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デル New XPS 13(9370)の実機レビュー

更新日:2018年2月27日
CPU 第8世代CPU
メモリ 8 / 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.3型ワイド
液晶種類 FHD 光沢
4K 光沢 タッチ
質量 約1.21kg
バッテリー 19時間46分 (FHD)
11時間 (4K)
LTE 非対応
価格 約14万円~

13型PCでは世界最小、処理性能は最強

New XPS 13は、元祖狭額ベゼル採用のモバイルPCです。

ベゼルが5.2mmから4mmへとさらに狭くなり、13型クラスのノートPCの中では世界最小サイズで、持ち運びに便利です。また、小さなボディにいっぱいまで広がる画面は実に美しいです。

新モデルでは、女性に合うアルペンホワイト&ローズゴールドのカラーも登場しました。パームレストはグラスファイバーを用いており、エレガントなデザインになっています。

また、詳しくは後述しますが、同じCPUを搭載した他のノートPCよりも処理が高速です。

一見すると、外観は、 従来のXPS 13と変わりないように見えますが、USBポートは全てUSB Type-Cになったり、Webカメラの位置が中央になったり、Enterキーが大きくなったりと細かな変更があります。また、第8世代インテルCoreプロセッサー搭載に合わせ、排熱機構も改善されています。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、1台が当サイトの購入品、1台がメーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-8550U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、4Kタッチ液晶

Core i5-8250U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、FHD液晶

このページをご覧の方だけに

以下のリンク先から、80,000円以上のDELLのパソコンを購入すると、楽天ポイントが2,500ポイントもらえます。どうぞご活用下さい。

 

目次

お忙しい方は、「XPS 13の特徴」のみお読みください。

New XPS 13の特徴

13型クラスのノートPCでは世界最小

New XPS 13は、13型クラスのノートPC中で世界最小の製品です。

XPS 13と言えば、おそらく初めてモバイルPCに狭額ベゼル液晶を採用した機種です。現在では他のメーカーもそれを真似して、多くの機種が狭額ベゼルを採用していますが、XPS 13はその中でもサイズが最も小さい製品でした。

今回発売されたNew XPS 13(9370)は、ベゼルが5.2mmから4mmへとさらに薄くなり、13型ノートPCの中で世界最小の記録を更新しました。薄さも、最厚部15mmから11.6mmへと薄くなっています。


5.2mmから4mmへとより狭くなった液晶ベゼル

 

女性にもピッタリのアルペンホワイトのカラーが新登場

New XPS 13では、新色のアルペンホワイトが追加されました。

デルと言えば、男性向けで黒っぽいPCというイメージを持たれていた方も多いかと思いますが、今回のニューモデルでは、女性にも合うアルペンホワイトがパームレストなどに採用されています。安いPCだと液晶ベゼルの色はブラックのままだったりするのですが、New XPS 13は、ベゼルもホワイトで統一されています。

また天板と底面は、ローズゴールドのカラーになっており、ゴージャス感のあるカラーリングで、ホワイトとよく合っていると思います。



アルペンホワイト&ローズゴールドの新しいカラーを追加

 

新色のアルペンホワイトはグラスファイバー素材

従来のXPS 13のパームレストにはカーボンファイバーが採用されていましたが、New XPS 13のアルペンホワイトに関しては、グラスファイバーを採用しています(ブラックの機種は引き続きカーボンファイバーを採用)。

ホワイトは汚れに弱い色ですが、汚れ防止加工とUVコーティングを施すことにより、汚れてもふき取るだけで落ち、時間経過による黄ばみも防ぎ、1,000日経っても綺麗なままであるそうです(もちろん使用状況にもよります)。

見た目は、カーボンファイバーと似ていますが、グラスファイバーのパームレストは、やや光沢感があり、肌触りが良く、やや凹凸があります。グラスファイバーを採用した製品も、カーボンファイバーを採用した製品と同じ質量で、同様の強度を保っています。


編み込みグラスファイバー

 

