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レノボ ThinkPad T460sの実機レビュー

更新日:2016年4月17日

メインでも使えるモバイルノート

ThinkPad T460sは、操作性が良く、画面も見やすくメインPCとしても使用できる14型モバイルノートパソコンです。

他のThinkPadシリーズと同様にキーボードが打ちやすく、トラックポイントも搭載し操作性は抜群です。さらに、14型とモバイルノートPCとしてはサイズが大きく、視野角も良い液晶を搭載し画面も見やすいです。

また、旧モデルのT450sよりも200gほど軽くなり(構成にもよります)、ボディも薄くなりました。

2016.4.17 追記:非タッチパネルWQHD液晶、GeForce 930M搭載のモデルによる各種計測値も追記しました。

公式サイト:レノボ 公式サイト


※レビュー機は、1台は当サイトでの購入品、1台はメーカーからの借用品です

目次

ThinkPad T460sの基本スペック

ThinkPad T460sの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年3月10日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Uシリーズの第6世代インテルCPUを選択可能です。
グラフィックカード
インテルHDグラフィックス 520(CPU内蔵)またはGeForce 930Mです。
液晶ディスプレイ
14.0型ワイド、非光沢IPS液晶FHD液晶、FHDタッチ液晶、WQHD液晶から選択可。
メモリ
PC4-17000 DDR4のメモリで、最大24GBです。2枚のうち1枚はオンボードです。
ハードディスク/SSD
SATA SSDPCIe-NVMe SSDを選択できます。
光学ドライブ
内蔵していません。
 
バッテリー駆動時間
メーカー公表値で最大約10.3時間(JEITA2.0)です。
その他
薄さは16.9-18.8mm、重量はタッチ液晶で約1.43kg、非タッチ液晶で約1.36kgです。ただし、最軽量時は約1.32kgとも書かれています。

 

今回は、以下の構成の製品でレビューしています。

  • Core i5-6200U, 8GB メモリ, 256GB SATA SSD, FHDタッチ液晶
  • Core i7-6600U, 8GB メモリ, 256GB PCIe-NVMe SSD, GeForce 930M, WQHD液晶 NEW!

特徴1 - 作業を快適に行える

本製品は、モバイルノートパソコンとしては、作業を非常に快適に行える製品です。

打ちやすいキーボードに、マウスが無くても操作しやすいトラックポイントを搭載。また、モバイルノートPCとしては大きな14型ワイドの液晶を搭載し、視野角も良く画面も見やすいです。静音性も高く、動作音が気にならずに作業をすることができます。

メインのノートパソコンとしても十分使用できるPCです。


作業を快適に行える

特徴2 - NVMe SSD や GeForce 930Mを選択可能

ThinkPad T460sは、通常のSSDよりも高速な、PCIe - NVMe接続のSSDを選択可能です。また、グラフィックスも、専用GPUのGeForce 930Mを選択可能で、GPU支援が使えるようなアプリケーションを使用する場合にパフォーマンスがやや良くなることが見込めます。モバイルノートパソコンとしては、ややスペックが高い製品です。


NVMe SSDやGeForce 930Mを搭載可能で高いスペック

特徴3 - タッチ液晶を選んでも薄いまま

ThinkPad T460sの液晶は、タッチ液晶と非タッチ液晶を選ぶことが出来ます。

タッチ液晶の場合は、タッチセンサーを内蔵したインセル方式を採用しており、従来のタッチパネルのように液晶パネルの上にタッチセンサーやガラスを取り付ける必要がありません。そのため、見た目は非タッチ液晶と変わらず、薄さも非タッチ液晶と同じです。重量もそれほど増加しません。メーカーの仕様表を確認すると、約1.43kg(Touch)、約1.36kg(Non-Touch)と書かれており、70gの増加で抑えられています。なお、ThinkPad T450sのときは、230gも増えていました。

実際に使ってみましたが、気になっていた右の端からのスワイプも特に違和感なく実行することができました。タップやピンチイン・アウトなどの操作も、気持ち強めにタッチする必要があるかなと感じた程度で、一般的なタッチパネル液晶とほぼ変わらない操作感でした。


インセル方式のタッチパネル

特徴4 - 底面カバーを開けやすい

薄型のモバイルノートは、底面カバーを固定するネジが多く、またツメも外れにくく、底面カバーを開けにくい製品が多いです。特にツメがなかなか外れず、指が痛くなり、力任せに引っ張るとツメが折れることもありました(筆者は、他のPCですが過去に2回折ったことがあります)。旧シリーズのThinkPad T450sや、ThinkPad X260などもツメが外れにくい機種でした。

