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HP Pavilion Desktop PC h8-1080jpの実機レビュー(2)
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静音性をチェック
GeForce GTX 580を搭載した本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし、動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。
下記の3つの状態で計測した結果、他のデスクトップPCと比較して、普通の騒音値だと思います。

騒音値の計測結果(Core i7-2600 + GeForce GTX 580の構成の場合)
左図:アイドル時の騒音値 (何も操作していない状態)
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の騒音値(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の騒音値(x264、解像度1280x720でエンコード)
部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB、 測定機器:GS-04
※選択したCPUやGPUが異なると騒音値は変わってきます
尚、GeForce GT420を搭載した場合、下図のようにやや動作音が低くなります。

騒音値の計測結果(Core i5-2400 + GeForce GT 420の構成の場合)
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
下記の3つの状態で計測した結果、CPUとGPUの温度が70度を超えていますが、他のメーカー製PCもこのくらいの温度上昇はあります。問題ない範囲の温度だと思います。ただ、ゲームなどをプレイするときは、エアコンをつけて、できるだけ部屋の温度を低くしたほうが良いと思います。
各パーツの温度の測定結果(Core i7-2600 + GeForce GTX 580の構成の場合)
左図:アイドル時(何も操作していない状態)の温度
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の温度(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の温度(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor Pro
※選択したCPUやGPUが異なるとパーツの温度は変わってきます
尚、Core i5-2400+GeForce GT420の場合、次のような温度になります。
各パーツの温度の測定結果(Core i5-2400 + GeForce GT 420の構成の場合)
消費電力のチェック
h8-1080jpの消費電力のチェック結果です。もし、消費電力が高いと、電気代が高くなるのと、節電に反します。尚、1日平均3時間程度パソコンを使用する方は、消費電力が1W違うと、電気代は1か月あたり約2円違います(電気の契約内容にもよります)。
下記の3つの状態で計測した結果ですが、GeForce GTX 580を搭載しているだけあって、消費電力は非常に多いです。
消費電力の計測結果(Core i7-2600 + GeForce GTX 580の構成の場合)
左図:アイドル時 (何も操作していない状態)の消費電力
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の消費電力(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の消費電力(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※選択したCPUやGPUが異なると消費電力は変わってきます
GeForce GT420を搭載した場合は、下記のように消費電力は少ないです。
消費電力の計測結果(Core i5-2400 + GeForce GT 420の構成の場合)
外観をチェック
h8-1080jpの外観です。前面(フロントパネル)は光沢になっており高級感があります。
ただ、デザインが変更されてから、ハードディスクを着脱できるHP Pocket Media Driveスロットが無くなりました。
フロントのドアを広くと、USB2.0ポートが4つと、カードリーダーがあります。最近、スマートフォンやiPad、iPodなど、頻繁にパソコンに抜き差しするデバイスが増えてきたので、前面にUSBポートがたくさんあるのは嬉しいです。
背面と側面です(下図)。
前面と天面にUSBポートがたくさんあるため、背面のUSBポートは少なめです。
ケースの内部とエアフローのチェック
h8-1080jpのケース内部です。
排気ファンでエアフローを作る標準的な構造です。グラフィックカードを固定するサポートバーを搭載しており、重いグラボを搭載しても安定設置できます。フロントのUSBポートへ接続しているUSBケーブルが幾つもあり、配線は、ややごちゃごちゃしています。
フロント及びサイドから給気し、背面から排気します。
斜めから見たケース内部の図です(下図)。
反対側の斜めから見た内部の画像です(下図)。
パーツの選び方
ここでは、2011/8/17の時点で選択できるパーツの選び方を考察します。ただし、時期が経つと選択できるパーツは異なりますのでご注意ください。
CPU
h8-1080jpは、ミドル~ハイミドルのCPUを搭載可能です。この中で、Core i5-2405Sは、CPUの性能はやや劣るものの、インテルHDグラフィックス3000を搭載し、消費電力も少ないモデルとなります。独立グラフィックカードを搭載しない人はCore i5-2405Sの選択肢も良いと思います。CPUとしての処理性能は、Core i5-2405SよりもCore i5-2400のほうが上です。
仕様 | Core i7-2600 | Core i5-2405S | Core i5-2400 |
---|---|---|---|
コア数 | 4 | 4 | 4 |
スレッド数 | 8 | 4 | 4 |
動作周波数 | 3.4GHz | 2.5GHz | 3.1GHz |
Turbo Boost時周波数 | 3.8GHz | 3.3GHz | 3.4GHz |
L3キャッシュ | 8MB | 6MB | 6MB |
消費電力 | 95W | 65W | 95W |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 2000 |
インテル HD グラフィックス 3000 |
インテル HD グラフィックス 2000 |
PassMark CPU ベンチ | 8,925 | 4,625 | 6,081 |
グラフィックス
グラフィックスは、下記のようなカードを選択できます(一部記載していないカードもあります)。最近は、CPU内蔵のグラフィックス(インテルHDグラフィックス)の性能が上がったため、ローエンドのGPUを搭載するメリットは少なくなりました。
グラフィックをあまり使わない方なら、CPU内蔵のグラフィックスでいいと思います。ただし、それならば、価格の安いp7-1040jpで十分だと思います。もしくは本機のCPUをCore i5-2405Sにすると良いです。
ゲームをするなら、Radeon HD 6850またはGeForce GTX580がいいと思います。動画編集するなら、GPGPUの対応ソフトがサポートしている場合の多いGeForce シリーズのGeForce GTX580が良いと思います。
仕様 | GeForce GTX580 | GeForce GTX 460(2G) | Radeon HD 6850 | GeForce GTX 460 | GeForce GTX 550Ti | GeForce GT 530 | GeForce GT 420 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
シェーダープロセッサ数 | 512基 | 336基 | 960基 | 336基 | 192基 | 96基 | 48基 |
グラフィッククロック | 772MHz | 675MHz | 775MHz | 675MHz | 900MHz | 700MHz | 700MHz |
メモリ | 1536MB GDDR5 | 2GB GDDR5 | 1GB GDDR5 | 1GB GDDR5 | 1GB GDDR5 | 2GB DDR3 | 2GB DDR3 |
メモリインターフェイス | 384bit | 256bit | 256bit | 256bit | 192bit | 128bit | 128bit |
対応DirectX | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 |
PassMark GPU ベンチ | 3,863 | ? ※1 | 2,668 | 2,358 | 1,877 | 720 | 593 |
まとめ
以上が、HP Pavilion Notebook PC h8-1080jp のレビューでした。
処理性能が高く、デザインも良く、価格も安い非常におすすめのデスクトップパソコンです。
ネットやオフィスはもちろん、ゲーム、動画編集、テレビ観賞、ブルーレイ鑑賞など様々な用途で使用できるため、万人におすすめのパソコンです。HPのデスクトップパソコンの中でも売れ筋のモデルとなるはずです。
静音性やパーツの温度など、特に問題となるような点もありません。
このパソコンは、国内で生産されているため品質面でも安心です。
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h8-1080jp(HP ダイレクト) |