下図の右上のようなグラスファイバーをプレートにし、パンチングを行いパームレストの形に加工します。その裏側のキーボード部分には、"たわみ"が起こらないようにマグネシウム合金を、パームレスト部分にはプラスチックを張り合わせています。


パームレスト、キーボードフレームの製造工程

 

トップケース(天板)およびボトムケース(底面カバー)は、従来通り、CNCによるアルミ削り出しです。アルミのブロックから荒削りを行い、砂研磨をし、陽極酸化処理(アルマイト)を行っています。


トップケース、ボトムケースはアルミの削り出し

 

デュアルファンにし排熱機構も再設計

New XPS 13は、発熱の高い第8世代インテルCoreプロセッサーの対策として、デュアルファンおよびデュアル排熱パイプを採用しました。さらに、GORE(ゴア)社のThermal Insulationを採用することで冷却性を上げています。これはNASAが火星探索機などで採用している熱絶縁体で、熱い宇宙空間において探索機を守る役目を担っています。この熱絶縁体(フィルム)で、排熱パイプの一部を覆うことで、高負荷時でもシステムを低い温度に保ちます。

実際に温度を計測しても、旧XPS 13と比較して、CPU温度は抑えられていました(温度の計測結果はこちら)。

デュアルファンにGORE(ゴア)社の熱絶縁体を使用

 

HDRに対応した4K Ultra HD タッチ液晶を選択可能

New XPS 13は、HDRに対応した4K Ultra HD (3840 x 2160)のタッチ液晶を選択できるようになりました。sRGBカバー率が100%となっており、実際に画面を見てもとても色鮮やかで、高精細で綺麗です。


4K液晶はsRGBカバー率100%で色鮮やか

 

また、NetflixのHDR映像にも対応しています。白飛びや、黒つぶれすることなく表示でき映像が綺麗です。HDR対応のテレビと比較すると、輝度、色域、液晶サイズなどどれも劣ってしまいますが、パソコンで手軽に観る映像としては、十分満足できる品質ではないかと思います。


NetflixのHDR映像にも対応


白飛びや黒つぶれすることなく表示
※カメラで撮影しているため、実際の映像とは異なります

 

ストリーミング動画をより楽しめるように

デルは、「DELL CINEMA」というコンセプトを提案。下図のように「CINEMA COLOR」、「CINEMA SOUND」、「CINEMA STREAM」という3つの要素により、ストリーミング動画を快適に楽しむことができます。


DELL CINEMA

 

この3つの要素の詳細を下表に記載します。簡単に言えば、綺麗な画面、良い音、安定した通信で、ストリーミング動画が見られますよということです。

DELL CINEMAの要素
CINEMA COLOR 4K、HDRによる鮮明な色彩を再現。NetflixのHDRもサポート
CINEMA SOUND WavesMaxx Audio Proを採用した本格的なサウンドを提供
CINEMA STREAM Killer Wirelessを採用し、動画再生時はその優先順位を高くし安定に通信

 

長いバッテリー駆動時間

New XPS 13は、52Whのバッテリー容量を搭載し、他のモバイルPCよりもバッテリー駆動時間が長くなっています。FHD液晶なら19時間46分の駆動時間です。

4K液晶を搭載した場合、FHD液晶搭載時より、大きくバッテリー駆動時間が減ります。ただし、大容量バッテリーを搭載することで、4K液晶搭載時でも、他の一般的なFHD液晶ノートPCと同等の駆動時間がありました。

同じCPUを搭載した他社PCよりも、処理が速く終わる

XPS 13は、他のPCに比べてCPUのクロックが高めに推移し、処理が速く終わります。

例えば、4K動画のエンコード処理を実行すると、同じCore i7-8550Uを搭載していても、他のPCは2298MHz辺りで推移していたのに対し、XPS 13は2753MHz辺りで推移していました。エンコード時間も、XPS 13は他のPCの8割くらいの時間で完了します。


エンコード時のクロック周波数の比較(Core i7-8550Uの場合)

 

USBは全てUSB Type-Cへ、SDカードスロットはmicro SD

ポート類は、従来モデルはフルサイズのUSBもありましたが、New XPS 13では、USBポートが全てUSB Type-Cになりました。いずれのポートも、Power Delivery、DisplayPort Alternate Modeに対応しています。また3つのうち、2つのポートについては、Thunderbolt 3にも対応しています。