一方、ThinkPad T460sは、ネジの数がやや少なく、ツメも外れやすくなり、分解しやすくなりました。特にツメが外れやすく、指が痛くなることなく底面カバーを外すことができます。


はずすネジは5つ


ツメが外れやすく底面カバーを開けやすい

 

ただし、せっかく底面カバーが簡単に外せるのに、内蔵バッテリーはCRU (ユーザーによる交換可能部品) でないのが残念です。バッテリーが劣化した場合は、メーカーに送って交換してもらう必要があります。

また、キーボードも取り変えやすくなっています。底面のネジを回し、レノボ 公式サイトのマニュアル通りの手順通りにすれば、簡単にキーボードを交換できるようになりました。


底面のネジを回し、キーボード・フレームのロックを解除

特徴5 - 膝の上に置いても熱くなりにくい

ThinkPad T460sは、「インテリジェント・クーリング」という機能を搭載し、ユーザーの使用環境を検知し、最適な熱制御を行えるようになりました。


インテリジェント・クーリング設定画面

 

例えば、膝の上にPCを置いて作業をした場合、膝が熱くならないように、CPUクロックがやや下がります。また、液晶ディスプレイを閉じているときも、サスペンドへ移行できていないときのために、CPUクロックが最小限にまで下がります。

もちろん、PCをデスクの上に置いたときは、CPUは最大のパフォーマンスで駆動します。


膝上検知モードにより、CPUクロックを下げ、発熱を抑える

 

試しに、PCを膝上に置いたときと、デスクに置いたときの両方で、CPU使用率がほぼ100%になるエンコードを実施し、CPU温度・クロック周波数、エンコード時間、底面の温度を計測しました。

膝上に置いたときは、CPUのクロック周波数が下がり、CPU温度も下がりました。ただし、もちろんエンコード時間はやや長くなりました。膝上に置いた場合、体温でPCが温められるため、底面の温度は通常上昇しますが、デスクに置いたときとほぼ変わらない温度でした。


PCを膝上の置いたときと、デスクに置いたときの各種計測結果

特徴6 - 指紋センサー選択可能

指紋センサーも搭載することが可能です。Windows 10 のOSを選択していれば、Windows Helloを利用し指紋認証でOSやアプリにログインすることが可能です。


Windows Hello で指紋認証ログイン

旧モデルのThinkPad T450sとの比較

旧モデルのThinkPad T450sとの比較です。

キーボードについてはほぼ変わりありません。タッチパッドは、T460sのほうがやや大きくなっています。


T460sとT450sの外観比較1

 

高さはT460sのほうが薄くなっています。


T460sとT450sの外観比較2

 

T460sは、リアバッテリーが着脱出来なくなりました。ただし、その分重量は軽くなっています。


T460sとT450sの外観比較3

 

続いて、スペックの比較です。選択するパーツにもよりますが、プロセッサー、メモリ、ストレージの性能は上がり、上述したように重量、薄さも改善されています。VGAのポートは搭載されなくなったためご注意ください。

ThinkPad T460sとT450sとのスペック比較
  ThinkPad T460s ThinkPad T450s
プロセッサー 第6世代インテルCore i プロセッサー 第5世代インテルCore i プロセッサー
メモリ 最大 24GB (PC4-17000 DDR4) 最大12GB (PC3-12800 DDR3L)
ストレージ 最大 PCIe NVMe SSD SATA SSD
バッテリー駆動時間 最大 約10.3時間(JEITA2.0) 最大 約10.8時間(JEITA2.0)
重量 約1.43kg(Touch)
約1.36kg(Non-Touch)
※最小構成時は1.32kgという記載も
約1.82kg(Touch/3セル+3セル/HDD)
約1.59kg(Non-Touch/3セル+3セル/HDD)
約1.54kg(Non-Touch/3セル+3セル/SSD)
薄さ 16.9-18.8mm 22.94mm(Touch)
20.65mm(Non-Touch)
ポート HDMI
Mini DisplayPort
USB3.0 x3
LAN
VGA
Mini DisplayPort
USB3.0 x3
LAN

ThinkPad X1 Carbon (2016)との比較

ThinkPad X1 Carbon (2016)との比較です。

ThinkPad T460sのほうが、処理性能がやや高く価格も安いですが、重量や薄さはThinkPad X1 Carbon (2016)のほうが優れています。

底面カバーの開閉や、キーボードの交換などのメンテナンス性は、T460sの方が優れています。ただし、X1 Carbon (2016)も他のモバイルノートパソコンに比べれば、底面カバーを開けやすいです。メモリについては、T460sはオンボードの他にスロットが1つあるので、増設・換装することが可能です。

