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HP OMEN by HP 17（17-an000）の実機レビュー（２）
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以下、HP OMEN by HP 17の静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
本機の動作音（静音性）のチェック結果です。なお、WISPER MODEなど、最大フレームレートを制限して動作音を抑えるような設定はオフの状態のままにしています。
ゲーミングノートPCとしては普通の動作音です。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
GPU温度は低めです。安心してゲームができるでしょう。CPU温度は普通です。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
表面温度は普通です。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
Optimus非対応の製品であるため、アイドル時や動画再生時でも外部GPUが有効になっており、消費電力は高めになります。ゲーム中も、高性能な外部GPUを搭載しているため、高めの消費電力です。
外観のチェック
外観のチェックです。
メーカーさんの話では、戦闘機から着想を得ているデザインとのことです。ブラックのボディに、レッドのアクセントを取り入れ、ゲーミングノートPCらしいカラーとなっています。
天板です。メタリックな赤いロゴとカーボンの様な模様がかっこいいです。
背面から見ると、排気口が噴射口に似ていて、今にもPC本体が飛び立ちそうな形状をしています。
電源ボタンも、他のパーツに合わせて赤色に光ります。
天板を閉じたときの画像です。
側面のポートです。USBポートに関しては、USB3.1 Gen1、USB Type-C 3.1 Gen2（Thunderbolt 3対応）が搭載されており、映像出力ポートについてはHDMI 2.0、MiniDisplayPortが搭載されています。
LANについては、ゲームに関連するトラフィックは有線LANを、それ以外は無線LANを使うようにすることが可能です。
ただし、光学ドライブは搭載していません。
液晶が開く最大の角度です。
底面です。ゴム足もしっかりしています。
底面の正面側にスピーカーが配置されています。ウーファーが無いため低音の迫力に欠けますが、ノートPCとして音質は比較的良いです。HP OMEN by HP 15-ce000のスピーカーと変わりありません。
底面カバーを開けたときの画像です。冷却ファンは２基搭載されており、CPUとGPUの両方につながっています。これによりCPUまたはGPUの片方のみに負荷がかかっている場合でも、2基のファンで強力に冷やすことが可能です。またヒートパイプの面積も広く、本数も多めです。
メモリスロットは2つです。
2.5インチ HDDです。
今回搭載されていたM.2 SSDです。
ACアダプターは大きいですが薄型です。
ACアダプターの詳細は以下の通りです。
まとめ
以上が、HP OMEN by HP 17のレビューです。
120Hz駆動およびG-SYNCに対応したゲーミングノートパソコンです。通常のノートPCよりも、ヌルヌル、キビキビとした動きで、かつティアリングやカク付きが低減された安定した映像で、ゲームをすることができます。
GeForce GTX 1060とGTX 1070のモデルがありますが、120Hz液晶を活かすには、性能の高いGTX 1070をおすすめします。
ヒートパイプの面積が広く、本数も比較的多いため、グラフィックスはよく冷却されており、GPU温度は低めでした。安心して長時間、ゲームをプレイできるでしょう。
（気にならない方が多いと思いますが）液晶のギラツキがややあります。ただ、文字を読むときは筆者はやや気になりましたが、ゲームをするときはほとんど気にならなかったです。
また、大きなボディの割には光学ドライブを搭載していないため、ご注意下さい。
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
