※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

レノボ IdeaPad Gaming 350iの実機レビュー

更新日:2020年6月4日
CPU Core i7-10750H
Core i5-10300H
GPU GTX 1650Ti
GTX 1650
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe SSD + HDD
液晶 15.6型 FHD IPS 120Hz
質量 約2.2kg
バッテリー 約8.8時間
価格[税込] 11万円台~
120Hzに対応したエントリー向けゲーミングノート

IdeaPad Gaming 350iは、GeForce GTX 1650Tiなどのグラフィックスを搭載したエントリー向けのゲーミングノートPCです。

エントリー向けといっても、120Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しています。フォートナイトのような軽いゲームなら、グラフィック品質をやや下げることで、120fps近く出すことができ、120Hz液晶でプレイすることで、ゲームを有利に進められます。

またデザインが、一般的なノートパソコンに近いので、家族にゲームPCを買ったと悟られる心配がありません。

最新レノボPCのレビューはこちら
販売店はこちら

こちらは量販店モデルとなっており、以下のような店で販売されております。

販売店(ビックカメラ)

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10750HGeForce GTX 1650Ti、16GBメモリ、256GB PCIe SSD + 1TB HDD

 

目次

お忙しい方は、「IdeaPad Gaming 350iの特徴」のみお読みください。

 

IdeaPad Gaming 350iの特徴

エントリー向けゲーミングノート

IdeaPad Gaming 350iは、12万円台から購入できるエントリー向けゲーミングノートPCです。ゲームはするけどそこまでお金をかけたくない、カジュアルにゲームをしたいといった方におすすめです。

エントリー向けゲーミングノート

 

120Hz液晶に対応

IdeaPad Gaming 350iは、価格は安いですが、120Hz駆動の液晶ディスプレイを搭載しています。60fpsの液晶とと比べると、1秒間に2倍のフレーム(静止画)を表示するため、動きを速く認知することができます。

また、キーボードが押されてから液晶に反映されるまでの時間が短く、キーボードおよび液晶を含むPC全体の遅延が少なくなっています。

これらのことから、流行りのフォートナイトやApexなどのバトルロワイヤルゲームで、他の一般的なノートPCよりも、有利にプレイすることができるでしょう。

120Hz液晶に対応

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適に動きます。
動画鑑賞 映像は見やすく、スペックも十分です。スピーカー音は普通です。
RAW現像
画像編集
CPUなどの処理性能は申し分ありませんが、色域が狭いので、画像編集向きのPCではありません。外部ディスプレイに接続するならいいでしょう。
動画編集 性能面では問題ないでしょう。ただし、液晶の色域が狭いので、色調整までする方には適しません。書き出しを早く終わらせたいなら、より性能の高いグラフィックスを搭載したモデルがいいでしょう。
ゲーム エントリー向けではあるものの外部グラフィックスを搭載し、120Hz液晶も備えており、重くないゲームなら快適でしょう。ただし、重いゲームの場合は、ややスペック不足になることもあると思います。

 

ゲームベンチマーク

ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。今回は、GeForce GTX 1650Tiで計測したスコアを掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