また、SDカードスロットが、micro SDのみ対応となりました。フルサイズのSDカードスロットを接続できないため、カメラユーザーがPCに取り込む場合、別途SDカードリーダーなどを用意する必要があります。



New XPS 13のインターフェース

 

Enterキーはやや大きくなった

従来のXPS 13の「Enter」キーは、通常のノートPCよりもやや小さかったのですが、New XPS 13では改善され、Enterキーが大きくなりました。その代わり、「@」などのキーは、従来よりもやや小さくなりました。


New XPS 13(9370) のキーボード


従来のXPS 13(9360) のキーボード

 

非光沢液晶は無くなった

従来のXPS 13は、非光沢のFHD液晶がありましたが、New XPS 13では非光沢液晶のモデルは無くなり、全て光沢になりました。0.65%の低反射防止コーティングを採用しており、やや反射は抑えられていますが、実際に見た感覚では、光沢液晶に近く、反射防止の効果は少ないように感じました。

追記:上で"反射防止の効果は少ない”と記載しましたが、下図のように比べてみると、反射は割と抑えられているかなと思ってきました


XPS 13と光沢液晶と非光沢液晶の比較(1)


XPS 13と光沢液晶と非光沢液晶の比較(2)

 

LTEモデルはやはり無し

従来機種に引き続きLTE対応のモデルはありません。

旧モデルとの比較

メーカーサイトを確認すると、旧モデルのXPS 13もまだ販売されており迷うと思います。なお、「13インチ」と書かれているほうが旧モデルで、右の「New 13インチ」と書かれているほうが、今回レビューしている新モデルです。


メーカーサイトのノートパソコン一覧のページより

 

新旧モデルのXPS 13の比較表を下に掲載します。上で説明した内容が書かれています。

非光沢液晶は旧XPS 13しか選択できないため、非光沢液晶がいいという方は、旧XPS 13を選ぶ必要があります。また、負荷のかかる処理はしないので、第7世代Coreプロセッサーで十分だという方は安い旧モデルもいいでしょう。

旧XPS 13と新XPS 13の比較
  旧XPS 13(9360) New XPS 13(9370)
カラー ローズゴールド&ブラック
プラチナシルバー&ブラック
ローズゴールド&アルペンホワイト
プラチナシルバー&ブラック
CPU 第8世代、第7世代Core 第8世代Core
ストレージ SATA / PCIe SSD PCIe SSD
液晶 FHD 非光沢
QHD+ 光沢 タッチ
FHD 光沢
4K 光沢 タッチ
質量 約1.2kg (非タッチ)
約1.29kg (タッチ)
約1.21kg
バッテリー 18時間(FHD)
※第8世代Coreモデル
19時間46分 (FHD)
11時間 (4K)
Killer Wireless 非対応 対応
主なインター
フェース
Thunderbolt 3
フルサイズUSB3.0 x2
SDカードスロット
Thunderbolt 3 x2
USB3.1 Type-C
microSDカードスロット
キーボード Enterキーがやや小さい Enterキーが大きい
排熱機構 シングルファン デュアルファン&ゴア社熱絶縁体
価格 8万円台~ 14万円台~
レビュー レビュー

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

ここでは2種類の液晶についてチェックした結果を掲載します。通常であれば、FHD液晶で十分だと思います。

4Kタッチ液晶

4Kタッチ液晶の特性を掲載します。

搭載されていた液晶の型番は「8XDHY LQ133D1」でした。

最大輝度は、HDRに対応しているだけあって、実測で408cd/m2もあり、非常に高輝度です。

視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系ですが、ほぼ気になりません。見やすい画面です。


 

sRGBカバー率100%と記載されている通り、色域は広いです。HDR対応の光沢液晶であることもあり、とても鮮やかに見えます。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきはありません。


画素の拡大図

 

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。

以前、"反射防止コートの効果はあまり感じられない"と記載しましたが、上の特徴で追記したように、3つの液晶を並べて比較してみると、反射は割と低減されているかなと思い直しました。