その他搭載しているポート類なども異なりますので、詳細は下の表をご覧ください。

ThinkPad T460sとThinkPad X1 Carbon (2016)とのスペック比較
  ThinkPad T460s ThinkPad X1 Carbon (2016)
液晶 14.0型 WQHD IPS
14.0型 FHD IPS
14.0型 FHD IPS タッチ
14.0型 WQHD IPS
14.0型 FHD IPS
プロセッサー 第6世代インテルCore i プロセッサー 第6世代インテルCore i プロセッサー
メモリ 最大 24GB (PC4-17000 DDR4)
オンボード + 1スロット
最大16GB (LPDDR3)
オンボード
ストレージ 最大 PCIe NVMe SSD 最大 PCIe NVMe SSD
グラフィックス 最大 GeForce 930M CPU内蔵
バッテリー駆動時間 最大 約10.3時間(JEITA2.0) 最大 約9.8時間(JEITA2.0)
重量 約1.43kg(Touch)
約1.36kg(Non-Touch)
※最小構成時は1.32kgという記載も
約 1.18kg
薄さ 16.9-18.8mm 14.95-16.45mm
ポート・その他 HDMI
Mini DisplayPort
USB3.0 x3
LAN
SDカード
HDMI
Mini DisplayPort
USB3.0 x3
micro SDカード
OneLink +
WiGig対応
価格 約120,000~ 約160,000円~

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

本製品は、以下の液晶を選択できますが、今回は(1)と(3)の液晶の特性についてチェックします。なお、ThinkPadは複数メーカーから部品を調達しており、必ず同じパネルが搭載されるわけではないという点は、ご了承ください。

 (1)14.0型FHD IPS液晶 (1920×1080) マルチ・タッチパネル
 (2)14.0型FHD IPS液晶 (1920×1080)
 (3)14.0型WQHD IPS液晶 (2560×1440)

14.0型FHD IPS液晶 (1920×1080) マルチ・タッチパネル

FHD タッチパネル液晶のチェックです。

今回、搭載されていたパネルは「LP140WF5-SPB3」でした。

最大輝度は、当サイトによる計測では218cd/m2と、やや低めでした。

視野角は、IPSパネルを搭載しているため広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色も割と直線的で、比較的自然な発色であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、やや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。


 

タッチパネル液晶ですが、非光沢となっており、映り込みは少ないです。

画面への映り込み

14.0型WQHD IPS液晶 (2560×1440)

次はWQHD液晶のチェックです。

搭載されていたパネルは「VVX14T058J02」でした。

最大輝度は、当サイトによる計測では254cd/m2でした。

視野角は、IPSパネルを搭載しているため広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。やや緑色が強くなっている液晶であることが分かりますが、一般の方はそこまで気にならないと思います。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。


 

非光沢となっており、映り込みは少ないです。

画面への映り込み

 

また、下で紹介している動画をご覧いただければ分かりますが、このパネルはやや"ちらつき"があります。動画の場合、分かりやすいですが、肉眼で分かる人は少ないと思います。ただし、敏感な人は肉眼でも"ちらつき"を感じる可能性があります。また、"ちらつき"を感じなくても、眼が疲れやすかったりする場合もあります。

なお、"ちらつき"については、以前書いたこちらのレビュー記事をご覧ください。

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

当サイトの計測で、キーピッチは19x19mm、キーストロークは約2mmと十分な数値です。キートップは指にフィットするように湾曲しており、底も柔らかく、非常にタイピングしやすいキーボードです。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

バックライトキーボードも搭載しています。


バックライトキーボード搭載

 

トラックポイントも搭載し、トラックポイント用のクリックボタンも独立しており使いやすいです。

タッチパッドもやや広くなり、タッチパッド用のクリックボタンも、軽い力で押せてクリックしやすいです。


トラックポイント&タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

UシリーズのCore i プロセッサーを搭載しており、CPUの処理性能は標準的です。メモリはオンボードが4GBまたは8GBで、1スロット空きがあり、最大24GBと十分な容量です。ストレージは、通常のSSDよりも高速なPCIe - NVMe SSDを選択可能です。グラフィックスはGeForce 930Mを選択することが出来ます。

選択するパーツにもよりますが、通常のモバイルノートパソコンよりも、やや高性能な構成にすることが可能です。

ベンチマーク結果は下の通りです。

PassMark Performance Test 8.0


Core i5-6200U、8GBメモリ、256GB SATA SSD



Core i7-6600U、8GB メモリ、256GB PCIe-NVMe SSD、GeForce 930M

3DMark

本製品のスペックの場合、CLUD GATEやSKY DRIVEのスコアを参考にすると良いです。

3DMark
  Core i5-6200U
インテル HD グラフィックス 520
Core i7-6600U
GeForce 930M
FIRE STRIKE 812 1240
SKY DRIVE 3443 4784
CLOUD GATE 5565 6024
ICE STORM 53586 26219
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated


