HP Pavilion x360 14-dw0000 の実機レビュー

更新日:2020年9月20日

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Core i5-1035G1
メモリ 8GB (最大16GB)
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 14.0インチ
液晶種類 FHD IPS タッチ 光沢
質量 約1.65kg
バッテリー 約11.5時間
LTE 対応
価格[税込] 6万円台~
LTEに対応した2 in 1 PCが7万円台

HP Pavilion x360 14は、7万円台で購入できる、LTEを搭載した14型 2 in 1PCです。LTEを搭載した機種としては、かなりリーズナブルな価格が特徴的です。

スペックは鉄板構成の、第10世代Core i5、8GBメモリ、SSD、IPS液晶となっており、多くの作業を快適にこなせる、日常遣いにちょうどいい性能です。また、別売りですが、アクティブペンも使用できます。

家にネット回線を引いていない単身者や、プライベート、仕事を問わず、いろいろな場所でネット回線につながったPCを使いたい方に適した機種です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1035G1、8GBメモリ、256GB PCIe SSD

 

当サイト向け特別クーポンで安く購入可能

当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。

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目次

お忙しい方は、「HP Pavilion x360 14-dw0000の特徴」のみお読みください。

 

HP Pavilion x360 14-dw0000の特徴

LTE対応で7万円台

HP Pavilion x360 14の最大の特徴は、LTEに対応していることです。しかも、7万円台(税別)と、LTE搭載機種としては価格が安いです。Inspiron 13 5391 LTEと並ぶ最安クラスのLTE搭載ノートPCではないかと思います。

質量が約1.65kgとそれほど軽くはないため、外出先でネットに繋ぐというよりも、光回線などを引いていない方が自宅でネットにつなぐといった用途に適していると思います。格安SIMを使えば、月々1,000円程度でネットに接続できるので、ネットをライトに使う単身者にちょうどいいと思います。

LTEに対応しているためどこでもインターネット可能
SIMカードのスロットはプッシュ式で抜き差しが簡単

 

使う場所に合わせて変形可能

HP Pavilion x360 14は、コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、下の画像のように、通常のラップトップ形状だけでなく、タブレット形状、テント形状、スタンド形状など、使用する場所や用途に合わせて変形することができます。

据え置きでの使用だけでなく、立ち姿勢や、ソファーに横になってなど、いろいろな場所で自由に使用できるので、クラムシェル型ノートPCよりも使用範囲が広いです。

変形自在のコンバーチブル型PC

 

アクティブペンも使用可能

HP Pavilion x360 14は、アクティブペンの使用が可能です。

購入時のオプションでHP MPP アクティブペンを選択することができます。HP MPP アクティブペンの詳細のスペックは下表のとおりです。4096段階の筆圧検知と、傾き検知に対応しています。

なお、2020年9月20日現在、HP MPP アクティブペンは一時販売中止となっています。Microsoft Pen Protocol (MPP) に対応したアクティブペンであれば、他のペンも使えるので、そちらを購入してもいいです。例えば、Surface Penやワコム BAMBOO Ink Plusなどが使えます。

HP MPP アクティブペンを使用可能
HP MPP アクティブペンはオプション
(2020年9月20日現在、一時販売停止中)
HP MPPアクティブペン性能
  [オプション]
HP MPP アクティブペン
対応方式 Microsoft Pen Protocol (MPP) 2.0
レポートレート 266Hz
筆圧検知 4096
傾き検知 対応
カスタマイズ機能 2つのボタンに割当
バッテリー充電方法 USB-Cでの充電
(充電しながらの使用も可能)
バッテリー動作時間 最大30日間
バッテリー残量表示 LEDでの充電残量の確認が可能

 

試しにHP MPP アクティブペンで、ジバニャンを描いてみましたが、ジッタ―は発生するものの、他のペン対応ノートPCと同様の書き心地です。簡単なイラストなら十分描けると思います。

アクティブペンの使用イメージ

 

512GB SSDへのカスタマイズをおすすめ

HP Pavilion x360 14は、標準のストレージは、256GB SSDですが、カスタマイズで512GB SSDを選択することができます。512GB SSDへの変更が3,500円(税別)と非常に安いので、余裕をもって使いたいのであれば、512GB SSDへのカスタマイズをおすすめします。

512GB SSDが安い

 

Officeも比較的安く追加できる

HP Pavilion x360 14では、購入時のカスタマイズで、比較的安くMicrosoft Officeを追加することができます。通常、20,000~30,000円の価格ですが、50% OFFで購入できます。

Officeソフトを必要とする方は、追加することを忘れないようにしましょう。

Microsoft Officeも安い

 

比較的短納期で入手可能

現時点で、HP Pavilion x360 14は、正式受注後最短5営業日での納品が可能となっており、比較的早く入手することができます。メーカーや機種によっては、数週間~1か月待つ必要がありますが、そんなに待てないという方にもおすすめです。

なお、納品予定日は、注文するタイミングで異なります。一度ショッピングカートに入れると、カートの中身を確認する画面で納品予定日を確認することができます。

短納期で入手可能

 

