※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
レノボ ThinkPad L480の特徴
低価格な社内・室内用モバイル向けPC
ThinkPad L480は、厳しい品質テストをクリアした堅牢性に優れたPCであるThinkPad L470の後継機種です。
ThinkPad L480の大きな変化は、CPUが第7世代Core iプロセッサーから第8世代Core iプロセッサーに変わった点です。
また、従来製品より約190gほど軽くなりました。高い堅牢性と相まって、社内・宅内モバイル機として最適だと思います。
ストレージもデュアルドライブ構成が可能です。
液晶の種類も、3つから選択できます。2 in 1型PCではないので、タッチ対応までは必要なければ、FHD IPSが現実的かもしれません。
バッテリー駆動時間は、最大12時間となっています。急速充電にも対応しているので、ビジネス用途において十分な駆動時間を実現しています。
兄弟機種のThinkPad L580と仕様が似ていますが、L480が画面が一回り小さい代わりに質量が軽くなっています。X1 CarbonやT480sほどの軽さではありませんが、価格はこちらのほうが安いため、1.68kgという質量が気にならなければ、コスパは高いと思います。
CPU | 第8世代Core |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | PCIe M.2 SSD 2.5インチ HDD [デュアルドライブ可] |
グラフィックス | Intel UHD 620 / AMD Radeon 530 |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | HD TN / FHD IPS / FHD IPS タッチ |
質量 | 1.68kg |
バッテリー | 最大12時間 |
サイズ | 335x235x22.5mm |
価格 | - |
ThinkPad L480の特徴
低価格な社内・室内用モバイル向けPC
ThinkPad L480は、まだ発売されていない商品ですが、レノボの海外サイトには「$779~」と書かれているため、日本で発売されたとしても、価格は安くなると思われます。
外には持ち出さず、社内(自宅内)でのみ移動する用途のPCに、14型のサイズのノートは最適だと筆者は考えますが、その中でも価格が安く、堅牢性も高く、質量も1.68kgと我慢できる範囲の重さで、なかなかいい製品なのではないかと思います。
「1.68kgなんて軽い」という方は、LTEにも対応していますし、外出先に持って行って使うのもいいと思います。
第8世代Core i7プロセッサーに、デュアルドライブ
ThinkPad L480は、従来よりも性能が大きく向上した第8世代Core iプロセッサーを搭載しています。
さらに、M.2 SSDと2.5インチ HDDを同時に搭載することも可能です。
変化したインターフェイス
ThinkPad L480は、インターフェイスの点でもThinkPad L470から変化があります。ThinkPad L480は、USB Type-Cポートを2つ、USB 3.0ポートを2つ、HDMI出力端子、MicroSDカードリーダー、SIMカードスロット(オプション)を搭載しています。

L480の側面からの姿
ThinkPad L470と比べると、VGA出力がHDMI出力に、SDカードリーダーがMicroSDカードリーダーにそれぞれ代わっています。カメラからの画像や動画を取り込むことが多く、SDカードを使用している場合は、少し不利な変更となってしまったかもしれません。
新しいThinkPad Lシリーズに共通する変化としては、電源端子がThinkPad特有の四角い端子ではなくなり、USB PDに対応したUSB Type-Cを使用した電源供給になりました。汎用性がある規格なので、電源アダプターをいつも持ち運ぶ必要がなくなるかもしれません。
AMD Radeon 530は、基本的に選択しなくてもOK
ThinkPad L480は、外部グラフィックスとしてAMD Radeon 530を選択できます。下表には、CPU内蔵のIntel UHD グラフィックス 620とのベンチマークスコアの値を比較します。
ベンチマークのスコアでは、ほとんど差がありません。Radeon 530を搭載するメリットは、メインメモリの消費が抑えられることくらいです(Radeonを搭載すればグラフィックスのメモリが別に搭載されているため)。発熱も分散されるかもしれませんが、このPCで高い負荷のかかる作業をする方は少ないと思うため、基本的にRadeon 530は搭載しなくていいと思います。もし、CPUとグラフィックスに高い負荷をかける作業をするのなら、もっと高性能グラフィックスを搭載した別のPCがいいと思います。
Radeon 530を搭載すると質量がやや重くなることが予想されるため、個人的にはIntel UHD グラフィックス 620で十分だと思います。
Intel UHD 620 | Radeon 530 | |
---|---|---|
3DMar Cloud Gate - Graphiccs score | 8680 | 8550 |
新旧機種の比較
インターフェイスの変化については、前に記したとおりですが、その他の仕様がどのように新旧機種で変化したのかを見るために、表にしました。
ThinkPad L480 | ThinkPad L470 | |
---|---|---|
CPU | 第8世代Core | 第7世代Core |
グラフィックス | intel UHD 620 / AMD Radeon 530 |
intel HD 620 |
画面サイズ | 14型 | 14型 |
液晶種類 | HD / FHD IPS / FHD IPS タッチ |
HD / FHD IPS |
質量 | 約1.68kg | 約1.87kg |
サイズ | 335x235x22.5mm | 339x235x23.9mm |
バッテリー駆動時間 | 最大約12時間 | 最大約11時間 |
バッテリー駆動時間は、ThinkPad L480が若干延びているように思えますが、ThinkPad L470も米国サイトでは最大約12時間という表示になっていたので、実際にはそれほど変化していないことが予想されます。
とはいえ、バッテリー容量を落とすことなく、重量が190gほど軽くなっています。もちろん、選択する構成により変動があると思いますが、少しでも軽くなり、持ち運びしやすくなった点は嬉しいポイントです。
参考ページ
Lenovo Introduces Its Most Complete ThinkPad Portfolio with 2018 Lineup - Lenovo(外部リンク)

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
14型ノートパソコンの比較(ホーム・モバイルPC)- the比較