重いゲームの場合は、グラフィック品質をやや下げる必要があるでしょう。中程度の重さのゲームなら、最も高いグラフィック品質でも60fpsを超えてきます。ただ、120Hzの恩恵を受けるには、120fps近いフレームレートを出す必要がありますが、このフレームレートを出せるゲームは限られてくると思います。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 7358 / 73 fps
標準品質 5575 / 55 fps
高品質 4178 / 41 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080 Max-Q 83 fps
RTX 2070 80 fps
RTX 2070 Max-Q 70 fps
RTX 2060 65 fps
GTX1660Ti 63 fps
RTX 2060 Max-Q 62 fps
GTX 1650Ti 43 fps
41 fps [レビュー機で計測]
GTX1060 41 fps
GTX 1650 40 fps
GTX1050Ti 26 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 16164 / 123 fps
高(ノート) 14199 / 98 fps
最高品質 10587 / 71 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 114 fps
RTX 2070 Max-Q 98 fps
RTX 2060 98 fps
GTX 1660Ti 95 fps
RTX 2060 Max-Q 91 fps
GTX1650Ti 73 fps
71 fps [レビュー機で計測]
GTX1650 64 fps
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
1920x1080 非常に低い 146 fps
100 fps
ウルトラ 71 fps
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、ウルトラ)
RTX 2080 160 fps
RTX 2080 Max-Q 145 fps
RTX 2070 134 fps
RTX 2060 Max-Q 120 fps
RTX 2060 116 fps
GTX 1660Ti 110 fps
GTX 1650Ti 82 fps
71 fps [レビュー機で計測]
GTX 1650 69 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
1920x1080 高設定 69 fps
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、高設定)
RTX 2080 190 fps
RTX 2080 Max-Q 148 fps
RTX 2070 138 fps
RTX 2070 Max-Q 120 fps
RTX 2060 116 fps
RTX 2060 Max-Q 113 fps
GTX 1660Ti 113 fps
GTX 1660Ti Max-Q 89 fps
GTX 1650Ti 76 fps
69 fps [レビュー機で計測]
GTX 1650 70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
1920x1080 低設定 264 fps
高設定 107 fps
最高設定 78 fps
他のグラフィックスとの比較(解像度:1920×1080、最高設定)
RTX 2060 119 fps
GTX 1650Ti 78 fps
78 fps [レビュー機で計測]
GTX 1650 74 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 19711(すごく快適)
※約5500で60fps
[以上のゲームのベンチマークスコアおよびフレームレートについて]
※表示しているのは平均フレームレートです
※グラフは、ノート用グラフィックスのみで比較しています
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイのチェックです。

遅延は少ないですが、色域がやや狭いです。最大輝度は、当サイトの計測では282cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測で、sRGBカバー率は63.0%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、素直な発色になっていることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはほとんどありません。

画面拡大

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、輝度を下げてもフリッカーは確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約31msでした。計測毎にばらつきがあるので、3回計測した平均値を求めています。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、本製品の遅延は少ないと思います。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、普通のノートPCは60Hz液晶で2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品は120Hzの液晶で、2~3フレーム前の残像が表示されていました。本製品の液晶は、普通のノートPCの液晶より、2倍のフレームが表示されているため、残像はやや少ないと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

IdeaPad Gaming 350iのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18.5mmです。キーストロークは約1.8mmです。いずれも十分な数値で、キートップは湾曲しており、キーは押しやすいと思います。また、矢印キーが異常に大きく、押しやすくなっています。ただし、1つの枠に複数のキーが入っている箇所があり、ややかっこ悪く、一部のキーは小さめになっています。特に、「Backspace」キーを押すときに、誤って「\」も押してしまいやすいです。

タッチパッドの操作性は普通です。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、下図のようにサーマル・モードが設定できるようになっています。ここでは、「パフォーマンス・モード」と「バランス・モード」で計測したベンチマークスコアを掲載します。

サーマル・モード設定

 

CPU

最新の第10世代Coreプロセッサーを搭載しており、今までゲーミングノートによく搭載されてきたCore i7-9750Hよりも高い性能です。

また、「パフォーマンス・モード」と「バランス・モード」で、スコアはほとんど変わりませんでした。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-10750H(パフォーマンス・モード)
Core i7-10750H(バランス・モード)
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Core i9-10980HK 3713
Core i7-10875H 3557
Core i9-9980HK 3552
Core i7-10750H 2996 [パフォーマンス・モード]
2967 [バランス・モード]
2965
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2211
Core i5-10300H 2113
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1418
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[パフォーマンス・モード]、[バランス・モード]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスについては、エントリー向けのGeForce GTX 1650、GTX 1650Tiを搭載できます。

こちらも、「パフォーマンス・モード」と「バランス・モード」で、スコアはほとんど変わりませんでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~

GeForce GTX 1650Ti(パフォーマンス・モード)

GeForce GTX 1650Ti(バランス・モード)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 12388
デスクトップ用RTX 2080 10674
RTX 2080 9456
RTX 2080 Max-Q 8068
RTX 2070 7778
RTX 2070 SUPER Max-Q 7425
RTX 2070 Max-Q 7216
RTX 2060 5686
GTX 1660Ti 5667
GTX 1660Ti Max-Q 5030
GTX 1650Ti 3700
3672 [パフォーマンス・モード]
3670 [バランス・モード]
GTX 1650 3523
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[パフォーマンス・モード]、[バランス・モード]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です
※いずれもノートPC用のグラフィックスです

