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HP 15s-du1000の特徴レビュー
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CPU | Core i3-10110U Core i5-10210U |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD / SSD+HDD |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD IPS |
質量 | 約1.7kg |
バッテリー | 最大約9.5時間 |
価格[税別] | 6万円台~ |
HP 15s-du1000は、目立って尖った部分はないものの、大きく欠けたところもなく、日常使いのPCとして申し分のない15型ノートPCです。
一般的な用途であれば、メインPCとしても十分快適に使用できるスペックを備えています。また、15型の割に約1.7kgと比較的軽量なので、宅内モバイルや時々外に持ち出す、といった使い方も可能です。
1台のPCをオールマイティに使いたいなら、HP 15s-du1000は一つの選択肢になると思います。
HP 15s-du1000の特徴
光学ドライブを削り、ダウンサイジング
HP 15s-du1000は、光学ドライブを省いたり、狭額ベゼル液晶を採用することで、軽量化とダウンサイジングが図られた15型のノートPCです。
最近では、光学ドライブの使用頻度が低くなっているため、15型ノートPCでも光学ドライブを搭載しないモデルが増えています。回転駆動部が減るので、持ち運ぶ時の衝撃で故障するリスクが低くなるというメリットもあります。
現時点(2019年9月30日)で販売中の既存モデルであるHP 15-da0000とサイズや質量を比較すると、全体的にコンパクトになり、軽量化されています。約1.7kgの質量は、モバイルPCのようにとはいきませんが、必要な時は十分持ち出せる質量です。
構成やサイズ感を考えると、ちょっとした移動を意識した使い勝手のいいメインノートPCとして適しています。
[本製品] HP 15s-du1000 |
[既存モデル] HP 15-da0000 |
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サイズ | [幅]358 [奥行]242 [高さ]22.0 |
[幅]377 [奥行]247 [高さ]25.0 |
質量 | 約1.7kg | 約2.0kg |
第10世代Coreプロセッサー搭載
HP 15s-du1000は、第10世代Coreプロセッサー(Comet Lake)を搭載しています。
CPUの性能を測るベンチマークのスコアは、機種や個体差がありますが、概ね下のグラフのような位置付けになると思われます。
Core i3-10110Uでも第7世代Core i7(U)を超える性能を示しており、快適に使用できる処理能力が期待できます。
より長く、快適につかうのであれば、Core i5搭載の方がいいでしょう。
※第10世代プロセッサーの値は、NOTEBOOK CHECKのサイトから引用しています
Core i5モデルにはSSD+HDDの構成も
HP 15s-du1000は、基本的なストレージ構成は256GB PCIe SSDですが、Core i5モデルでは128GB SATA SSD + 1TB HDDの大容量構成も選択できます。
据え置きのメインPCとして使用したい場合や、写真や動画などを保存する大容量のストレージが必要な場合は、デュアルストレージ構成を選択するといいでしょう。SSDで起動が早く、HDDで大容量という構成が可能です。
不便を感じないインターフェイス構成
HP 15s-du1000は、光学ドライブはないものの、インターフェイスは揃っており、日常使いで不便に感じることはほとんどないでしょう。
下の写真にあるように、LANポート、HDMI、USB Type-C 3.1、USB 3.1 x2、SDカードリーダーを備えています。
フルサイズのSDカードリーダーを備えているので、デジカメなどからの写真や動画の取り込みも簡単にできます。
IPS液晶搭載
HP 15s-du1000は、フルHDのIPS液晶を搭載しており、標準的な構成です。
IPS液晶なので視野角が広く、斜めから見ても鮮やかな画面を見ることができます。複数人で画面を一緒に見ても見やすいので、ファミリーユースにも適しています。
左右のベゼルはスリムになっており、液晶占有率は約81%と高く、見た感じもすっきりしています。
テンキー付きキーボード
HP 15s-du1000は、テンキー付きキーボードを備えています。
キーボードは、キーピッチが約18.7x18.7mmとなっており、標準的なサイズです。また、キーストロークは約1.5mmです。
写真で見る感じでは、テンキー部分のキーピッチはやや狭くなっているようです。
パームレストの右側には指紋センサーも搭載しており、Windowsへのログインに指紋認証を使用することができます。
シンプルなデザイン
HP 15s-du1000は、ビジネスにもパーソナルにも使用できる、オーソドックスなナチュラルシルバーのボディです。
HP 15s-du1000は、HPの中ではエントリークラスのノートPCですが、チープな感じはせず、背面から見てもシンプルで、長く使っても飽きが来ないデザインです。
ボディの素材は、専用窓口に尋ねたところ、プラスチックとのことです。
ライバル機種との比較
最後に、同じく第10世代Coreプロセッサーを搭載した、15型のライバル機種として、レノボのIdeapad S540(15)と、デルのInspiron 15 5000(5593)との比較を行います。
HP 15s-du1000は、この3機種の中では価格が高めで、バッテリー駆動時間も短いです。コスパ優先の方には適していません。質量が軽いので、15型で取り回しのしやすいPCを探している方にはおすすめです。また、レノボやデルよりも納期が短めなのもメリットとなります。
Ideapad S540(15)は、最強のライバルです。死角があまりなく、レノボというメーカーに抵抗がなければ、コスパは最強です。
Inspiron 15 3000(3593)は、第10世代CoreプロセッサーのIce Lakeを搭載し、グラフィックス性能が強化されています。
[本製品] HP 15s-du1000 |
レノボ Ideapad S540(15) |
デル Inspiron 15 5000 |
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画像 | |||
CPU | Core i5-10210U | Core i5-1035G1 | |
メモリ | 8GB | ||
ストレージ | 256GB SSD | 512GB SSD | |
液晶種類 | FHD IPS | ||
バッテリー | 最大約9.5時間 | 約17.3時間 | 42Wh |
質量 | 約1.7kg | 約1.8kg | 約1.9kg ※1 |
価格[税別] | 79,800円 | 61,560円 | 74,783円 |
※2 レノボの価格は税別価格に換算した価格です
まとめ
HP 15s-du1000は、15型ノートPCとしてはコンパクトで軽量なことが特徴的なPCです。
最新で実用的なCPUを搭載し、快適に長く使える構成となっています。エントリークラス~スタンダードのPCですが、液晶に広視野角のIPS液晶を搭載していることもポイントです。
一番適していると思うのは、宅内モバイルとして、いろいろな場所で自由に使えるメインPCという使い方です。外にも持ち出せない質量ではありませんが、バッテリー駆動時間がやや短めな点がネックになるかもしれません。
日常的に自由に使えるノートPCとして、長く使うことができる気がします。
長く使える鉄板構成の15型軽量ノートPC
HP 15s-du1000
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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約15年間にわたり、年間100機種以上、パソコンを細かくチェックしている筆者がおすすめするノートパソコン。