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Lenovo YOGA 900S の実機レビュー

ゴージャスな外観の2 in 1 PC
YOGA 900Sは、液晶が360度回転するコンバーチブル型の2 in 1 パソコンです。
シャンパンゴールドまたはプラチナシルバーのボディカラーに、ウォッチバンドヒンジを採用し、ゴージャスな外観です。
重量は約999gと軽量で、高さも12.8mmと薄型です。
Core M プロセッサーを採用することで、バッテリー駆動時間も長いです。
公式サイト:
レノボ 公式サイト
※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
YOGA 900Sの基本スペック
YOGA 900Sの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年6月13日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU インテル Core Mプロセッサーを搭載しています。本機はCore m5-6Y54です。 |
グラフィックカード インテルHDグラフィックス 515(CPU内蔵)です。 |
液晶ディスプレイ 12.5型ワイド、IPS、タッチ液晶。 FHDまたはWQHDのモデルがあり。本機はFHD。 |
メモリ LPDDR3のメモリで、最大8GBです。 |
SSD PCIe-NVMe SSDで、256GBまたは512GBのモデルがあります。本機は256GBです。 |
光学ドライブ 内蔵していません。 |
バッテリー駆動時間 Core m7搭載モデルで約12.1時間、Core m5搭載モデルで14.1時間(JEITA2.0)です。 |
その他 薄さは12.8mm、重量は約999gです。 |
特徴1 - ゴージャスな外観の 2 in 1 PC
YOGA 900Sは、液晶が360度回転し、下図のようなスタイルで使用できるパソコンです。
見た目もゴージャスで、人とは違うものを持ち歩きたいという方におすすめです。

ゴージャスな外観の2 in 1 パソコン
時計のバンドのような「ウォッチバンドヒンジ」も、高級感があります。

ウォッチバンドヒンジを採用
特徴2 - わずか約999gの重量
本製品は重量も軽いです。
メーカーの仕様表では、約999gとなっています。
当サイトでの実測値は次の通りです。

重量の実測結果
特徴3 - バッテリー駆動時間も長め
バッテリー駆動時間のチェックです。
フリーソフトで確認した本製品のバッテリー容量は53Whです。
メーカー公表値のバッテリー駆動時間は、Core m5-6Y54を搭載したモデルが最大 約14.1時間(JEITA2.0)、Core m7-6Y75を搭載したモデルが最大 約12.1時間(JEITA2.0)となっています。
Core m5-6Y54を搭載したモデルにおいて、当サイトによるバッテリー駆動時間の計測値は下表のとおりです。モバイルノートパソコンとしては長めの駆動時間です。特に、単位重量当たりのバッテリー駆動時間はかなり長いです。
ただし、Core m7-6Y75を搭載したモデルは、もう少し短くなります。
FHD(1920x1080)液晶 Core m5-6Y54 |
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動画再生時 ※1 | 8時間58分 |
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 | 6時間45分 |
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 | 7時間08分 |
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
特徴4 - かなり薄いボディ
最近のモバイルノートパソコンはかなり薄型化していますが、その中でもYOGA 900Sは、特にボディが薄いです。
メーカー公表値では12.8mmしかありません。筆者が知っている限りでは、HP Spectre 13に次ぐ薄さのモバイルPCです。

薄いボディ
同じ「Yoga」の文字が入っているThinkPad X1 Yogaと薄さを比較したものが下の図です。ThinkPad X1 Yogaもかなり薄いですが、それよりも薄くなっています。

ThinkPad X1 Yogaとの薄さの比較
特徴5 - NVMe SSDを搭載
本製品は、PCIe - NVMe接続のSSDを搭載しています。高価なモバイルノートPCでは搭載されるのが一般的になってきているSSDです。アクセス速度については「パフォーマンスのチェック」の項目をご覧ください。

デバイスマネージャー
ThinkPad X1 Yogaとの比較
同じ「Yoga」の文字が入っているThinkPad X1 Yogaと、仕様などを比較します。
ThinkPad X1 Yogaは、キーボードが打ちやすく、ペンやThinkPad WiGig、OneLink+ドックにも対応し処理性能も高く仕事で使いやすいPCです。一方、YOGA 900Sは、軽量・薄型でバッテリー駆動時間も長く、見た目が豪華です。
Lenovo YOGA 900S | ThinkPad X1 Yoga | |
---|---|---|
プロセッサー | Core M | Core i (U) |
液晶サイズ・表面処理 | 12.5型ワイド・グレア | 14型ワイド・ハーフグレア |
液晶解像度 | WQHD(2560x1440)IPS FHD(1920x1080)IPS |
WQHD(2560x1440)IPS FHD(1920x1080)IPS (後日、有機EL選択可) |
メモリ | 8GB | 最大16GB |
ストレージ | PCIe-NVMe SSD | 最大 PCIe-NVMe SSD |
バッテリー駆動時間 | 最大 約14.1時間(JEITA2.0) | 最大 約9.8時間(JEITA2.0) |
重量 | 約0.999kg | 約1.36kg~ |
薄さ | 12.8mm | 16.8mm |
主なポート類 | USB3.0 x1 USB2.0 x1 USB3.0 Type-C |
USB3.0 x3 HDMI Mini DisplayPort micro SD |
ペン | 非対応 | 対応 |
ThinkPad WiGig、OneLink+ドック | 非対応 | 対応 |
キーボードの打ちやすさ(主観) | やや悪い~普通 | 良い |
価格 | 約180,000円~ | 約170,000円~ |
メーカーHP | レノボ 公式サイト | レノボ 公式サイト |
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
まず、搭載されていたパネルは「AUO B125HAN02.2」という型番でした。なお、ThinkPadは複数メーカーから部品を調達しており、必ず同じパネルが搭載されるとは限りません。
最大輝度は、当サイトによる計測では279cd/m2でした。
視野角は、IPSパネルを搭載しているため広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。自然な発色であることが分かります。
色域は、やや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは感じません。


光沢液晶ですので、映り込みはあります。

画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
当サイトの計測値では、キーピッチが横:18.5mm、縦:17.5mm、キーストロークが約1mmです。キートップはやや凹んでいるようにも見えますが、ほぼフラットです。
実際にタイピングしてみると、底つきの衝撃やたわみは感じませんが、キーストロークの浅さが気になります。またキーもほぼフラットであるため、爪で押すような方はやや滑ると思います。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドはクリックボタンがやや硬いです。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
Core Mプロセッサーを搭載しており、UシリーズCore i プロセッサーよりはやや性能が劣ります。ただし、モバイル用途の作業なら困ることはないでしょう。
Core m5-6Y54、8GBメモリ、256GB PCIe- NVMe SSDの構成でのベンチマーク結果は下の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※SKY DIVER:ミドルレンジ・ゲーミングPC向けのテスト
※CLOUD GATE:一般的なパソコン向けのテスト
※ICE STORM EXTREME:メインストリームモバイルデバイスのテスト
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
Core m5-6Y54 | |
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x265でエンコード (※1) | 1時間40分49秒 |
x264でエンコード (※2) | 42分11秒 |
NVENCでエンコード (※3) | ― |
QSVでエンコード (※4) | 16分56秒 |

ストレージのベンチマーク
256GB PCIe - NVMe SSD
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