ライバル機種の紹介

HP Pavilion x360 14のライバルとなりそうな機種を簡単に紹介します。

1機種目は、デルの13.3型液晶搭載のInspiron 13 5000 LTE (5391)です。LTEに対応しつつ非常に価格が安い製品です。こちらのほうが、本製品よりも質量が軽く、外へ持ち運ぶことが多いならおすすめです。また価格もやや安いです。

ただし、HP Pavilion x360 14のほうが画面がやや大きいため見やすいと思います。また、2 in 1 PCであることや、アクティブペンを使えることもメリットです。

Inspiron 13 5000 LTE (5391) [ライバル機種]

 

2機種目は、レノボのIdeaPad Flex 550 / 550i (14)です。こちらは、LTE搭載ではありませんが、デジタルペンまで付属したコンバーチブル型PCが5万円台からと、コスパが非常に高い機種です。処理性能が高いRyzenモデルもあります。LTEが必要でなければ、こちらのほうが安く購入できます。

IdeaPad Flex 550 / 550i (14) [ライバル機種]

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
動画鑑賞 スペックは十分です。映像の見やすさ、スピーカー音は普通だと思います。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域が狭いため、画像編集などにはあまり向いていません。
動画編集 外部グラフィックスを搭載しておらず、ディスプレイの色域も狭いため、動画編集向きではありません。ただ、軽めの動画編集ソフトで、簡単な編集をする分には出来ると思います。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

HP Pavilion x360 14-dw0000のディスプレイのチェックです。

視野角は広いのでまずまずの見やすさです。ただし色域は狭いので、クリエイティブ作業には適しません。最大輝度は、当サイトの計測では276cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.8%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線をすると、どの色も揃っているため、比較的自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはありません。

画面拡大

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。

画面への映り込み

輝度を下げるとフリッカーが確認できました。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP Pavilion x360 14-dw0000のキーボードのチェックです。

メーカー仕様表を確認すると、キーピッチ:約19×18.7mm、キーストローク:約1.5mmとなっており、標準的な数値だと思います。キートップはほぼフラットです。

キー配列は、一番右端に「pg up」などのキーがある点が特殊です。「backspace」キーがやや小さいため、隣のキーと押し間違えることがあります。「enter」キーは十分な大きさがあるので、それほど打ち間違いはありませんでした。

タッチパッドは大きくて指を動かしやすいですが、クリックボタンがやや固めです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

HP Pavilion x360 14-dw0000のパフォーマンスのチェックです。

CPU

Core i5-1035G1を搭載しており、標準的な性能です。Web閲覧、動画視聴、Officeの使用程度なら、問題なく使えると思います。

ただし、他のノートPCと比較して、ややベンチマークスコアは低めでした。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1035G1
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Ryzen 7 4800H 3944
Core i9-10980HK 3860
Core i7-10875H 3557
Ryzen 5 4600H 3260
Core i7-10750H 2965
Ryzen 7 4700U 2908
Core i7-10710U 2211
Ryzen 5 4500U 2180
Ryzen 3 4300U 1637
Core i7-1065G7 1484
Core i5-1035G1 1424
1175
Core i3-1005G1 948
Core i3-10110U 913
Pentium Gold 5405U 516
Celeron N4100 459
Core m3-8100Y 434
Celeron 4205U 304
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe SSDを搭載しており高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1500 ~ 3600
1741
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しているのは嬉しいです。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大275MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

そこまで速くはありませんでした。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 33分23秒
QSVでエンコード (※2) 2分50秒
NVENCでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 7 4800H 11分00秒
Core i9-10980HK 11分11秒
Core i7-10875H 11分54秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
Core i5-1035G1 33分23秒
Core i3-10110U 42分20秒
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
x265でエンコード時間中のCPUクロック
Core i5-1035G1

 

LTEの通信テスト

LTEモジュールと対応バンド

HP Pavilion x360 14-dw0000は、Fibocom L850-GL(インテルXMM 7360 LTE-A)を搭載していました。

LTEモジュール

 

対応しているLTEバンドは、下表のとおりです。国内の4キャリアの重要なバンドを網羅しており、通信エリアであれば、理論上はどのキャリアでも使用できます。

対応しているLTEバンド
特に重要なバンドは次の通り
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8
楽天モバイル回線の重要なバンド・・・バンド3、18(26)

 

LTE接続テスト

今回、UQ mobile(au回線)とOCNモバイルONE(ドコモ回線)のSIMカードで通信テストしてみました。どちらも、再起動時の再接続が速く、LTEからWi-Fiエリアへ入ったときの自動切換えも特に問題ありませんでした。

モダンスタンバイにも対応しているため、スリープから復帰した後もすぐにWeb閲覧ができます。

モダンスタンバイ対応

 

通信速度

自宅で計測したLTEの通信速度は以下の通りです。

まずUQモバイルのSIMで試しましたが、空いている時間帯も混雑している時間帯も、ダウンロードとアップロードの両方とも、速度の落ち込みが他のMVNOに比べると少なく安定して使えます。ノートパソコンで使うなら個人的にはおすすめのSIMです。

