※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
HP Pavilion Desktop PC h8-1080jpの実機レビュー
本レビューは、h8-1080jpの記事ですが、h8-1280jpとは選択できるパーツがやや異なるだけです。
液晶やキーボード、外観などについては変わりありません。
h8-1280jpの参考にもなると思います。

GTX580搭載、何でも出来る売れ筋PC
HP Pavilion Desktop PC h8-1080jp(以下、h8-1080jp)は、ゲーム、動画編集、TV鑑賞、ブルーレイ鑑賞等々、何でもやりたいという方にお勧めのデスクトップPCです。
第2世代インテルCPU、最大GeForce GTX 580のグラフィックス、SSD、10倍録画対応3波ダブルTVチューナー、ブルーレイドライブを搭載可能で、スペック面では十分です。
また、旧モデルは電源が460Wでしたが、2011年夏モデルから600Wになりました。しばらくしてグラボを換装したいと思った場合でも、比較的余裕のある容量です。
国内生産をしている点や、世界シェアNo.1という安心感もあります。デザインも良く価格も比較的安いです。
以前、GT420搭載のh8-1080jpをレビューしましたが、今回はGTX 580 を搭載した機種についてレビューします。
メーカーHPはこちら:HPダイレクト
目次
1 h8-1080jp の基本スペック | 2 特徴1 - 600W電源 |
3 特徴2 - GeForce GTX 580搭載で高いゲームベンチ | 4 特徴3 - 3波テレビWチューナー内蔵可能 |
5 特徴4- 左右非対称な斬新デザイン | 6 総合ベンチマーク |
7 動画のエンコード時間のチェック | 8 静音性のチェック |
9 パーツの温度のチェック | 10 消費電力のチェック |
11 外観をチェック | 12 ケースの内部とエアフローのチェック |
13 パーツの選び方 | 14 まとめ |
h8-1080jp の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。※2011年8月18日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。
CPU 第2世代インテルCPUのCore i5からCore i7まで選択可能です。本機は、Core i7-2600です。 |
マザーボード
本機のマザーボードはPEGATRON 2AB5、チップセットはH67です。 |
グラフィックカード 最大GeForce GTX580のカードを選択可能です。本機はGeForce GTX580です。 |
メモリ PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は8GBです。 |
ハードディスク 500GB~2TBの容量を選択できます。2台まで搭載可能です。1TB×2台でRAID 1も構成できます。本機は2TBと1TBの2台搭載しています。 |
SSD 80GBまたは160GBの容量を選択可能です。160GB×2台でRAID 0を構成することも可能です。本機は未搭載です。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。本機はブルーレイドライブです。 |
テレビチューナー 10倍録画可能な3波ダブルテレビチューナーを選択可能です。本機も搭載しています。 |
電源 600W電源です。 |
拡張性 PCI Express x16が1スロット、PCI Express x1が3スロットあります。本機はグラフィックカードとテレビチューナーを搭載しているため、空きはPCI Express x1が1スロットのみです。 |
特徴1 - 600W電源
メーカー製のデスクトップパソコンは、電源容量をケチることが多く、ゲームに特化したデスクトップPCでない限り、500W以下の電源が一般的です。一方、h8-1080jpは、ゲームに特化している訳でもなく売れ筋のスタンダードなデスクトップPCにしては珍しく600Wの電源を搭載しています。
600Wの電源があれば、ある程度性能の高いグラフィックカードも搭載できるので、今後、カードを買い替えたいと思ったときにも安心です。
GeForce GTX 580搭載で高いゲームベンチマークスコア
本機はメーカー製デスクトップPCとしては珍しくGeForce GTX 580のグラフィックカードを選択することが可能です。
下記に、各種ゲームベンチマークのスコアを掲載します。非常に重いロストプラネット2でも、60 fps 以上で動作することができます。ファイナルファンタジー XIVも「とても快適」という評価です。現時点でプレイできないゲームはほぼ無いでしょう。
製品名 | HP h8-1080jp | ||
基本スペック | Core i7-2600、GeForce GTX 580 | ||
重めの ゲーム |
ロストプラネット 2(テストB) | 1920*1080 | RANK A(65.9 fps) |
1280*720 | RANK A(78.4 fps) | ||
ファイナルファンタジー XIV | 1920*1080 | 5562(とても快適) | |
1280*720 | 6404(とても快適) | ||
中程度の ゲーム |
バイオハザード5(テストB) | 1920*1080 | RANK S(139.5 fps) |
1280*720 | RANK S(137.9 fps) | ||
モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) | 1920*1080 | 12118 | |
1280*720 | 23391 | ||
軽めの ゲーム |
THE LAST REMNANT | 1920*1080 | 183.14 fps |
1280*720 | 256.53 fps | ||
デビルメイクライ4 | 1920*1080 | RANK S | |
1280*720 | RANK S |
特徴3 - 3波テレビWチューナー内蔵可能
ピクセラ製テレビチューナーを搭載
本機は、地上・BS・110度CSに対応したダブルテレビチューナーを選択可能です。
10倍録画(長時間録画)に対応し、録画時のディスク消費を抑えることが可能です。
チューナーには、安定感の高いピクセラ製を使用しています。以前は、タイムシフトや時間指定予約に対応していませんでしたが、ドライバー&ソフトウェアのアップデートにより、これらに対応するようになりました。
ただし、ピクセラブランドのチューナーは、2011/2/24にDTCP-IPと編集機能に対応しましたが、HPへのOEM製品は、まだ未対応のようです。これらの機能を使用したい場合は、ピクセラブランドのチューナーを購入してください。
特徴4 - 左右非対称な斬新デザイン
2011年夏モデルから、デスクトップパソコンのデザインが一新されました。左右非対称となっているデザインで斬新です。
本体の天面には、USB3.0ポートが2ポート搭載されています。パソコンを机の下に置いている場合などに便利です。マイクとヘッドホンの端子もあります。
天面は、やや湾曲しており、小物を置いても落ちにくくなっています。USBポートに接続したポータブル外付けハードディスクやiPodをこの天面に置くと落ちにくいので便利です。
総合ベンチマーク
Core i7-2600、GeForce GTX 580を搭載したh8-1080jpのベンチマーク結果です。
ディスク関連のスコア以外は、全て高スコアです。ディスクは今回、ハードディスクであったため、スコアが伸びませんでしたが、SSDを選択すれば、最強のマシンが出来上がります。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 7.0
3DMark06(1.2.0 1901)
解像度:1280x768で実施
3DMark11(1.0.2)
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
Core i7-2600、GeForce GTX 580搭載のh8-1080jpについて、動画のエンコード時間をチェックしました。
エンコードに用いたソフトは、定番のペガシスのTMPGEnc Video Mastering Works 5 です。x264でエンコードしたときと、GPGPU(CUDA)を用いてエンコードしたときの2種類を計測しました。GPGPUとは、エンコード処理を GPUで行い高速化する機能です。CUDAとはNVIDIAのGPGPUの名前です。
テストの結果は、x264でエンコードしたときは14分38秒、GPGPU(CUDA)でエンコードしたときは7分20秒でした。
どちらの速度も非常に速いです。特にGPGPUを使用したときのエンコードは爆速です。さすがGeForce GTX 580です。
エンコード方法 | 本機 |
---|---|
x264でエンコード | 14分38秒 |
GPGPU(CUDA)でエンコード | 7分20秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
![]() ![]() |
![]() |
|
![]() |