画面への映り込み

フルHD液晶

フルHD液晶の特性を掲載します。

搭載されていた液晶の型番は「WT1R3 LQ133M1」でした。

フルHD液晶もHDRに対応しており、最大輝度は、実測で425cd/m2とたかったです(輝度に計測ミスがあったので修正しました)。

視野角も良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、若干バラつきはあるものの、真っすぐな直線となっており、自然な発色になっていることが分かります。


 

色域も広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は下図の通りです。ギラつきはありません。


画素の拡大図

 

映り込み具合は、4K液晶と同じです。


画面への映り込み

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm×縦:約18mmです。キーストロークはメーカーサイトに1.3mmと記載されています。前述した通り、「@」などの一部のキー幅は狭くなりましたが、「Enter」キーの幅は広くなり、個人的には打ちやすくなりました。

他のノートPCと比較した場合、普通の打ちやすさだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

キーボードにはバックライトも搭載しています。


バックライト付キーボード

 

クリック音はやや大きいですが、タッチパッドは比較的使いやすいと思います。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

XPS 13(9370)のパフォーマンスのチェックです。

CPU

第8世代Coreプロセッサーを搭載し、CPU性能は比較的高いです。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージ

ストレージは、M.2 PCIe SSDを選択できます。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

XPS 13(9370)で計測したベンチマーク

以下、本製品で計測したベンチマークスコアです。なお、CPU脆弱性の影響を緩和する「KB4056892」のパッチは適用済みです。 適用に待ったがかかっているIntelマイクロコードのアップデートはしていません。

上でも記載しましたが、同じCPUを搭載した他のノートPCよりも、ベンチマークスコアが高いです。これは他のノートPCよりもクロック周波数が高い状態で遷移しているためです。その代わりCPU温度は高めです。

また、Core i7-8550UとCore i5-8250Uのベンチマークスコアは、ほとんど差がないため、Core i5-8250Uでも十分だと思います。

CINEBENCH R15
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U


Core i5-8250U
PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U


Core i5-8250U
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)

Core i7-8550U、インテル UHD グラフィックス 620


Core i5-8250U、インテル UHD グラフィックス 620
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-8550U Core i5-8250U
x265でエンコード (※1) 23分48秒 23分01秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 2分58秒 3分00秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB PCIe M.2 SSD(東芝 KXG50ZNV256G)


256GB PCIe M.2 SSD(サムスン PM961)

 

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

micro SDカード挿入後の出っ張りは、少しありますが、ぶつかって折れる心配はありません。


micro SDカード挿入後の画像

 

速い速度です。


micro SDカードのベンチマーク(最大95MB/sのUHS-Ⅰのカードで測定)


micro SDカードのベンチマーク2(最大275MB/sのUHS-IIのカードで測定)

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、下表の他の充電器やドックで充電などができるかを試しました。Thunderbolt 3に対応しているポートは、全て問題なく動作しました。Thunderbolt 3に対応していないポートも、Power Delivery、Altモードによる映像出力は可能でした(ドックを経由せずに、USB Type-C - DPケーブルで直接ディスプレイに接続しても動作)。

USB Type-C/Thuderbolt対応の充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部ディスプレイ、
LANの拡張
ThinkPad USB Type-C ドック OK OK
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック OK OK ※1
AORUS GTX 1070 Gaming Box OK OK ※1
Helper 充電器(60W) OK
ZHOULX 充電器(65W) OK
※1 XPS 13のThunderbolt 3に対応していないUSB Type-Cポートは非動作

 

今回、初めてThunderbolt 3で外部グラフィックスを拡張する「AORUS GTX 1070 Gaming Box」を接続してみましたが、問題なく動作しているようでした。ちなみに、GeForce GTX 1070が搭載されていますが、FF14紅蓮のベンチマークスコアはGTX 1050Tiくらいでした。【追記】グラフィック品質を"最高"まで上げて実行したら、GTX 1060と同等のスコアまで出ていました。


