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HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Editionの実機レビュー

更新日:2015年6月17日

軽量・薄型・コンパクト

HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Editionは、軽量・薄型・コンパクトな12.5型モバイルノートパソコンです。

重量は約1.0kg、高さは15.7mm。12.5型液晶搭載サイズのボディです。

液晶はQHD(2560x1440)の非光沢液晶となっています。

ボディには、マグネシウムリチウム合金やカーボン・ファイバーが使われており、頑丈で、高級感があります。

※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Editionの基本スペック

HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Editionの主な仕様は次の通りです。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年6月17日時点の情報です。なお、「Special Edition」が付かない通常モデルとは仕様が異なりますのでご注意ください。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
インテル Core M プロセッサーを選択可能です。本機はCore M-5Y51です。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 5300(CPU内蔵)です。
液晶ディスプレイ
12.5型ワイド液晶です。QHD(2560x1440)非光沢です。
メモリ
オンボードの8GBです。
 
ストレージ
256GB M.2 SSDです。
 
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは非搭載です。
 
バッテリー駆動時間
最大約7.6時間(JEITA2.0)です。
 
その他
薄さ15.7mm、重量約1.0kgです。
 

特徴1 - 軽量・薄型・小型で持ち運びやすい

HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Editionは、軽くて、薄く、小さいボディで、持ち運びしやすいPCです。

重量は、メーカー公表値で約1.0kg、実測値で1.048kgです。


重量の実測値

 

高さは、メーカー公表値で15.7mm、ゴム足を含めた実測値では約17.8mmです。


高さの実測値

 

ボディサイズは、12.5型クラス(12.5型液晶を搭載したPCの一般的なボディサイズ)です。最近は13.3型クラスのボディが主流ですので、それよりも一回り小さいボディになっています。


小型のボディで持ち運びやすい

特徴2 - QHD液晶を搭載

本製品は、QHD(2560x1440)の非光沢液晶を搭載しています。解像度が高いため、画像などを綺麗に表示できます。

ただし、このような高精細液晶はメリットもあればデメリットもあります。詳細は、「高DPI液晶搭載PCのメリット・デメリット」をご覧ください。


QHD液晶を搭載

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、明部がやや上げ調整となっていますが、1:1の直線に近く、比較的自然な発色です。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はノートパソコンとしては広いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画面の表面の拡大画像です。画素やノングレアの処理面は特に問題ないですが、画素から少しピントをずらしたときに、画素がキラキラしたような感じに見えます。このためか、ややギラつきを感じます。


 

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは軽減されています。

画面への映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは約18.7×18.7mm、キーストロークは約1.5~1.7mmと仕様表に書かれています。十分な数値だと思います。キートップはほぼフラットですが滑りにくい素材です。押すときに適度な抵抗があり、底も柔らかく、打ち心地は悪くないです。普通に打てるキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。


タッチパッド

 

タッチパッドのクリック方法は、少し変わった仕組みになっています。独立したクリックボタンは無く、タッチパッドの下を押しても、物理的にタッチパッドが下がってクリックされるわけではありません(押すと少しは下がります)。

ForcePadという機能を使っており、指の圧力でクリックを感知します。タッチパッドを少し強めに押すことでクリックと認識されます。クリックと認識されると"カチッ"と音が鳴るため、本当にクリックボタンを押しているような感覚になります。タッチパッドの右下を強く押すと、ちゃんと右クリックとして認識されます。ドラッグ&ドロップも出来ます。

独立したクリックボタンと比べると、少し操作しにくいですが、かなり近い感覚で操作できます。また、筆者だけかもしれませんが、少し操作が楽しいです。ただし、スピーカーを消音にすると、"カチッ"という音が聞こえなくなるため、操作性が少し下がります。


ForcePadの説明の動画(英語。HP Desktop and Mobile Device Helpより)


クリックと認識される"しきい値"は変更可能

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUにCore Mを搭載しています。UシリーズのCore i プロセッサーより処理性能は落ちますが、仕事用途であれば十分な性能でしょう。その他のスペックは、一般的なモバイルノートパソコンと変わりありません。

Core M-5Y51、8GB メモリ、256GB SSDでのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core M-5Y51
x264でエンコード 53分27秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 12分29秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ストレージのベンチマーク

CrystalDiskMark がバージョンアップし、計測項目が変わったため、しばらくは2つのバージョンの結果を掲載します。

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

フリーソフトでバッテリー容量を確認すると、35,097mWhでした。それほど大きな容量ではありません。

メーカー仕様表に書かれているバッテリー駆動時間を確認すると、JEITA2.0測定法で約7.6時間とあります。

当サイトで実測した結果は、下表の通りです。最新の他のモバイルノートパソコンと比較すると、"やや短め~普通"の駆動時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 今回は未計測
PCMark 8 Home のバッテリーライフテスト ※2 4時間37分
PCMark 8 Work のバッテリーライフテスト ※3 4時間44分
※画面輝度は約120cd/m2で計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

カードスロットは、”Micro SD”カードスロットとなっています。通常サイズのSDカードは挿入できませんので、ご注意ください。カード挿入後の出っ張りはありません。


SDカード挿入後の画像

 

リード&ライト速度は速いです。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)

 

 

 

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