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レノボ YOGA 920の実機レビュー(2)

更新日:2018年1月19日
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  目次  

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

ここでは、Core i5-8250U、フルHD液晶のモデルの計測結果について掲載します。Core i7-8550U、UHD液晶モデルの場合、発熱および消費電力がもう少し高くなると思います。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

比較的低めの動作音です。


騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

温度も問題ないです。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ボディが薄いため、CPU使用率が100%になるエンコード処理を流すと、表面温度が結構熱くなります。ただし、それ以外の作業は普通でした。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

普通の消費電力です。モバイルノートPCとしてはやや高めかなと思います。


外観のチェック

外観のチェックです。

アルミユニボディを採用し、ウォッチバンドヒンジも高級感に溢れ、非常に素敵なデザインです。

 

高級感のあるデザインですが、「YOGA」のロゴが丸みを帯びた文字でややチープです。このロゴは無くても良かったです。

 

液晶を閉じたときの外観です。かなり薄いボディです。

 

底面はフラットでスッキリしています。

 

スピーカーはJBL製です。2 in 1 PCは、いろいろな形状になるため、スピーカーは端の少し斜めになった個所に配置されています。ノートPC形状の時はテーブルに向って音が出るため、テーブルの材質によって音がやや変わりますが、比較的良い音だと思います。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で6点の音質です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。

 

液晶は360度回転するため、下図のように180度開いて作業をすることももちろん可能です。

 

右側面です。電源ボタン、フルサイズのUSB3.0があります。

 

左側面にはUSB 3.0 Type-Cポートが2つあります。このポートはUSB Power Deliveryに対応しており、このポートから充電を行います。また、Thunderbolt 3およびDisplayPort出力機能にも対応しています。

 

65W ACアダプターが搭載されていましたが、やや大きいです。電源ケーブルも太いです。もう少し小型のACアダプターであったほうが良かったです。

まとめ

以上が、YOGA 920のレビューです。

YOGAシリーズの中でも、最上位のフラグシップモデルにあたる機種で、デザインが非常に豪華です。アルミ製のボディで、非常に薄く、ウォッチバンドヒンジが高級腕時計のようです。

スペックも、第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載し、ストレージも非常に高速なPCIe-NVMe SSDを搭載しています。

また、色々な形状に変形することが可能で、アクティブペンにも対応しています。何でもできるモバイルノートPCと言っていいでしょう。

液晶はフルHD液晶とUHD(4K)液晶がありますが、筆者はフルHD液晶をおすすめします。UHD(4K)液晶はバッテリー駆動時間が短くなるため、モバイルノートPCとしては大きなデメリットになってしまいます。

また、最新の高価格帯モバイルPCとしては、質量がやや重い点も欠点です。液晶をフルHD液晶のみにして、バッテリー容量をもう少し減らし、質量を軽くしたほうが良かったのではないかと思います。

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