶等を選択することができます。

その他、LTEにも対応していますし、4K 有機ELディスプレイであれば、アクティブペンも使用できます。

質量は重いですし、ボディもコンパクトではありませんが、上述のようなフルスペック構成が可能で、ノート型としては最高レベルの処理性能を搭載できつつ、持ち運べるのは大きなメリットです。場所を選ばずに、プロレベルの高負荷作業を快適に行うことができるでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Xeon W-10885M、RTX 2080 SUPER Max-Q、32GBメモリ、
512GB PCIe SSD、4K UHD タッチ液晶

 

目次

お忙しい方は、「ThinkPad T15gの特徴」のみお読みください。

 

ThinkPad T15gの特徴

フルスペックのワークステーション

ThinkPad T15gは、プロ仕様のノート型ワークステーションです。

質量は約2.74kg、厚さは約31.45mmとかなり大きめですが、ノート型のワークステーションとしてはトップレベルのCPU、GPU、ディスプレイなどを選択できます。一般的な15.6型ノートPC2台分にも満たない質量とサイズで、フルスペック構成が可能なので、サイズ対性能比は非常に高いと思います。

また、ISV認証も取得しており、対応しているアプリケーションを安定して動作させることができます。

プロのクリエイティブ作業、製造業の設計、建築関係、データ解析などの高負荷な作業を、場所を選ばずに行うことができるでしょう。

高スペックを持ち運べる

 

用途に合わせて選べるプロセッサー

ThinkPad T15gでは、第10世代Core (H)、もしくはXeonの8種類の中から作業内容に合ったプロセッサーを選択することができます。

vPro対応プロセッサーは、企業内で使用し、運用管理をシステム管理部門などが行う場合に適しています。より高い信頼性と稼働率を求めるのであれば、Xeonプロセッサーがおすすめです。

処理性能の詳細については、パフォーマンスのチェックの部分をご覧ください。

選べる8種類のプロセッサー

 

RTX 2080 SUPER Max-Q搭載可能

ThinkPad T15gでは、外部グラフィックスとして、GeForce RTX 2080 SUPER Max-Qを搭載できます。Max-Qデザインなので、グラフィックス性能はやや抑えられていますが、ノートPC用のGeForce RTX系ではトップクラスのGPUとなります。

なお、カスタマイズ画面では、「GeForce RTX 2070(8GB GDDR6 Max-Qデザイン)」、「GeForce RTX 2080(8GB GDDR6 Max-Qデザイン)」と表記されていますが、サポートに確認したところ、「GeForce RTX 2070 SUPER Max-Q」、もしくは「GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q」を搭載とのことでした。

 

広色域の4K 有機ELディスプレイを搭載可能

ThinkPad T15gでは、使用目的に合わせて、以下の4種類から液晶を選択できます。

ThinkPad T15gで選択できるディスプレイ

(1) FHD IPS, 非光沢, 300nit

(2) FHD IPS, 非光沢, 500nit, HDR

(3) 4K IPS, 非光沢, 600nit, HDR, FCC対応

(4) 4K 有機EL, 反射防止/汚れ防止, 400nit, マルチタッチ, HDR, FCC対応

 

高解像度の写真や、4K動画の編集など解像度の高いディスプレイが必要であれば、4Kディスプレイも選択できます。4Kパネルは、ファクトリー・カラー・キャリブレーションにも対応しており、より正確な色表現が必要な作業にも適しています。

FCC(ファクトリー・カラー・キャリブレーション)対応

 

アクティブペンが使える

ThinkPad T15gの4K 有機ELディスプレイは、タッチ操作に対応しており、アクティブペンを使用することもできます。ハイスペック構成が可能なワークステーションで、アクティブペンが使用できる機種は珍しいです。