Core i5-6200U、8GBメモリ、256GB SATA SSD



Core i7-6600U、8GB メモリ、256GB PCIe-NVMe SSD、GeForce 930M

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i5-6200U Core i7-6600U
GeForce 930M
x265でエンコード (※1) 41分53秒 38分27秒
x264でエンコード (※2) 20分20秒 19分06秒
NVENCでエンコード (※3) 実行できず
QSVでエンコード (※4) 11分21秒 09分04秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク


256GB PCIe-NVMe SSD
(SAMSUNG MZVPV256)

256GB SATA SSD
(SAMSUNG MZNLN256HCHP-000L7)

OS再起動とアプリの起動の比較

下の動画は、今回レビューした2機種によるOS再起動時間とMicrosoft Edge起動時間の比較です。

OS再起動時間に関しては、「Core i7-6600U, 256GB PCIe-NVMe SSDモデル」のほうがやや速いです。Microsoft Edgeの起動時間に関してはそれほど違いはなかったです。


左側:Core i7-6600U, 256GB PCIe-NVMe SSD
右側:Core i5-6200U, 256GB SATA SSD

特徴2 - GeForce 930M搭載モデルあり

本製品は、GeForce 930Mの専用グラフィックスを搭載したモデルがあります。

このグラフィックスでのゲームベンチマークスコアは下表の通りです。グラフィック解像度や品質をかなり落とせば、ゲームをプレイできるでしょう。

やや中途半端な性能ですが、RPGのレベル上げくらいならできますし、GPU支援を使うようなクリエイティブなソフトを使う方にも有用です。

ゲームベンチマーク
製品名 レノボ ThinkPad T460s
基本スペック Core i7-6600U
GeForce 930M
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) 標準品質 ★ 4768 (快適)
高品質 ★ 3388 (やや快適)
最高品質 2504 (やや快適)
標準品質 ★ 2383 (普通)
高品質 ★ 1699 (設定変更が必要)
最高品質 未実施
ドラゴンズドグマオンライン 低品質 2669 (普通)
標準品質 2556 (普通)
最高品質 2307 (普通)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 4189 (標準)
描画:6 832 (重い)
バイオハザード6 RANK B(3867)
RANK C(2286)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 4803
2461
ドラゴンクエストX 標準品質 5359 (快適)
最高品質 3922 (普通)
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4200スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

重量のチェック

重量のチェックです。

タッチ液晶で約1.43kg、非タッチ液晶で約1.36kg、最軽量時で約1.32kgと、メーカーサイトには書かれています。

当サイトによる計測値は下図の通りです。

タッチ液晶を搭載したPC本体の重量は1.405kgで、他社のモバイルノートパソコンと比較すると"やや重い"部類ですが、14型と画面が大きい点と、タッチパネルを搭載している点を考慮すれば、十分な数値だと思います。

非タッチ液晶+GeForce 930Mを搭載したPC本体の重量は1.338kgで、モバイルノートパソコンとして、"やや重い~普通"の重量だと思います。GeForce 930Mを搭載していないモデルならもう少し軽くなると思います。


重量の実測結果

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

ThinkPad T460sのバッテリーは2種類搭載されており、フロント・バッテリーが23.5Wh、リア・バッテリーが26Whとなっており、合計49.5Whのバッテリーが搭載されていることになります。普通の容量だと思います。

当サイトの計測によるバッテリー駆動時間は下表の通りです。

バッテリー駆動時間
  FHD(1920x1080)タッチ液晶
Core i5-6200U
WQHD(2560×1440)液晶
Core i7-6600U
動画再生時 ※1 6時間43分 6時間48分
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 3時間27分 3時間23分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 4時間23分 4時間34分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

「WQHD液晶+Core i7-6600U」の構成の場合、消費電力が高めになるため、このくらいのバッテリー駆動時間になるかなと思いますが、「FHDタッチ液晶+Core i5-6200U」の構成のバッテリー駆動時間が想像よりもかなり短かったです。FHDタッチ液晶が意外と消費電力を食うのかもしれません。

同じ液晶サイズのThinkPad X1 Carbon (2016)は、もっと長く駆動出来ます。ThinkPad X1 Carbon (2016)のほうが、わずかにバッテリー容量が多いものの、それにしても駆動時間にかなりの差があります。バッテリー駆動時間を優先するなら、ThinkPad X1 Carbon (2016)のほうが良いと思います。

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

カード挿入後の出っ張りはほぼありません。


micro SDカードスロット挿入後の画像

 

速度は普通です。UHS-Ⅱのカードには対応していません(逆に速度が下がります)。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)

 

 

 


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