AORUS GTX 1070 Gaming Box

質量のチェック

XPS 13(9370)の質量のチェックです。

メーカーサイトには「1.21kg~」とあり、実測値もほぼその数値通りです。


質量の計測結果

 

ACアダプターは238gと、やや軽い質量です。


質量の計測結果

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間をチェックします。

メーカー仕様表および、新製品発表会時にメディアに配られた資料には、FHD液晶で19時間46分、4K液晶で11時間となっています。バッテリー容量は、52Whとなっています。

当サイトによるバッテリー駆動時間は下の表の通りです。なお、XPS 13のバッテリー駆動時のデフォルトの電源モードは"推奨"ですが、他のPCのデフォルトは"高パフォーマンス"が多いため、ここでは他に合わせて"高パフォーマンス"にして計測しています。"推奨"の設定のままなら、1~2割ほど駆動時間が延びます。

 

まず、4K液晶搭載時についてですが、他のFHD液晶を搭載した一般的なモバイルPCと同じくらいの駆動時間です。

次に、FHD液晶搭載時についてですが、一般的なモバイルPCよりも駆動時間が長いです。

バッテリー駆動時間
  4K液晶
Core i7-8550U
FHD液晶
Core i5-8250U
PCMark 8 Home テスト ※1 4時間08分 5時間41分
PCMark 8 Work テスト ※2 5時間12分 8時間05分
動画再生時 ※3 6時間43分 10時間49分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※3 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

XPS 13(9370)の動作音(静音性)のチェック結果です。

低負荷時は低めの騒音値です。高負荷時は他のモバイルパソコンと比較して、普通の騒音値です。




騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

騒音値の計測結果

パーツの温度のチェック

XPS 13(9370)の温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Core i7-8550U搭載時は、エンコードのようにCPU使用率が100%になる負荷を加えると、高めのCPU温度になります。

Core i5-8250U搭載時のエンコード処理中の温度は、他の他のモバイルPCと同等程度です。




 

Core i7-8550U搭載時のエンコード中のCPU温度とクロックの推移は下図のようになっています。XPS 13は、他のノートPCと比較して、CPUクロックが高めで動作し、エンコード処理自体は非常に高速です。それに伴いCPU温度も他のノートPCより高めですが、排熱機構の改善もあり、なんとか80度台に抑えられています。


エンコード時のCPU温度とクロック(Core i7)

 

Core i5-8250U搭載時は下図のようになっています。CPUクロックは高めであるにも関わらず、温度は普通です。さらに、エンコード時間はCore i7-8550Uとほぼ同等であることから、筆者はCore i5-8250UのCPUのほうがおすすめです。


エンコード時のCPU温度とクロック(Core i5)

表面温度のチェック

表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

パームレスト部分は低めで、快適にタイピングできます。エンコードのような負荷の高い処理を実行すると、キーボードの左上の温度がやや高くなりますが、それほど気になりません。裏面は割と高い温度になるため、膝の上に置いて作業をするときは気を付けましょう。




表面温度の計測結果
測定環境:室内温度 約26℃
温度測定:SainSonic SS5380
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※選択したCPUやGPUが異なるとパーツの温度は変わってきます
※以前、サーモグラフィー画像を掲載していましたが、同じ温度でも色が一定にならないので止めました

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

4K液晶搭載時は、エンコード時はやや高めの消費電力です。ACアダプターは45Wしかないので、ACアダプターの負荷がやや気になります。

FHD液晶搭載時は、全体的に低めの消費電力です。




 

外観のチェック

最後に外観の画像を掲載します。

左がプラチナシルバー&ブラックのカラーで、 右がローズゴールド&アルペンホワイトのカラーです。

ローズゴールド&アルペンホワイト

まずは、ローズゴールド&アルペンホワイトのモデルの外観画像を掲載します。

 

従来のXPS 13は、Webカメラの位置が、液晶の左下にありましたが、New XPS 13では液晶中央になりました。下の位置にあるため、カメラ越しの映像を観ると、顔を見上げるような構図になると思いますが、中央にあるだけまだ随分マシになったと思います。

 

天板です。

 