コンバーチブル型のようにタブレット形状になるわけではありませんが、ディスプレイ面を180度倒してフラットにできるので、ペンでのドローイングも比較的しやすいです。

なお、4K 有機ELディスプレイを選択時に、カスタマイズ画面でAES2.0に対応したLenovo Pen Proを選択することができます。これは、4096段階の筆圧感知と、傾き検知に対応したペンです。

ペンも使える
Lenovo Pen Proはオプション

 

LTEに対応

ThinkPad T15gは、カスタマイズでLTE対応を選択することができます。搭載するのは、Fibocom L860-GL LTE CAT16です。ThinkPad X1 Carbon Gen 8で搭載可能なモジュールと同じで、国内の主要なバンドを網羅しています。

大きめのボディで、質量も重めではありますが、あえてパワフルなノート型のワークステーションを選ぶ場合、持ち出しての使用を想定している方も多いと思います。用途によっては、現場などでもネット接続を確保しやすいのは、メリットとなるでしょう。

nanoSIMスロット

 

最大128GBメモリーを搭載可能

ThinkPad T15gは、メモリスロットを4つ備えており、最大128GBのメモリを搭載することができます。また、Xeonプロセッサー搭載であれば、ECCメモリを選択することもできます。

解析やCAEなどの本格的な業務用として使う場合、大容量メモリを搭載できるのはメリットです。

大容量メモリを選択すると、価格も跳ね上がってしまうので、購入後に自己責任で増設するのも手だとは思います。

メモリ構成の選択肢が多い

 

M.2 x2で最大4TBのストレージ構成が可能

ThinkPad T15gは、M.2 2280のスロットを2基備えており、各スロット最大2TB、合計4TBのストレージ構成が可能となっています。

ただし、最大の4TB構成を選択した場合、ストレージのカスタマイズだけでも40万円程かかり、非常に高額になります。メモリと同様、購入後に自己責任で増設することもできるかもしれません。

 

ディスプレイのチェック

特徴の部分で紹介したように、ThinkPad T15gのディスプレイは、4種類の液晶から選択することができます。ここでは、4K-UHD 有機ELディスプレイの特徴について記載したいと思います。

4K-UHD 有機ELディスプレイ

4K UHD OLEDディスプレイの各種テスト結果です。パネルは、「ATNA56WR08-0」でした。

下のように色域はかなり広いです。最大輝度は、当サイトの計測では382cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域はかなり広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率、カバー率ともに100%、Adobe RGBDCI-P3カバー率は95.6%でした。

  カバー率
sRGB 100% 153.3%
DCI-P3 100% 113.0%
Adobe RGB 95.6% 113.6%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきは感じません。

画面拡大

光沢ディスプレイですが、反射防止となっており、画面への映り込みはやや抑えられています。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度45以下で、フリッカーが確認できました。約237Hzとやや低めの高周波数なので、目が疲れやすく感じる方もおられるかもしれません。輝度45以上で使うことをおすすめします。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

また、X-Rite Pantoneのファクトリー・カラー・キャリブレーションに対応しています。

X-Rite Color Assistantをソフトを使い、sRGBやAdobe RGBなどのプロファイルを適用することも可能です。なお、下の画面を確認すると、プロファイルを変えると色域も変わるように見えますが、ディスプレイ自体の色域が変わっているようには感じませんでした。ガンマ値と輝度は変わっているように感じます。

X-Rite Color Assistant

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

ThinkPad T15gのキーボードのチェックです。

他の15型のThinkPadシリーズに搭載されるのと同じ、フルサイズキーボードを搭載しています。十分なキーピッチと、実測で約2mm弱の深めのキーストロークで、キートップも大きく湾曲しており、打ちやすいです。エンターキーの左側のキーサイズが小さくなっていますが、それほど支障はないと思います。

標準的な4列テンキーも付いており、テンキーを利用するクリエイティブソフトも使用しやすいです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所でも作業しやすいです。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品では、第10世代のHシリーズCoreプロセッサー、もしくはXeonプロセッサーを選択できます。選択肢が多く、必要とするスペックと、予算に合わせて適した構成を選びやすいです。

