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レノボ Lenovo V310(15.6型)の実機レビュー

約4万円のPC
Lenovo V310(15.6型)は、約4万円から購入可能な15.6型ノートパソコンです。
Celeron 3855U搭載時が約4万円、Core i5-6200U搭載時が約6万円となっています。(価格は時期によって異なりますので、現在の価格は公式サイトをご覧ください)。
また、液晶が180度オープンする点も特徴です。
レビュー記事では、同社の安価なモデルideapad 100とも比較しています。
追記:第7世代インテルCPUモデルも追加されました。第7世代インテルCPUモデルは液晶がフルHDとなっています(第6世代インテルCPUモデルはHD液晶)。
公式サイト:
レノボ 公式サイト
※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
Lenovo V310(15.6型)の基本スペック
Lenovo V310(15.6型)の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年9月11日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Celeron 3855UまたはCore i5-6200Uです。本機はCeleron 3855Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型、HD(1366x768)、非光沢液晶です。 |
メモリ 4GBです。 |
ハードディスク/SSD 500GB HDDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブです。 |
バッテリー駆動時間 最大 約5.8時間(JEITA2.0)です。 |
その他 薄さ22.9mm、重量約2.05kgです。 |
特徴1 - 約4万円から購入可能
Lenovo V310(15.6型)は、約4万円から購入可能なノートPCです。
Celeron 3855U搭載時が約4万円、Core i5-6200U搭載時が約6万円となっています。執筆時点の2016年9月11日ではキャンペーンをやっており、Celeron 3855U搭載時で39,874円、Core i5-6200U搭載時で56,700円となっています。
なお、他の低価格ノートPCと比較したい場合は、下のバナーのリンク先もご覧ください。
特徴2 - 液晶を180度オープン可能
本製品は液晶を180度開くことが可能です。
液晶があまり傾かない機種だと、座高が高い方や、パソコンを床に置いて使う方など、画面が見づらくなるときがあると思います。本製品であれば、このようなときでも液晶が見やすいです。
また、仕事で使う場合、テーブルの反対側に座っている人に、パソコンの画面を見せることが可能です。

液晶を180度オープン可能
ideapad 100との比較
レノボには、激安で人気のideapad 100という製品もあります。ここでは、Lenovo V310 (15.6型)とideapad 100について比較したいと思います(下表)。
Lenovo V310 (15.6型) | ideapad 100 | |
---|---|---|
液晶 | 15.6型(1366x768)非光沢 | 15.6型(1366x768)光沢 |
CPU | Celeron 3855U Core i5-6200U |
Celeron 3215U Core i3-5005U |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 500GB | 500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
重量 | 約2.05kg | 約2.3kg |
LAN | 最大1000Mbps | 最大100Mbps |
その他 | 液晶が180度オープン | - |
価格 | Celeron 3855U:39,874円~ - Core i5-6200U:56,700円~ |
Celeron 3215U:35,100円~ Core i3-5005U:43,886円~ - |
レビュー | - | レビュー |
ideapad 100のほうが安価ですが、CPUの世代がやや古くなっています。また、細かな点としては、有線LANが最大100Mbpsしか出ない点、電源ボタンが押しにくい位置にある点、電源ポートの位置が奥側になくやや邪魔な点が、少し気になります。画面も光沢です。ただし、性能については、下表のとおり、Lenovo V310 (15.6型)で搭載可能なCeleron 3855Uよりも、ideapad 100で搭載可能なCeleron 3215Uのほうが、CPU性能のベンチマークスコアはやや高いです(※)。
※ちなみに、Celeron 3855UはSkylake世代、Celeron 3215UはBroadwell世代のCPUとなっており、Celeron 3855Uは、Celeron 3215UよりもややCPU性能は落ちるのですが、グラフィック性能は高くなっています。
Lenovo V310 (15.6型)は、価格ではideapad 100にかないませんが、液晶が180度オープンできる点と、重量がやや軽い点が利点です。ideapad 100で挙げたような欠点もありません。また、最も性能の良いCore i5-6200Uを搭載できる点もメリットです。
Celeron 3855U | Celeron 3215U | Core i3-5005U | Core i5-6200U | |
---|---|---|---|---|
上のCPUを搭載できるPC | Lenovo V310 | ideapad 100 | ideapad 100 | Lenovo V310 |
PassMark Performance Test - CPU Mark | 1869 | 1896 | 2997 | 4005 |
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
15.6型の非光沢・HD液晶となっています。
視野角は狭いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります。
色域は、やや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは感じません。画素が大きいため、粒状感は感じます。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは約19cm x 19mm、キーストロークは約1.3mmです。キーはほぼフラットです。底つきの感覚は普通です。ファンクションキーはマルチメディア仕様になっており、通常のF1~F12を押したい場合、「Fn」キーと同時に押す必要があります。キー配列は、右側の「Atl」キーが無いことくらいで、後は普通です。
普通に打てるキーボードだと思います。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。クリック音はやや大きめです。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
本製品は、Celeron 3855Uを搭載したモデルと、Core i5-6200Uを搭載したモデルがあり、各CPUのベンチマークスコアは下表の通りです。ベンチマークスコアには2倍以上の差があり、Celeron 3855Uは、裏でWindowsの処理などが流れると重さを感じます。Core i5-6200Uのほうが快適です。
Celeron 3855U | Core i5-6200U | |
---|---|---|
Passmark - CPU Mark | 1869 | 4005 |
また、メモリが4GBしかありません。ブラウザのタブを多く起動するだけで、メモリ不足になる可能性があります。底面カバーは、外せないこともないですがやや外しにくいです。
ストレージもハードディスクのみです。SSDは選択できません。
全体的に、処理性能はそれほど高くありません。
Celeron 3855U、4GBメモリ、500GB HDD構成でのベンチマークスコアは次の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark v2
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
Celeron 3855U | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 2時間13分30秒 |
x264でエンコード (※2) | 46分48秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
QSVでエンコード (※4) | 21分38秒 |

ストレージのベンチマーク
500GB HDD
SDカードのベンチマーク
UHS-Ⅰ対応カード
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