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HP Pavilion Desktop PC h8-1080jpの実機レビュー

更新日:2012年2月5日

本レビューは、h8-1080jpの記事ですが、h8-1280jpとは選択できるパーツがやや異なるだけです。

液晶やキーボード、外観などについては変わりありません。

h8-1280jpの参考にもなると思います。

Pavilion Desktop PC h8-1080jp の概要

GTX580搭載、何でも出来る売れ筋PC

HP Pavilion Desktop PC h8-1080jp(以下、h8-1080jp)は、ゲーム、動画編集、TV鑑賞、ブルーレイ鑑賞等々、何でもやりたいという方にお勧めのデスクトップPCです。

第2世代インテルCPU、最大GeForce GTX 580のグラフィックス、SSD、10倍録画対応3波ダブルTVチューナー、ブルーレイドライブを搭載可能で、スペック面では十分です。

また、旧モデルは電源が460Wでしたが、2011年夏モデルから600Wになりました。しばらくしてグラボを換装したいと思った場合でも、比較的余裕のある容量です。

国内生産をしている点や、世界シェアNo.1という安心感もあります。デザインも良く価格も比較的安いです。

以前、GT420搭載のh8-1080jpをレビューしましたが、今回はGTX 580 を搭載した機種についてレビューします。

メーカーHPはこちら:HPダイレクト

目次

h8-1080jp の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2011年8月18日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。

CPU
第2世代インテルCPUのCore i5からCore i7まで選択可能です。本機は、Core i7-2600です。
マザーボード
本機のマザーボードはPEGATRON 2AB5、チップセットはH67です。
グラフィックカード
最大GeForce GTX580のカードを選択可能です。本機はGeForce GTX580です。
メモリ
PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は8GBです。
ハードディスク
500GB~2TBの容量を選択できます。2台まで搭載可能です。1TB×2台でRAID 1も構成できます。本機は2TBと1TBの2台搭載しています。
SSD
80GBまたは160GBの容量を選択可能です。160GB×2台でRAID 0を構成することも可能です。本機は未搭載です。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。本機はブルーレイドライブです。
テレビチューナー
10倍録画可能な3波ダブルテレビチューナーを選択可能です。本機も搭載しています。
電源
600W電源です。


拡張性
PCI Express x16が1スロット、PCI Express x1が3スロットあります。本機はグラフィックカードとテレビチューナーを搭載しているため、空きはPCI Express x1が1スロットのみです。
※パーツの中身はロットによって変更されますのでご注意ください

特徴1 - 600W電源

メーカー製のデスクトップパソコンは、電源容量をケチることが多く、ゲームに特化したデスクトップPCでない限り、500W以下の電源が一般的です。一方、h8-1080jpは、ゲームに特化している訳でもなく売れ筋のスタンダードなデスクトップPCにしては珍しく600Wの電源を搭載しています。

600Wの電源があれば、ある程度性能の高いグラフィックカードも搭載できるので、今後、カードを買い替えたいと思ったときにも安心です。

GeForce GTX 580搭載で高いゲームベンチマークスコア

ロストプラネット2

本機はメーカー製デスクトップPCとしては珍しくGeForce GTX 580のグラフィックカードを選択することが可能です。

下記に、各種ゲームベンチマークのスコアを掲載します。非常に重いロストプラネット2でも、60 fps 以上で動作することができます。ファイナルファンタジー XIVも「とても快適」という評価です。現時点でプレイできないゲームはほぼ無いでしょう。

ゲームベンチマーク
製品名 HP h8-1080jp
基本スペック Core i7-2600、GeForce GTX 580
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920*1080 RANK A(65.9 fps)
1280*720 RANK A(78.4 fps)
ファイナルファンタジー XIV 1920*1080 5562(とても快適)
1280*720 6404(とても快適)
中程度の
ゲーム
バイオハザード5(テストB) 1920*1080 RANK S(139.5 fps)
1280*720 RANK S(137.9 fps)
モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) 1920*1080 12118
1280*720 23391
軽めの
ゲーム
THE LAST REMNANT 1920*1080 183.14 fps
1280*720 256.53 fps
デビルメイクライ4 1920*1080 RANK S
1280*720 RANK S

特徴3 - 3波テレビWチューナー内蔵可能


ピクセラ製テレビチューナーを搭載

本機は、地上・BS・110度CSに対応したダブルテレビチューナーを選択可能です。

10倍録画(長時間録画)に対応し、録画時のディスク消費を抑えることが可能です。

チューナーには、安定感の高いピクセラ製を使用しています。以前は、タイムシフトや時間指定予約に対応していませんでしたが、ドライバー&ソフトウェアのアップデートにより、これらに対応するようになりました。

ただし、ピクセラブランドのチューナーは、2011/2/24にDTCP-IPと編集機能に対応しましたが、HPへのOEM製品は、まだ未対応のようです。これらの機能を使用したい場合は、ピクセラブランドのチューナーを購入してください。

特徴4 - 左右非対称な斬新デザイン

2011年夏モデルから、デスクトップパソコンのデザインが一新されました。左右非対称となっているデザインで斬新です。

 

本体の天面には、USB3.0ポートが2ポート搭載されています。パソコンを机の下に置いている場合などに便利です。マイクとヘッドホンの端子もあります。


天面は、やや湾曲しており、小物を置いても落ちにくくなっています。USBポートに接続したポータブル外付けハードディスクやiPodをこの天面に置くと落ちにくいので便利です。

総合ベンチマーク

Core i7-2600、GeForce GTX 580を搭載したh8-1080jpのベンチマーク結果です。

ディスク関連のスコア以外は、全て高スコアです。ディスクは今回、ハードディスクであったため、スコアが伸びませんでしたが、SSDを選択すれば、最強のマシンが出来上がります。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


解像度:1280x768で実施

3DMark11(1.0.2)

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

Core i7-2600、GeForce GTX 580搭載のh8-1080jpについて、動画のエンコード時間をチェックしました。

エンコードに用いたソフトは、定番のペガシスのTMPGEnc Video Mastering Works 5 です。x264でエンコードしたときと、GPGPU(CUDA)を用いてエンコードしたときの2種類を計測しました。GPGPUとは、エンコード処理を GPUで行い高速化する機能です。CUDAとはNVIDIAのGPGPUの名前です。

テストの結果は、x264でエンコードしたときは14分38秒、GPGPU(CUDA)でエンコードしたときは7分20秒でした。

どちらの速度も非常に速いです。特にGPGPUを使用したときのエンコードは爆速です。さすがGeForce GTX 580です。


TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 本機
x264でエンコード 14分38秒
GPGPU(CUDA)でエンコード 7分20秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

 

 

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