スピーカーは側面に配置されています。デルのパソコンは、PC内蔵マイクで環境ノイズを捕捉し、ノイズキャンセリング調整をリアルタイムで行うなどして「聞きやすい音」に調整されて音声が出力されています。実際に聞いても比較的良い音だと思います。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で6~7点の音質です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。

 

天板を閉じた画像です。ゴールドの天板と底面との間からホワイトのカラーがアクセントで見えており、素敵なデザインだと思います。

 

液晶は下図まで開きます。

 

インターフェースは、下図の通りです。USB Type-Cは3つありますが、そのうち2つがThunderbolt 3に対応しています。

 

底面です。

 

ACアダプターも、ボディに合わせてホワイトになっています。なお、ブラックのカラーの場合、ACアダプターもブラックになります。

 

プラチナシルバー&ブラック

プラチナシルバー&ブラックの外観画像をいくつか掲載します。

こちらはカーボンファイバーのパームレストになっています。男性なら、こちらのほうが無難な色かと思います。

 

天板です。

 

側面です。

 

底面です。

 

ACアダプターはブラックです。

内部画像

内部の画像です。カバーのツメが取りづらいですが、ヒンジあたりから取り始めれば、割と簡単に取れます。

CPUファンおよびヒートパイプは2つずつあります。メモリはオンボードであるため、換装はできません。

 

M.2 SDには、放熱シートが装着されています。M.2 SSDの換装はできそうです。

アクセサリー(オプション)

XPS 13で使えるアクセサリー類を紹介します。

1つ目と2つ目は、今回新しく発表された周辺機器です。

1つ目は、「Dell Notebook Power Bank Plus-USB-C 65Wh PW7018LC」です。携帯可能なモバイルバッテリーとなっており、New XPS 13を充電することが可能です。デルのノートパソコンだけでなく、他のノートパソコン、タブレットなども充電できる点が魅力です。また、USB-A経由でスマートフォンなども充電することが可能です。

 

2つ目は、「Dell USB-C モバイルアダプター DA300」です。ポートを拡張するアダプターで、ケーブルを本体に収納するこ
とも可能です。ポートは、DisplayPort、HDMI、VGA、フルサイズUSB3.1 Gen2、USB Type-C、LANを揃えています。

 

3つ目は、「Dellアダプター DA200」です。HDMI、VGA、LAN、USB3.0を拡張します。

 

4つ目は、XPS 13専用のPCケースの「スリーブ 13」です。

 

5つ目は、「DELL Thunderbolt Dock TB160-240W」です。PC本体を充電しながら、ポートを拡張できるドックです。詳細は以前レビューした「DELL Thunderbolt Dock TB160-240W」をご覧下さい。

まとめ

以上が、New XPS 13(9370)のレビューです。

最近、狭額ベゼルを採用したノートPCが増えましたが、その中でも、特にベゼル幅が狭く、コンパクトなPCです。

パームレストにグラスファイバーを用いたアルペンホワイトのカラーも素敵で、女性にも合うデザインです。

また、同じCPUを搭載していても、他のノートPCよりもクロックが高く推移し、エンコードなどが短時間で終わります。エレガントな見た目だけでなく、処理性能の高さも魅力です。

排熱機構が改善され、従来モデルよりもCPU温度が下がっています。ただ、Core i5搭載時は普通のCPU温度でしたが、Core i7はやや高めでした。ベンチマークスコアはCore i5もCore i7もほとんど変わらないので、筆者はCore i5のほうがおすすめです。

また、液晶は4KとFHDから選べます。4K液晶は非常に綺麗ですが、13.3型の小さな画面であればFHDでも十分綺麗であることと、バッテリー駆動時間はFHD搭載時のほうが約1.5倍長いことから、(用途にもよりますが)筆者はFHD液晶をおすすめします。

主なインターフェースは、USB Type-C(Thunderbolt 3対応あり)とmicroSDカードスロットしかありません。時代の流れとは言え、かなり割り切ったポート構成です。

詳細・購入はこちら

【公式サイトはこちら】
デル公式サイト(XPS 13)

 

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