今回は、ThinkPad T15gで選択できるCPUの中で、最も高性能なXeon W-10885Mを搭載していました。ベンチマークでも、ノートPC用プロセッサーとしてはトップレベルの処理性能を示していました。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Xeon W-10885M
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Xeon W-10885M 3992
Ryzen 7 4800H 3944
Core i9-10980HK 3860
Core i7-10875H 3557
Ryzen 5 4600H 3260
Core i7-10850H 2995
Core i7-10750H 2965
Ryzen 7 4700U 2908
Core i7-10710U 2211
Ryzen 5 4500U 2180
Core i5-10300H 2113
Core i7-1165G7 1923
Core i5-1135G7 1922
Ryzen 3 4300U 1637
Core i7-1065G7 1484
Core i5-1035G4 1464
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1418
Core i3-1115G4 1098
Core i3-1005G1 948
Pentium Gold 5405U 516
Celeron N4100 459
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

ThinkPad T15gは、外部グラフィックスとして、GeForce RTX 2070 SUPER Max-Q、もしくはRTX 2080 SUPER Max-Qを選択可能となっています。

実際のベンチマークでは、思ったよりもスコアが伸びませんでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~

GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 2080Ti
12388
デスクトップ用
RTX 2080 SUPER
10674
デスクトップ用
RTX 2070 SUPER
9583
RTX 2080 9456
RTX 2070
SUPER
8322
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070 7778
RTX 2070 SUPER Max-Q 7425
RTX 2080
SUPER Max-Q
7302
7165
RTX 2070
Max-Q
7216
RTX 2060 6163
GTX 1660Ti 5682
RTX 2060 Max-Q 5676
GTX 1660Ti Max-Q 5084
Radeon RX 5500M 4342
GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3463
 :本製品で選択できるGPU
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 2080 SUPER Max-Qの情報は次の通りです。ベースクロック、ブーストクロック共に低めの設定になっています。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

レビュー機のストレージは、PCIe-NVMe SSDで、高速でした。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1500 ~ 3600
2642
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

標準サイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は速いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

思ったよりも遅かったです。Lightroom用に使うなら、Core i7-10750Hの構成にするか、もっと安い製品のほうがいいと思います。現像作業自体は快適です。

Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Xeon W-10885M
32GBメモリ
98秒
Core i7-1065G7
16GBメモリ
99秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

思ったほどではありませんでしたが、比較的速いです。4K動画の編集自体も快適です。

Core i9-10980HK
RTX 2080 Super Max-Q
4分18秒
Core i7-10750H
RTX 2060
4分51秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Xeon W-10885M
RTX 2080 Super Max-Q
5分44秒
Core i7-10750H
GeForce GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M 8GB
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GeForce GTX 1650
8分21秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
17分33秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
20分00秒
Core i7-1068NG7
Intel Iris Plus
19分35秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1060NG7
Intel Iris Plus
26分57秒 (MacBook Air)
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
27分23秒
Core i7-10510U
Intel UHD
49分32秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

非常に高速です。

x265によるソフトウェアエンコード
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Xeon W-10885M 11分32秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i5-1135G7 26分03秒
Core i7-1065G7 28分26秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i3-10110U 42分20秒
Core i3-8130U 45分24秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

Blender Benchmarkによるレンダリング時間

ここでは6種類のプロジェクトのレンダリング時間を測定し、合計したものをスコアとして比較しています。 ベンチマークのレンダリング速度は、かなり速いです。ランキングでも上位8%と高く、Blenderを快適に使用できるレベルです。作品によりますが、Cyclesでのレンダリングは、パフォーマンスのタイル設定を24~48px程度の小さめに設定した方が、処理が高速でした。
ただ、期待し過ぎていたせいか、実際に使用してみると、レンダープレビューの画面では、思ったよりも時間がかかるように感じました。