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1650Tiの情報は次の通りです。標準的な性能かと思います。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており比較的高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 2122 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。なお、ここでは、いずれも[パフォーマンス・モード]で計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-9700
16GBメモリ
69秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-10750H
16GBメモリ
77秒 [レビュー機で計測]
80秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
85秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※※[レビュー機で計測]と書かれたもの以外は、他のPCで計測した代表値です
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-9750H/16GB
GeForce RTX2070 Max-Q
4分01秒
Core i7-10750H/16GB
GeForce RTX 2060
4分51秒
Core i7-10750H/16GB
GeForce GTX 1650Ti
5分34秒 [レビュー機で計測]
Core i9-9980HK/16GB
Radeon Pro 5500M(8GB)
8分15秒
Core i5-10300H/8GB
GeForce GTX 1650
8分21秒
Core i7-1068NG7/32GB
Intel Iris Plus
19分35秒
Core i7-1060NG7/16GB
Intel Iris Plus
26分57秒
Core i7-10510U/8GB
Intel UHD
58分06秒
※テストに使う元動画およびエフェクト内容を変更しました
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたもの以外は、他のPCで計測した代表値です
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 13分29秒
QSVでエンコード (※2) 2分48秒
NVENCでエンコード (※3) 54秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-10875H 11分54秒
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-10750H 13分29秒 [レビュー機で計測]
14分37秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-10710U 19分05秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
Core i3-10110U 42分20秒
Core i3-8130U 45分24秒
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック
Core i7-10750H

 

質量のチェック

質量は標準的です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.143kg
ACアダプター 571g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量をフリーソフトで確認すると、約45Whでした。ゲーミングノートPCとしてはやや少なめです。

バッテリー駆動時間は下の通りで、やや短いです。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約 8.8時間
(2) 動画再生時 5時間37分
(3) PCMark 8 Work テスト
(4) PCMark 10 Battery (Gaming)
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は普通ですが、高い負荷をかけたときの騒音値は高めです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時のCPU温度の詳細

エンコード時は、80~90℃台で推移しており、高めの温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。80℃台まで上昇しておりやや高めですが、ギリギリ問題ないかと思います。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード面は熱くなりますが、パームレスト部分はそんなに熱くはなりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

一般向けのノートPCと比較すると、高い消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

IdeaPad Gaming 350iの外観のチェックです。

一般的なノートパソコンとあまり変わらないようなデザインですが、ブルーに光るキーボードバックライトが、ゲーミングノートらしさを出しています。

 

天板は、端が少し斜めになっており、かっこいいです。

 

スピーカーは側面と底面の間の斜めになっているところに配置されています。音質は普通で、10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

背面の排気口に、ヒンジが被さっているので、放熱を妨げそうです。

 

インターフェースは次のようになっています。主要なポートは揃っていますが、SDカードスロットはありません。

 

液晶が開く最大の角度はこちらです。

 

底面の画像です。

 

ACアダプターは、135Wとなっています。サイズもやや大きいです。

 

まとめ

以上がIdeaPad Gaming 350iのレビューです。

エントリークラスのゲーミングノートで、価格が抑えられています。ゲームをするけど、それほど画質にはこだわらない方、予算があまり出せない方、たまにしかプレイしない方などにおすすめの製品です。

エントリー向け製品ではありますが、液晶は120Hzに対応しており、フォートナイトなどの負荷の軽いゲームであれば、ややグラフィック品質を下げることで、高いフレームレートでヌルヌルとした映像でプレイできると思います。遅延も少なく、バトルロワイヤルゲームなどでは有利に働くでしょう。

ただし、エントリーモデルだけあり、上位機種のLegion 550i 15と比べると、放熱性、静音性、液晶の鮮やかさなど見劣りする部分があります。このあたりは、多少妥協して使う必要があるでしょう。

 

120Hzに対応したエントリー向けゲーミングノート

IdeaPad Gaming 350i

特徴

  • 価格が安いエントリーモデル
  • 120Hzの高リフレッシュレート対応
  • 最新の第10世代Coreプロセッサーを搭載

こんなあなたに

  • 予算を抑えたい方
  • 仕事メインで使い、たまにゲームもする方
  • 価格11万円台[税込]~
最新レノボPCのレビューはこちら

 

関連ページ