UQモバイル(au回線)
空いている時間帯(平日 14時00分ごろ)
混雑している時間帯(平日 12時30分ごろ)

 

次に、今回初めて、評判の高いOCNモバイルONE(ドコモ回線)を使ってみました。空いている時間はダウンロード速度が非常に速いです。混雑している時間帯もダウンロード速度は高速です。ただしアップロード速度は遅いです。一般的なユーザーは、Web閲覧やYouTubeを見ることがほとんどだと思うので快適に使えると思いますが、クラウドへファイルをアップロードするようなケースでは時間がかかるでしょう。

UQモバイルは、データ通信のみのプランの場合、高速データ通信が3GBまで使えるプランしかありませんが(低速500kbpsの無制限プランを除く)、OCNモバイルONEなら3GB~30GBまでのプランが用意されています。たくさんデータ通信する方なら、OCNモバイルONEのほうがいいでしょう。

OCNモバイルONE(ドコモ回線)
空いている時間帯(平日 14時00分ごろ)
混雑している時間帯(平日 12時30分ごろ)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

Thunderbolt 3には対応していませんが、PowerDeliveryおよびDisplay Portには対応しています。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
65W ZHOULX充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower充電器
18W cheero充電器
5V充電器 ※2 5V/2.4A ANKER充電器 ×
5V/2.4A AUKEY充電器 ×
モニター
※3
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBでの出力が出来ていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

HP Pavilion x360 14-dw0000の質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.65kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じです。モバイルノートという位置づけではないため、それほど軽くはありませんが、たまになら外出先へ持ち運んでもいいと思える質量です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.655kg
ACアダプター+電源ケーブル 278g

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP Pavilion x360 14-dw0000のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量を確認すると、43.3Whでした。普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、普通の駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大 11時間30分
(2) PCMark 10 Modern Office
(3) 動画再生時 6時間31分
(4) PCMark 8 Work 4時間05分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

HP ファストチャージ機能を搭載しており、45分で約50%まで充電することができます。

当サイトで計測した、電源をオンにしたままの状態での1時間あたりの充電容量は次の通りです。それほど速くはなかったです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
48%(約21Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。

静音性のチェック

HP Pavilion x360 14-dw0000の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音で、高い負荷がかかっても比較的低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

ここでは、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時の温度のみを掲載します。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

約70℃台で推移しており、問題ない温度です。

x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

全体的にやや低めの温度です。不快感なく使えると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

低電圧のプロセッサーであるため、消費電力は低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

CPU負荷が100%になるエンコード中のCPUの電力の推移は次のようになっています。ほぼ15W一定で動作しています。

x265でエンコード中のCPUの電力

 

外観のチェック

HP Pavilion x360 14は、天板および底面がナチュラルシルバー、キーボード面がブラックです。

オーソドックスなデザインなので、仕事でもプライベートでも違和感なく使用できそうです。

 

天板の画像は次の通りです。

 

スピーカーはキーボードの上の部分にあります。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

比較的薄いボディです。

 

側面のポート類です。最近減ってきた、フルサイズのSDカードリーダーも備えており、デジカメなどからの写真や動画の取り込みもしやすいです。

その他は、USB x2、USB-C、HDMIを備えています。なお、無線規格は、Wi-Fi 6に対応しています。

 

タブレット形状にすると、やや隙間があります。

 

パームレストはヘアライン加工が施されています。

 

ヒンジ部分は、光沢のある素材です。

 

底面です。ネジが1つしか見えずシンプルで美しいです。

 

底面カバーを外すには、ゴム足の下にある4本ネジを取る必要があり、やや面倒です。CPUファンは1つで背面からではなく、左側面から排気します。PC本体の左側にはあまり物を置かないようにしましょう。

 

メモリスロットは2つあります。底面カバーを空けられる方なら、自分で換装できると思います。

 

M.2 SSDも換装できると思います。

 

ACアダプターは45Wです。割と軽いですが薄型ではありません。電源ケーブルが太いのは残念です。

 

まとめ

HP Pavilion x360 14は、LTEを搭載した14型の2 in 1PCです。LTEを搭載した機種は10万円を超えるような機種が多い中、7万円台で購入できる非常にリーズナブルな機種です。

スペックは、Core i5、SSDを搭載し、快適に使用できるレベルです。ベンチマークスコアはやや低めでしたが、Web閲覧、動画視聴、Officeの使用といった一般的な用途には十分でしょう。

オプションですが、アクティブペンも使用でき、お絵かきなどを楽しむことも出来ます。

ただし、質量が少し重めなので、モバイルPCとしての使用にはあまり適していません。家にネットを引いていない方が、PCでもネットを使用したいという1人暮らしの社会人や学生に適していると思います。

LTEを搭載した2 in 1 PCが7万円台から!

HP Pavilion x360 14-dw0000

特徴

  • LTE搭載で、しかも安い!
  • ペンに対応しイラストも描ける

こんなあなたに

  • 家にネット回線を引いていない方
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