Blender Benchmark
Xeon W-10885M
RTX 2080 Max-Q
10分56秒
Core i7-10875H
RTX 2060
15分13秒
Core i7-10750H
GTX 1660Ti
27分11秒
OptiXでの実行したときの結果
OptiXでの実行したときのランキング

 

バッテリー駆動時間のチェック

ThinkPad T15gのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量をフリーソフトで確認すると、約94Whでした。仕様値通りで、かなり多い容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、やや短いですが、そもそもバッテリー駆動で使用するような構成ではないので、問題ないと思います。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大 約17.4時間
(2) PCMark 10 Modern Office
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 2時間30分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

静音性、温度のチェック

静音性については、アイドル時はほぼ音は聞こえません。ただし、高い負荷をかけたときは高めの動作音です。

表面温度については、高めの負荷をかけるとやや熱いですが、PC本体が分厚いこともあり、非常に熱いというわけでもありません。

高負荷時のCPU温度およびグラフィックスの温度は次の通りです。Xeonプロセッサーを搭載しているだけあり、CPU温度は高めです。グラフィックスの温度は低めなので問題ないと思います。

Premiere Proで書き出し時のパーツ温度
CPU温度
グラフィックス温度

 

外観のチェック

ThinkPad T15gの外観のチェックです。

ThinkPad Tシリーズに似た見た目です。厳しいMIL-SPECテストをクリアしており、過酷な環境でも安心して使える品質なので、モバイルワークステーションとして、気兼ねなく持ち運ぶことができます。

 

天板の画像です。

 

スピーカー音はそこまで良くはありません。ノートPC基準で採点すると、10点満点で4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

ウェブカメラに、ThinkShutterが付いており、物理的に隠すことができます。4Kディスプレイ搭載モデルは、IRカメラを搭載しています。また、FHD 500nitの液晶であれば、カスタマイズでIRカメラを選択することができます。なお、IRカメラであれば、Windows Helloの顔認証でのログインが可能となり、便利です。

 

指紋センサーを標準搭載しており、指紋認証でのログインができます。

 

本体は、24.5~31.4mmとしっかり厚みがあります。ThinkPad Tシリーズの通常モデルよりはかなり分厚いですが、ハイスペックのワークステーションであることを考えると、それほど気になることはないでしょう。

 

ThinkPad T15gの側面の画像です。

インターフェイスとしては、USB 3.1 x2、USB-C 3.1 x3(うち2ポートはThunderbolt 3対応)、HDMI、SDカードリーダー、LANを備えています。

電源やLANポートなどが背面に配置されているので、使用中も邪魔になりません。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

ACアダプターは230Wです。サイズはかなり大きいです。

 

まとめ

ThinkPad T15gは、ノート型としてはトップレベルのスペック構成を選択できる、プロのためのノート型ワークステーションです。

CPUの選択肢が多いですし、グラフィックスには、Max-QデザインのRTX 2080 SUPER、もしくはRTX 2070 SUPERを搭載することが可能です。また、目的に合った、液晶、メモリ容量、ストレージ容量を選択できます。ハイスペック構成が可能なことを考えると、約2.74kgという質量もそれほど重いとは感じないかもしれません。

LTEにも対応し、4K 有機ELディスプレイであれば、アクティブペンも使用できるなど、機能も十分です。さらに、堅牢性にも優れているので、ハードな環境でも安心して使用できます。

場所を選ばず、安心して快適に高負荷作業を行うことができる、プロのためのワークステーションです。

気になる点を挙げるとすると、グラフィックスの設定が抑えられているせいか、思ったほどのパフォーマンスではありませんでした。

Xeonが選択できるハイスペックワークステーション

ThinkPad T15g

特徴

  • Xeon + RTX 2080 SUPER Max-Qの構成を選択可能
  • 4K 有機ELディスプレイを搭載可能
  • 安心して持ち運べるThinkPadの堅牢性

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