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Lenovo YOGA 900S の実機レビュー

更新日:2016年6月13日

ゴージャスな外観の2 in 1 PC

YOGA 900Sは、液晶が360度回転するコンバーチブル型の2 in 1 パソコンです。

シャンパンゴールドまたはプラチナシルバーのボディカラーに、ウォッチバンドヒンジを採用し、ゴージャスな外観です。

重量は約999gと軽量で、高さも12.8mmと薄型です。

Core M プロセッサーを採用することで、バッテリー駆動時間も長いです。

公式サイト:
レノボ 公式サイト


※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

YOGA 900Sの基本スペック

YOGA 900Sの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年6月13日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
インテル Core Mプロセッサーを搭載しています。本機はCore m5-6Y54です。
グラフィックカード
インテルHDグラフィックス 515(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
12.5型ワイド、IPSタッチ液晶 FHDまたはWQHDのモデルがあり。本機はFHD。
メモリ
LPDDR3のメモリで、最大8GBです。
 
SSD
PCIe-NVMe SSDで、256GBまたは512GBのモデルがあります。本機は256GBです。
光学ドライブ
内蔵していません。
 
バッテリー駆動時間
Core m7搭載モデルで約12.1時間、Core m5搭載モデルで14.1時間(JEITA2.0)です。
その他
薄さは12.8mm、重量は約999gです。
 

特徴1 - ゴージャスな外観の 2 in 1 PC

YOGA 900Sは、液晶が360度回転し、下図のようなスタイルで使用できるパソコンです。

見た目もゴージャスで、人とは違うものを持ち歩きたいという方におすすめです。


ゴージャスな外観の2 in 1 パソコン

 

時計のバンドのような「ウォッチバンドヒンジ」も、高級感があります。


ウォッチバンドヒンジを採用

特徴2 - わずか約999gの重量

本製品は重量も軽いです。

メーカーの仕様表では、約999gとなっています。

当サイトでの実測値は次の通りです。


重量の実測結果

特徴3 - バッテリー駆動時間も長め

バッテリー駆動時間のチェックです。

フリーソフトで確認した本製品のバッテリー容量は53Whです。

メーカー公表値のバッテリー駆動時間は、Core m5-6Y54を搭載したモデルが最大 約14.1時間(JEITA2.0)、Core m7-6Y75を搭載したモデルが最大 約12.1時間(JEITA2.0)となっています。

Core m5-6Y54を搭載したモデルにおいて、当サイトによるバッテリー駆動時間の計測値は下表のとおりです。モバイルノートパソコンとしては長めの駆動時間です。特に、単位重量当たりのバッテリー駆動時間はかなり長いです。

ただし、Core m7-6Y75を搭載したモデルは、もう少し短くなります。

バッテリー駆動時間
  FHD(1920x1080)液晶
Core m5-6Y54
動画再生時 ※1 8時間58分
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 6時間45分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 7時間08分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

特徴4 - かなり薄いボディ

最近のモバイルノートパソコンはかなり薄型化していますが、その中でもYOGA 900Sは、特にボディが薄いです。

メーカー公表値では12.8mmしかありません。筆者が知っている限りでは、HP Spectre 13に次ぐ薄さのモバイルPCです。


薄いボディ

 

同じ「Yoga」の文字が入っているThinkPad X1 Yogaと薄さを比較したものが下の図です。ThinkPad X1 Yogaもかなり薄いですが、それよりも薄くなっています。


ThinkPad X1 Yogaとの薄さの比較

特徴5 - NVMe SSDを搭載

本製品は、PCIe - NVMe接続のSSDを搭載しています。高価なモバイルノートPCでは搭載されるのが一般的になってきているSSDです。アクセス速度については「パフォーマンスのチェック」の項目をご覧ください。


デバイスマネージャー

ThinkPad X1 Yogaとの比較

同じ「Yoga」の文字が入っているThinkPad X1 Yogaと、仕様などを比較します。

ThinkPad X1 Yogaは、キーボードが打ちやすく、ペンやThinkPad WiGig、OneLink+ドックにも対応し処理性能も高く仕事で使いやすいPCです。一方、YOGA 900Sは、軽量・薄型でバッテリー駆動時間も長く、見た目が豪華です。

ThinkPad X1 Yogaとの比較
  Lenovo YOGA 900S ThinkPad X1 Yoga
プロセッサー Core M Core i (U)
液晶サイズ・表面処理 12.5型ワイド・グレア 14型ワイド・ハーフグレア
液晶解像度 WQHD(2560x1440)IPS
FHD(1920x1080)IPS
WQHD(2560x1440)IPS
FHD(1920x1080)IPS
(後日、有機EL選択可
メモリ 8GB 最大16GB
ストレージ PCIe-NVMe SSD 最大 PCIe-NVMe SSD
バッテリー駆動時間 最大 約14.1時間(JEITA2.0) 最大 約9.8時間(JEITA2.0)
重量 約0.999kg 約1.36kg~
薄さ 12.8mm 16.8mm
主なポート類 USB3.0 x1
USB2.0 x1
USB3.0 Type-C
USB3.0 x3
HDMI
Mini DisplayPort
micro SD
ペン 非対応 対応
ThinkPad WiGig、OneLink+ドック 非対応 対応
キーボードの打ちやすさ(主観) やや悪い~普通 良い
価格 約180,000円~ 約170,000円~
メーカーHP レノボ 公式サイト レノボ 公式サイト

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

まず、搭載されていたパネルは「AUO B125HAN02.2」という型番でした。なお、ThinkPadは複数メーカーから部品を調達しており、必ず同じパネルが搭載されるとは限りません。

最大輝度は、当サイトによる計測では279cd/m2でした。

視野角は、IPSパネルを搭載しているため広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、やや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは感じません。


 

光沢液晶ですので、映り込みはあります。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

当サイトの計測値では、キーピッチが横:18.5mm、縦:17.5mm、キーストロークが約1mmです。キートップはやや凹んでいるようにも見えますが、ほぼフラットです。

実際にタイピングしてみると、底つきの衝撃やたわみは感じませんが、キーストロークの浅さが気になります。またキーもほぼフラットであるため、爪で押すような方はやや滑ると思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドはクリックボタンがやや硬いです。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

Core Mプロセッサーを搭載しており、UシリーズCore i プロセッサーよりはやや性能が劣ります。ただし、モバイル用途の作業なら困ることはないでしょう。

Core m5-6Y54、8GBメモリ、256GB PCIe- NVMe SSDの構成でのベンチマーク結果は下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark




※SKY DIVER:ミドルレンジ・ゲーミングPC向けのテスト
※CLOUD GATE:一般的なパソコン向けのテスト

※ICE STORM EXTREME:メインストリームモバイルデバイスのテスト

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core m5-6Y54
x265でエンコード (※1) 1時間40分49秒
x264でエンコード (※2) 42分11秒
NVENCでエンコード (※3)
QSVでエンコード (※4) 16分56秒

ストレージのベンチマーク


256GB PCIe - NVMe SSD

 

 

 


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